JPS5864657A

JPS5864657A - 磁気テ−プ装置

Info

Publication number: JPS5864657A
Application number: JP56164792A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Yokoyama; 嘉広横山; Masaichiro Tachikawa; 雅一郎立川; Tadashi Maeoka; 正前岡
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1981-10-14
Filing date: 1981-10-14
Publication date: 1983-04-18
Also published as: JPS6238778B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は駆動用モータを有し、この駆動用モータの動力
によってテープ走行モードの切換えを行なう、例えばテ
ープレコーダで代表される磁気テープ装置に関するもの
で、その目的とするところはメカニズムの小型化および
簡素化を図ることにある。

従来よシ、磁気テープ装置のテープ走行モードの切換え
にモータの動力を利用する方法が考えられて来た。かか
る方法は動力源として電磁プランジャを用いたものに比
べて動作時の騒音が少なく、かつ操作感触がすぐれてい
るという利点がある。

しかしこのモータの動力を利用するものはテープ走行手
段を構成する各変位部材を複数の電磁プランジャを用い
て駆動するように構成した装置に比べて、どうしてもメ
カニズムが複雑になり、装置の大型化を避けることが困
難であった。

本発明は上記のような従来の欠点を解消する磁気テープ
装置を提供するものである。

以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。

本実施例はモータ動力を利用してテープの走行モード切
換を行なうパワードライブ方式で、さらにはオートリバ
ースが可能ないわゆるデュアルキャプスタンテープ走行
方式を有する磁気テープ装置に適用したものである。第
１図および第２図は本実施例を示す平面図、第３図は側
面図、第４図および第６図は要部平面図で、第１図、第
２図および第３図はテープ走行モードとしては共に停止
モードを示している。

シャーシ２には一対のリールモータ（図示せず）と、記
録再生ヘッド８および２個の消去へｙ　ト１０．１２と
、磁気テープ６の送りを行なうテープ走行手段と、テー
プ走行手段の動作切換を行なう操作手段とが、固定ある
いは運動可能な状態にて各々配設されている。なお、第
１図は主にテープ定行手段、第２図は主に操作手段の構
成を示している。

前記シャーシ２に固定されたモータシャーシ１４には電
気的に正反転切換可能で、一対のキャプスタン１６．１
８をそれぞれ同一回転方向に直接駆動するキャプスタン
モータ２０．２２が配設されている。ピンチローラ２４
，２６は支軸２８．３０を中心に回動可能なピンチロー
ラアーム３２　、３４上に植立されたピンチローラ支軸
３６．３８に回転自在に枢支されており、それぞれ後述
するようにキャプスタン１６．１８と協働して磁気テー
プ６を定速で駆動する。

＃配置磁気ヘッド８．ｆＯ，１２をｑ　載（、、（ヘッ
ド基板４ｏは前記シャーシ２上を矢印４ｏ４゜４０６方
向に摺動自在に構成されており、復帰バネ（図示せず）
によって常時、矢印４０６方向に附勢されている。アク
チュエータ４２．４４はヘッド基板４ｏの下方（紙面夷
方向）に植立された支軸５０．５２に回転自在に枢支さ
れており、その先端部４６．４８と同じくヘッド基板４
０上に固定されたビン５４．６６との間には圧着バネ５
８．６０が橋架されてｂる。これら圧着バネ６８゜６０
によってアクチュエータ４２．４４はそれぞれ反時計方
向および時計方向に附勢されており、他端部６２．６４
がヘッド基板４０に植立されたストッパ６６．６８に当
接している。アクチュエータ４２．４４とヘッド基板４
０上に形成された角穴７０．７２とで構成された嵌合孔
７４　、７６には前記ピンチローラアーム３２．３４に
植立され下方へ突出した駆動軸７８．８０が嵌合してお
り、ヘッド基板４０の移動に伴なってピンチローラアー
ム３２，３４は一体的に回動可能となっている。なお、
第１図に示す停止モードにおいてはピンチローラアーム
３２．３４は箭記圧着バネの附勢力を受けず、前記復帰
バネ（図示せず）によってヘッド基板４０と共に前記カ
セット４がら離間した位置まで偏倚している。

