JPS587037B2 - ホウデントウテントウソウチ - Google Patents

ホウデントウテントウソウチ

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JPS587037B2
JPS587037B2 JP7248474A JP7248474A JPS587037B2 JP S587037 B2 JPS587037 B2 JP S587037B2 JP 7248474 A JP7248474 A JP 7248474A JP 7248474 A JP7248474 A JP 7248474A JP S587037 B2 JPS587037 B2 JP S587037B2
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inductor
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金田勲
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New Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2個の放電灯を単一の高電圧発生回路でもって
起動し、かつ高力率点灯しうる放電灯点灯装置に関し、
適用放電灯の型式を問わずまた特に小型な安定器を得る
ことを目的とする。
本発明者は先にサイリスクを含む第1図のような昇圧発
振器およびこの昇圧発振器のコンデンサ両端に発生する
発振高電圧を利用する放電灯点灯装置を提案した。
本発明は第1図の昇圧発振器を起動装置とじて用いるこ
とが好適するものであるから、この発明の実施例の詳細
な説明に先立ち、まずこの昇圧発振器の構成および動作
について述べる。
第1図の昇圧発振器は電源Eに直列に接続されたチョー
クコイル、リーケジトランスなどの直線性インダクタL
1とコンデンサCと電源スイッチSWの直列回路からな
る第1の振動回路R1と、前記コンデンサCに対しては
ねかえり昇圧インダクタL2(以下単にインダクタL2
という)および2方向性2端子サイリスクのような電圧
に感応して作動するサイリスタSの直列回路を並列接続
してなる第2の振動回路R2と、前記インダクタL3と
その分布容量d′とで構成される第3の振動回路R3と
を含む。
前記インダククL2はコアのコイルに起磁力が増えると
磁気的に飽和してインダクタンス値が減少する特性を有
し、かつ誘電性でもあるたとえばMn−Zn系フエライ
トなどの磁性材科を用いることによって実現できる。
またサイリスタSとして用いられた2方向性2端子サイ
リスクの電圧対電流特性を第2図に示す。
第2振動回路R2の振動周期は、インダクタL2の飽和
時において第1振動回路R1の振動周期より小さく選ば
れる。
インダクタL2の分布容量C′および損失抵抗r′は、
それぞれ等価的にインダクタL2に並列接続されて示さ
れる。
第3図は第1図の昇圧発振器の発振動作によってコンデ
ンサCの両端に発生する発振出力電圧■cを電源電圧e
、入力電流11とともに示す。
第4図は第3図の発振出力電圧Voの振幅最大時の時間
軸を拡大した電圧、電流波形図を示す。
ただし電流に対しては第4図は第3図に比し著しく縮尺
してある。
第3図および第4図から明らかなとおり、発振出力電圧
voは電源電圧eよりも太きい。
この理由はサイリスタSが導通し、コンデンサCの放電
電流■。
が入力電流11とともにインダクタL2を流れる期間に
、インダクタL2にエネルギーが蓄積されるため、サイ
リスタSが非導通状態になった際にインダクタL2が前
記エネルギーを徐々に放出することにより、インダクタ
L2の両端に第4図に示すようにコンデンサCの端子電
圧Voとは逆極性のいわゆるはねかえり電圧■。
を発生することに起因する。
すなわち、サイリスタSの両端には前記電圧VCと電圧
VL2の差電圧が与えられるので、サイリスタSが2回
目以降に導通する際には、コンデンサCの端子電圧は前
記はねかえり電圧VL2だけサイリスタSの破壊電圧V
BOよりも高くなるためである。
インダクタL2に蓄積されるエネルギーは入力電流11
に比例して変化し、はねかえり電圧VL2は蓄積された
エネルギーに比例する。
またコンデンサCの端子電圧Voは前述のとおりはねか
えり電圧VL2に比例するので結局発振出力電圧vcは
