JPH10265961A - Al又はAl合金への無電解ニッケルめっき方法 - Google Patents

Al又はAl合金への無電解ニッケルめっき方法

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JPH10265961A
JPH10265961A JP7296397A JP7296397A JPH10265961A JP H10265961 A JPH10265961 A JP H10265961A JP 7296397 A JP7296397 A JP 7296397A JP 7296397 A JP7296397 A JP 7296397A JP H10265961 A JPH10265961 A JP H10265961A
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alloy
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electroless nickel
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Shigeyuki Gotou
習志 後藤
Akira Nakabayashi
明 中林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 亜鉛置換処理において亜鉛皮膜を基板の全表
面に均一に形成させてNi−P皮膜を基板の全表面に均
一に形成する。 【解決手段】 Al又はAl合金を亜鉛置換処理した
後、無電解ニッケルめっきを行う方法において、Al又
はAl合金を乾燥した後に亜鉛置換処理することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAl又はAl合金
(アルミニウム又はアルミニウム合金)への無電解ニッ
ケルめっき時の亜鉛置換工程の前処理方法に関する。更
に詳しくはハードディスク用のアルミニウム基板への無
電解ニッケルめっきに適するめっき方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクの製造において、
Al又はAl合金基板に下地めっきとして次亜リン酸又
はその塩を還元剤とする無電解ニッケルめっき皮膜(以
下、無電解Ni−P皮膜又は単にNi−P皮膜という)
を形成することが行われており、このNi−P皮膜を形
成するために、機械加工したAl又はAl合金基板を亜
鉛置換処理した後、無電解ニッケルめっきを行ってい
る。この亜鉛置換処理を行う主たる理由は、Al又はA
l合金基板に直接無電解ニッケルめっきを行ったので
は、Alのイオン化傾向とNiのイオン化傾向の差が大
き過ぎ、皮膜形成が速過ぎて均一な皮膜が形成できない
ためである。即ち、AlとNiの中間のイオン化傾向を
有するZnをAl又はAl合金基板上に析出させて亜鉛
皮膜を形成させた後に無電解ニッケルめっきを行うこと
により、均一なNi−P皮膜を形成している。
【0003】このNi−P皮膜の形成方法には、図6に
示すように、Al又はAl合金の脱脂工程1、水洗工程
2、エッチング工程3、水洗工程4、亜鉛置換工程5、
水洗工程6及び無電解ニッケルめっき工程7が通常採用
されている。また別の従来のNi−P皮膜の形成方法と
して、図7に示すように、Al又はAl合金の脱脂工程
11、水洗工程12、エッチング工程13、水洗工程1
4、第1亜鉛置換工程15、水洗工程16、硝酸水溶液
中への浸漬工程17、水洗工程18、第2亜鉛置換工程
19、水洗工程20及び無電解ニッケルめっき工程21
が採用されている。これ以外にも、これらの工程の間に
種々の工程が入る場合があり、例えばエッチング後に硝
酸水溶液中への浸漬工程を入れる場合や、第2亜鉛置換
工程の後にも更に硝酸水溶液中への浸漬工程と亜鉛置換
工程を繰返していく場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の方法では、亜鉛置換した後にAl又はAl合金基板の
表面に均一に亜鉛皮膜を形成させることができなかっ
た。これは亜鉛置換をする前に基板は水洗後、乾燥され
ることなく、鉛直な状態で亜鉛置換工程まで移送され、
そこで処理されるため、図4(a)に符号Aで示す部分
は他の部分よりも基板表面の付着水が多いことによる。
このように付着水にムラがある状態で亜鉛置換すると、
この部分Aには亜鉛が殆ど析出せず、この状態で無電解
ニッケルめっきを行うと、図4(b)に符号Aで示す付
着水の多かった部分は他の部分と比べてNiの膜厚が小
さくなり、全体としての平滑度の低下の原因となってい
た。この付着水にムラがある状態での亜鉛置換は、図5
に示すように行われると考えられる。まずAl又はAl
合金基板22を付着水23にムラがある状態で(図5
(a)及び(b))亜鉛置換液の中に入れると、Znイ
オンが付着水23の内部に拡散する(図5(c))。こ
こで付着水の多い部分Aより先に付着水の少ない部分B