第１および第２のリール台手段８２．８４は前記モータ
シャーシ１４に植立された一対のリール軸８６．８８に
それぞれ回転自在に枢支されており、前記磁気テープ６
の巻取りあるいは供給を行なう。なお、第１および第２
のリール台手段８２゜８４は全く同じ構成であるので、
ここでは第１のリール台手段８２の構成とその動作につ
いて説明する。

第４図に示すように、前記カセット４に内蔵されたリー
ルハブ（図示せず）に係合する係合爪９４を有する第１
の回転体９ｏと外周に複数の凹凸の歯部１ｏＯを有する
第２の回転体９６がリール軸８６に回転自在に軸支され
ており、両者の間にはフェルト等からなるスリップ機構
１０４が配設されている。第１の回転体９ｏの外周には
後述するアイドラ１３４が選択的に転接し、正反転切換
可能なリールモータ１３６の動力が選択的に第１のリー
ル台手段８０Ｖｃ伝達される。前記歯部１’ＯＯｆ係脱
自在な爪１１２を有する第１のラッチレバー１０８はネ
ジリバネ（図示せず）によって係合状態を保つよ゛うに
常時時計方向に附勢されて伝る〇この状態でｆｌ−ｊ：
第１の回転体９ｏを回転させても第２回転体９６は同一
方向に回転することを阻止され、両者は一定のスリップ
負荷を発生して相対運動を行なう。

しかるに、第１のラッチレバー１０８をバネ力に抗して
反時計方向に回動し、前記爪１１２と前記歯部１００の
係合状態を解除すれば（以後、両者が係合状態にある場
合を第１のラッチレバーが作動状態、非係合状態にある
場合を非作動状態にあると言う］、第１の回転体９０と
第２の回転体９６は両者一体となって回転自在となる。

なお、第２のラッチレバー１１０と第２のリール台手段
７８との関係は第１のラッチレバー１０８と第１のリー
ル台手段８０との関係と同じであるので説明を省略する
。

後述するように通常は前記リールモータ１３６レバー１
０８，１１０を共に非作動状態とし、第１および第２の
リール台手段８２．８４が内部でスリップ負荷を発する
ことなく回転出来るようにしている。

しかるに矢印４００方向に磁気テープ６を定速で送る正
方向記録／再生モード（以後フォワードモードと呼ぶ）
における第２のリール台手段（供給リール台手段）８４
と矢印４０２方向に送る反方向記録／再生モード（リバ
ースモード）における第１のリール台手段（供給リール
台手段）８２け第２および第」のラッチレバー１１０，
１０８を作動状態とすることによってスリップ負荷を発
生して回転するようにしてｂる０これはフォワード・リ
バースモードにおいては磁気テープ６に適度ないわゆる
パックテンションを付加し、安定したテープ走行を実現
するためである。

アイドラ手段１２０は支軸１２２に回動自在に“軸支さ
れ、アイドラバネ１２４によって常時反時計方向に附勢
されたアイドラレバー１２６と、支軸１２８を中心に矢
印４０８および４１０方向に揺動自在だ連結されたアイ
ドラ支持板１３０と、これに植立された支軸１３２に回
転自在に枢支されたアイドラ１３４と、アイドラレバー
１３０とアイドラ１３４との間に配設されて回転時に一
定の負荷を与える摩擦部材（図示せず）とから構成され
ている。

次に、このアイドラ手段１２０の動作について若干説明
するり停止モードにおいて、アイドラ１３４は後述の操
作手段を構成するカムホロワ１６２によって前記リール
モータ１３６の回転軸に固定されたブー！Ｊ−１４０か
ら離間する位置まで偏倚されており、リールモータ１３
６の動力は前記第１および第２のリール台手段８２．８
４に伝達されな込（以後、アイドラ１３４の非作動状態
と呼ぶ）０そこで、例えば矢印４００方向に磁気テープ
６を送りたい場合（フォワードモード。

