JPS588414B2 - 光に安定な非発泡ポリウレタンのワン−ショット製造方法 - Google Patents

光に安定な非発泡ポリウレタンのワン−ショット製造方法

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JPS588414B2
JPS588414B2 JP49108276A JP10827674A JPS588414B2 JP S588414 B2 JPS588414 B2 JP S588414B2 JP 49108276 A JP49108276 A JP 49108276A JP 10827674 A JP10827674 A JP 10827674A JP S588414 B2 JPS588414 B2 JP S588414B2
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aliphatic
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thermoplastic
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/721Two or more polyisocyanates not provided for in one single group C08G18/73 - C08G18/80
    • C08G18/724Combination of aromatic polyisocyanates with (cyclo)aliphatic polyisocyanates

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワンーショット(one−shot)熱可塑性
ポリウレタン組成物及びその製造方法に関する。
普通のポリウレタン組成物(ポリオールーポリイソシア
ナート反応生成物)は不幸にも必ずしも良好な光安定性
を有しておらず、光にさらされるとき往々にして変色す
る。
芳香族インシアナートに基づくポリウレタンは普通特に
光安定性が乏しい。
一方、脂肪族インシアナートに基づくポリウレタンは普
通露光による変色に対して良好な抵抗性を示す。
しかしながら、ポリウレタンが脂肪族インシアナートに
基づくのは常に好適で、望ましいものであって、又経済
的である訳ではなく、往往にしてその引張り強度、溶解
性又は加工性に欠点がある。
フィッシャー(Fischer)のアメリカ合衆国特許
第3,554,962号明細書(1971年1月12日
特許)には芳香族ジイソシアナートから製造したポリウ
レタンプレポリマーと脂肪族ジイソシアナート、4,4
−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアナート)から
製造したポリウレタンプレポリマーの混合物に基づく光
に安定なポリウレタン組成物が開示されているが、これ
らの混合されたプレポリマーはフエードーオーメーター
の経時試験で良好な色保持性を示す。
本発明は二種の別個の重合体を製造することは必要でな
い、という予期されない発見に基づくものである。
この本発明においては、ポリウレタンをワンーショット
熱可塑性物質の形態で製造する際に芳香族イソシアナー
トと脂肪族インシアナートを混合して用いることによっ
て単一のポリウレタンに驚くべき相乗効果が得られる。
カミツレリ(Camilleri)らのアメリカ合衆国
特許第3,706,710号明細書(1972年12月
19日特許)にはまずポリオールを芳香族ポリイソシア
ナートと反応させ、次に脂肪族ポリイソシアナートで反
応を完結させることによって製造したポリウレタンプレ
ポリマーが開示されている。
この特許は特に芳香族ポリイソシアナートと脂肪族ポリ
イソシアナートの混合物を用いることは耐変色性ポリウ
レタンの被覆用組成物を製造するのにポリイソシアナー
トの遂次反応ほど効果がない、と述べている。
本発明はこの教示に正反対の、ワンーショット熱可塑性
系で進めることによって顕著な光安定性を得ることがで
きることの発見に基づくものである。
本発明の一態様はマクロポリオール、低分子量ポリオー
ルの連鎖延長剤及び脂肪族ポリイソシアナートと芳香族
ポリイソシアナートの混合物を用いる新規なワンーショ
ットポリウレタンの熱可塑性物質の製造に関する。
以下においてはこのポリウレタンを脂肪族一芳香族ポリ
ウレタンと称する。
これらの新規な生成物は芳香族ポリイソシアナートに基
づくポリウレタン熱可塑性物質(以下、芳香族ポリウレ
タンと称する)と脂肪族ポリイソシアナートに基づくポ
リウレタン熱可塑性物質(以下、脂肪族ポリウレタンと
称する)の、本発明の脂肪族一芳香族系と同じ割合でポ
リイソシアナート成分を含む機械的混合物より相当良好
な光安定性を示す。
脂肪族一芳香族ポリウレタンの光安定性は脂肪族ポリウ
レタンと芳香族ポリウレタンの間にあるけれども、それ
は脂肪族ポリウレタンにずっと近い挙動を示し、従って
相乗効果は明白である。
本発明の脂肪族一芳香族ポリウレタンは織物の塗布用に
