JPS6212954B2 - - Google Patents

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JPS6212954B2
JPS6212954B2 JP58027188A JP2718883A JPS6212954B2 JP S6212954 B2 JPS6212954 B2 JP S6212954B2 JP 58027188 A JP58027188 A JP 58027188A JP 2718883 A JP2718883 A JP 2718883A JP S6212954 B2 JPS6212954 B2 JP S6212954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coal
solvent
slurry
water
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58027188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59152996A (ja
Inventor
Jintaro Suzuki
Hironori Ozaki
Ken Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2718883A priority Critical patent/JPS59152996A/ja
Publication of JPS59152996A publication Critical patent/JPS59152996A/ja
Publication of JPS6212954B2 publication Critical patent/JPS6212954B2/ja
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、石炭液化における石炭・溶剤スラリ
ーの製造方法、詳しくは瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭
などの石炭を乾燥、粉砕することなく加熱された
溶剤とともに湿式ボールミルなどの湿式粉砕機に
供給して適正温度および適正粘度を有する石炭・
溶剤スラリーを製造するに際し、湿式粉砕機内で
発生する溶剤蒸気を効率よく回収することができ
る経済的な石炭・溶剤スラリーの製造方法に関す
るものである。 近年、石炭を有効利用するために石炭の液化の
技術開発が進められている。石炭を液化する場
合、一般的にはその前処理として石炭・溶剤スラ
リーを調製しなければならない。石炭・溶剤スラ
リーを調製する方法としては、乾式法および湿式
法の2つがある。乾式法は、水分を含む石炭を予
め乾燥、粉砕した後、溶剤を加えて撹拌混合して
石炭・溶剤スラリーを調製するものである。湿式
法は、水分を含む石炭と加熱した溶剤とを湿式粉
砕機に供給し、石炭の粉砕、石炭と溶剤との混合
および石炭の脱水を行なつて所定の温度を有する
石炭・溶剤スラリーを調製するものである。 この場合、乾式法では、石炭の乾燥は高温ガス
を使用するので、酸化や着火などの危険性が高
く、かつ乾燥、粉砕した石炭の貯蔵に際して温度
上昇、自然発火のおそれがあり、また乾燥した石
炭と溶剤とを撹拌混合する際には、石炭粒度が微
細であるために溶剤上に浮上したりして溶剤中に
均一に分散させることが難しく、さらに撹拌混合
して所定の石炭・溶剤スラリーを調製する操作が
回分操作となり、連続操作では困難であり、かつ
撹拌混合に際して乾燥、粉砕した石炭を供給する
ときに発じんするなどの欠点がある。これに対し
て、湿式法は、連続的な石炭粉砕、石炭と溶剤と
の均一混合を完全に行なうことができる。このよ
うに湿式法は、石炭・溶剤スラリーの調製法とし
て優れているが、従来のシステムにおいては、ス
ラリー調製時の湿式粉砕機内における溶剤の蒸発
を考慮しておらず、技術的かつ経済的に問題があ
る。 石炭液化に使用される通常の溶剤は、一例とし
て第1図に示すような蒸発特性を有し、100℃以
上の温度で蒸発が顕著になり、200℃では約50%
が蒸発するようになる。溶剤のこの蒸発をできる
だけ少なくすれば、スラリー調製上、問題は少な
くなるが、溶剤が重質化して取扱いがはなはだ困
難となり、その利用上、致命的な欠点となる。す
なわち、第1図の蒸発特性を示す性状の溶剤は、
取扱い上、やむを得ないものといえる。 本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、水
分を含む石炭と加熱した溶剤とを湿式粉砕機に供
給し、石炭の粉砕、石炭と溶剤との混合および石
炭の脱水を行なつて100〜200℃の石炭・溶剤スラ
リーを製造するに際し、湿式粉砕機から発生する
溶剤蒸気、水蒸気および無機ガスを凝縮器に導入
して凝縮させて液状溶剤および凝縮水からなるド
レーンとして分離するとともに、無機ガスおよび
一部の水蒸気を排ガスとして排気し、さらに前記
ドレーンを水・溶剤分離器に導入して溶剤を回収
することにより、上記の第1図に示すような性状
の溶剤を用いても、経済的に石炭・溶剤スラリー
を製造することができる方法を提供しようとする
ものである。 以下、本発明の構成を図面に基づいて説明す
る。第2図は本発明の石炭・溶剤スラリーの製造
方法の概略フローを示したものである。粗破砕さ
れた瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭などの石炭は乾燥、
粉砕されることなくそのまま石炭搬送装置1によ
り湿式ボールミルなどの湿式粉砕機2に供給され
るとともに、加熱された溶剤および必要に応じて
触媒が湿式粉砕機2に供給され、湿式粉砕機2内
で石炭の粉砕、石炭と溶剤との混合および石炭の
脱水が行なわれて所定の温度を有する石炭・溶剤