早送りモード等）はリールモータ１３６を反時計方向に
回転させると共に、アイドラレバー１２６のカムホロワ
１６２による規制を解除する。その１０ど−１・結果、アイドラ１３４は前述のように回転負荷を有する
ので、リールモータ１３６のプーリ１４゜に当接した後
、モータ駆動力にょシ矢印４０８方向に変位し、前記第
１のリール台手段８２の第１の回転体９ｏの外周に転接
する。また逆に矢印４０２方向に磁気テープ６を送る場
合には、リールモータ１３６を時計方向に回転さること
によってアイドラ１３４を第２のリール台手段８４の第
１の回転体９２の外周に転接する。

ブレーキ１４２は停止モードでは先端に固定されたブレ
ーキゴム１４４がブレーキバネ１４６によって第１およ
び第２リール台手段８０．８２に圧接され、制動力が働
いているが、テープ走行中には後述のように両リール台
手段８２．８４から離間される。

以上、テープ走行手段の構成を説明して来たが、次に前
記操作手段の構成を主に第２図に従って説明する。

操作手段はパワーモータ１３８と、減速手段１４８を介
してこのパワーモータ１３ａの動力によって往復運動す
るカム１５０およびカムホロワ１６２と、カムホロワ１
６２の移動に応じて選択的に往復運動する複数の差動機
構と、この選択を行なう同じく複数の選択手段とから主
に構成されている。この操作手段は第３図に示すように
前記シャーシ２とこのシャーシ２に固定されたサブシャ
ーシ１６４に配設されており、前記テープ走行手段を各
モード、すなわちフォワード、リバース。

早送り２巻戻し、キュー、レビュー、一時停止（ポーズ
ンおよび停止の各モードに切換える働きをなす。

カム１６０は一般に三角カムと呼ばれているもので、前
記減速手段１４８を構成する最終ギア１６６に一体的に
形成されている。

このカム１５０はこれにはまり合い先端にラック１８０
，１８２が形成されたカムホロワ１６２と一体的に運動
可能で、電気的制御手段（図示せず）によって第２図に
示す第１の位置と第７図（フォワードモードを表わす）
に示す第２の位置間を選択的に往復運動させることが出
来る０１６８は停止モード（っまシヵムホロヮ１６２が第１の
位置にある）では前記アイドラレバー１２６を時計方向
に変位せしめ、前述の如くアイドラ１３４を非作動状態
としている。

また、カムホロワ１５２に植立されたブレーキ変位軸１
６０は同じく停止モードではブレーキ１４２に形成され
た折れ曲げ部１６２と離間した位置にあり、前記ブレー
キ１４２は前記ブレーキバネ１４６によって制動状態と
されている。

前記シャーシ２と前記サブシャーシ１６４との間に配設
され（以後、本装胃の構成を説明するのにあえてシャー
シ２とサブシャーシ１６４を区別せず、共にシャーシ２
と呼ぶ）、前記カムホロワ１６２と同方向（矢印４０４
，４０６方向ｌ）、に摺動自在な可動部材Ａ、Ｂ、Ｃ，
ＤＩ６６．１６８゜１７０．１７２には図示の如くそれ
ぞれラックＡ。

Ｂ、Ｃ，Ｄ１７２，１７４，１７６．１７８が形成され
ている。ラックＡ、Ｂ１７２，１７４と前記カムホロワ
のラック１８０，１８２との間、さらにラッ３　− りＣ１７６とランクＤ１７８との間にはそれぞれガイド
板Ａ、Ｂ、Ｃｌ８４，１８６，１８８に支軸２０２．２
０４，２０６　Ｋよって回動自在に軸支されたピニオン
Ａ、Ｂ、０２０８，２１０．２１−２が噛み合っている
。

