JP4913574B2 - 固形燃料の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
(1)循環油の流動性が低下するので、循環油を搬送するための配管が閉塞する。
(2)循環油を用いて調製される原料スラリー中の微粉炭濃度が上昇するので、原料スラリーが予熱工程および蒸発工程で加熱され難くなる。
多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合工程;
該原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発工程;
該脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離工程;および
固液分離工程で分離回収された混合油を混合工程へ戻す循環工程
を含んでいる固形燃料の製造方法であり、
以下に示す少なくとも1つの段階で、水を添加する水添加工程を含むことを特徴とする固形燃料の製造方法;
(A)蒸発工程後、固液分離工程前;
(B)固液分離工程;
(C)循環工程
に関する。
多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合手段;
該原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発手段;および
該脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離手段;
固液分離手段で分離回収された混合油を混合手段へ戻す循環手段
を含んでいる固形燃料の製造装置であり、
(A)蒸発手段と固液分離手段との間;
(B)固液分離手段の中;
(C)循環手段の中
の少なくとも一カ所に、水を添加する水添加手段を含むことを特徴とする固形燃料の製造装置に関する。
多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合工程;
該原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発工程;
該脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離工程;および
固液分離工程で分離回収された混合油を混合工程へ戻す循環工程
を経て製造される。
(A)蒸発工程後、固液分離工程前;
(B)固液分離工程;
(C)循環工程。
(A)蒸発工程後、固液分離工程前に、脱水スラリーに水を添加する;
(B)固液分離工程において固液分離操作を2回以上行うとき、最終の固液分離操作に先立つ固液分離操作で分離された混合油に水を添加する;および
(C)少なくとも固液分離工程で分離・回収された混合油を循環油として混合工程で再利用するとき、循環油に水を添加する。
混合工程では、多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る(図1の混合工程)。
予熱条件は特に制限されない。
加熱時間は、一連の工程が通常は連続運転により実施されるため一概に規定できるものではなく、多孔質炭の脱水と細孔内への混合油の含浸とを達成できればよい。
分離方法は種々の方法を用いることができ、例えば、遠心分離法、沈降法、濾過法、圧搾法等が使用可能である。これらの方法を組み合わせて使用することもできる。分離効率の観点から、遠心分離法を使用することが好ましい。
固液分離により回収された混合油は、原料スラリー形成の為の媒体(循環油)として循環使用している(循環工程)。
多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合槽2;
原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発器4;および
脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離器5;
を含んでなり、
少なくとも1つの水添加装置を備えたことを特徴とするものである。
(A)多孔質炭の流れ方向において蒸発器4の下流側であって、固液分離器5の上流側で、脱水スラリーに水を添加する装置21;
(B)固液分離器5において固液分離操作を2回以上行うとき、最終の固液分離操作に先立つ固液分離操作で分離された混合油に水を添加する装置31;および
(C)少なくとも固液分離器5で分離・回収された混合油を循環油として混合槽2に搬送して再利用するとき、当該循環油(CO)に水を添加する装置41。
乾燥機6で利用されたキャリアガス(CG)は、図5においてと同様に、集塵装置54およびガス冷却器55で同伴する微粉炭を取り除かれ、再利用されるようになっている。キャリアガス(CG)中の蒸発油分はガス冷却器55で凝縮されて、原料スラリー調製の為の媒体(循環油(CO))として循環使用されるようになっている。
サマランガウ炭で試験した際のプラントの循環油を採取し、これをろ過して得られた濾残を原料として使用した。40%の石炭を含む濾残1gに灯油4gを混合し、8%の石炭濃度の原料スラリーを調製した。原料スラリーに対して、表1に示した所定量の水を添加・混合し、80℃に加熱した後、粒子径が10μmを越える粒子の含有割合を測定した。水の添加量と粒子径が10μmを越える粒子の含有割合との関係を以下に示した。水の添加量は乾燥石炭に対する割合で示した。
実施例1
水添加装置として水添加装置31のみを使用し、かつ固液分離器5として図3に示した2つの遠心分離機5a,5bを用いたこと、および予熱器を有さないこと以外、図6と同様の装置を連続運転した。
Claims (2)
- 多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合工程;
該原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発工程;
該脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離工程;および
固液分離工程で分離回収された混合油を混合工程へ戻す循環工程
を含んでいる固形燃料の製造方法であり、
以下に示す少なくとも1つの段階で、水を添加する水添加工程を含み、循環工程の段階で水添加工程を含む場合、水が添加された混合油から固体分と液体分とを分離する固液分離工程をさらに含み、該液体分を混合工程へ戻すことを特徴とする固形燃料の製造方法;
(A)蒸発工程後、固液分離工程前;
(B)固液分離工程;
(C)循環工程。 - 多孔質炭を、重質油分および溶媒油分を含む混合油と混合して原料スラリーを得る混合手段;
該原料スラリーを加熱して多孔質炭の脱水を進めると共に、多孔質炭の細孔内に混合油を含浸せしめ、脱水スラリーを得る蒸発手段;および
該脱水スラリーから改質多孔質炭と混合油とを分離する固液分離手段;
固液分離手段で分離回収された混合油を混合手段へ戻す循環手段
を含んでいる固形燃料の製造装置であり、
(A)蒸発手段と固液分離手段との間;
(B)固液分離手段の中;
(C)循環手段の中
の少なくとも一カ所に、水を添加する水添加手段を含み、循環手段の中に水添加手段を含む場合、水が添加された混合油から固体分と液体分とを分離する固液分離手段をさらに含み、該液体分を混合手段へ戻すことを特徴とする固形燃料の製造装置。
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