JPS5875802A - 電圧非直線抵抗体及びその製法 - Google Patents

電圧非直線抵抗体及びその製法

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JPS5875802A
JPS5875802A JP56172797A JP17279781A JPS5875802A JP S5875802 A JPS5875802 A JP S5875802A JP 56172797 A JP56172797 A JP 56172797A JP 17279781 A JP17279781 A JP 17279781A JP S5875802 A JPS5875802 A JP S5875802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも酸化ビスマ
スな副成分として含む焼結体からなる電圧非直線抵抗体
及びその製法に関する。
従来、酸化亜鉛を主体とし、これに酸化ビスマス、酸化
マンガン、酸化コバルト、酸化アンチモンなどを添加し
成形、焼結した電圧非直−抵抗体が電圧安定化素子、ナ
ージアプソーバ、アレスタなどに利用されている。この
酸化亜鉛系の電圧非直IIs抵抗体は、炭化ケイ素から
なる電圧非直線抵抗体などに比べて電圧−電流特性の非
直線性が優れているが、ナージ吸収あるいは長時間の定
電圧課電によって特性の劣化が起り、aIれ電流が徐徐
に増加してついKは熱暴走に至るという問題があった。
こうした劣化の原因としては (1)  亀圧非直纏抵抗体素子を窒素雰囲気中で熱、
′、 処理すると、課電の場合と同様に%性劣化すること。
(2)特性劣化した素子を大気中又は酸素雰囲気中で熱
処暑すると特性が元に戻ること。
などから、焼結体中の結晶粒界層中の酸素又は結晶粒子
表面の吸着酸素が課電時に脱離して外界に散逸し、この
結果粒界層の静電ポテンシャルが低下して、漏れ電流が
増加するものと考えられる。
なお、焼成時焼結体から一部酸化ビスマスが揮散するこ
とから粒界又は酸化ビスマスの抜けた穴の部分を通って
酸素が脱離するものと思われる。
こうした酸化亜鉛系非直線抵抗体の課電に対する安定性
な増して特性劣化を小さくするための方法として。
(1)  焼結体の全表面から酸化ビスマスを気相拡散
する。
(2)  #!化ビスマスを含むガフスを添加する。
(3)  焼結体中に含有される酸化ビスマスの一部又
は全部trm酸化ビスマス相として含ませる。
などの方法が知られている。しかし、このような方法で
作られても100〜tSO年の!I!−啼閣の定電圧課
電に対して十分に安定な酸化亜鉛系非直線抵抗体素子を
得ることができなかった。
本発明の目的は、長時間の課電に対して特性が安定な電
圧非直線抵抗体とその製法を提供するに・ある。
すなわち本発明を概説すれば、本発明の電圧非直線抵抗
体の特徴は酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少なく
とも酸化ビスマスを含む焼結体に電極を設けてなる電圧
非直線抵抗体において、前記焼結体の一部又は全部がr
m酸化ビスマス相を含み、且つ、前記電極のうち少なく
とも一方を形成する片方の主面のrm酸化ビスマス相濃
度が最も高く、焼結体の中心部に向って低くなるような
濃度分布を持つことを特徴とする電圧非直線抵抗体に関
する。
・ 本発明の電圧非直線抵抗体の1つの製法は酸化亜鉛
を主成分とし、これに少なくとも酸化ビスマスを添加し
て焼成して得た焼結体に11EIiを形成する電圧非直
線抵抗体の製法において、少な(とも一方の電lI44
を形成する未焼結体の片方の主面の表面層に酸化ビスマ
ス含有量が他の紋末焼結体内部より多い層を設けて成形
し、焼成後、加熱処理を行って罐結体中の酸化ビスマス
相を一部又はすべてrjI酸化ビスマス相トスることt
−特徴としている。上記においての加熱部層温度は50
0〜aoe’cが好ましい。
また、本発明の電圧非直線抵抗体の他の1つの製法は酸
化亜鉛を主成分とし、これ疋少な(とも酸化ビスマスを