ではZnイオンが基板表面に到達し、置換反応が起きる
(図5(d))。その結果、付着水の少ない部分Bの基
板表面に亜鉛皮膜25が形成される(図5(e))。こ
の状態では亜鉛皮膜25の表面は局部カソード26とな
り、Al基板表面は局部アノード27となり、引続き拡
散してくるZnイオンは局部カソード26でのみZnと
して析出し、局部アノード27からはAlがAlイオン
として溶出する(図5(f))。こうしてZnの析出に
偏りが生じ(図5(g))、その後の無電解ニッケルめ
っき工程における初期の置換反応によるニッケルの析出
は、局部カソードになるZn皮膜28の表面に集中す
る。
【0005】本発明の目的は、亜鉛置換処理において亜
鉛皮膜を基板の全表面に均一に形成させてNi−P皮膜
を基板の全表面に均一に形成するAl又はAl合金への
無電解ニッケルめっき方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、Al又はAl合金を亜鉛置
換処理した後、無電解ニッケルめっきを行う方法におい
て、上記Al又はAl合金を乾燥した後に上記亜鉛置換
処理することを特徴とするAl又はAl合金への無電解
ニッケルめっき方法である。Al又はAl合金を乾燥し
た後に亜鉛置換処理することにより、亜鉛置換時にAl
又はAl合金の全表面に付着水が存在しないために、図
5(g)に示すような不均一な亜鉛皮膜は形成されず
に、亜鉛が均一にAl又はAl合金表面に析出して均一
な亜鉛皮膜を形成する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。本発明のAl又はAl合金に対する無電解Ni
−P皮膜の形成方法は、Al又はAl合金にまず亜鉛置
換処理を施した後にNi−P無電解めっきを施す方法に
係るものである。図1に示すように、このめっき方法
は、Al又はAl合金の脱脂工程31、水洗工程32、
エッチング工程33、水洗工程34、乾燥工程35、亜
鉛置換工程36、水洗工程37及び無電解ニッケルめっ
き工程38をこの順に有する。また本発明の別のNi−
P皮膜の形成方法は、図2に示すように、Al又はAl
合金の脱脂工程41、水洗工程42、エッチング工程4
3、水洗工程44、乾燥工程45、第1亜鉛置換工程4
6、水洗工程47、硝酸水溶液中への浸漬工程48、水
洗工程49、乾燥工程50、第2亜鉛置換工程51、水
洗工程52及び無電解ニッケルめっき工程53をこの順
に有する。これ以外にも、これらの工程の間に種々の工
程が入る場合があり、例えばエッチング後に硝酸水溶液
中への浸漬工程を入れる場合や、第2亜鉛置換工程の後
にも更に硝酸水溶液中への浸漬工程と乾燥工程と亜鉛置
換工程を繰返していく場合もある。
【0008】本発明の特徴ある乾燥工程(図1の符号3
5、図2の符号45及び50で示す)では、乾燥はAl
又はAl合金を室温〜200℃の雰囲気下に置いて、A
l又はAl合金表面の付着水が消失するまで行われる。
Al又はAl合金に風等を当てても当てなくてもよい。
図1及び図2における水洗以外の工程を詳述すると、脱
脂工程(図1の符号31、図2の符号41で示す)では
通常のアルミニウム用アルカリ性脱脂液を用いた浸漬又
は電解脱脂が行われる。エッチング工程(図1の符号3
3、図2の符号43で示す)ではエッチャントとしてア
ルカリ性又は酸性水溶液を用いる。即ち、1〜10重量
%程度の水酸化アルカリ或いは1〜20容積%程度の酸
水溶液、例えば硫酸・リン酸混合水溶液を使用し、この
エッチャントに60〜75℃で1〜15分間浸漬処理す
る。また亜鉛置換処理工程(図1の符号36、図2の符
号46及び51で示す)では亜鉛置換液として従来から
用いられている組成のものをそのまま使用することがで
き、また亜鉛置換の条件も通常の条件と同じでよい。な
お亜鉛置換液には金属分として亜鉛を含む以外に更に
鉄、ニッケル、銅等の金属塩を含んでいても差し支えな
い。また亜鉛置換処理は図2に示すように必要により複
数回繰り返して行うことができ、特にハードディスクの
製造においては亜鉛置換処理を2回以上施すことが好ま
しい。
【0009】また硝酸水溶液中への浸漬工程(図2の符
号48で示す)では濃硝酸200〜700ml/lの硝
酸水溶液を使用し、15〜35℃で30秒〜2分間浸漬
処理する。なお硝酸水溶液には必要に応じてフッ酸等を
混合してもよい。更に無電解ニッケルめっき工程(図1
の符号38、図2の符号53で示す)では水溶性ニッケ
ル塩(Niとして通常4〜7g/l)、有機酸塩やアン
モニウム塩、アミン等のニッケルの錯化剤(通常20〜
80g/l)を含有し、次亜リン酸又は次亜リン酸ナト
リウム等の次亜リン酸塩(20〜40g/l)を還元剤
として用いた公知のめっき浴、めっき条件が採用され
る。この場合、めっき浴は酸性浴でもアルカリ性浴でも
よく、例えばpH4〜10のものが使用される。なおハ
ードディスクの製造においては、pH4〜6の酸性無電
解ニッケルめっき浴を用いて、リン含量9〜13%(重
量%、以下同様)のNi−P皮膜を5〜30μm程度形
成することが好ましい。
