JPS5858301B2 - 被覆光フアイバの製造方法 - Google Patents
被覆光フアイバの製造方法Info
- Publication number
- JPS5858301B2 JPS5858301B2 JP51093460A JP9346076A JPS5858301B2 JP S5858301 B2 JPS5858301 B2 JP S5858301B2 JP 51093460 A JP51093460 A JP 51093460A JP 9346076 A JP9346076 A JP 9346076A JP S5858301 B2 JPS5858301 B2 JP S5858301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- coated optical
- nylon
- tension
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガラス製光ファイバの外周がナイロンで被覆さ
れてなる被覆光ファイバの改良された製造方法に関する
。
れてなる被覆光ファイバの改良された製造方法に関する
。
従来、ナイロンで代表される熱可塑性樹脂製の被覆層（
密着型またはパイプ型）を光ファイバの外周に形成する
ときは、既知の通り、光ファイバを押出被覆機にかけ、
その外周に被覆層を形成している。
密着型またはパイプ型）を光ファイバの外周に形成する
ときは、既知の通り、光ファイバを押出被覆機にかけ、
その外周に被覆層を形成している。
こうして製造されたナイロン被覆光ファイバは、上記被
覆後、単にボビンに巻きとられるだけとなっているが、
当該被覆光ファイバにつき検査してみると、ナイロン被
覆前の光ファイバの伝送損失が８ｄＢ／Ｊａｎ程度であ
ったにもかかわらず、その被覆後では上記伝送損失が数
ｄＢ／Ｉａｎ増加しており、そのため当該被覆に起因し
た伝送損失増を抑制する手段が望まれていた。
覆後、単にボビンに巻きとられるだけとなっているが、
当該被覆光ファイバにつき検査してみると、ナイロン被
覆前の光ファイバの伝送損失が８ｄＢ／Ｊａｎ程度であ
ったにもかかわらず、その被覆後では上記伝送損失が数
ｄＢ／Ｉａｎ増加しており、そのため当該被覆に起因し
た伝送損失増を抑制する手段が望まれていた。
本発明は上記の問題点に鑑み、ナイロン被覆後の被覆光
ファイバに張力をかけるだけの後処理加工を施し、これ
により被覆後の伝送特性を飛躍的に改善しようとするも
のである。
ファイバに張力をかけるだけの後処理加工を施し、これ
により被覆後の伝送特性を飛躍的に改善しようとするも
のである。
本発明方法では、はじめ光ファイバの外周にナイロン製
の被覆層を常法により形成するのであり、こうしてナイ
ロン被覆光ファイバをつくることは従来法と同じである
が、本発明方法ではこうして得られた被覆光ファイバ１
に引き伸し張力を加えることを特徴としている。
の被覆層を常法により形成するのであり、こうしてナイ
ロン被覆光ファイバをつくることは従来法と同じである
が、本発明方法ではこうして得られた被覆光ファイバ１
に引き伸し張力を加えることを特徴としている。
図面はこの張力をかけるのに用いることのできる一装置
例を示し、被覆光ファイバ１を巻装した供給側ボビン２
には定張力を同ファイバ１に与えることのできるヒスブ
レーキ３を具備させ、この供給側ボビン２から繰出され
た被覆光ファイバ１はガイドローラ４，４′を通して、
同じ大きさの巻取側ボビン５に巻取るようになっている
。
例を示し、被覆光ファイバ１を巻装した供給側ボビン２
には定張力を同ファイバ１に与えることのできるヒスブ
レーキ３を具備させ、この供給側ボビン２から繰出され
た被覆光ファイバ１はガイドローラ４，４′を通して、
同じ大きさの巻取側ボビン５に巻取るようになっている
。
従って動力源６によって巻取側ボビン５を巻取回転させ
、このときヒスブレーキ３の制動力を適切に調整してお
けば、例えば最大５００ｇ重とか１０ｋｇ重とかのバッ
クテンションを被覆光ファイバ１に与えることができ、
更に図示の実施例ではガイドローラ４．ｌによって同光
ファイバ１に対して、しごきの力を与えており、このよ
うなしごきを行うにはダイスを通すようにしてもよい。
、このときヒスブレーキ３の制動力を適切に調整してお
けば、例えば最大５００ｇ重とか１０ｋｇ重とかのバッ
クテンションを被覆光ファイバ１に与えることができ、
更に図示の実施例ではガイドローラ４．ｌによって同光
ファイバ１に対して、しごきの力を与えており、このよ
うなしごきを行うにはダイスを通すようにしてもよい。
光ファイバはコア直径６０μｍ、外径１５０μｍの石英
ファイバの外周に直径２００μｍのポリ弗化ビニリデン
層を有するものを採用し、この光ファイバのナイロン被
覆前の伝送損失を測定したところ８ｄＢ／ｋｍであった
。
ファイバの外周に直径２００μｍのポリ弗化ビニリデン
層を有するものを採用し、この光ファイバのナイロン被
覆前の伝送損失を測定したところ８ｄＢ／ｋｍであった
。
上記光ファイバの外周に、外径０．９ ａｍのナイロン
被覆層を押出被覆手段により形成し、その被覆光ファイ
バ１を巻取側ボビン５に巻きとった。
被覆層を押出被覆手段により形成し、その被覆光ファイ
バ１を巻取側ボビン５に巻きとった。
このようにして巻きとった被覆光ファイバ１を、再び普
通に弛く巻きなおしてこれの伝送損失を測定したところ
、１０ ｄＢ／ＩＱｌであった。
通に弛く巻きなおしてこれの伝送損失を測定したところ
、１０ ｄＢ／ＩＱｌであった。