なお、ガイド板Ａ　、Ｂ　、Ｃｌ８４，１８６．１ｓｓ
は、カムホロワ１６２と各可動部材１６４，１６６゜１
６８．１７０の運動に関連して同じく矢印４０４゜４０
６方向に摺動可能となっており、端部に下方に突出した
係止片２１４，２１６，２１８　を有している。

可動部材Ａ１６４と可動部材Ｂ１６６との間には前記ヘ
ッド基板４０に形成された長孔２２０に嵌合する駆動軸
２２２を有する丁字形レバー２２４が支軸２２６，２２
８によって連結されている。前述の如く、ヘッド基板４
ｏが復帰バネ（図示せず）により矢印４０６方向へ附勢
されているので、可動部材Ａ、Ｂ１６４，１６６はそれ
ぞれ係止ピン２３０．２３２に当接して位置決めがなさ
れている０同じく可動部材Ｄ１７０はバネ（図示せず）
によ方向へ附勢されている。可動部材Ｂ、Ｃｌ６６゜１
６８はシャーシ２上の支軸２３４に枢支されたレバー２
３６によって連結されており（第１２図にのみ図示）、
互いに反対方向に運動を行なう。

プランジャＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄ２４０，２４２，２４４．２
４６はほぼ同じ構成であるので、プランジャＡ２４０を
例にとって説明する。

プランジャＡ２４０はコア２４８に植立された支軸２６
６に回転自在に軸支された可動片２６６と、この可動片
２２６を反時計方向に附勢するネジリバネ２７４と、コ
ア２４８に固定されたコイルボビン２８２とから構成さ
れている。

可動片２２６は通常コイルボビン２８２に形成された係
止片３２２によって反時計方向の回転が規制されている
が、コイルボビン２８２に通電スることＫよって吸引力
が働らき、コア２４８に吸着される（以後この状態を作
動状態と呼ぶ）。

ところで、プランジャＤ２４６は可動片２７２の形状が
他のプランジャＡ　、Ｂ　、Ｃ２４０，２４２゜１６２４４と若干違っており、その機能もまた異なる。

すなわち、後述するように可動部材Ａ１６４が矢印４０
４方向に一定距離移動した時にプランジャＤ２４６を作
動させると１．可動片２７２の先端部２９０が可動部材
Ａ１６４に形成された係合部３３０に係合する。これＫ
よって可動部材Ａ１６４は矢印４０６方向への移動が規
制される。

次に、前記カムホロワ１６２．各可動部材１６４．１６
６．１６８，１７０　および各ピニオン２０８゜２１０
．２１２からなるいわゆる差動機構と各プランジャ２４
０，２４２，２４４，２４６の動作の説明を行なう。

プランジャＡ、Ｂ２４０，２４２が非作動状態（非通電
状態）にある時には第２図に示すようにガイド板Ａ、Ｂ
１８４，１８６はそれぞれ可動片によって矢印４０６方
向への運動が規制されている０この状態でカムホロワ１
６２を第１の位置から第２の位置まで移動させると、ピ
ニオンＡ　、　Ｂ　２０８．２１０を介して可動部材Ａ
、Ｂ１６４，１６６に動力が伝達され、それぞれ矢印４
０４方向へ変位また、逆に作動状態（通電状態）にある
時にはピニオンＡ　、　Ｂ　２０８　、２１０は可動片
２６６．２６８による規制を受けず、カムホロワ１６２
の移動量の約１／２　だけ矢印４０６方向−・変位する
（第８図参照）。これは可動片Ａ　、Ｂ２６６．２６８
が前述のようにバネ力によって矢印４０６方向に附勢さ
れているためである。

なお、可動部材Ｃ，Ｄ１６８，１７０とプランジャＣ２
４４の動作についても同様な考え方で理解出来る。

以上の説明かられかるように、各プランジャ２４０．２
４２，２４４，２４６をそれぞれ作動状態もしくは非作
動状態とすることによって、各可動部材１６４，１６６
．１６８，１７０を選択的に矢印４０４方向へ変位させ
ることが出来る。

