JPS586794B2 - 部分ニツケル層の形成方法 - Google Patents

部分ニツケル層の形成方法

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JPS586794B2
JPS586794B2 JP53093487A JP9348778A JPS586794B2 JP S586794 B2 JPS586794 B2 JP S586794B2 JP 53093487 A JP53093487 A JP 53093487A JP 9348778 A JP9348778 A JP 9348778A JP S586794 B2 JPS586794 B2 JP S586794B2
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JP
Japan
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plating layer
layer
nickel
copper plating
forming
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JP53093487A
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JPS5521536A (en
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岡田純一
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New Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
New Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷機用気密端子のリード線等の被メツキ物の所
要部分にのみニッケル層を形成する方法に関する。
冷蔵庫,冷凍庫,クーラー等の圧縮機に用いられる冷機
用気密端子は、例えば第1図および第2図に示すように
、帽子状を呈する鉄製の金属外環1の透孔2に、ソーダ
バリウムガラス、ソーダライムガラス等の封着ガラス3
を介して鉄.クロム合金製のリード線4を気密絶縁的に
封着している。
前記金属外還1およびリード線4は封着に先立って酸化
処理が施されるが、特にリード線4については鉄.クロ
ム合金中のクロムの選択酸化処理が行なわれる。
このクロムの酸化物は、封着ガラス3との封着性に優れ
ており、気密性および信頼性の高い封着を行なうために
極めて有用である。
しかしながら、従来はリード線4の全面に酸化クロム層
を形成して、封着ガラス3で封着していたので、封着後
封着ガラス3が融着されていない両端部分の酸化クロム
層を除去しなければならなかったが、酸化クロム層は極
めて安定な酸化物であるため、酸洗い等で簡単に除去す
ることができないという問題点があった。
そのため、本出願人は先に、第3図に示すように、鉄.
クロム合金線40の両端部分にニッケル層41.42を
有し、中央部分にのみ酸化クロム層43を有するリード
線4を用いて冷機用気密端子を製造する方法を出願した
前記の鉄.クロム合金線40の両端部分にニッケル層4
1.42を有し、中央部分に酸化クロム層43を有する
リード線4を形成するには、例えば第4図Aに示すよう
に、鉄,クロム合金線40の封着ガラス3による封着予
定部分,すなわち中央部分のみに合成樹脂等よりなるメ
ッキレジスト層44を形成し、次いで第4図Bに示すよ
うに、鉄.クロム合金線40の両端部分にニッケルメッ
キ層41,42を形成し、さらに第4図Cに示すように
メッキレジスト層44を除去して、中央部分に鉄.クロ
ム合金線40を露出せしめ、しかるのちに従来と同様に
クロムの選沢酸化処理を施して、第4図Dに示すように
、中央部分にのみ酸化クロム層43を形成する方法が簡
便である。
この方法は原理的には非常に優れた方法であるが、鉄.
クロム合金線40の中央部分に十分な酸化クロム層43
が形成され、しかも両端部分のニッケルメッキ層41,
42上には酸化クロム層が形成されないようにするため
には、ニッケルメッキ層41,42の厚さは15〜20
μ程度必要であり、そのためには3〜4時間程度のバレ
ルメツキが必要であるが、このような長時間のメッキに
耐える適当なメッキレジスト剤の入手が困難であった。
また、鉄.クロム合金線40の上に直接ニッケルメッキ
層41,42を施すと、ニッケルメッキ層41,42の
厚さが先端部分が最も厚く中央部分に近づくにつれて次
第に薄くなるといった具合に不均一になり、しかも鉄.
クロム合金線4との密着性が悪いという問題点があった
それゆえ、本発明の主たる目的は、鉄.クロム合金製の
リード線等の被メッキ物の所要部分,例えば両端部分の
みに所要の厚さのニッケル層を形成できる方法を提供す
ることにある。
本発明は要約すると、リード線等の被メッキ物の全面に
第1の銅メッキ層を形成する工程と、この第1の銅メッ
キ層上の全面に所要の厚さの電気ニッケルメッキ層を形
成する工程と、このニッケルメッキ層上の所要部分、す
なわちニッケル層を形成したい部分に第2の銅メッキ層
を形成する工程と、前記第2の銅メッキ層をマスクとし
て露出している電気ニッケルメッキ層を除去する工程と
、前記第2の銅メッキ層と露出している第1の銅メツキ
層とを除去する工程を含むことを特徴とするものである
本発明の上述の目的およびぞの他の目的と特徴は、図面
を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
第5図Aないし第5図Fは、本発明を冷機用気密端子の
リード線に適用した場合の各工程におけるリード線の拡
大縦断面図を示す。
まず、第5図Aに示すように、鉄.クロム合金線40の
全面に塩化ニッケル浴により厚さ0.5μ以下のニッケ
ルストライクメッキ層45を形成する。
次に第5図Bに示すように、ニッケルストライクメッキ
層45の上全面に厚さ10〜15μ程度の第1の銅メッ
キ層46を形成する。
この第1の銅メッキ層46は、銅メツキのスローイング
が良好であるため、鉄.クロム合金線40の先端部分と
中央部分とでメッキ厚さはほとんど異ならない。
次いで第5図Cに示すように、第1の銅メッキ層46の
上全面に厚さ8〜10μ程度の電気ニッケルメッキ層4
7を形成する。
この電気ニッケルメッキ層47の厚さも、下地に第1の
