JPS587054Y2 - ダンネツソウオモウケタネンシヨウシツ - Google Patents
ダンネツソウオモウケタネンシヨウシツInfo
- Publication number
- JPS587054Y2 JPS587054Y2 JP1975137867U JP13786775U JPS587054Y2 JP S587054 Y2 JPS587054 Y2 JP S587054Y2 JP 1975137867 U JP1975137867 U JP 1975137867U JP 13786775 U JP13786775 U JP 13786775U JP S587054 Y2 JPS587054 Y2 JP S587054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- heat
- insulating layer
- cylinder head
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は燃焼室で発生した熱がシリンダヘッドへ逃げる
のを抑える目的で、シリンダヘッド内に断熱層を設けた
燃焼室に関する。
のを抑える目的で、シリンダヘッド内に断熱層を設けた
燃焼室に関する。
現在一般に内燃機関のシリンダヘッドはアルミニウム鋳
物、鋳鉄などにより製作されているが、これらの材質は
熱伝達率が大きいため、燃焼によって発生した熱が燃焼
室壁面から逃げ易くなるため、以下の欠点がある。
物、鋳鉄などにより製作されているが、これらの材質は
熱伝達率が大きいため、燃焼によって発生した熱が燃焼
室壁面から逃げ易くなるため、以下の欠点がある。
(1)暖機に時間がかかる。
このため始動時など燃焼室の壁温か低いため混合気がそ
れにより冷やされて良好な燃焼が得られず、未燃焼のH
CやCOが多量に発生しがちである○ (2)排気ガス温度が低くなり易く、未燃のHCやCO
が排気ポートや排気マニホールドで酸化されにくい。
れにより冷やされて良好な燃焼が得られず、未燃焼のH
CやCOが多量に発生しがちである○ (2)排気ガス温度が低くなり易く、未燃のHCやCO
が排気ポートや排気マニホールドで酸化されにくい。
又触媒装着のものについては転化効率が落ちる。
(3)シリンダヘッドを冷却するため冷却水や冷却フィ
ンを多く必要とする。
ンを多く必要とする。
本考案は上記の従来の欠点を改善するもので、シリンダ
ヘッドから熱が逃げないようにした。
ヘッドから熱が逃げないようにした。
以下本考案の実癩例を第1図に基づき説明する。
第1図は本考案の画集症例であり、ピストン3の上面に
形成される燃焼室4を覆うようにしてシリンダヘッド1
の燃焼室壁内部に断熱層2を形成したものである。
形成される燃焼室4を覆うようにしてシリンダヘッド1
の燃焼室壁内部に断熱層2を形成したものである。
このためシリンダヘッド1の燃焼室4を覆うように、鋳
込に先立って断熱的耐熱性材料をシリンダヘッドの鋳型
の底に動かないようにして位置決めした後、注湯を行な
ってシリンダヘッド1内に断熱層2を形成する。
込に先立って断熱的耐熱性材料をシリンダヘッドの鋳型
の底に動かないようにして位置決めした後、注湯を行な
ってシリンダヘッド1内に断熱層2を形成する。
このとき位置決め後の断熱材の必要以上に下方に出た部
分は削り取る。
分は削り取る。
このための断熱材として、或は鋳込み材料より熱伝導率
の低い耐熱材料としてはセラミック、コンクリート、ア
スベスト(圧縮したもの)、多孔質の焼結合金などを使
用する。
の低い耐熱材料としてはセラミック、コンクリート、ア
スベスト(圧縮したもの)、多孔質の焼結合金などを使
用する。
このようにすれば従来燃焼室よりシリンダヘッドへ逃げ
ていた熱を抑えることができるので、始動後、燃焼で発
生する熱により燃焼室が直ちに加熱され、暖気時間が短
かくなり、又排気ガス温度が高ぐなるので未燃のHCや
COの量を減少できる。
ていた熱を抑えることができるので、始動後、燃焼で発
生する熱により燃焼室が直ちに加熱され、暖気時間が短
かくなり、又排気ガス温度が高ぐなるので未燃のHCや
COの量を減少できる。
又シリンダヘッドの冷却水路や冷却フィンなどの冷却装
置の設計が簡略化されるといった利点を有する。
置の設計が簡略化されるといった利点を有する。
従来でも燃焼室壁面に断熱層を設ける工夫は例えば実開
昭49−36319号、実公昭47−22005号およ
び特開昭48−17003号に見られるように公知であ
るが、それ等はすべて断熱層の燃焼室側面が燃焼室に露
出している。
昭49−36319号、実公昭47−22005号およ
び特開昭48−17003号に見られるように公知であ
るが、それ等はすべて断熱層の燃焼室側面が燃焼室に露
出している。
従って断熱層を構成する材料は通常加工性が悪いので、