添加して焼成した後、焼結体に電iiな形成して得られ
る電圧非直線抵抗体において、焼結体の片方の主面から
酸化ビスマスを加熱拡散することにより、#表面層のr
m酸化ビスマス相の濃度を焼結体の他の部分のそれより
^くすることを41黴としている。酸化ピx−vxの拡
散温度としては、酸化ビスマスの融点(840℃)より
高温ないし1wj紀員結体の焼結温度より低い温度ml
!lが実用的である。
本発明を図mを用いて説明する。
第1図及び第2図は本発明の電圧非直線抵抗体の構造を
示す所間概略図である。各図において、1は電圧非直線
抵抗体素子、11はrlj&酸化ビスマス相の高濃度層
、12はr屋酸化ビス−マス相の低−皮層、2及び5は
電極、4は^抵抗層を意味する。
本発明は少なくとも酸化ビスマスを含む酸化亜鉛系焼結
体1の少なくとも一方の電極2が形成されている主面の
表面層tlK含まれる酸化ビス1スを、他の部分より多
くシ、且つ前記酸化とX ff X f)一部又はすべ
てtrli酸化ビスマス相にしている。また、第2図の
ように両方の電極を表面層Kt/Rけることもできる。
この結果、長時間課電に対する特性の安定性が大@に向
上したものである。この場内としては次のことが考えら
れる。
(1)  電圧非直線抵抗体の抵抗(動作領域)はZn
Oの粒界に析出したrIl駿化ビスマス相の含有量が多
いほど低下する。傾向にある0本発明の構造はこの抵抗
の低い層t−tma体の片面表面層11に設け【いるた
めに、通電時には片面の表面層11でJi生する発熱量
が他の部分に比べて少なくなりこの部分は劣化しにくい
、一方、内部で発熱しても表面層11によって酸素の散
逸が押えられるため11結体内部も劣化しにくい。
(2)rll酸化ビス1ス相は体心立方晶の構造を持ち
、α屋酸化ビスマス相(単斜晶)及びβ灘酸化ビスマス
相(、正方晶)などに比べてその体積が大きい。このた
めに粒界に存在する隙間を置める効果があり、酸素イオ
ンの移動を阻止する働きがある。
((至) rJI酸化ビスマス相中(は5価のビスマス
の他に−s5価の酸化ビスマスも含有されていると考え
られる。5価の酸化ビスマスは粒界層に存在する酸素イ
オンを安定化して外部への散逸な阻止する効果な持つ。
などの場内が考えられる。
本宛#4において、前記表面層11に含まれるr厘酸化
ビス1ス相の含有量は、他部の約105債以上であるこ
とが望ましい、この場合の表面層11の厚さとしては、
一般の電圧非直線抵抗体においては全体の厚さに対して
1/25〜I/10程度あれば十分である。これKよっ
て周囲温度40℃、初期電流1論ム相尚の電圧印加で1
00〜150年の寿命が予測されるものが得られる。
本発明において、前記表面層11のrm酸化ビスマスの
含有量を他の部分より多(する方法としては、あらかじ
め焼成前に表面層11の酸化ビスマス含有量を他の部分
より多くした原料粉を成形し焼成した後、これを所定の
温度条件下で熱処理することによって得られる。また、
酸化ビスマスを含む拡散剤を焼結体表面に付着又は塗布
し、これを熱感1によって拡散すると同時ttcr型酸
化ビスiス相に相変化させることによっても得ることが
できる。
上記において、1者の酸化ビスマス含有量を多くした原
料を表面層に成形する方法によれば、酸化ビスマス含有
量な多くした面な上に向けて焼成することができ1wa
成時の酸化ビスマス揮散による非直線係数の低下を防止
でき、且つ得られる素子特性のバラツキが小さい。一方
、成形体の両面から酸化ビスマス含有量を多くした原料
を成形する場合には、その厚さ制御など成形工程が煩雑
化し、特性の再現性及び原価低減に支障を来すという欠
点が生じる。
また、上記の拡散法は拡散された酸化ビスマス相が焼結
体中に存在する気孔及びZnO粒界に在る気孔などを通
って拡散する結果、これらの、気孔な充てんし、焼結体
から外部へ散逸しようとする酸素イオンが逸鳳するのを
防ぐ大きな効果があると考えられる。また、酸化ビスマ
スの濃度分布を表面から連続的に変化させることができ
るので、長時間課電の際に発熱量を連続的に緩和できる
とい5刹点がある。更にまた。焼成時に揮散した酸化ビ