、又光安定性が望まれる他の被覆剤の用途に有用である
従って、本発明は典型的には三種の成分、すなわち(1
)マクロポリオール(しはしはマクログリコールと称さ
れる)、(2)低分子量ポリオールの連鎖延長剤及び(
3)芳香族ポリイソシアナートと脂肪族ポリイソシアナ
ート(普通は芳香族及び脂肪族のジイソシアナート)の
混合物を使用してのワンーショット法による脂肪族一芳
香族ポリウレタン熱可塑性物質の製造法に関する。
この方法は典型的にはマクログリコールと連鎖延長剤を
合せる工程及び水分を除く工程、例えばこの混合物を1
00℃で1時間減圧下でストリツビングすることによっ
て水分を除く工程を含む。
この混合物に適当な触媒の存在下、激しくかき混ぜなが
らポリイソシアナート混合物を添加する。
温度は典形的には25〜200℃の範囲内に保たれる。
数分のかき混ぜ後、生成物を型に注入し、そして反応を
実質的に完結するまで進めて本発明の熱可塑性組成物を
得る。
芳香族イソシアナートとポリオールの反応速度が脂肪族
イソシアナートの反応速度より極めて太きいという事実
からすれば、本発明の方法で非常に有用な均一な生成物
ができるということは全く驚くべきことであり、又予期
されないことである。
「ワンーショット熱可塑性ポリウレタン」という表現は
本発明では普通の意味で用いられており、各成分を合せ
て一つの反応混合物にすることによって製造された、可
溶、可融で且つ熱可塑性物質に普通に用いられる、硬化
剤又は架橋剤の添加、あるいは昇温下での硬化サイクル
を必要としない方法によって成形してその物理的性質を
発現させ得るポリウレタンを意味している。
従って、このポリウレタンは速やかに且つ経済的に成形
することができ、又スクラップは再循環することができ
る。
このポリウレタンはプレポリマーの型のポリウレタンと
対比されるものである。
このプレポリマーの型のポリウレタンは未反応のインシ
アナート基を含み、従って所望の物理的性質を発現させ
るためには硬化剤又は架橋剤の添加を必要とし、又成形
操作に硬化サイクルが含まれる。
本発明で使用されるマクロポリオール(マクログリコー
ルであってもよい)は熱可塑性ポリウレタンを製造する
のに適当な普通のいかなるマクロポリオールでもよく、
ポリエーテル型であろうと、又ポリエステル型であろう
と(それらの組合せを含む)、その型には関係がない。
このマクロポリオールは普通100〜3000、好まし
くは500〜2000の範囲の当量重量を有している。
このマクロポリオールはしばしば20〜600、好まし
くは30〜120(特に、織物を被覆するのに有用なポ
リウレタンについて好ましい)の水酸基価を有している
当業者に周知の、ポリエーテル型のマクロポリオールに
はポリ(オキシアルキレン)グリコール類〔例えば、ポ
リ(オキシエチレン)グリコール、ポリ(オキシプロピ
レン)グリコール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリ
コールなと〕、及び官能性が3より大きいポリエーテル
ポリオール類〔例えば、ポリ(ペンタエリスリット類の
オキシプロピレン付加生成物)、ポリ(ソルビトールの
オキシプロピレン付加生成物)〕を含めてトリオール類
〔例えば、ポリ(オキシプロピレン)トリオール〕のよ
うな高級ポリエーテルポリオールがある。
そのようなポリエーテルポリオールを挙げると、次のと
おりである。
ポリ(オキシプロピレン)ーポリ(オキシエチレン)グ
リコール、トリメチロールプロパンのポリ(オキシプロ
ピレン)付加生成物、トリメチロールプロパンのポリ(
オキシプロピレン)一ポリ(オキシエチレン)付加生成
物、1,2,6−ヘキサントリオールのホリ(オキシプ
ロピレン)付加生成物、エチレンジアミンのポリ(オキ
シプロピレン)一ポリ(オキシエチレン)付加生成物、
エタノールアミンのポリ(オキシプロピレン)付加生成
物及びグリセリンのポリ(オキシプロピレン)付加生成
物。
ポリエステル型のマクロポリオール類もこの技術分野で
は同様に周知であって、こシで詳細に説明する必要はな
いだろう。
これにはグリコール〔例えば、エチレン及び(又は)プ
ロピレングリコール〕と飽和ジカルボン酸(例えば、ア
ジピン酸)から製造した連鎖延長されたポリエステル類
が含まれることは理解されるだろう。
次の限定されないが、ポリ(エチレンアジペート)グリ
コール、ポリ(プロピレンアジペート)グリコール、ポ
リ(プチレンアジペート)グリコール、ポリ(カブロラ
クトン)グリコール、ポリ(エチレンアジペートーフタ
レート)グリコール、ポリ(ネオペンチルセバケート)
グリコールなどを挙げることができる。
少量の、トリメチロールプロパン又はトリメチロールエ
タンのようなトリーアルコール類をポリエステルの製造
に含有させてもよい。
適当なポリエステルポリオールに以下に述べられる連鎖
延長剤に属する化合物のいずれかとアジピン酸、こはく
酸、グルタル酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレニッ
