JPS6027796Y2 - 断熱形デイ−ゼルエンジン - Google Patents
断熱形デイ−ゼルエンジンInfo
- Publication number
- JPS6027796Y2 JPS6027796Y2 JP18129179U JP18129179U JPS6027796Y2 JP S6027796 Y2 JPS6027796 Y2 JP S6027796Y2 JP 18129179 U JP18129179 U JP 18129179U JP 18129179 U JP18129179 U JP 18129179U JP S6027796 Y2 JPS6027796 Y2 JP S6027796Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cylinder liner
- diesel engine
- liner
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は無冷却エンジンすなわち断熱形のディーゼルエ
ンジンに関するものである。
ンジンに関するものである。
従来のディゼルエンジンは水又は空気で強制的にシリン
ダヘッドおよびシリンダライナを冷却して放熱させてい
た。
ダヘッドおよびシリンダライナを冷却して放熱させてい
た。
放熱量を低減させると、エンジン内面の燃焼室壁面温度
、例えばシリンダライナ内面温度が上昇し、潤滑油の蒸
発、炭化更には材料硬度又は強度の低下を起し、シリン
ダライナのスカッフィングや、その他の重大をエンジン
損傷につながることが多い。
、例えばシリンダライナ内面温度が上昇し、潤滑油の蒸
発、炭化更には材料硬度又は強度の低下を起し、シリン
ダライナのスカッフィングや、その他の重大をエンジン
損傷につながることが多い。
シリンダライナの放熱量の低減は冷却媒体の流量を減ら
しライナ外面からの熱伝達量を低減させれば可能だが、
大幅な低減は冷却を完全に止め更にライナ外面からの自
然対流又は伝導による力無を止めるよう断熱処理をして
始めて実現する。
しライナ外面からの熱伝達量を低減させれば可能だが、
大幅な低減は冷却を完全に止め更にライナ外面からの自
然対流又は伝導による力無を止めるよう断熱処理をして
始めて実現する。
すなわち第1図に示すようにシリンダライナaおよび排
気ポートbをセラミックでコーティングしたいわゆる無
冷却の断熱形エンジンがあるが、このエンジンにおいて
もライナ内面温度は第3図■の如く著しく上昇し上述の
諸問題を発生していた。
気ポートbをセラミックでコーティングしたいわゆる無
冷却の断熱形エンジンがあるが、このエンジンにおいて
もライナ内面温度は第3図■の如く著しく上昇し上述の
諸問題を発生していた。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところはエンジン放熱量を最低減におさえ熱
効率の向上を図ることができる断熱形ディーゼルエンジ
ンを提供することにある。
目的とするところはエンジン放熱量を最低減におさえ熱
効率の向上を図ることができる断熱形ディーゼルエンジ
ンを提供することにある。
以下、本考案を第2図以下を参照して説明する。
図面中1はシリンダブロックであり、2はシリンダヘッ
ドである。
ドである。
シリンダブロック1内に嵌合されたシリンダライナ3お
よびシリンダヘッド2に設けられた排気ポート4はセラ
ミックコーティングが施されていて無冷却のディーゼル
エンジンを構成している。
よびシリンダヘッド2に設けられた排気ポート4はセラ
ミックコーティングが施されていて無冷却のディーゼル
エンジンを構成している。
シリンダブロック1の上部にはシリンダライナ3の上端
部を囲むようにして冷却用潤滑油通路5が形威してあり
、また、シリンダブロック1の下部にはシリンダライナ
3の下部を囲むようにして空気室6が形威しである。
部を囲むようにして冷却用潤滑油通路5が形威してあり
、また、シリンダブロック1の下部にはシリンダライナ
3の下部を囲むようにして空気室6が形威しである。
図面中7はピストンである。
しかして、冷却用潤滑油通路5に冷却用潤滑油を流しシ
リンダライナ3を冷却する。
リンダライナ3を冷却する。
このようにシリンダライナ温度が許容限界をこえる上端
部が冷却されることにより、放熱量の低減が実現される
。
部が冷却されることにより、放熱量の低減が実現される
。
このときシリンダライチ温度分布は第2図■で示すもの
となる。
となる。
冷却に潤滑油を使うことは水に比べ蒸気圧が低く冷却系
内圧を著しく上げることなく高温にできるので壁温か3
00°Cにも達するシリンダライナ3の冷却に適してい
るし、また冷媒を大気で冷やす熱交換器も耐圧能力を上
げなくとも冷媒温度の上昇が可能になるので冷媒と大気
の温度差を大きくとることができ小型化が可能になる。
内圧を著しく上げることなく高温にできるので壁温か3
00°Cにも達するシリンダライナ3の冷却に適してい
るし、また冷媒を大気で冷やす熱交換器も耐圧能力を上
