JPS5865822A

JPS5865822A - 法面緑化工法および植生袋

Info

Publication number: JPS5865822A
Application number: JP16217281A
Authority: JP
Inventors: Kazuto Ito; 和人伊藤; Akira Ozaki; 彰尾崎
Original assignee: Nisshin Sangyo KK
Current assignee: Nisshin Sangyo KK
Priority date: 1981-10-12
Filing date: 1981-10-12
Publication date: 1983-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、法面に設置した取付装置に植生袋を取１４け
て、法面に植生を行なう新規な緑化工法および植生袋に
関するものである。

従来、道路、鉄道、宅地などの造成工事において発生し
た盛土あるいは切土等の法面、あるいは天災なとにて発
生した裸地斜面は、その地肌あるいは岩肌が降雨、地震
などによって崩壊する恐れがある場合においては、通常
法面にモルタルを吹付けるか、コンクリート施工により
地肌あるいは岩肌の崩壊を防出している。しかしながら
、このような土木施工を行った法面ば、自然の美観をそ
こなっている。また道路、鉄道、宅地などの建設工事に
よって発生した法面の地肌あるいは岩肌か土質、傾斜の
度合などの観、点からみて、降雨、地震などによって崩
壊する恐れがない場合には、そのまま放置されているが
、このような地肌、あるいは岩肌には植物かなかなか生
育しないため、自然の美替がそこなわれている。

そこで近年、自然破壊の問題か大きく■νすにけられて
いるなかで、諸建設工事にて発生した地肌あるいは岩肌
のままの状態の法面を、何らかの方法にて緑化すること
について、種々検討かなされている。従来、提案されて
いるこれらの各種法面緑化方法は、次に示す方法に大別
されている。

（Ｄ、　　法面に緑色塗料にて着色塗装する方法。

（２χ　法面に、人工疑似植物を取付ける方法。

（８’ｋ　　法面に、っる性植物をはわせる方法。

（Ｇ　　法面に、苔類、地衣類などを生育繁茂させる方
法。

しかしながら、これらの方法のうち（１）の方法におい
ては、自然感を取り戻すにはほど遠いばかりか、降雨、
降雪などにより塗装が剥げたり色が褪せるなどの欠点を
有しており、根本的な法面緑化方法とはいえない。また
（２）の方法は５、（１）の方法よりある程度自然に近
い疑態を示すが、降雨、降雪などにより取付部分より剥
離したり、色が褪色する欠点も有しているため、根本的
な法面緑化方法とはいえない。また（３）の方法では、
ある程度法面の緑化に効果はあるが、法面全体につる性
植物をはわせることは困難であり、またモルタル吹付け
あるいはコンクリート施工法面は夏期に１１光線の輻射
熱で相当高温となるため、これらの植物か枯れてしまう
恐れがある。また（４）の方法でも（３）の方法と同様
な欠点を有している。

このように従来提案されている各種法面の緑化方法は、
いずれも種々欠点を有しているため、法面緑化−業界に
おいては、工業的に十分利用することのできる各柿法面
の緑化方法の出現が強く望まれているのが実情である。

各種育成可能な植生袋を取付け、この植生袋に植物を生
育させることにより法面を緑化する方法で十分実用に供
することができる方法を見い出すことを目的として、種
々鋭、値研究を行った。その結果、地肌、岩肌のままの
状態の法面あるいはモルタル吹付けや、コンクリート施
工で処理された法面などの各種法面に取付装置を設置し
、種子等を収容した植生袋を固定して法面と一体化した
ところ、この植生袋を中心にして植物が育成して広がっ
て繁茂し極めて優れた各種法面の緑化方法てＪ）ること
を知見し、この発明に釘達した。

次に、この発明にお（する法面緑化方法および植生袋に
ついて詳細に説明する。

この発明において対象となる法面は、諸建設工手あるい
は天災ｊ（どにて発生した地肌あるいは岩肌のままの法
面、裸地斜面、またはモルタル吹付けやコンクリート施
工処理をした法面（以下、これらの法面を総称して単に
法面と称する。）で、この発明によれば、これらの法面
をいずれも白テ！９感そめままの状態に緑化することか
できる。