第3図のように入力電流11に比例して変化するのであ
る。
既述の放電灯点灯装置は、たとえば第5図に示すように
放電灯FLがコンデンサCの両端に接続され、そのフィ
ラメントf1,f2が第2の振動回路R2内に直列に接
続される。
昇圧発振器の構成は第1図と同一であり、同一部分には
同一付号を用いて示している。
ただし、第3の振動回路R3は図面の簡略化のために省
略してある。
第2図には第3図の装置の動作を説明する負荷?が併示
されている。
従って以下この第2図を用いて第5図の動作を説明する
電源電圧の最矢値vE1放電灯の管電圧のピーク値(以
下スパイク電圧という)VFL、サイリスタSの静的な
破壊電圧VBo吉放電灯FLの点灯中の実効的な破壊電
圧VBO’は次式の関係に選ばれる。
VB>VB,VBO’>VFL すなわち、放電灯FLの始動時におけるサイリスクSの
破壊電圧は、商用周波数に対するものであるから、イン
ダクタL2のインピーダンスは小さくこれを無視できる
ので、第2図のVBOで与えられる。
VB>VB0の関係から電源スイッチSWの投入によっ
て発振動作を開始し、コンデンサCの両端にVoの高電
圧を発生する。
また振動回路R2の高周波発振電流が放電灯FLのフィ
ラメントf1,f2を予熱する。
かくしてフィラメントfi,f2が十分加熱されたとき
、前記高電圧Voによって放電灯PLが点灯する。
放電灯PLの点灯中は、管電圧のスパイク電圧■FLが
問題になる。
スパイク電圧VFLはコンデンサCの容量を大きくする
ほど大きくなり、また低温のときほど大きくなることが
知られている。
もしこのスパイク電圧VFLがサイリスタSの破壊電圧
VBO’を超えると、サイリスタSがオンとなり放電灯
PL両端を短絡して消灯せしめ、改めて点灯動作を開始
することになる。
しかるに、第5図の装置は前記スパイク電圧に対してサ
イリスタSの実効的な破壊電圧VBO’が自動的に増大
しでサイリスタSの誤動作を防止する。
すなわちスパイク電圧VFLは約1.5KHz程度の高
周波に相当するので、このような高い周波数fhに対し
てはインダクタL2のインピーダンス2 πfhlu’が増大し、これによってサイリスタSの実
効的な破壊電圧VBO’は第2図に示すように、インピ
ーダンス2πfhlu’直線を、破壊電圧IBOの座標
上に位置させたとき、電圧軸と交わる点で与えられるた
めである。
かくしてvBo″〉vFLの関係から発振動作を停止し
、放電灯FLが放電を持続する。
このときインダクタL1が従来のチョークコイルの働き
をし、またコンデンサCが雑音防止用コンデンサの働き
をする。
第6図は2個の放電灯FL1,FL2の直列点灯に係る
先行技術の回路図である。
第5図との相違点はり一ケージトランスTを設けてその
2次開放電圧を放電灯FLI,FL2の直列回路の起動
所要電圧より高く設定したことである。
なお、2次巻線W2はインダクタL1の働きをもする。
またこの2次巻線W2に進相用コンデンサC1とその放
電抵抗r1の並列回路を直列接続して、進相限流装置を
構成し高力率点灯回路とじたこLである。
さらに放電灯FL2に逐次起動用コンデンサC2が並列
接続されたこ吉である。
さらにまた各放電灯FL1,FL2の各フィラメントf
11,fl2およびf21,f22が、フィラメント巻
MW3,W4,W5に接続されたこさである。
この第6図の先行技術による放電灯点灯装置では、電源
スイッチSWの投入によって、リーケージトランスTの
2次巻線W2に高電圧が発生され、この高電圧が逐次起
動用コンデンサC2を介して放電灯FL1の両端に印加
される。
同時にフイラメン卜巻線W3,W4,W5の誘起電圧に
基づいてフィラメントf11,fl2およびf21,f
22が予熱される。
かくして各フィラメントが十分予熱されたとき、前記高
電圧に基づいてまず放電灯FL1が点灯する。
放電灯FL1の点灯によってそのインピーダンスは低下
するので、今度は2次巻線W2の高電圧はコンデンサC
2に分圧され、放電灯FL2に印加される。
したがって次いで放電灯FL2が点灯する。
しかしながら、この種の放電灯点灯装置では、電源電圧
の低いラピツド型ランプにしか用いられず、しかも点灯
中は無用の電極電力損失が残る。
更に特に内面導体処理等によりランプ始動電圧低下に配
慮しない場合、リーケージトランスTの2次電圧として
相当高い電圧が必要であり、したがって2次巻線W2の