次に長手方向に摺動可能なように構成された切換レバー
２９２は第２図および第６図に示すように、カム面Ａ　
、Ｂ２９４，２９６を有する切欠きＡ。

Ｂ２９８，３００が形成されている。前記第１およ７び第２のラッチレバー１０８，１１０はこれらに植立さ
れたピン３０２，３０４がそれぞれ切欠きＡ。

Ｂ２９８，３００に規制される範囲内で回動出来るよう
に構成されている。

支軸３０６に回転自在に軸支されたＬ字型レバー３０８
　（第２図および第６図にのみ図示］は、前記可動部材
Ｄ１７０と切換レバー２９０を連結する部材で、長孔３
１０，３１２にはそれぞれ切換レバー２９０と可動部材
Ｄ１７０上に同種された支軸３１４　、３１６が嵌合し
ている０停止モードにおいては第２図および第５図（実
線で示す）に示すように、切換レバー２９０は右方向に
偏倚されている。この状態では第２のラッチレバー１１
０はこの切換レバー２９０によって何ら規制を受けず作
動状態のま捷であるが、第１のラッチレバー１０８はカ
ム面Ａ２９４に前記ピン３０２が当接し、非作動状態と
されている。しかるに、第２のラッチレバー１１０は可
動部材Ｂ１６６に形成された腕３１８によってピン３２
０を介して時計方向に回動変位せしめられ、上記切換し
／＜−２９０作動状態とされている。

次に、本磁気テープ装置の動作原理の説明を行なう。前
述の停止モードから第６図および第７図に示すフォワー
ドモードに切換える場合には前記プランジャＣ２４４の
みを作動状態（通電状態）とし、しかる後に前記パワー
モータ１３８を駆動し、前記カム１５０および前記カム
ホロワ１６２を第１の位置から第２の位置まで移動する
。

その結果、前述の如く可動部材Ａ、Ｂ１６４゜１６６お
よび前記丁字形レバー２２４は矢印４０４方向へ移動し
、前記ヘッド基板４０およびこれに連動するピンチロー
ラ２４，２６カセツト４の方へ一定距離りだけ前進させ
る。前記アクチュエータ４２．４４の他端部６２．６４
が前記ストッパ６６．６８から離間するまでヘッド基板
４０を前進すると、ピンチローラ２４．２６には前記圧
着バネ５８．６０の力が作用して前記キャプスタン１６
．１８に押圧される。なお前記キャブスタンモータ２０
．２２は装置の電源スィッチ（図示せずンを作動した後
は停止モードにある場合を含めて常時同方向に回転され
ている。これは特に慣性が大きい場合に問題となるキャ
プスタンモータ２０．２２の起動時の立ち上がりの遅れ
を防ぐためである。

一方、プランジャＣ２４４が作動状態にあるので可動部
材Ｂ１６６および可動゛部材Ｃ１６８の移動によって可
動部材Ｄ１７０とこれに連動する前記切換レバー２９０
は何ら影響を受けること（はない。しかるに、可動部材
Ｂ１６６の移動に伴なって第２のラッチレバー１１０は
腕３１８による規制が解除され、前記ネジリバネ１１８
の附勢力によって作動状態に持ち来たされる０これによ
ってフォワードモードにおいて供給リール台手段として
働らぐ第２のリール台手段８４は前述のごとく回転時に
スリップ負荷を発生し、走行する磁気テープ６に適度な
パックテンションを与えることが出来る。

また、カムホロワ１５２が移動することＫよって前記ア
イドラ１３４は作動状態、前記ブレーキ１４２は非制動
状態となり、反時計方向に回転するリールモータ１３６
の駆動力はアイドラ１３４を介して前記第１のリール台
手段８２に伝達される０なお、フォワードモードの場合に限らず、一般にモード
切換動作完了後は省電力のために各プランジャ２４０，
２４２，２４４，２４６への通電を断つようにしている
。