クアシッド(malenic acid)マレイン酸、
フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テ
トラク山レフタル酸及びクロレンデイツク酸のようなジ
カルボン酸類と反応させることによって得られるものが
ある。
これらの酸の酸無水物及び酸クロリドも用いることがで
きる。
本発明で使用されるポリイソシアナートに関し、「脂肪
族ポリイソシアナート」とは開鎖ポリイソシアナート、
脂環式ポリイソシアナート及びアラリファテイツクポリ
イソシアナートであることを意味している。
使用し得る脂肪族ポリイソシアナートの例はテトラメチ
レン−1,4−ジイソシアナート、ヘキサメチレン−1
,6−ジイソシアナート、1−メチル−2,4一及び1
−メチル−2,6−ジイソシアナートシク口ヘキサン及
びそれらの混合物、p−キシリレンジイソシアナート及
びm−キシリレンジイソシアナート(XD■)及びその
混合物、4,4′−ジイソシアナートージシク口へキシ
ルーメタン、インホロンジイソシアナート、2,2,4
一及び2,4,4−トリメチルへキサメチレンジイソシ
アナート又はポリウレタンの技術分野で普通に使用され
る任意の他の脂肪族ポリイソシアナートである。
同様に、本発明の組成物の芳香族ポリイソシアナート成
分としては、ポリウレタンの製造において普通に使用さ
れる任意の芳香族ポリイソシアナートが用い得る。
これには、限定するものでないが、2,4−トルエンジ
イソシアナート及び2,6一トルエンジイソシアナート
、及びその混合物(TDI)、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアナート(MDI)、p−フェニレンジイ
ソシアナート、2,4,6−トリレントリイソシアナー
ト、4,4’,4“一トリフエニルメタントリイソシア
ナート、2,2−ビス(p−イソシアナートーフエニル
)一フロパン、並びに同様のポリイソシアナートのよう
な芳香族ポリイソシアナートがある。
すでに示したように、連鎖延長剤も又熱可塑性ホリウレ
タンの製造に使用される。
この目的に普通に使用されるいかなる連鎖延長剤も本発
明で使用し得る。
かくして、適当な連鎖延長剤には、i,4−ブタンジオ
ール、ヒドロキノンビス(2一ヒドロキシエチル)エー
テル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、シフロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、2−メチル
ー2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、■,5−ペンタンジオー
ル、チオジグリコール、■,3−プロパンジオール、1
,3−ブタンジオール、2,3一ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,2−ジメチル−1,2−シク
ロペンクンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール
、1,2一ジメチル−1,2−シクロヘキサンジオール
、グリセロール、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールエタン、1,2.4−ブタントリオール、1,2,
6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリット、ジペン
タエリトリット、トリペンタエリトリット、アンヒドロ
アネアへプチトール、マンニトール、ソルビトール、メ
チルグルコシド及び同様の化合物によって表わされる低
分子量のポリオール(前記マクロポリオールとは区別さ
れる)、特にジオール又はトリオールがある。
この熱可塑性ポリウレタンを製造する際には、ポリオー
ル類とポリイソシアナート類0.9571〜1.15/
1、好ましくは1/1〜1.1/1の範囲の全NOO/
OHを与えるような割合で用いられる。
芳香族インシアアート対脂肪族インシアナートの当量比
は10/90〜90/10、好ましくは25/75〜9
0/10、そして最も好ましくは40/60〜75/2
5の範囲である。
連鎖延長剤対マクロポリオールの当量比は1/1〜2/
1の範囲である。
普通のやり方のように、このポリウレタンの形成反応は
この技術分野で普通に用いられる触媒によって接触する
ことができる。
使用することができる触媒の例はカプリル酸第一すず、
ジブチルすずジラウレート、テトラメチルブタンジアミ
ン、トリエチルアミン及びアミンとすず触媒類の組合せ
、又は当業者にとって明白な他の適当な触媒系である。
所望によっては、他の改質成分も反応混合物中に存在さ
せることができる。
かくして、非常に少量の一官能性アルコールが分子量調
節剤としてしばしば有用になる。
本発明のワンーショット脂肪族一芳香族ポリウレタン熱
可塑性物質を製造するのに用いられる反応は25〜20
0℃、好ましくは50〜150℃の温度範囲で行われる
反応体は普通予備加熱されており、そしてそれらが合わ