燃焼室側の面を清らかに形成するのが困難であり、この
結果小さな突出部などができてホットスポツトとなりノ
ッキングを誘発し易い。
燃焼室側の面を清らかに形成するのが困難であり、この
結果小さな突出部などができてホットスポツトとなりノ
ッキングを誘発し易い。
また燃焼室を直接断熱層で覆うと熱の逃げ場がなくなり
、ノッキングを誘発し易く、またその逃げ場として吸排
気弁に熱が集中しそのステム部分の潤滑油が焼付いたり
、熱被労を起したりするので弁の寿命が著しく低下して
しまう。
、ノッキングを誘発し易く、またその逃げ場として吸排
気弁に熱が集中しそのステム部分の潤滑油が焼付いたり
、熱被労を起したりするので弁の寿命が著しく低下して
しまう。
本考案のものは上記の点で優れており、燃焼室に直接露
出しているのは断熱層でなく、アルミや鋳鉄などで形成
したシリンダヘッドなので燃焼室面を清らかに形成する
のが容易となり、ホットスポットをなくすることができ
る。
出しているのは断熱層でなく、アルミや鋳鉄などで形成
したシリンダヘッドなので燃焼室面を清らかに形成する
のが容易となり、ホットスポットをなくすることができ
る。
またシリンダヘッドの燃焼室に露出している部分が燃焼
室の熱を過度に逃すことができるので、断熱層がない場
合と上記公知例の場合の中間の調和された熱伝導性を得
ることができ、ノッキングをなくシ、弁の寿命を延ばす
ことができる。
室の熱を過度に逃すことができるので、断熱層がない場
合と上記公知例の場合の中間の調和された熱伝導性を得
ることができ、ノッキングをなくシ、弁の寿命を延ばす
ことができる。
図は本考案実権例の断面図である。
1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・断熱層
、4・・・・・・燃焼室。
、4・・・・・・燃焼室。
Claims (1)
- ピストンの上面に形成された熱焼室を覆うように、熱伝
達率が大きい材質で形成したシリンダヘッドの燃焼室壁
内に断熱的又は熱伝導率の低い耐熱性材料からなる断熱
層をその燃焼室側の面が燃焼室壁内に鋳込まれるように
設けたことを特徴とする断熱層を設けた燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975137867U JPS587054Y2 (ja) | 1975-10-09 | 1975-10-09 | ダンネツソウオモウケタネンシヨウシツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975137867U JPS587054Y2 (ja) | 1975-10-09 | 1975-10-09 | ダンネツソウオモウケタネンシヨウシツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5251903U JPS5251903U (ja) | 1977-04-14 |
JPS587054Y2 true JPS587054Y2 (ja) | 1983-02-07 |
Family
ID=28617791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975137867U Expired JPS587054Y2 (ja) | 1975-10-09 | 1975-10-09 | ダンネツソウオモウケタネンシヨウシツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587054Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0439904Y2 (ja) * | 1987-12-26 | 1992-09-18 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4722005U (ja) * | 1971-03-24 | 1972-11-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112565Y2 (ja) * | 1972-07-06 | 1976-04-05 |
-
1975
- 1975-10-09 JP JP1975137867U patent/JPS587054Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4722005U (ja) * | 1971-03-24 | 1972-11-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5251903U (ja) | 1977-04-14 |
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