次に、停止モードからリバースモードへ切換える場合の
動作を説明する。

リバースモードの場合にフォワードモードの場合と異な
る点は、プランジャＣ２４４を非作動状態（非通電状態
）とすることおよびリールモータ１３６を時計方向に駆
動させることである。

すなわち、プランジャＣ２４４を非作動状態とすること
によって、可動部材Ｄ１７０は可動部材Ｂ１６６に連動
する可動部材０１６８の移動に伴なって矢印４０４方向
へ変位し、第６図に示すように切換レバー２９２を一点
鎖線で示す位置まで変位させる。これによって前述した
フォワードモ１　− 一ドの場合とは逆に第１のラッチレバー１０８は作動状
態、第２のラッチレバー１１０は非作動状態とをシ、供
給リール台手段として働く第１のリール台手段８２にス
リッン°トルクを発生させることが可能となる。その他
の点はフォワードモードの場合と全く同じである。

以上、停止モードからフォワードあるいはリバースモー
ドへの切換動作を説明したが、逆にフォワードあるいは
リバースモードから停止モードへ切換えを行なう場合に
はリールモータ１３６を停止すると共にカムホロワ１６
２を第１の位置まで復帰させることのみによって行なえ
る。また、フォワードモードカラリバースモードへ、逆
にリノく一スモードからフォワードモードへの切換えは
−Ｈ停止モードを経由して、すなわちカムを１回転させ
て行なう０なお、フォワードあるいはリバースモードの場合に限ら
ず一般にパワーモータ１３８への通電は各プシンジャー
２４０，２４２，２４４，２４６への通電から一定時間
遅らせて行なうようにしてｂる。

に電気的にあるいけ機構的に作動遅れがあっても確実に
動作切換が行なえるようにするためである。

もちろん、プランジャＡ、Ｂ　、Ｃ、Ｄ２４０，２４２
．２４４，２４６のどれをも作動させない時、例えばフ
ォワードモードからリバースモードへ切換える場合など
は以上の点を考慮する必要は全くない（但し、リバース
モードから７オワードモードへ切換える場合は必要）。

次て、第８図に示す早送りおよび巻戻しモードへの切換
えについて説明する。早送りモードと巻戻しモードとの
違−は、リールモータ１３６の回転方向が逆になってい
る点だけであるのでここでは早送りモードを例にとって
説明する。この場合には前記プランジャＡ、Ｂ２４０，
２４２を作動状態にしてカムホロワ１６２をフォワード
およびリバースモードの場合と同様に第１の位置から第
２の位置まで移動する。その結果アイドラ１３４は作動
状態、ブレーキ１４２は非制動状態となる。

一方、各可動部材１６４，１６６．１６８，１７０は２
３カムホロワ１５２の移動とは関係なく停止モードのまま
の状態が保たれ、これによって両リール台手段９２．８
４はスリップ負荷を発生することなく磁気テープ６を高
速で巻取ることφ出来る。つ１リリールモータ１３６の
負荷を最小限にすることが可能である。

次に、キューおよびレビューモードの場合について説明
する。ここでキューおよびレビューモードとは複数の曲
が記録された磁気テープ６の曲間における無信号部を検
出して、いわゆる曲の頭出しを行なえるモードのことを
言い、テープ走行方向はそれぞれ早送りおよび巻戻しモ
ードの場合に対応している。