スマスが補充されるので、拡11*の非直線係数が大き
くできる。なお、拡散方法は通常公知の方法で行うこと
ができる。
例えば、酸化ビスマスを水及び/又は有機溶媒を用いて
4布して行う、あるいは蒸着などによって拡散層な形成
することができる。拡散には績イヒビスマス以外に酸化
ホク累、酸化ケイ素。
酸化コバルトなど他の添加物は、特に必要でない0本発
明の焼結体の片方の面のみから酸化ビスマスを拡散する
方法によれば、拡散面を上に向けて拡散できるため、拡
散時にほぼすべての酸化ビス1スが焼結体に拡散し、拡
散の再現性が良い、一方、焼結体の両面から拡散する場
合には、下側の拡散面(付着した酸化ビスマスが熱処理
時に下KWIれて落ちて、拡散の再現性が、悪くなると
いう欠点を生じやすい。
本発明の電圧非直線抵抗体の望ましい組成は、酸化亜鉛
を主成分とし、少なくとも酸化ビスマスが0.2〜4モ
ル%範囲内の組成である。酸化ビスマス量がこの範囲外
になると、低電流領域(例えばs x t o”’〜B
 X 10−’ムytx’)<おける非直線係数が低下
するおそれがある。これは課電時に漏れ電流が増加する
原因となり、課電寿命を低下する傾向tある。また、酸
化ホウ素含有量の厘まし\1範囲は0.01〜4モル%
である。酸化ホウ素はrm酸化ビスマス相を安定化する
効果があり、これより添加量が少ないとrll酸化ビス
マス相が不安定となり、逆に多(なり過ぎると非直線係
数が低下する。
本発明の電圧非直線抵抗体には前記酸化ビスマス酸化法
り累添加物のmKfll化マンガン、酸化アンチモノ、
酸化コパルF、酸化クロム、酸化ニッケル、酸化ケイ素
、及び酸化アルミ二り五の1種以上を各各o、o o 
t〜5モル%添加することができる。この添加物は素子
の非直線係数の向上あるいは課電寿命及びインパルス耐
量の向上に効果がある。
本発明者らの検討によれば、酸化ビスマスがrim相に
変化するとぎり温度範囲は、酸化ビスマス中に含まれる
不純物量(例えばZnO# B2O3など)Kよっても
変化する。同様に、拡散によって行う場合、焼結体中に
最初から含有されている酸化ビスマスと拡散された酸化
ビスマスとでは相変化温度が異なる。そして、拡散され
た酸化ビスマスが焼結体中に最初から含まれる酸化ビス
マス(α、、#Il相などの混合と考えられる)と反応
して、共にrm相になる時に得られる電圧非直線抵抗体
は課電寿命が特に長くなり、極めて好ましい。このため
には、拡散温度1kaくしたり、時間を長くしたりして
焼結体の中心まで十分拡散すること及び拡散する酸化ビ
スマス量を比較的多くして拡散時に拡散された酸化ビス
マスが焼結体中に最初から存在する酸化ビスマスと反応
して焼結体中に存在する酸化ビスマスをすべてrm相に
することが必要である。
拡散による熱処理温度としては、既述のよ5に酸化ビス
マスの融点より高温ないし焼結温良より低温の範囲とす
るのが良い。特に再現性良<rlll酸化ビスマス相を
形成させるためKは、熱処理温度は1100℃より低温
とするのが良い 以下、本発明を実施例に従って説明するが、本発明はこ
れらに限定されない。
なお添付図面において、第3図から第5図は本発明の1
j!麹例で得られた電圧非直線抵抗体とゝ従来の電圧非
直線抵抗体との特性を比較した藷性−線図であり、謔S
図は課電時t&&1% ((hr、)’fl(横軸)と
抵抗分電I1m/初期電流(縦軸)との関係を示すグラ
フである。第4図は厚さ方向の距離(■)(横軸)とr
Wi酸化ビスマス相の分布(中心部を1に規格化)(縦
軸)との関係な示すグラフである。第5rIAは厚さ方
向の距離(■)(横軸)と抵抗分布(中心部’&lK規
格化)(縦軸)との関係を示すグラフである。
実施例1 酸化亜鉛に酸化ビスマス0.5重ル%、酸化マンガン0
.6モル%、酸化コバルト1.Oモル%、酸化アンチモ
ン1.0モル%、酸化クロム0.5モル%、酸化ニッケ
ル0.5モル%、酸化ケイ素0.5モル%、酸化ホウ素
0.1モル%及び硝酸アルミニウム0.01モル%v加
t、s心y−ル建ルを用いて5時間湿式混合した。混合