【0010】ここで、無電解ニッケルめっき浴として
は、このように公知の組成のものを使用し得るが、より
好ましくは、水溶性のアンチモン化合物又はビスマス化
合物、例えば酒石酸アンチモニルカリウム、酒石酸アン
チモン、硫酸アンチモン、酒石酸水素ビスマス、酒石酸
ビスマス、硫酸ビスマスの1種又2種以上を微量添加し
たものを使用する。これらの水溶性アンチモン化合物又
はビスマス化合物の添加量は、金属として0.01〜1
00ppm、より好ましくは0.05〜30ppm、更
に好ましくは2〜20ppmであり、4〜15ppmが
最適である。その添加量が少な過ぎると添加効果が発揮
されず、多過ぎると析出速度の減少、無めっき、耐熱磁
気特性の悪化等が発生する。なお水溶性アンチモン化合
物、ビスマス化合物は、水溶性鉛化合物と併用できる。
この場合、水溶性鉛化合物の添加量は鉛として0.01
〜10ppm、特に0.1〜2ppmが好ましい。また
水洗工程(図1の符号32、34及び37、図2の符号
42、44、4749及び52で示す)での水洗は、い
ずれも通常の水洗方法でよいが超音波下で水洗を行って
もよい。
【0011】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。 <実施例1>Al合金板(神戸製鋼所製アルミサブスト
レートグラインディング品)に対し図1に示すように、
次の工程で無電解ニッケルめっきを施した。 (1) 脱脂工程 炭酸ナトリウム0.2モル/l、リン酸ナトリウム0.
05モル/l、ホウ酸ナトリウム0.2モル/l及び界
面活性剤0.5モル/lを含む50℃のpHが9.0の
アルミニウム用アルカリ性脱脂液にAl合金板を5分間
浸漬した。 (2) 水洗工程 脱脂したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗し、鉛
直状態にした。 (3) エッチング工程 水洗したAl合金板を硫酸1モル/l及びリン酸0.5
モル/lを含む70℃のエッチャントに2分間浸漬して
エッチングした。 (4) 水洗工程 エッチングしたAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。
【0012】(5) 乾燥工程 水洗後、鉛直状態にしたAl合金板の付着水を室温で風
を当てて吹飛ばした。 (6) 亜鉛置換工程 乾燥したAl合金板を水酸化ナトリウム2.5 モル/
l、酸化亜鉛0.25モル/l、塩化第2鉄0.01モ
ル/l及び酒石酸ナトリウム0.1モル/lを含む20
℃の亜鉛置換液に50秒間浸漬して亜鉛置換した。 (7) 水洗工程 亜鉛置換したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。 (8) 無電解ニッケルめっき工程 水洗したAl合金板を硫酸ニッケル0.1モル/l、酢
酸ナトリウム0.5モル/l、次亜リン酸ナトリウム
0.2モル/l及び鉛イオン0.5ppmを含む90℃
のpHが4.6の無電解ニッケルめっき液中に90分間
浸漬し、無電解ニッケルめっきを行った。
【0013】<比較例1>実施例1の(5)乾燥工程がな
い以外は、実施例1と同じ工程を経て、実施例1と同一
のAl合金板を無電解ニッケルめっきを行った。
【0014】<実施例2>図2に示すように、実施例1
と同じAl合金板を無電機ニッケルめっきを施した。
(1)脱脂工程から(5)乾燥工程までは実施例1と同様に行
い、この(5)乾燥工程以降を次の工程で無電解ニッケル
めっきを施した。 (9) 第1亜鉛置換工程 上記(5)乾燥工程で乾燥したAl合金板を水酸化ナトリ
ウム2.5 モル/l、酸化亜鉛0.25モル/l、塩
化第2鉄0.01モル/l及び酒石酸ナトリウム0.1
モル/lを含む20℃の亜鉛置換液に50秒間浸漬して
亜鉛置換した。 (10) 水洗工程 亜鉛置換したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。 (11) 硝酸水溶液中への浸漬工程 水洗したAl合金板を500ml/l濃度の25℃の硝
酸水溶液中に30秒間浸漬して、Al合金板表面の亜鉛
を除去した。
【0015】(12) 水洗工程 亜鉛を除去したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。 (13) 乾燥工程 水洗後、鉛直状態にしたAl合金板の付着水を室温で風
を当てて吹飛ばした。 (14) 第2亜鉛置換工程 乾燥したAl合金板を(9)第1亜鉛置換工程で用いた亜
鉛置換液と同一の20℃の亜鉛置換液に20秒間浸漬し
て亜鉛置換した。 (15) 水洗工程 亜鉛置換したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。 (16) 無電解ニッケルめっき工程 水洗したAl合金板を硫酸ニッケル0.1モル/l、硫
酸アンモニウム0.5モル/l、クエン酸ナトリウム
0.2モル/l、次亜リン酸ナトリウム0.15モル/
l及び鉛イオン0.5ppmを含む90℃のpHが8.