なお、上記無信号の検出には前記記録再生ヘッド８を用
いている０操作手段の動作はプランジャＡ２４０を作動状態（通電
状態ンとして、切換えを行なうことのみが早送りおよび
巻戻しモードの場合と異なる０すなわちカムホロワ１５
０の移動によって可動部材Ａ１６４が第１０図に示すよ
うに矢印４０４方向へ変位し、前記丁字形レバー２２４
け傾斜状態に持ち来たされる。これにより駆動軸２２２
によって連結されたヘッド基板４ｏはフォワードおよび
リバースモードにおける前記移動量より若干少ない量Ｌ
′だけカセット４の方へ前進する。第９図はこの時のテ
ープ走行手段を示す図で、記録再生ヘッド６は磁気テー
プ８に当接する範囲内でフォワードおよびリバースモー
ドの場合より後退した位置に、またピンチローラ２４．
２６は両キャプスタン１６．１８かられずかに離間した
位置まで前進し、この状態で前記第１もしくは第２のリ
ール台手段８２．８４によってテープの巻取りが行なわ
れる。なお、リールモータ１３６をキューモードの場合
には反時計方向忙、レビューモードの場合には時計方向
に回転してそれぞれ第１のリール台手段８２および第２
のリール台手段８４が駆動されることは言うまでもない
。

次に、一時停止モード（ポーズモード）の説明を行なう
。停止モー、ドから一時停止モードへの切換えは前記プ
ランジャＢ　、Ｄ２４２，２４６を作動２６、−１状態（通電状態）にして前記カム１６０を１回転カムホ
ロワ１６２を１往復させることによって行なう。なお、
この場合リールモータは停止状態のままである０この結果、カム１６２がまず半回転するとヘラ基板４０
およびピンチローラ２４．２６は前述したキューおよび
レビューモードの場合と同じ位置まで前進する。次に、
カム１６２を半回転してカムホロワラック１６２が第１
の位置に移動しても、プランジャＤ２４６の可動片２７
２が第１１図に示すように可動部材Ａ１６４の矢印４０
６方向への復帰を阻止するのでヘッド基板４０およびピ
ンチローラ２４，２６は上記位置に保持される０次に、
この一時停止モードから例えばリバ−スモードへ切換え
る時にはリールモータ１３６を回転させると共にカム１
５０およびカムホロワ１６２を第２の位置まで変位させ
るだけでよい。この場合、停止モードから切換へる場合
に比べてヘッド基板４ｏの移動量が少ないということ、
また可動部材Ａ１６４が移動しないことなどから切換時
に２６ベーーおけるメカニズムの負荷が小さくてすむ。その結果パワ
ーモータ１３８をより高速で回転させることが可能とな
り、モード切換時における動作時間を短縮出来る。なお
フォワードモードの場合にも同様のことが言える。

以上の説明から明らかなように本発明の磁気テープ装置
は、駆動用モータの動力によって往復駆動される駆動手
段（実施例ではカムホロワ）と、この駆動手段の往・復
動に従って選択手段によって選択的に作動位置と非作動
位置をとりつる可動手段を備え、テープ走行手段を構成
する各変位部材例えば磁気ヘッド、ピンチローラ手段あ
るいはブレーキ手段等をその必要動作により駆動手段と
可動手段にそれぞれ連結し、これによりテープ走行手段
のモード切換えが行なわれるように構成したもので、複
雑な動作を行なわしめるためにどうしても部品点数の増
加あるいは大型化が避けられなり操作メカニズムを直接
駆動手段によって変位部材を変位させる構成の採用によ
シ簡単な構成にしてかつコンパクトに実現することが出
来る。

段を用いることにより、上記駆動手段と可動手段が単純
な往復運動をするだけでテープ走行モードの切換えが行
なえ、従来のいわゆるモータドライブ方式の操作メカニ
ズムに比べて動作の信頼性をより一層高めることが出来
る魂のである０なお、本発明実施例はオートリノζ−ス
が可能ないわゆるデュアルキャプスタン方式の磁気テー
プ装置に関するものであるが、例えばワンウェイ方式（
一方向のみの記録／再生）あるいはシングルキャプスタ
ン方式の磁気テープ装置にも本発明は適用出来る。