げなくとも冷媒温度の上昇が可能になるので冷媒と大気
の温度差を大きくとることができ小型化が可能になる。
本考案は上記のように、シリンダブロック1内に嵌合さ
れたシリンダライナ3およシリンダヘッド2に設けられ
た排気ポート4をセラミックコーティングを施した無冷
却の断熱形デイゼルエンジンにおいて、シリンダブロッ
ク1の上部にシリンダライナ3の上端部を囲むようにし
て冷却用潤滑油通路5を設けると共にシリンダブロック
1の下部にシリンダライナ3の下部を囲むようにして空
気室6を設けたことを特徴とする断熱形ディーゼルエン
ジンである。
れたシリンダライナ3およシリンダヘッド2に設けられ
た排気ポート4をセラミックコーティングを施した無冷
却の断熱形デイゼルエンジンにおいて、シリンダブロッ
ク1の上部にシリンダライナ3の上端部を囲むようにし
て冷却用潤滑油通路5を設けると共にシリンダブロック
1の下部にシリンダライナ3の下部を囲むようにして空
気室6を設けたことを特徴とする断熱形ディーゼルエン
ジンである。
したがって、冷却用潤滑油通路5に冷却用潤滑油を流し
シリンダライナ3を冷却する。
シリンダライナ3を冷却する。
このことにより、シリンダライナ温度が許容限界をこえ
る上端部が冷却されて放熱量の抵減が実現される一方、
空気室6によってシリンダライナ3の下部よりの放熱量
が低減される。
る上端部が冷却されて放熱量の抵減が実現される一方、
空気室6によってシリンダライナ3の下部よりの放熱量
が低減される。
これらのことにより断熱形エンジンの力無量を最低限に
おさえて熱効率の向上を図ることができる。
おさえて熱効率の向上を図ることができる。
第1図は従来の断熱形エンジンの縦断面図、第2図は本
考案−実施例の縦断面図、第3図は従来形エンジンと本
考案に係るエンジンのシリンダライナ内面温度分布図で
ある。 1はシリンダブロック、3はシリンダライナ、5は冷却
用潤滑油通路。
考案−実施例の縦断面図、第3図は従来形エンジンと本
考案に係るエンジンのシリンダライナ内面温度分布図で
ある。 1はシリンダブロック、3はシリンダライナ、5は冷却
用潤滑油通路。
Claims (1)
- シリンダブロック1内に嵌合されたシリンダライナ3お
よびシリンダヘッド2に設けられた排気ポート4をセラ
ミックコーティングを施した無冷却の断熱形ディーゼル
エンジンにおいて、シリンダブロック1の上部にシリン
ダライナ3の上端部を囲むようにして冷却用潤滑油通路
5を設けると共にシリンダブロック1の下部にシリンダ
ライナ3の下部を囲むようにして空気室6を設けたこと
を特徴とする断熱形ディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18129179U JPS6027796Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 断熱形デイ−ゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18129179U JPS6027796Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 断熱形デイ−ゼルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5699035U JPS5699035U (ja) | 1981-08-05 |
JPS6027796Y2 true JPS6027796Y2 (ja) | 1985-08-22 |
Family
ID=29691685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18129179U Expired JPS6027796Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 断熱形デイ−ゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027796Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07101014B2 (ja) * | 1987-10-29 | 1995-11-01 | 日野自動車工業株式会社 | 断熱エンジンのシリンダブロック |
JP4496844B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-07-07 | いすゞ自動車株式会社 | 遮熱エンジン |
-
1979
- 1979-12-28 JP JP18129179U patent/JPS6027796Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5699035U (ja) | 1981-08-05 |
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