せられるにつれて発熱反応が起こる。
反応の初期段階では反応混合物は普通かき混ぜられ、続
いて典型的には数分後反応は普通静置状態で、例えば型
の中で加熱することによって(例えば、約1/4時間又
はそれ以下〜約1時間又はそれ以上)好適に完了する。
物理的性質は室温で一夜放置後に更によくなる(ポリウ
レタンは一般にその完全な性質を直ちに発揮されず、そ
うなるまでには数週間要する)。
反応の完結は普通「硬化」と称されるけれども、この生
成物は可溶性の熱可塑性物質であることは理解されるだ
ろう。
この生成物は織物をカレンダー法又は溶液法によって被
覆するのに用いるために普通細かく刻まれ、又は他の方
法で分割される。
この脂肪族一芳香族ポリウレタン熱可塑性物質から最犬
の光安定性を得るために安定剤が用いられる。
これらの安定剤系には普通紫外線吸収剤と抗酸化剤の両
者の組合せがある。
適当な紫外線吸収剤の例は2−(2’−ヒト加キシ−3
′,5′−ジーt−プチルフエニル)−5−クロルー1
.2,3−ペンゾトリアゾール〔チヌビン327(Ti
nuvin 327):商標〕、2−(2’−ヒドロキ
シ−5−メチルフエニル)ペンゾトリアゾール(チヌビ
ンP:商標)及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フエノン〔シアソルブU.V.9(Oyasorb U
.V.9)商標〕又は当業者にとって明白な他の紫外線
吸収剤である。
紫外線吸収剤はしばしば全ポリウレタン組成物に対して
1/4〜2重量%の範囲で存在する。
抗酸化剤は普通全ポリウレタン組成物に対して1/2〜
2重量%の範囲で存在する。
適当な抗酸化剤の例は2,2−メチレンビス(4−メチ
ル−6一ノニルフェノール)、テトラキス(メチレンー
β一(3,5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート)メタン〔イルガノツクス1010
(Irganox 1010):商標)及びトリス(ノ
ニルフエニル)ホスファイト又は当業者にとって公知の
他の適当な任意の抗酸化剤である。
第1表に要約されるように、以下の詳細な実施例は本発
明のワンーショット脂肪族一芳香族ポリウレタン熱可塑
性物質を芳香族ポリイソシアート類若し《は脂肪族ポリ
イソシアナート類のいずれかから製造したポリウレタン
、又はそれらポリウレタンの機械的混合物並びに芳香族
ポリイソシアナートと脂肪族ポリイソシアナートの混合
物を使用してのポリウレタンプレポリマーと比較してい
る。
この比較はガードナー比色計(Gardner Col
or difference meter)で黄色度指
数のパラメーターを測定することによって色変化に関し
て経時状態及び非経時状態の試料について行われている
その結果は次にASTM.D−1925一63Tに従っ
て黄色度指数を計算するのに用いられる。
蛍光−ブラックライト装置中で室温において200時間
経時後と試料と非経時試料との間の黄色度指数の差(第
1表のDY)が芳香族イソシアナート含量対脂肪族イソ
シアナート含量の当量比に対して示されている(第1表
第4欄)。
用意した重合体は脂肪族ポリイソシアナートとしてメチ
レンビス(4−シクロヘキシルイソシアナート)(「水
素化MDIJとしても知られているが、本明細書ではr
HMDIlと略記する)又は芳香族ポリイソシアナート
としてメチレンビス(p−フエニルイソシアナート)(
本明細書では1MDI」と略記する)の単独に基づくも
のである。
これに加えて、色々な芳香族ポリイソシアナート及び脂
肪族ポリイソシアナートの混合物を含むポリウレタン類
も例示する。
DYの「予想値」はそれぞれの脂肪族ポリイソシアナー
トだけを含有するポリウレタンの最低値とそれぞれの芳
香族ポリイソシアナートだけを含有するポリウレタンの
最高値の間の直線関数から得ている。
黄色度指数の変化が小さければ小さいほど経時処理によ
って起こる黄変化が少ない。
前記したように、本発明のワンーショット脂肪族一芳香
族熱可塑性ポリウレタンは脂肪族ポリウレタンと芳香族
ポリウレタンの間に入る光安定性を示す。
しかしながら、本発明の重合体の挙動は脂肪族ポリウレ
タンの挙動にずっと近いから、その相乗効果は明白であ
る。
これは第I表の脂肪族−芳香族ポリエーテルポリウレタ
ン(例2,3,4及び5)と芳香族ポリエーテルポリウ
レタン及び脂肪族ポリエーテルポリウレタン(例6及び
1)のそれぞれの黄色度指数の値の変化を比較すること
によって明らかになる。
いずれの例においても、芳香族ポリイソシアナートと脂
肪族ポリイソシアナートの混合物から作ったポリエーテ
ルポリウレタン、特に芳香族ポリイソシアナート対脂肪
族ポリイソシアナートの比が25/75〜90/10の
ポリエーテルポリウレタンは予想値よりも相当低いDY
値を示す。
同じく予期されない結果がポリエステルポリオール類に
基づくポリウレタンから得られる(例12対比較対照例
1l及び13)。
本発明のポリウレタン組成物とそれに匹敵するイソシア
ナート含量の機械的混合物のポリウレタン組成物との間