【図面の簡単な説明】

各図面は本発明の一実施例を示し、第１図および第２図
は停止モードにおけるテープ走行手段および操作手段の
状態を示す平面図、第３図は同モードにおける装置の要
部を示す側面図、第４図は・リール台手段の構造を示す
側面図、第５図はリール台手段のスリップ機構の切換動
作を示す要部平面図、第６図および第７図はフォワード
モードにおけるテープ走行手段および操作手段の状態を
示す平面図、第８図は早送りおよび巻戻しモードにおけ
る操作手段の状態を示す平面図、第９図および第１０図
はキューおよびレビューモードにおけるテープ走行手段
と操作手段の状態を示す要部平面図、第１１図は一時停
止時における操作手段の状態を示す要部平面図、第１２
はラックＢとラックＣの関係を示す要部平面図である。２・０・０シヤーシ、４争轡拳・・・カセット、６・・
・・・・磁気テープ、８・・・・・・記録再生ヘッド、
１６゜１８・０・・・キャプスタン、２４．２５ｍ＋＋
・・ピンチローラ、３２，３６・・・・・・ピンチロー
ラアーム、４　Ｑ　１１１１＋１＠１１・ヘッド基板、
８２・０・−・第１のリール台手段、８４・・・・・・
第２のリール台手段、９０゜９２・・・・・・第１の回
転体、９６．９８・・・・■第２の回転体、１００　、
１０２−−−−−−凸凹歯部、１Ｑ４゜１０６１Ｉ・・
・１ＩＩＩスリップ機構、１０８−−−−−−第１のラ
ッチレバー、１１０・拳・−・・第２のラッチレバー、
１２０　＠＠ａｍ＠＠アイドラ手段、１３４１１１１＠
１１１１１１アイドア、１３６　・・幸・・・リールモ
ータ、１３８　　拳・・骨・・パ・ｅカム、１６２　・
・・・・・カムホロワ、１６４　・・ｏＩＩＩ１１１可
動部材Ａ、１６６　・・・・・−可動部材Ｂ、１６８・
・・・・・可動部材Ｃ１１７０・・・・・・可動部材Ｄ
、１７２．１７４，１７６．１７８，１８０，１３２拳
。・・・・ラック、２０８　・・・・・・ビニオンＡ、
２１０　・・・拳−ピニオンＢ　、　　２１２　　ｂｌ
ｌｌｌａ−・シピニオンＣ，２２４…・・９Ｔ字型レバ
ー、２４０−−−・・骨プランジャＡ、２４２・１１０
１Ｉ・プランジャＢ、２４４　・・＠ｅ・・プランジャ
Ｃ２４６０，・…プランジャＤ、２９０−；・…切換レ
バー０

Claims

【特許請求の範囲】

（１）駆動用モータと、この駆動用モータの動力によっ
て往復駆動なされる駆動手段と、この駆動手段の往復動
に従って選択的に作動位置と非作動位置をとシうる可動
手段と、上記駆動手段の駆動力を上記可動手段に伝達す
るか否かを選択制御する選択手段と、テープ走行手段を
構成する複数の変位部材と、前記複数の変位部材のうち
少なくとも１つの変位部材を上記駆動手段に連結する連
結部材と、前記複数の変位部材のうち他の変位部材を前
記可動手段に連結する連結手段とを具備し、上記駆動手
段に連結された変位部材はその駆動手段の駆動により動
作位置に変位され、上記可動手段に罐連結された変位部
材は上記選択手段により可動手段に駆動手段の駆動力が
伝達された時のみ動作位置に変位されるように構成した
ことを特徴とする磁気テープ装置。２７・−二・
（２）テープ走行手段を構成する変位部材は磁気ヘッド
と、定速で回転されるキャプスタンと協働して磁気テー
プを定速駆動するピンチローラ手段と、リール台手段を
制動もしくは非制動状態とするブレーキ手段と、上記リ
ール台手段にモータの動力を選択的に伝達する伝達手段
とを有し、上記ブαキ手段および伝達手段はそれぞれ駆
動手段に連結し、上記磁気ヘッドおよびピンチローラ手
段は可動手段に連結してなる特許請求の範囲第（１）項
記載の磁気テープ装置。