スラリーが製造される。この場合、石炭の粉砕粒
度が200メツシユ以下重量割合約50〜95%、石
炭・溶剤スラリーの水分約10%以下、石炭・溶剤
スラリーの温度約100〜250℃、好ましくは100〜
200℃となるような運転条件が適宜選択される。 触媒は液化プロセスにより異なるが、赤泥のご
とき酸化鉄系の低コスト触媒を添加する場合に
は、フローに示すように行なうのが良い。添加量
は一般に3%程度とされている。 湿式粉砕機2内で蒸発する溶剤は、水蒸気およ
び無機ガス(CO2、H2、CO、O2、N2など)とと
もに湿式粉砕機2から排気され、蒸発溶剤と水蒸
気は凝縮器3で凝縮され、水とともにドレーンと
して分離され、無機ガスおよび一部の水蒸気は排
ガス排出塔4から大気へ放散される。従来のシス
テムにおいては、ドレーンはそのまま捨てられて
いたが、本発明の方法では、水・溶剤分離器5に
より溶剤(油)と水とに分離し、分離された溶剤
(油)はそのまま液化製品とすることができる。
一方、スラリーコレクトタンク6から流出する石
炭・溶剤スラリーは、液化原料スラリーとして液
化反応塔へ供給される。 第3図は本発明の石炭・溶剤スラリーの製造方
法の他の例の概略フローを示している。本例の方
法は、湿式粉砕機2から発生する溶剤蒸気、水蒸
気および無機ガスを熱交換・凝縮器7に導入し空
気などの気体と熱交換して凝縮させて液状溶剤お
よび凝縮水からなるドレーンとして分離し、熱交
換・凝縮器7で加熱された乾燥ガスにより原料石
炭を脱水することにより、より経済的に石炭・溶
剤スラリーを製造し得るように構成したものであ
る。他の構成は第2図の場合と同様である。 つぎに本発明の実施例について説明する。 実施例 第2図に示す装置を用いて実験を行なつた。原
料石炭として第1表に示す組成のヤルーン一次脱
水褐炭を使用した。
【表】 また溶剤として第2表に示す性状のクレオソー
ト油を使用した。
【表】
【表】 石炭20Kg/Hr、溶剤80Kg/Hrを湿式ボールミ
ルに供給し、スラリー調製温度を70〜150℃に変
化させたときのドレーン回収液量を測定した。結
果は第4図に示す如くであつた。なお実線の曲線
はトータルドレーン量を、一点鎖線の曲線は油分
量を、破線の曲線は水分量を示している。第4図
に示すように、スラリー調製温度の上昇ととも
に、ドレーン回収液中の油分が増加しているのが
明瞭に認められる。 以上説明したように、本発明の方法によれば、
従来ドレーンとして廃棄していた蒸発溶剤を効率
よく回収することができるのできわめて経済的で
あり、また凝縮器の代りに熱交換・凝縮器を用い
る場合は、その乾燥ガスにより原料石炭を脱水す
ることができるので、一層経済的であるなどの効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は石炭液化に使用される通常の溶剤の温
度と蒸発減量との関係を示す曲線図、第2図は本
発明の方法を実施する装置の一例を示すフローシ
ート、第3図は他の例を示すフローシート、第4
図は本発明の実施例における測定例を示すもの
で、スラリー調製温度とドレーン回収液量との関
係を示す曲線図である。 1…石炭搬送装置、2…湿式粉砕機、3…凝縮
器、4…排ガス排出塔、5…水・溶剤分離器、6
…スラリーコレクトタンク、7…熱交換・凝縮
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水分を含む石炭と加熱した溶剤とを湿式粉砕
    機に供給し、石炭の粉砕、石炭と溶剤との混合お
    よび石炭の脱水を行つて100〜200℃の石炭・溶剤
    スラリーを製造するに際し、湿式粉砕機から発生
    する溶剤蒸気、水蒸気および無機ガスを凝縮器に
    導入して凝縮させて液状溶剤および凝縮水からな
    るドレーンとして分離するとともに、無機ガスお
    よび一部の水蒸気を排ガスとして排気し、さらに
    前記ドレーンを水・溶剤分離器に導入して溶剤を
    回収することを特徴とする石炭・溶剤スラリーの
    製造方法。 2 水分を含む石炭と加熱した溶剤とを湿式粉砕
    機に供給し、石炭の粉砕、石炭と溶剤との混合お
    よび石炭の脱水を行つて100〜200℃の石炭・溶剤
    スラリーを製造するに際し、湿式粉砕機から発生
    する溶剤蒸気、水蒸気および無機ガスを熱交換・
    凝縮器に導入し気体と熱交換して凝縮させて液状
    溶剤および凝縮水からなるドレーンとして分離す
    るとともに、無機ガスおよび一部の水蒸気を排ガ
    スとして排気し、熱交換・凝縮器で加熱された乾
    燥ガスにより原料石炭を脱水し、さらに前記ドレ
    ーンを水・溶剤分離器に導入して溶剤を回収する
    ことを特徴とする石炭・溶剤スラリーの製造方
    法。
JP2718883A 1983-02-21 1983-02-21 石炭・溶剤スラリ−の製造方法 Granted JPS59152996A (ja)

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JPS59152996A JPS59152996A (ja) 1984-08-31
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KR101142295B1 (ko) * 2011-08-24 2012-05-07 재원산업 주식회사 콜 타르 슬러지의 정제방법 및 콜 타르 슬러지

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5959791A (ja) * 1982-09-30 1984-04-05 Mitsui Sekitan Ekika Kk 褐炭−油混合燃料の製造法

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