のDY値の差異は特に顕著で、本発明の教示に従って得
られる予期されない結果が更によく証明されている。
実際のところ、機械的混合物のDY値はほとんどの場合
予想値よりかなり高い値を示し、従ってこのような混合
物は質の悪い製品であることがわかるだろう。
例7〜10及び14(機械的混合物)で示されるように
、これはポリエーテル型のポリウレタンばかりでなくポ
リエステル型のポリウレタンに対してもあてはまること
である。
本発明のポリウレタンの、相当する水分で硬化したポリ
ウレタンプレポリマーを越える相当の優位性は例3(本
発明)対向17(比較対照例)によって例証され、この
場合光安定性の改良は本質的に80%に七る。
別の芳香族ポリイソシアナートと脂肪族ポリイソシアナ
ート、すなわちTDIとXDIをそれぞれ用いての比較
研究さえも約50%の予期されない改良を示している(
例15一本発明対同17一比較対照例)。
同様の結果はプレポリマーに対して水分の代わりにアミ
ン型の硬化剤を用いても得られる。
アメリカ合衆国特許第3,706,710号明細書〔カ
ミツレリ(Oamilleri)ら〕の一般的教示及び
特許請求の範囲の記載に従って、プレポリマ−(MDI
/HMDI比4 0/60)を水分で硬化すると(例1
8)、例2(MDI/HMDI比25/75)及び同3
(MDI/HMDI比50/50)のポリウレタン熱可
塑性物質より相当に高いDY値を有する製品が得られた
例19は上記アメリカ合衆国特許 第3,706,710号明細書の例1と全く同様にして
行った。
得られた生成物は水分に14日間さらしてもその粘性を
変えないゴム状、粘着性の役に立たない物質であった。
又、これは意味のある試験、例えば蛍光−ブラックライ
ト装置中で200時間経時処理することが何んらできな
かった。
ポリウレタン重合体の物理的性質について考えなければ
ならないもう一つの重要なことは経時変化に対するその
引張り強度の保持率である。
第■表を参照すると、本発明のポリウレタンは相当する
機械的混合物に対してその引張り強度の保持率ζ冴目当
の優位性を示すばかりでなく、相当するプレポリマーに
関してもそれが示されることが十分にわかるだろう。
特に、本発明の例2,3,4及び12が比較対照例7,
8,9及び14、並びに例17(プレポリマー)に比べ
ることができる。
一般に、本発明のポリウレタンの引張り強度保持率は対
照重合体の値より平均約40%高い。
本発明のワンーショット熱可塑性ポリウレタンは織物の
被覆として有用であるのに加えて更に自動車の部品及び
視界部分の防護物、バンパー、衝撃緩和パッドを作るの
に、並びに塗料を作るのにも適用できる。
本発明に従って製造した生成物は使用した成分の官能性
及び分子量に依存して軟かくて弾性のある物から硬くて
剛性のある物にまで及ぶ。
次の実施例は本発明の実施方法を更に詳細に説明するた
めのものである。
例1〜6 第■表及び追加実施例を一緒に示す第■表に要約される
この系列の実施例は脂肪族ジイソシアナート単独から製
造したワンーショット熱可塑性ポリエーテルポリウレタ
ン及び芳香族ジイソシアナート単独から製造したワンー
ショット熱可塑性ポリエーテルポリウレタンと脂肪族及
び芳香族の両ジイソシアナートから製造した本発明のワ
ンーショット熱可塑性ポリエーテルポリウレタンとの、
光経時処理による黄変化に対する抵抗性及び原引張り強
度の保持率の観点からの比較である。
例1は本発明に属さない、脂肪族ジイソシアナート、す
なわちメチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアナー
ト)(水素化MDIとしても知られているが、ここでは
HMDIと略記する)単独を用いている比較対照例であ
る。
例6は同様に本発明に属さないもので、芳香族ジイソシ
アナート、すなわちメチレンビス(p−フエニルイソシ
アナート)(ここではMDIと称する)単独を用いての
比較対照例である。
例2〜5は本発明の実施例であり、芳香族ジイソシアナ
ート対脂肪族ジイソシアナートの当量比を25/75〜
90/10の範囲で変えて用いている(第I表の第4欄
)。
PTMG(ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール、
水酸基価112)247.4gに1,4−ブタンジオー
ル(第■表では1,4BDと略記)22.3g及び分子
量調節剤としての一官能性の脂肪族アルコール(第■表
ではMFAと略記)(例えばテトラデカノール)2.2
lを加える。
この混合物から水分を除くために減圧炉(約5mmHg
)中で100℃において1時間加熱する。
この混合物を減圧炉から取り出し、140℃に加熱し、
そしてカプリル酸第一すず触媒(T−9、商標)3滴を
添加する。
次いで、MDI 34.4g及びHMDI 108.1
g(芳香族ジイソシアナート対脂肪族ジイソシアナート
の当量比25/75)を約55〜60℃に加熱し、そし
て上記ポリオールの混合物にかき混ぜながら入れる。
この化学反応を確実にするにはこの混合物の温度を約1