原料粉を乾燥した後、5%ポリビニルアルコール水溶液
を7重−%加えて造粒した。これを551WIφ×24
閣の円板状に成形し、大気中1250℃で5時間焼成し
た。得られた焼結体の両端面を0.5讃ずつ研城して5
0■φ×1?−の素子な得た0次に、この素子の両研磨
端面のいずれかの片端面に酸化ビスマス151%エチル
セルローズ0.21.ブチルカルピトール15Iかうな
るペーストを均一に塗布し、tooo℃で7時間熱処理
して酸化ビスマスな拡散した。を俵に両端面にムzt−
溶射して電極な形成した。
得られた素子の特性は非直線係数(電流1.4X10″
″6〜1.4 X I  O−’ ム/32が61、平
IM卓(電流1.4Xf05A/ffi”の電圧と1.
4 X 10−’ム/cIIpの電圧の比)が1.40
で、2mg の矩形波耐量が2700ム以上であった。
第3図は本発明の電圧非直線抵抗体を温度?5℃課電率
100%(20℃において直流1醜ム を流すに必要な
電圧と同じ電圧ピーク値)で交流連続通電した時の抵抗
分漏れ電流の時間変化の様子を示している。図において
、ムは本実總例で得られた素子、Bは事実總例と同様な
方法で得られた酸化ビスマス拡散前の素子、Cは酸化ビ
スマス拡散の代りに、焼結後の素子な700℃で7時間
熱JI&埋した素子、Dは0と同じ(1000℃で7時
間熱処理した素子、冨はムと同じ方法で酸化ホク嵩を添
加せずに得られた素子の特性であるmllts図に見ら
れるよ5K、本発明の素子の抵抗分電流の変化は小さく
、課電寿命は他のものに比べ格段に長い、温度による特
性劣化速度の加速性を考直すると?5℃における通電時
間2001時間は実使用状態の40℃において100年
以上に相当し、本発明の電圧非直線抵抗体が■マ(to
ooxv以上)送電システム用アレスタとしても十分使
用可能であることがわかる。
また、第4図及び第5図はそれぞれ、得られた電圧非直
線抵抗体中のr#11化ビスマス相の濃度分布及び抵抗
分布である。なお%rxii酸化ビスマス相の濃度分布
は試料を電極WIK平行に厚さ0.5閣ずっに切断し、
それぞれの切片を粉末にしてX線粉末ai法によるr鳳
酸化ビスマス相の回折線強度(面間隔2.71〜2.7
2:の反射mを用い、酸化ビスマスの回折線強度で規格
化)より求めた・また、抵抗分布は#C科C電極形成前
)の側面の丁度対応する両側WJK直径1■の針をたて
、と九に電流2#ム (電流重度2、? X I Oム
/ ex? )を流した時の電圧の分布を厚さ方向に針
をずらしながら榴定し、この電圧分布から求めた。
菖4図、第S図に見られるように、本発明の電圧非直線
抵抗体(ム)においては、酸化ビスマス拡散面に近付く
に従いrllll酸化ビスミスが多くなると共に抵抗が
小さくなっている。
また、試料中に含まれる酸化ビスマスはすべてrtll
相であった。試料1、DK、はrlk酸化ビスマス相が
含まれないことから、試料ム中のr型酸化ビスマス相は
拡散した酸化ビスマス及び焼結体中に最初から存在した
酸化ビスマスが反応して生成していることがわかる。な
お、試料B。
D、罵にはrm酸化ビスマス相が含まれず、試料OKは
r型酸化ビスマスが含まれているが。
電極面近傍Kr1l酸化ビスマス相が少ない、これは焼
成時の酸化ビスマスの揮散によるためと考えられる。な
お、試料0の非直線係数は12゜平担率が2.2と電圧
−電流の非直線性が悪かった。また、第5図Kilられ
るよ5に、試料B〜Dは電極面に近付くにつれて抵抗が
大きくなる分布を示している。これは焼結体の密度分布
とTAN時の酸化ビスマスの揮散の影響と考えられる。
実IjIi112 酸化ビスマスの配合量のみを変え、その他は実jHjH
と同様な配合組成で原料を混合、造粒、成形し、これf
95D’cで5時間予備論成した。
予備焼成した試料の側WRK酸化酸化ビスマス5量 42重量%の混合粉にエチルセルローズとブチルカルピ
トールを混合して得たペーストを塗布した後、これを1
200’Cで4時間焼成した。
なお、試料lIi面KIk布したペーストは、焼成時に
素子と反応して第1図の高抵抗層4となっ亀焼結体の両