巻数は多い。
そのため、リ一ケージトランスTの銅量は多く、これに
伴って鉄量も多くなるので、装置が大型、重量化し高価
になる欠点がある。
それ故に、もし2個の放電灯をその型式を問わず高力率
点灯し得る装置を、より小型、軽量化して安価に提供す
ることができれば、省資源化が可能で有利であろう。
本発明者はこのような点にかんがみ先に第7図のような
放電灯点灯装置を提案した。
本発明はこの放電灯点灯装置の改良に関するものである
から、以下この装置について簡単に説明する。
第7図において第5図および第6図と同一付号は同一部
分または相当部分を示す。
この装置の特徴は、交流電源E1電源スイッチSWおよ
び放電灯FLIの直列回路に直列接続されるインダクタ
L1に代えて第2の直線性インダクタL12が図示極性
に電磁結合された第1の直線性インダクタL11を用い
たことである。
また前記第1の放電灯FLIの非電源側端子間に並列に
、前記インダクタL12と第2の放電灯FL2と進相用
コンデンサC1およびその放電抵抗r1の並列回路吉の
直列回路を接続したことである。
さらにこの第2の放電灯FL2にのみ第2の振動回路R
2を並列接続したことである。
第7図の装置の動作は概略次のとおりである。
電源スイッチSWの投入によって第2の振動回路R2が
発振動作を開始し第2の放電灯FL2に発振高電圧vc
を印加するとともに、第2の振動回路R2の高周波発振
電流によってそのフイラメントfl2およびf22が予
熱される。
同時に第2の振動回路R2の入力電流によって第1の放
電灯FL1のフィラメントf11およびf21が予熱さ
れる。
かくして第2の放電灯FL2のフイラメン}fi2およ
びf22が十分加熱されたさき、前記発振高電圧Voに
よって第2の放電灯FL2が起動して進相点灯する。
これによって第2の振動回路R2は発振動作を停止する
が、進相ランプ電流によって第1の放電灯FL1のフィ
ラメントfl1およびf22に予熱電流が与えられ、同
時にコンデンサC1の進相高圧端子電圧がインダクタL
12および第2の放電灯FL2を介して第1の放電灯F
L1に印加されるので、次いで第1の放電灯FL1が起
動し遅相点灯する。
すなわち放電灯FLIおよびFL2は、FL2,PLl
の順にシーケンス点灯される。
第1の放電灯FL1は遅相点灯され第2の放電灯FL2
は進相点灯されるので、装置全体として高力率かつフリ
ツカレス点灯となる。
また遅相点灯側の第1の放電灯FLIのフイラメン卜f
11およびf21には遅相ランプ電流と進相ランプ電流
とが重畳して流れるが、両ランプ電流の位相差によって
各ピン電流の大きさは各ランプ電流と同一程度に設定で
きるから、フィラメントf11およびf21が過熱する
ことがなく、放電灯はPL型、FLR型のいずれでも使
用できる。
このように第7図の先行技術による放電灯点灯装置は、
昇圧用のリ一ケージトランスを必要とせず、かつ単一の
高電圧発生回路をもって2個の放電灯に高電圧が印加で
きるので、放電灯はFL型、FLR型のいずれでもよく
、またシリコンコーティングあるいは内面導体などの起
動補助手段も不要となる特徴がある。
のみならず、装置全体として高力率フリツカレス点灯さ
れ、小型、軽量および低廉化が図れるといった各種の利
点がある。
しかしながら、第7図の装置においては、第1、第2の
直線性インダクタLl1,L12の磁路構成によって、
その小型化の割合に相当の差があり、また遅相点灯回路
のランプ電流波形立ち上り部分に相当の差がある。
したがって、もし第7図のような放電灯点灯装置におい
て、その限流装置のより小型化が図れ、かつランプ電流
波形の改善による効率の向上を図ることができれば有利
であろう。
それ故に、本発明の目的は限流装置を可及的に小型、軽
量化することである。
本発明の他の目的は、進相点灯回路のランプ電流波形を
特にその立ち上り部分において改善し、効率を向上せし
めることである。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第8図は本発明の放電灯点灯装置に用いられる第1、第
2の直線性インダクタL11およびL12の一実施例の
平面図を示す。
図において、1および2はE型のコアで、それぞれ中央
脚11および21は側脚12,13および22,23よ
り若干短く形成され、側脚12,13および2223を