それに対し、上記被覆光ファイバ１に５００ｇ重のバッ
クテンションをかけたものでは、その伝送損失が９．２
ｄＢ／ＩｃｒｒＬとなり、前述した伝送損失１０ ｄＢ
／Ｉｃｒｒｌと比べ、０．８ｄＢ／ｋＩｎだけ伝送損失
を減じることができた。
クテンションをかけたものでは、その伝送損失が９．２
ｄＢ／ＩｃｒｒＬとなり、前述した伝送損失１０ ｄＢ
／Ｉｃｒｒｌと比べ、０．８ｄＢ／ｋＩｎだけ伝送損失
を減じることができた。
なお、上記のごとくバックテンションによる引き伸し張
力をかけた場合、当該張力をかけないものと比べて被覆
層の成形歪は是正されるが、この際の引き伸し張力が１
０ｋｇ重を越えると、光ファイバの断線事故が発生する
虞れがあり、したがって当該張力は１０ｋｇ重以下に設
定するのがよい。
力をかけた場合、当該張力をかけないものと比べて被覆
層の成形歪は是正されるが、この際の引き伸し張力が１
０ｋｇ重を越えると、光ファイバの断線事故が発生する
虞れがあり、したがって当該張力は１０ｋｇ重以下に設
定するのがよい。
本発明は上記の通り被覆光ファイバに対し張力を加える
ようにしたので、これにより被覆光ファイバ形成時に生
じたナイロンの成形歪による光ファイバのマイクロベン
ドが是正され、この結果前記の測定値のように伝送損失
を低減することができ、このようにして規格値内のもの
を確実に製造することができる。
ようにしたので、これにより被覆光ファイバ形成時に生
じたナイロンの成形歪による光ファイバのマイクロベン
ドが是正され、この結果前記の測定値のように伝送損失
を低減することができ、このようにして規格値内のもの
を確実に製造することができる。
図は本発明に係る製造方法を実施するのに用いる装置の
一例を示す平面説明図である。 １・・・・・・被覆光ファイバ。
一例を示す平面説明図である。 １・・・・・・被覆光ファイバ。
Claims (1)
- １ ガラス製光ファイバの外周にナイロンからなる被覆
層を被覆形成して被覆光ファイバをつくり、次に該被覆
光ファイバに引き伸し張力を加えて上記被覆層の成形歪
を是正する被覆光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51093460A JPS5858301B2 (ja) | 1976-08-05 | 1976-08-05 | 被覆光フアイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51093460A JPS5858301B2 (ja) | 1976-08-05 | 1976-08-05 | 被覆光フアイバの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5319038A JPS5319038A (en) | 1978-02-21 |
| JPS5858301B2 true JPS5858301B2 (ja) | 1983-12-24 |
Family
ID=14082934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51093460A Expired JPS5858301B2 (ja) | 1976-08-05 | 1976-08-05 | 被覆光フアイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5858301B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS521322B2 (ja) * | 1971-08-02 | 1977-01-13 | ||
| JPS5917290Y2 (ja) * | 1979-06-04 | 1984-05-21 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用高周波ナイフ |
| JPS5973451A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 被覆光フアイバの製造方法 |
| JPS59162151A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光伝送用ガラスフアイバの樹脂被覆方法 |
| JPS6172657A (ja) * | 1983-09-08 | 1986-04-14 | Agency Of Ind Science & Technol | 金属コ−ト光ファイバの低損失化法 |
| JPS60110716A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-17 | Takeda Chem Ind Ltd | ポリウレタン樹脂の製造法 |
| AU573381B2 (en) * | 1984-09-13 | 1988-06-02 | Vapocure International Pty. Limited | Hydrated catalyst complex and process for drying one component coatings |
-
1976
- 1976-08-05 JP JP51093460A patent/JPS5858301B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5319038A (en) | 1978-02-21 |
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