0の無電解ニッケルめっき液中に90分間浸漬し、無電
解ニッケルめっきを行った。
【0016】<比較例2>実施例2の(5)乾燥工程及び
(13)乾燥工程がない以外は、実施例2と同じ工程を経
て、実施例1と同一のAl合金板を無電解ニッケルめっ
きを行った。
【0017】<実施例3>実施例2の(5)乾燥工程及び
(13)乾燥工程における乾燥条件を120℃の雰囲気下で
10分間静置してAl合金板表面の付着水を蒸発させる
よう変更にした以外は、実施例2と同様にして、実施例
1と同一のAl合金板に無電解ニッケルめっきを行っ
た。 <比較例3>実施例3の乾燥工程が全てない以外は、実
施例3と同じ工程を経て、実施例1と同一のAl合金板
を無電解ニッケルめっきを行った。
【0018】<比較試験とその結果>実施例1の(6)亜
鉛置換工程、実施例2及び実施例3の(14)第2亜鉛置換
工程を終了した3枚のAl合金板を水洗後乾燥して目視
により観察した。また同様に比較例1の亜鉛置換工程、
比較例2及び比較例3の第2亜鉛置換工程を終了した3
枚のAl合金板を水洗後乾燥して目視により観察した。
更に実施例1の(8)無電解ニッケルめっき工程、実施例
2及び実施例3の(16)無電解ニッケルめっき工程を終了
した3枚のAl合金板を水洗後乾燥して目視により観察
した。また同様に比較例1〜3の無電解ニッケルめっき
工程を終了した3枚のAl合金板を水洗後乾燥して目視
により観察した。これらの結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1より、乾燥した後に亜鉛置換した実施
例1〜3は、付着水のある状態で亜鉛置換した比較例1
〜3に比べて、外観に優れていることが明らかとなっ
た。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、A
l又はAl合金を乾燥した後に亜鉛置換処理することに
より、Al又はAl合金表面の付着水の多寡による影響
が解消され、亜鉛置換処理において亜鉛皮膜を基板の全
表面に均一に形成させてNi−P皮膜を基板の全表面に
均一に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無電解ニッケルめっき処理を示す工程
図。
【図2】本発明の別の無電解ニッケルめっき処理を示す
工程図。
【図3】(a)実施例1〜実施例3の亜鉛置換直後のA
l合金板の正面図。 (b)実施例1〜実施例3の無電解ニッケルめっき直後
のAl合金板の正面図。
【図4】(a)比較例1〜比較例3の亜鉛置換直後のA
l合金板の正面図。 (b)比較例1〜比較例3の無電解ニッケルめっき直後
のAl合金板の正面図。
【図5】亜鉛置換処理中にAl又はAl合金の表面に局
部電池が形成される状況を示す図。
【図6】従来の無電解ニッケルめっき処理を示す工程
図。
【図7】従来の別の無電解ニッケルめっき処理を示す工
程図。
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】<実施例2>図2に示すように、実施例1
と同じAl合金板を無電ニッケルめっきを施した。
(1)脱脂工程から(5)乾燥工程までは実施例1と同様に行
い、この(5)乾燥工程以降を次の工程で無電解ニッケル
めっきを施した。 (9) 第1亜鉛置換工程 上記(5)乾燥工程で乾燥したAl合金板を水酸化ナトリ
ウム2.5 モル/l、酸化亜鉛0.25モル/l、塩
化第2鉄0.01モル/l及び酒石酸ナトリウム0.1
モル/lを含む20℃の亜鉛置換液に50秒間浸漬して
亜鉛置換した。 (10) 水洗工程 亜鉛置換したAl合金板を室温の純水で30秒間水洗
し、鉛直状態にした。 (11) 硝酸水溶液中への浸漬工程 水洗したAl合金板を500ml/l濃度の25℃の硝
酸水溶液中に30秒間浸漬して、Al合金板表面の亜鉛
を除去した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al又はAl合金を亜鉛置換処理した
    後、無電解ニッケルめっきを行う方法において、 前記Al又はAl合金を乾燥した後に前記亜鉛置換処理
    することを特徴とするAl又はAl合金への無電解ニッ
    ケルめっき方法。
JP7296397A 1997-03-26 1997-03-26 Al又はAl合金への無電解ニッケルめっき方法 Withdrawn JPH10265961A (ja)

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