当接したとき、中央脚11および21の間に第1の空隙
3が形成される。
4,5は磁気分路を形成するコアで、それぞれ第2の空
隙6,7を有する。
なお、Ll1’,L12’は第7図の第1、第2の直線
性インダクタL11およびL12のコイルを示す。
次に第γ図および第8図の動作を説明する。
第1の直線性インダクタL11は、入力電流、すなわち
第1の放電灯FLIの遅れランプ電流と、第2の放電灯
FL2の進相ランプ電流の和電流によって励磁される。
第2の直線性インダクタL12は、進相ランプ電流のみ
によって励磁される。
第2の放電灯FL2の点灯維持電圧を確保するために、
インダクタL11およびL12は第7図に示すように逆
極性に接続されており、したがって、インダクタL11
およびL12の進相電流成分による磁束は相殺方向とな
る。
しかしながら、インダクタL11およびL12の間には
前述のとおり第1の空隙3が介在されているため、これ
によって両者間は磁気結合を保つと同時に両者間に漏洩
インダクタンスが発生し、この漏洩インダクタンスと進
相用コンデンサC1のキャパシタンスによって、進相ラ
ンプ電流が限流される。
また前記インダクタL11およびL12間の進相ランプ
電流成分による磁束相殺によって、第1のインダクタL
11は基本的には遅相ランプ電流成分のみによる単チョ
ークコイルとして作動する。
ここで、第1の直線性インダクタL
11を流れる進相ランプ電流により発生する磁束φ7e
adtは次式で与えられる。
φ7ead+=φ7eadu+φAeadt2 (1)
ただし、φlead11は第1の空隙3を通って第2の
直線性インダクタL12と鎖交する成分、φlead1
2は磁気分路4,5および第2の空隙6,7を通る成分
である。
また、第1の直線性インダクタL11を流れる遅相ラン
プ電流により発生する磁束φllagxは次式で与えら
れる。
φlag1=φ7agtt+φlagt2 (2)ただ
し、φ7ag11は第1の空隙3を介して第2の直線性
インダクタL12と鎖交する成分、φlag12は磁気
分路コア4,5および第2の空隙6,7を通る成分であ
る。
さらにまた、第2の直線性インダクタL12を流れる進
相ランプ電流により発生する磁束φAead2は次式で
与えられる。
φlead2=φlead2x+φ7ead22 (3
)ただし、φAead21は第1の空隙3を介して第1
の直線性インダクタL12と鎖交する成分、φlead
22は磁気分路コア4,5および第2の空隙6,7を通
る成分である。
第9図は上記各磁束の位相関係を正弦波と仮定して示す
第1、第2の直線性インダクタL11およびL12の巻
数比は、第1、第2の放電灯FL1およびFL2に同等
の点灯維持電圧を与えるため、約1:1に選ばれる。
したがって、第9図は電流波形にも相当する。
なお、第9図には入力電流i(力率がほぼ1なので電源
電圧eでもある)も併示されている。
第9図を参照して第7図および第8図の動作をさらに詳
述すると、第2の放電灯FL2は進相点灯であるから、
ランプ電流波形の立ち上り部分において限流インピーダ
ンスを小さくするためにはリーケージインダクタンスX
Lの仮想端子電圧VXLが大きい方がよい。
そのためにはその瞬間のり一ケージインダクタンスXL
の鎖交磁束が大きい方がよい。
そこで第9図によれば、φAead2の立ち上り時に第
2のインダクタL12に鎖交する磁束φ2はφ2−φ7
ead12十φ7agt2であり、これはφAead2
に対して加極性であるから、第2の放電灯FL2を流れ
る遅相ランプ電流波形は極めてよく、磁気分路コア4,
5と第2の空隙6,7の他にスリット等を必要としない
これに対して、第1の放電灯FL1の電流波形は遅相で
あるから、その立ち上りの限流インピーダンスXL′は
小さくしなければならない。
そのためには、その瞬間の第1の直線性インダクタL1
1の鎖交磁束の変化率が小さくなければならない。
第1の直線性インダクタL11の磁気回路はそのときφ
7eadt+φlag1の磁束がある。
これは入力電流波形と同相であるからコアは飽和に近い
状態であり、dφ/dtは小さく目的にかなうようにみ
える。
しかしながらφlead2tが第1の直線性インダクタ
L11と減極性に鎖交する。
この磁束はφlead1と逆極性でコアを飽和から引き
戻すように作用する。
したがって、φ7dad2tは小さい方がよい。