RAtiit’o.s閤ずつ研磨した後,この研磨面の
いずれか一方の片研磨面に実施例1の酸化ビスマスな含
むペーストを種々の量に塗布し、SSa〜1100℃の
温度範囲で5時間熱処理した。これらの素子中に含まれ
る酸化ビスマスはすべてrll相であった。最後に両端
@IIC電11を付けて第1図の構造の素子な得た。
得られた試料におけるr1i酸化ビスマス相の分布、非
直線係数(電#11.4 X嘗0−6〜1.4×10−
’ & /aIp) t−菖1表に示ス。マタ、実施−
1と同一条件で課電試験した際、抵抗分電流が初期の2
倍に達するまでの時間も第1表に示す。
第1表かられ゛かるよ5K、酸化ビスマスの配合量が0
.1モル%(11〜4)と少ないもの及び4.0モル%
より多い(A!S!5.14)のものは研磨後の■給体
の片端mに酸化ビスマスを含むペーストを少量又は多量
ecm布し、熱処理して(酸化ビスマス塗布した表面層
のrj&酸化ビスマス相)/(Illll中6部のrl
i酸化ビスマス相)の比を大ぎくしても非直線係数が小
さく、且つ課電寿命が短い、また、酸化ビスマスの配合
量が0.1モル%より多く、4モル%以下の素子でも酸
化ビスマスを含むペース)1−塗布せず熱処理したもの
(8,13)は(酸化ビスマス塗布した表面層のrxi
e、化ビスマス相)/(!給体中心部のrli酸化ビス
マス相)の比がa84以下で、非直線係数こそ大きな値
を示すが、S電寿命が短い、更に、酸化ビスマスを含む
ペース)t−11に布、熱処理したものでも、塗布量が
少量で(酸化ビスマス塗布した表面層のrmlR化ビス
マス相)/(焼結体中のrW&酸化ビスマス相)の比が
1.0以下(5、? 、 16 # 1 ?I25゜2
16 @ 29 )のものは課電寿命が比較的短い。
実施f11で述べた理由から課電寿命2000時間以上
(”JlihTに換算して約100年以上)の範囲を選
ぶと酸化ビスマスの配合量は0.2モル−≦Bi、O,
≦4モ慶チ、そして(酸イヒビスマス塗布した表面層の
rH酸化ビスマス相〕/(焼結体中のrm酸イビビスマ
ス相)の比が1.05以上が好ましい範囲といえる。
次に、拡散熱処理温度の影響な見るためK。
前記のもので拡散熱l&理温度だけを800℃。
1150℃とした。この場合800℃では拡散温度が不
光分となり1課電寿命が短い、また、1150℃では拡
散後の焼結体中のr瀝酸化ビスマス相が少なくなり、8
00℃の熱処理のときと同様Klll青電が畑かった。
。 実施例5 未焼結体の一方の表面層及び内部層(残りの表面層も同
じ)の溢加物組成が下記のものを成形し、1250℃で
S時間焼結した。
上記の表面層の厚さを2−とし、内部層の厚さを25−
にして成形し、焼結後750℃で0.2時間熱#&理し
た後両端面な各々0.5 m研磨し、ムl電極を付けた
。得られた素子の(表面層のr’ll酸化ビスマス相)
/(内部層のrm敵化ビスマス相)の比は約1.5であ
った。また、焼結体中にはr型酸化ビスマスとI型緻化
ビス!スが約1:1の割合で存在していた。鎖素子の低
電流領域の非直線係数は56で、90℃における課電率
?5*(20℃において電g 1 mムを流すに必要な
電圧の95チのピーク値]で交fItiI電陶命820
0時間であった。なお、上記において表面層の組成を内
部層と同一にした素子においては交流課電寿命400#
Iif間であった。
焼結体中の酸化ビスマスの添加量を変えて得た時のrm
al化ビスマス相の分布、電圧非直線係数及び上記と同
様にして求めた課電寿命を第2表に示す。
第2表より、%に電圧非直線係数が大きく、且つ課電寿
命の長い酸化ビスマスの配合量(内部層)は0.2七ル
ー≦酸化ビスマス≦2.0モル−で、1.2≦(表面層
のr[酸化ビスマス相]/(内部層のrll酸化ビスマ
ス相)の範囲であることがわかる。
以上説明したよ5に1本発明の電圧非直線抵抗体は素子
の課電寿命が従来の素子に比べて著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の電圧非直線抵抗体の構造を示
す断面概略図。第5図から第5図は本発明の実施例で得