分以内に190℃まで昇温し、この時間で末だ液状の生
成物を約140℃に予備加熱した型の中に注入する。
この型及びその内容物を炉の中で140℃の温度におい
で更に30分間さらし、次いで室温で約24時間保持す
る。
得られた固体の熱可塑性物質100g、紫外線吸収剤(
チヌビン327)1g及び抗酸化剤(イルガノツクス1
010)0.5gを溶媒混合物(テトラヒド口フラン7
0%−シクロへキサノン30%)300gに溶解する。
この溶液を離形紙上に注ぎ、そして溶媒の蒸発後(これ
は炉の中で65℃におて15分、続いて120℃におい
て15分間加熱することによって達成される)厚さ約0
.03cm(3ミル)の重合体フイルムを与える間隔を
有するスチール製のローラーのセットを通して加圧する
得られた熱可塑性フイルムの光安定性と引張り強度保持
率について評価する。
結果を第I表に示す。
光安定性を求めるために、ガードナー比色計を用いて蛍
光−ブラックライト装置中で室温において200時間経
時処理したフイルム試料の黄色度を測定し、未経時処理
試料と比較する。
次に、黄色度指数をASTM D−1925−63Tに
従って計算する。
経時処理の前後の黄色度指数の実測された差−DYで示
される一を第I表に示す。
黄色度指数の変化(DY)が小さければ小さいほど経時
処理で生じた黄変が少ない。
実測DY値と共に脂肪族ジイソシアナートだけを含有す
るポリウレタンの値(最低値)と芳香族ジイソシアナー
トだけが配合されているポリウレタンの値(最大値)と
の間の直線関数から得られる予想DY値を第I表に示す
第■表に示される3,4,5はジイソシアナートの量を
除いて例2と同じワンーショット法を用いている。
例1及び6(比較対照例)において、その操作も同様に
一種のジイソシアナートを用いている点を除いて同じで
ある。
第I表の例2,3,4及び5によって表わされる本発明
の熱可塑性の脂肪族一芳香族ポリエーテルポリウレクン
における耐黄変性の相乗効果は芳香族ポリエーテルポリ
ウレタン及び脂肪族ポリエーテルポリウレタン(それぞ
れ例6及び1)に比較して証明される。
例2,3,4及び5の各において、その実測DY値は予
想値より相当に低い。
予想値と比較して実測値において実現された改良を第I
表の第7欄に百分率で表わす。
本発明の熱可塑性重合体に安定剤を添加すると、黄変度
の変化及び引張り強度保持率に関して経時特性が非常に
向上する。
これは例3と紫外線吸収剤及び抗酸化剤を含有しない外
は同様の調合物についてそのDY値及び引張り強度保持
率(紫外一ブラックライト装置中で25℃において20
0時間経時処理)を比較することによって証明される。
それぞれの値を第■表に示す。
第■表において、欄Aは前記の3であり、又欄Bは安定
剤を加えないで3を繰り返した場合である。
第N表のデータは、使用した水準で安定剤はDY値を約
80%、引張り強度保持率を約160%改良することを
示している。
第I表 黄色度指数の変化及び引張り強度 保持率(%)に及ぼす安定剤の効果 例3 AB 安定剤 ありなし DY 5.4 26.3 強度保持率(%) 69.7 26.4例7〜10 例7〜10−これらの例は本発明の範囲に入らない一で
は、脂肪族ジイソシアナートから作ったワンーショット
熱可塑性ポリエーテルポリウレタンと芳香族ジイソシア
ナートから作ったカンーショット熱可塑性ポリエーテル
ポリウレタンとの機械的混合物が本発明と比較する目的
で調製されている。
第■表に示されるように、例7は例1の脂肪族ポリウレ
タン75部と例6の芳香族ポリウレタン25部の機械的
混合物である。
この混合物を作るために、例1の粒状重合体75gと実
施例6の粒状重合体25gを乾燥混合し、次いで溶媒混
合物(テトラヒド口フラン70%−シクロへキサノン3
0%)300gを加える。
この混合物を室温で一夜かき混ぜ、重合体溶液を作る。
この溶液から前記したようにしてフイルムを作る。
例8、9及び10は第■表に示す割合で同様に行ったも
のである。
前記の蛍光−ブラックライト装置中で25℃において2
00時間経時処理後の黄色度指数の変化(DY)及び引
張り強度保持率の測定結果を第I表に示す。
例9及び10は予想値に比べて実測DY値に改良を生ま
ず、又例7及び8は実際予想値による劣る(大きく劣る
)実測DY値より与えないことがわかるだろう。
これは本発明の例2〜5で示された相乗効果に比べて著
しく相違する点である。
第■表 熱可塑性物質の機械的混合物の調製 例 7 8 9 10 14例1
の重合体0わ 7550 25 10 −6
“ 2550 75 90 −11 〃
−−一−5o 13 “ − − 一− 50例11〜1
3 この系列の例は脂肪族ジイソシアナート単独から作った
ワンーショット熱可塑性ポリエステルポリウレタン(比
較対照例11)及び芳香族ジイソシアナート単独から作
ったワンーショット熱可塑性ポリエステルポリウレタン
(比較対照例13)と脂肪族ジイソシアナート及び芳香
族ジイソシアナートの両者から作った本発明のワンーシ
ヨット熱可塑性ポリエステルポリウレタン(例12)と
を比較するものである。