すなわち、φAead2の割合が大きい方がよい。
しかるに、進相ランプ電流の立ち上り時tこおいては再
点灯電圧を要する。
それ故その時には結合の度合は大きい方がよい。
この矛盾は前記磁気分路の第2の空隙6,γによって解
決できる。
すなわち、ランプ電流の立ち上り時少ない磁束において
は、第2の空隙6.7が第1、第2の直線性インダクタ
L11およびL12の結合を断ち放電維持電圧を確保す
る。
いったん第2の放電灯FL2が点灯し進相ランプ電流が
ある程度の値以上になると、第2の空隙6,7を通る分
路の磁束φllead11十φ7ead22が加極性で
あるから、結合度が低下し所期の目的が達成される。
以上の動作をまとめると、第1の空隙3は遅相点灯する
第1の放電灯FL1の電流変動率を改善する。
磁気分路コア4,5は、第2の直線性インダクタL12
の発生する磁束φlead1が一定レベル以上の値に達
したときに、その第1の直線性インダクタL11への鎖
交の割合を減らし、遅相ランプ電流の立ち上り波形を改
善する。
第2の空隙6,7は進相ランプ電流の零位相において、
第1、第2の直線性インダクタL11およびL12を結
合させて、進相ランプ電流の放電維持電圧を得るもので
ある。
なお、磁気分路コア4,5は、第1の空隙3の位置に一
致して設けてもよいが、第1の空隙3よりも第1の直線
性インダクタL11側寄りになると、前記ランプ電流波
形改善および電流変動率は低下する。
第8図の実施例は一対のE型コア1,2の突き合せが基
本となっており構成が簡単である。
しかしながら、第1の空隙3が通常の単チョークコイル
のそれに比較してかなり大きいので、E型コア1,2の
固定に留意を要する。
第10図はそのための構造の一例を示し、第8図の第1
の空隙3位置にアルミニウムなどの非磁性体板8あるい
は8′を介在し、非磁性体板8の両面とE型コア1,2
の中央脚IL12の先端面に接着剤を塗布したり、非磁
性体板8′の中央透孔9の内面とE型コア1,2の中央
脚I1,21の先端面との空所に接着剤を充填して固化
し強固に固着することが望ましい。
本発明は第7図の特定の実施例回路について説明された
が、本発明は何らこれに限定されるものではなく、例え
ば以下の各実施例回路にも適用され得る。
第11図は第2の直線性インダクタL12に小容量の側
路用コンデンサC3を並列接続するとともに、高電圧発
生回路R2のインダクタL2にバイアス巻線B1を電磁
結合して設け、かつこのバイアス巻MDIをコンデンサ
Cと直列接続したものである。
なお、C4は雑音防止用コンデンサである。
この実施例回路の特徴は、高電圧発生回路R2の発生す
る高周波高電圧Voが、前記側路用コンデンサC3を介
して第2の直線性インダクタL11を側路し、かつ進相
コンデンサC1の端子電圧に重畳されて第]の放電灯F
L1に印加されるため、第1の放電灯FL1が先行点灯
し、次いで第2の放電灯FL2が点灯することである。
それによって、第7図の装置において第2の放電灯FL
2が先行点灯したため高電圧発生回路R2が発振動作を
停止し、第1の放電灯FL1の点灯が困難ないしは不可
能になることを効果的に防止できる。
なお、高電圧発生回路R2のバイアス巻線B1は、イン
ダクタL2にプラスまたはマイナスバイアスを与えて、
発振出力電圧Voの振幅を増減したり発振期間を限定で
き、最適の発振エネルギーに設定できる。
第12図は第1の放電灯FL1のフィラメントf22の
みを、高電圧発生回路R2の高周波発振電流で急速予熱
し、第1の放電灯FL1を先行点灯させるようにしたも
のである。
第13図は第11図の構成において、高電圧発生回路R
2のインダクタL2にさらに他のバイアス巻線B2を電
磁結合して設け、かつこれを入力電流路に挿入したもの
である。
この実施例回路の特徴は、バイアス巻線B2がバイアス
巻線B1と相まって起動時の初期にインダクタL2に過
度のプラスバイアスを与えて、高電圧発生回路R2の発
振期間を著しく小さくし、もってその発振出力電圧Vo
のエネルギーが第2の放電灯FL2の起動エネルギーに
満たず、、第1の放電灯FLiにのみ所定の起動エネル
ギーが与えられることによって、第1の放電灯FL1を
より確実に先行点灯することである。
また、第1の放電灯FLIの点灯によってバイアス巻線
B2を流れる電流位相が変化し、高電圧発生回路R2が
第2の放電灯FL2の起動エネルギーを超える発振出力