図において、（１）は、取付装置、（２）は、植生袋、
（３）は、植生基材、（４）は、固定具、（５）は、打
込金具（６）は、係山県、（７）は、押え網、（８）は
、法面、である。植生袋（２）は、紙、布、不繊布等に
て作られｔコ袋体の中に種子、肥料、保水剤、土壌改良
剤、又は保水剤の一柿り、Ｌを植生基材（３）として収
容し、その上部には、固定具（４）を取付ζすて完成さ
せる。

肥ネＳ目よ速効性、緩効性、遅効性の肥料を涙金して収
容することが望ましい。保水剤としては、例えばバーミ
キュライト、半水十ツコウ、土壌改良剤としては、例え
ば消石灰である。

植生袋の中Ｑこは、施エル場により植生条件か異”　な
るので、植生条Ｃルに合ったものを製造しておいた方が
望ましい。　　　　　　　　　　　　　　−次に、施工
方法について説明すると、法面（８）の上部、下部に打
込金具（５）を打込んだ後に、取付装置（１）を上下部
の打込金具の間に伸張して取付ける。

このようにして法面全体にわたり、取付装置（１）を取
付けた後に植生袋（２）に設けられている固定具（５）
により取付ける。また法面（８）に凹凸あるいは密着状
態が悪いときには、係止具（６）を植生袋（２）をｊｉ
＋ｉ　Ｌで法面に固定する。またこの時に係止具（６）
にて植生袋（２）を法面（８）にしっかりと口°めるこ
とが必要である。

このようにして法面（８）に植生袋（２）を施工した後
は、土中の水分及び降雨により植生袋（２）中に収容さ
れている植生基材（３）の神子が発芽して緑化が行なわ
れる。

また、珍場条件が岩肌裸地斜面においては、基礎土壌が
ない場合においては、取付Ｗｔ＊（１）、固定具（４）
、打込金具（６）、係止具（７）を用いて法面（８）に
植生袋（８）を固定しＩこ後に、押えＷＡ（７）を上か
らかふぜた後に吹付工法を併用すると降雨による植Ｆ＋
基材（′２）の流亡を起し難く、また肥料切れによる緑
化植生の枯死を防止することかない。まナニ係由具（６
）は必要に応して使用する。

このようにして本発明によれば、従来より不可能とされ
て来た岩肌裸地法面の緑化が出来る極めて工業的価値の
高い法面緑化工法および植生袋である。

【図面の簡単な説明】

？Ｒ１図は、法面に植生袋を施工した状態を示す正面図
、第２図は、植生袋の正面図、第３図は、植生袋のノ〜
〜Ａ継面図、第４図は、取付装置と植生袋の固定具との
取付状態を示す詳細図、第６図は、施工状態を示す側面
図、第７図は、網を併用した施工状態を示す側面図であ
る。図中（１）は、■ｖ付装置、（２）は、植生袋、（３）
は、植生基材、（４）は、固定具、（５）は、打込金具
、（６）は、係山具、（７）は、押え網、’（８）は、
法面である。特許出願人　　　日新産業株式会社４０手続補正書（方式）％式％１　事件の表示　　昭和５６年特許願第１６２１７２号
２　発明の名称　　法面緑化工法および植生袋３　補正
をする者５　補正の対象　　　明　細　書６　補正の内容　　　別紙の通り（１）明細書第７頁第２行〜８行目、図面の簡単な説明
の記載を下記の如く補正する。４、図面の簡単な説明第１図は、法面に植生袋を施工した状態を示す正面図、
第２図は、植生袋の正面図、第３図は、植生袋のＡ〜Ａ
継面図、第４図は、取付装置と植生袋の固定具との取付
状態を示す詳細図、第６図は、施工状態を示す側面図、
第７図は、網を併用した施工状態を示す側面図である。を４、図面の簡単な説明第１図は、法面に植生袋を施工した状態を示す正面図、
第２図は、植生袋の正面図、第３図は、植生袋のＡ−Ａ
ｑ面図、第４図は、取付装置と植生袋の固定具との取付
状態を示す詳細図、第５図は、施工状態を示す側面図、
第６図は、網を併用した施工状態を示す側面図である。 −９６＝

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、法面に取付られた複数の取付装置に、植生基材
を収容した植生袋を取付けたことを特徴とする法面緑化
工法。
（２）種子、肥料、保水剤、土壌改良剤の一種以りの植
生基材を収容するとともに固定具を設けたことを特徴と
する植生袋。　　　　　・