各成分の割合は第■表に示されるとおりである。
第■表において、PEADは水酸基価95のポリエステ
ルであるポリ(エチレンアジペート)グリコールを示す
その他の操作は例2について上記したのと同様であり、
又、その結果は第t表に示すとおりである。
第I表において、本発明のポリウレタンの実測DY値は
例1l及び13(比較対照例)のDY値から予想される
値より30%改良されているから、本発明の粗成物(例
12)には顕著な相乗効果がある。
例14 機械的に混合されたワンーショット熱可塑性ポリエーテ
ルポリウレタン(例7〜10)と同様に、機械的に混合
されたワンーショット熱可塑性ポリエステルポリウレタ
ンも本例一本発明に属さない一で証明されるように、耐
黄変化の観点からは完全な失敗物である。
本例では、ポリエステルから作った例11の脂肪族ポリ
ウレタンの単独がポリエステルから作った例13の芳香
族ポリウレタンの単独と第■表に示されるように等しい
割合で、例7で述べた操作を用いて混合されている。
経時処理による実測黄色度指数の変化一第I表のDY−
は、光安定性に改良がないばかりでなく、大きな低下(
−21.1%)があることを示している。
機械的混合によるこのような負の結果からは、本発明の
ワンーショット法に従って脂肪族ジイソシアナートと芳
香族ジイソシアナートの両者を使用すると熱可塑性物質
にかなりの改変がもたらされるということは予想できな
いことであろう0 例15 第■表の例15の欄で示されるように、使用した芳香族
ジイソシアナートが2.4−t−ルエンジイソシアナー
ト80%と2,6−トルエンジイソシアナート20%の
混合物であるTDI(45.7g)であり、一方使用し
た脂肪族ジイソシアナートがp−キシリレンジイソシア
ナート70%とm−キシリレンジイソシアナート30%
の混合物であるXDI(49.4g)であって、芳香族
ジイソシアナート対脂肪族ジイソシアナートの当量比は
同様に50/50である点を除いて例3を繰り返す。
このワンーショット法においては触媒としてジブチルす
ずジラウレー}(0.37g、第■表ではDBTDLと
略記されている)が用いられている。
前記したように、この熱可塑性物質を光一経時処理する
と、第1表に示されるように実測DY値11.3を与え
、これらのジイソシアナート類も同様に本発明に良好な
結果を生むことが示される。
例16 本例は単に比較のためのものであり、本発明のワンーシ
ョット法の代わりに水分で硬化するプレポリマー法を用
いるものであって、本発明には属さないものである。
この例の処法を第V表に示す。例15の熱可塑性物質と
比較するためにTDI対XDIの当量比50/50のプ
レポリマーを調製し、水分により硬化する。
例2で使用したのと同じポリオールであるPTMG(1
23.7g)をまず100℃で1時間減圧下でストリツ
ピングする。
次に、70℃に保持されているこのポリオールにTDI
(22.8g)とXD■(24.7g)の混合物を加え
る。
同時に、この系にジブチルすずジラウレート触媒(DB
TDL)を3滴添加する。
触媒とイソシアナート混合物の添加後、系を80℃で4
時藺保持する。
次に、反応混合物を系から脱ガスするために減圧下で3
0分間ス卜リツピングする。
得られたプレポリマーを例2で述べた装置と同じ装置を
用いて離型紙上に塗布する。
但し、この場合溶剤は使用しない。
このプレポリマーのフイルムを大気中の水分に1〜2日
間さらすことによって室温で硬化する(このプレポリマ
ニは有効なイソシアナート基を含むから反応性であり、
従って水分はこのプレポリマー上で硬化反応を起こす)
光安定性の試験を硬化した非熱可塑性のフイルムについ
て前記の方法で行う。
結果は第I表に示されている。
例17 本例は本発明のワンーショット熱可塑性物質法というよ
りは水分一硬化プレポリマー法であるから、同様に本発
明に属さない。
本例は例16の操作に従って行われている。
処方の変化は第v表に示されている。
第I表の例16及び17の結果を調べると、水分一硬化
プレポリマー法は本発明のワンーショット熱可塑性物質
法で得られる結果を与えないことが明らかになる。
かくして、本発明の例3と例17(比較対照例)を比較
すると、光安定性の改良は本質的に80%を教える。
同様に、別の芳香族ジイソシアナート及び脂肪族ジイソ
シアナートであるTDI及びXDIをそれぞれ用いてい
る本発明の例i5は例16の比較対照用の水分一硬化プ
レポリマーと比較して約50%の予期されない改良を与
えている。
第V表 ポリウレタンプレポリマーの合成 例 16 17 MDI(g) − 31.3TDI(g)
22.8 − HMDI(g) 32.8xD■(J’
) 24.7 −PTMG(g) 12
3.7 125.0DBTDL(滴数)33 例18 本例は追加の比較対照例であって、本発明の範囲には属
さない。
この例において、水分で硬化したプレポリマーはカミツ
レリらのアメリカ合衆国特許第3,706,710号明
細書の教示に本質的に従って、最初芳香族ジイソシアナ
ートと、次いで脂肪族ジイソシアナートと反応させる逐