電圧Voを発生し、次いで第2の放電灯FL2が点灯す
ることである。
第14図はインダクタL2にバイアス巻線L3のみを電
磁結合して設け、かつこれを第13図と同様に入力電流
路に挿入するとともに、第1、第2の放電灯FLIおよ
びFL2のフィラメントf21およびf22を、高電圧
発生回路R2の高周波発振電流で予熱するようにしてい
る。
この実施例回路では、バイアス巻線B3によってインダ
クタL2に起動初期にマイナスバイアスを与えることに
よって、第13図と同様に第2の放電灯FL2を点灯さ
せず第1の放電灯FL1をより確実に先行点灯し、しか
る後にバイアス巻線B3に流れる電流位相が変化するこ
とを利用して第2の放電灯FL2にプラスバイアスによ
る高出力電圧を与えこれを点灯するものである。
第15図はインダクタL2にマイナスバイアス巻線B3
およびプラスバイアス巻MB4を設ケ、それぞれ入力電
流路および進相ランプ電流路に挿入したもので、第13
図および第14図と同様の結果が得られるのみならず、
第1、第2の放電灯FLIおよびFL2の点灯中に、プ
ラスバイアス巻mB4によって、第5図について述べた
サイリスタSの実効的な破壊電圧VBO’を増大してサ
イリスタSの誤動作をより確実に防止する。
なお、上記各実施例回路において、高電圧発生回路はい
ずれも第2の振動回路を用いる場合について説明したが
、放電灯の起動装置として周知のハルス発生回路、クロ
ースイッチ、マニュアルスイッチなどを用いてもよい。
またコンデンサCの一端イは、図中口、ハ、二、ホのい
ずれに接続してもよい。
以上のように本発明によれば、リーケージトランスを使
用しないので限流装置が小型、軽量化され、また二次開
放電圧も昇圧されていないので進相コンデンサの耐圧が
低くてすみ、したがってこの進相コンデンサの小型、軽
量化も図れる。
また第1、第2の直線性インダクタのVA容量も比較的
小さく、それ故に従来と比較して電力損も小さいという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる起動装置さして好適する昇圧発
振器の回路図、第2図は第1図の昇圧発振器に用いる2
方向性2端子サイリスタの電圧対電流特性図、第3図は
第1図の昇圧発振器の発振動作説明用の電圧、電流波形
図、第4図は第3図の時間軸を拡大した電圧、電流波形
図、第5図および第6図はいずれも本発明の先行技術の
放電灯点灯装置の回路図、第7図は本発明の前提となり
かつ同時に本発明の一実施例でもある放電灯点灯装置の
回路図、第8図は直線性インダクタの一実施例構成を示
す平面図、第9図は第8図の各部磁束の位相関係図、第
10図は第8図のコアの結合方法の二例を示す縦断面図
、第11図ないし第15図はいずれも本発明の放電灯点
灯装置の異なる実施例の回路図である。 図において、Eは交流電源、L11は第1の直線性イン
ダクタ、FL1は第1の放電灯、L12は第2の直線性
インダクタ、C1は進相コンデンサ、PL2は第2の放
電灯、R2は高電圧発生回路、1,2はE型コア、3は
第1の空隙、4,5は磁気分路コア、6,γは第2の空
隙である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流電源に第1の直線性インダクタと、第1の放電
    灯を直列接続し、前記第1の放電灯と並列に少なくとも
    前記第1の直線性インダクタと逆極性に電磁結合する第
    2の直線性インダクタと進相用コンデンサと第2の放電
    灯の直列回路を接続し、前記第1の放電灯を遅相点灯し
    第2の放電灯を進相点灯するものにおいて、前記第1の
    直線性インダクタによって励磁される第1の磁路、と前
    記第2の直線性インダクタによって励磁される第2の磁
    路とを有し、前記第1、第2の磁路は第1の空隙を介し
    て磁気結合され、かつ前記第1の空隙の少くとも第2の
    磁路側において第2の空隙を有する磁気分路を含むこと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
JP7248474A 1974-06-24 1974-06-24 ホウデントウテントウソウチ Expired JPS587037B2 (ja)

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