銅メッキ層46があることによって、鉄。
クロム合金線40に直接メッキ形成する場合に比較して
著しく均一に形成される。
次に第5図Dに示すように、電気ニッケルメッキ層47
上の所要部分,すなわち、最終的にニッケル層を形成し
たい両端部分に厚さ1〜3μ程度の第2の銅メッキ層4
8,48を形成する。
なお、この第2の銅メッキ層48.48は厚さが1〜3
μ程度であるため、それに要するメッキ時間は1〜5分
間程度であり、市場で容易に入手できるメッキレジスト
剤によるマスキング法でも何ら支障なく形成できる。
次に全体をニッケルは溶解するが銅は溶解しない処理液
,例えばアミン化合物を含む芳香ニトロ化合物のアルカ
リ溶液に浸漬して、第5図Eに示すように、第2の銅メ
ッキ層48,48によって被覆されていない中央部分の
電気ニッケルメッキ層47を選択的に除去する。
次いで、これを銅を溶解する処理液,例えばアンモニア
性アルカリ酸化剤溶液に浸漬して、第5図Fに示すよう
に、両端部分の第2の銅メッキ層48 ,48および中
央部分の第1の銅メッキ層46を除去する。
このあと、硫酸に硝酸を5%程度加えた処理液によって
酸洗いを行なうと、中央部分に露出しているニッケルス
トライクメッキ層45が除去できる。
しかるのちに、従来と同様のクロムの選択酸化処理を施
すと、中央部分のみに酸化クロム層が形成され、両端部
分のニッケルメッキ層48,48上には酸化クロム層は
形成されない。
従ってこのリード線を用いれば、中央部分の酸化クロム
層を利用して封着ガラス3と気密性およば信頼性の高い
封着が行なえ、しかも封着後 困難な酸化クロム層の除
去作業が不要になる。
なお、上記実施例は冷機用気密端子のリード線について
説明したが、他の被メッキ物についても同様に実施でき
るものである。
本発明は以上のように、被メッキ物の全面に第1の銅メ
ッキ層を形成する工程と、この第1の銅メッキ層上の全
面にニッケルメッキ層を形成する工程と、このニッケル
メッキ層上の所要部分に第2の銅メッキ層を形成する工
程と、この第2の銅メッキ層をマスクとして露出してい
るニッケルメッキ層を除去する工程と、前記第2の銅メ
ッキ層および露出している第1の銅メッキ層を除去する
工程とを含むものであるから、被メッキ物の所要部分の
みに所要の厚さのニッケル層が形成できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷機用気密端子の平面図、第2図は第1図の■
一■線に沿う縦断面図、第3図は先に提案した冷機用気
密端子の製造方法に用いるリード線の縦断面図、第4図
Aないし第4図Dは従来の部分ニッケル層の形成方法を
説明するための各工程におけるリード線の縦断面図、第
5図Aないし第5図Fは本発明の部分ニッケル層の形成
方法の実施例を説明するための各工程におけるリード線
の縦断面図である。 40・・・・・・被メッキ物(鉄.クロム合金線)、4
1,42・・・・・・ニッケル層、43・・・・・・酸
化クロム層、45・・・・・・ニッケルストライクメッ
キ層、46・・・・・・第1の銅メッキ層、47・・・
・・・電気ニッケルメッキ層、48・・・・・・第2の
銅メッキ層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被メッキ物の全面に第1の銅メッキ層を形成する工
    程と、前記第1の銅メッキ層上の全面に電気ニッケルメ
    ッキ層を形成する工程と、前記電気ニッケルメッキ層上
    の所要部分に第2の銅メッキ層を形成する工程と、前記
    第2の銅メッキ層をマスク材として露出している電気ニ
    ッケルメッキ層を除去する工程と、前記第2の銅メッキ
    層および露出している第1の銅メッキ層を除去する工程
    とを含む部分ニッケル層の形成方法。 2 前記第1の銅メッキ層の形成前に被メッキ物の全面
    に塩化ニッケル浴によりストライクメッキを行なう特許
    請求の範囲第1項記載の部分ニッケル層の形成方法。 3 前記第2の銅メッキ層および第1の銅メッキ層の除
    去後に、酸洗いを施す特許請求の範囲第1項記載の部分
    ニッケル層の形成方法。 4 前記被メッキ物が鉄。 クロム合金よりなるリード線である特許請求の範囲第1
    項記載の部分ニッケル層の形成方法。 5 前記所要部分がリード線の両端部分である特許請求
    の範囲第1項または第4項記載の部分ニッケル層の形成
    方法。
JP53093487A 1978-07-31 1978-07-31 部分ニツケル層の形成方法 Expired JPS586794B2 (ja)

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JPS5521536A JPS5521536A (en) 1980-02-15
JPS586794B2 true JPS586794B2 (ja) 1983-02-07

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JPS61201793A (ja) * 1985-03-01 1986-09-06 Tsukada Riken Kogyo Kk 部分めつき方法
JPS61201794A (ja) * 1985-03-01 1986-09-06 Tsukada Riken Kogyo Kk 部分めつき方法
JP3850954B2 (ja) * 1997-06-27 2006-11-29 本田技研工業株式会社 作業機の操作レバー装置
EP0967374B1 (en) 1998-06-26 2004-03-03 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Operation-control lever unit for engine-powered working machine
WO2012108546A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 大日本印刷株式会社 金めっき層を有するステンレス基板とステンレス基板への部分金めっきパターンの形成方法

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JPS5521536A (en) 1980-02-15

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