次反応によって製造されている。
処法は第■表に示されるとおりである。
PTMG(例2に記載)127.0gを秤取し、100
℃で1時間減圧下ストリッピングする。
このポリオールを次にトルエン100mlに溶解する。
この時点でMDI25.5gを加え、その混合物を60
〜70℃に加熱し、そしてゆるい窒素気流を流しながら
この温度で1時間保持する。
この混合物を次に55℃に冷却し、そしてHMDIの1
投入分39.8gを加える。
温度を65〜75℃に昇温し、そして3時間保持する。
温度を次に30℃まで冷却し、そしてジブチルすずジラ
ウレート(触媒)1.5gを加える。
このプレポリマー溶液を次に離型紙上に注ぎ、前記スチ
ール製のローラーのセットを通過させてフイルムを得る
このフイルムを次に65℃の温度に15分間、次いで1
20℃に更に15分間付してトルエンを除き、続いて大
気中に約2日間放置してプレポリマー中の有効インシア
ナート基を介して水分で硬化させる。
この物質を硬化させてすぐ前記のようにして光安定性の
評価を行う。
結果は第■表に示されている。
例18の水分で硬化したプレポリマー(MDI/HMD
Iの比40/60)のDY値は例2の本発明のポリウレ
タン熱可塑性物質(MDI/HMDIの比50/50)
より相当に高く、劣っていることがわかるだろう。
例19 本発明のワンーショット熱可塑性物質と比較するために
、カミツレリらのアメリカ合衆国特許第3,706,7
10号明細書の例1の、従来法による水分で硬化したプ
レポリマーを追試する試みにおいて、第■表に示す処法
を用いて該例1の操作を行った。
使用した物質はカミツレリらのポリエステル(1,6−
ヘキサンジオール、アジピン酸及びイソフタル酸から合
成したポリエステル、分子量1500)の代わりに水酸
基価95、分子量1190のポリ(エチレンアジペート
)グリコール(第■表ではPEADと表示されている)
を使用した点を除いてカミツレリらの例1に記載される
とおりであった。
カミツレリらのインシアナート対ヒドロキシル基の比を
保持するために、上記ポリエステル239gを使用し、
メチルエチルケトン124g及びキシロール124gに
溶解した。
このポリエステル溶液にTDI8.7gを加え、60〜
70℃で1時間加熱した。
この溶液を次に55℃に冷却し、そしてHMDI43.
1gを加えた。
この混合物を65〜75℃で3時間加熱し、次いで30
℃に冷却し、そしてジブチルすずジラウレート(DMT
DL)1.2gを加えた。
溶媒を蒸発させると、14日間水分にさらしてもその粘
性が変化しないゴム状、粘着性で、役に立たない物質が
得られた。
従って、この物質について意味のある光安定性の評価は
できなかった。
第■表 ポリウレタンプレポリマーの成分 (アメリカ合衆国特許第3,706,710号による)
例 18 19 MDI(g) 25.5 一TDI
(g) 8.7}{MDI(g
) 39.8 43.1PTMG(g)
127.0 −PEAD(g)
239.0DBTDL(g) 1.5
1.2例20 本例は芳香族ジイソシアナート対脂肪族ジイソシアナー
トの当量比を11/89にした本発明の実施例である。
例2で使用したのと同じポリオールであるPTMG24
7.4gに1,4−ブタンジオール22.3g及び分子
量調節剤としてのテトラデカノール2.2gを加える。
この混合物から水分を除くために減圧炉(約5miHg
)中で100℃において1時間加熱する。
この混合物を減圧炉から取り出し、140℃に加熱する
次いで、MDI14.4g及びHMDI 122.4g
を約55〜60℃に加熱し、そして上記ポリオールの混
合物にかき混ぜながら入れる。
この化学反応を確実にするにはこの混合物の温度を約1
分以内に190℃まで昇温し、この時間で未だ液状の生
成物を約140℃に予備加熱した型の中に注入する。
この型及びその内容物を炉の中で140℃の温度におい
て更に2時間さらし、次いで室温で約24時間保持する
得られた固体の熱可塑性物質を用い、例2と同様にして
熱可塑性フイルムを得る。
得られた熱可塑性フイルムの光安定性と引張り強度保持
率を例2と同様に評価する。
結果を第■表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオールを芳香族ポリイソシアナート及び同時に
    脂肪族ポリイソシアナートと、芳香族ポリイソシアナー
    ト対脂肪族ポリイソシアナートの当量比が10:90〜
    90:10の範囲で、かつインシアナート対ヒドロキシ
    ル基のモル比が0.95:1〜1.15:1の範囲で混
    合し、そしてこの混合物を25〜200℃の範囲内の温
    度に付することを特徴とする光に安定な非発泡ポリウレ
    タンのワンーショット製造方法。
JP49108276A 1973-09-19 1974-09-19 光に安定な非発泡ポリウレタンのワン−ショット製造方法 Expired JPS588414B2 (ja)

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