られた電圧非直線抵抗体と従来の電圧非直線抵抗体との
特性を比較した特性−−図である。 1:電圧非直線抵抗体素子 11:r!ml酸化ビスマス相の高濃度層12:r酸酸
化ビスマス相の低濃度層 2及び3:電極   4:高抵抗層 第 l 図 第・ 2 図 I 第 3 図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一 酸化J1iLToを主成分とし、副成分として少な
    くとも酸化ビスマスを含む焼結体に電極を設けてなる電
    圧非直線抵抗体において、前記焼結体の一部又は全部が
    r11酸化ビス1ス相を書&、且つ、前記電極のうち少
    な(とも一方を形成する片方の主面のrlJi酸化ビス
    マス相濃度が最も高く、焼結体の中心部に向って低くな
    るような濃度分布を持つことV%黴とする電圧非直Im
    抵抗体― 2.111記片方の主面から酸化ビスマスが拡散されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第、1項記載の電
    圧非直線抵抗体。 五 酸化亜鉛を主成分とし、少量の酸化ビスマスを含む
    未−緒体中の片方の主面の表面層に、該未輪紬体の他の
    部よりも高一度の酸化ビスマスな含む層を設けて成形し
    、焼結し、その後、焼結温度より低い温度で加熱部ll
    t行い前記の酸化ビスマスの一部又はすべてなrxi酸
    化ビスマス相に変換させ、前記片方の主面のrflia
    化ビスマス相濃度が最も高く焼結体の中心5に向って低
    くなるよ5な濃度分布を持たせた後、I71記片方の主
    面に少なくとも一方の電極を形成することを%微とする
    電圧非直線抵抗体の製法。 4 加熱処理温度がSOO〜800℃である譬If!F
    #1i求の範囲第5.1[K記載の電圧非直線抵抗体の
    製法。 五 酸化亜鉛な主成分とし、少なくと4酸化ビスマスを
    含む焼結体の片方の主面から酸化ビスマスな加熱拡赦さ
    ′せ、前記の酸化ビスマスの一部又はすべてなrlk酸
    化ビスマス相とし、til記片方の主面のrm酸化ビス
    マス相濃度が最も高く焼結体の中心部に向って低くなる
    ような一度分布を持たせた後、St記片方の主面に少な
    くとも一方の電極を形成することを特徴とする電圧非直
    III抵抗体の製法。
JP56172797A 1981-10-30 1981-10-30 電圧非直線抵抗体及びその製法 Granted JPS5875802A (ja)

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JP56172797A Granted JPS5875802A (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電圧非直線抵抗体及びその製法

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JP (1) JPS5875802A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61245503A (ja) * 1985-04-23 1986-10-31 三菱電機株式会社 酸化亜鉛形避雷器素子およびその製造方法

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JPS61245503A (ja) * 1985-04-23 1986-10-31 三菱電機株式会社 酸化亜鉛形避雷器素子およびその製造方法

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Publication number Publication date
JPS6250045B2 (ja) 1987-10-22

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