JPS5855532B2 - 診断方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数のシステム要素の組合せでシステム構成の
属性を設定することにより異なる機能を有する装置に対
し診断プログラムを一元化した診断方法に関するもので
ある。

従来、複数のシステム要素の組合せでシステム構成の属
性を設定するような装置、たとえばチャネル制御装置に
おいては当該システム構成に固有な属性に応じてメモリ
から読み出したデータを中央処理装置ＣＰＵの指令によ
り複数の各種子ャネルに転送するように制御される。

チャネルの種類としてはブロック多重チャネルＢＭＣ，
多重チャネルＭＸＣ，セレクタチャネルＳＬＣ等が用い
られる。

チャネル制御装置に接続されるこれらのチャネルの種類
と数、チャネルの論理機番、サブチャネル数およびデー
タバス幅等は個々のシステム毎に異なり、それらの組合
せにより当該システム構成の属性を設定することにより
、当該システムに応じた各種の機能を有する装置が得ら
れる。

このような装置を診断するときは各システム毎に別個の
診断プログラムを作成することが必要となる。

これにより診断プログラムの作成のみならず操作が複雑
となり、診断時間が長くかかり従って価格高となる。

本発明は上述の欠点を改善するもので、その目的はシス
テム構成の違いによる属性を予め設定することにより異
なる機能を有する装置に対し診断プログラムを一元化す
る診断方法を提供することである。

前記目的を達成するため、本発明の診断方法は複数のシ
ステム要素の属性を組合せてシステム構成の属性を設定
することにより当該システム構成に応じた機能を有する
装置の診断方法において、診断時には前記システム構成
に係らない特定なシステム構成の属性を得る回路を設け
、該属性に対応する診断プログラムによりシステム毎に
異なる機能を有する装置を一元的に診断することを特徴
とするものである。

以下本発明を実施例につき詳述する。

第１図は本発明の原理説明図である。

同図において、通常時属性設定回路１はたとえば前述の
ように、所要のチャネルの種類と数、サブチャネルの数
等の属性の組合せを設定する回路であり、基本的な機能
を有する回路が前記設定値にもとづいて動作することに
より当該システムに要求される各種機能を果す装置であ
る。

これに対し、診断時属性設定回路２は個々の具体的シス
テム構成とは無関係に特定の仮想的なシステム構成の属
性を得る回路であり、診断時この特定属性にもとづく動
作を診断することにより診断プログラムの一元化を図っ
たものである。

従って一方にインバータを挿入した１対のＡＮＤ回路と
ＯＲ回路より成るスイッチ手段３に制御信号Ａを加える
ことにより、通常時属性設定回路１と診断時属性設定回
路２を切替える。

このようにして、通常時には各システム毎に異なる機能
を有する装置につき各別に診断プログラムを作成する必
要がなく、特定属性に対しその診断プログラムを作成し
て診断すれば、要部の大部分をカバーして診断すること
ができる。

この場合、診断時間の短縮と操作の簡単化は格段である
。

勿論、当該システムに固有な所要チャネルの種類と数、
サブチャネルの数等の組合せに関連する小部分の診断が
抜けることはやむを得ない。

第２図は上述の原理に基く本発明の実施例の構成を示す
説明図であり、チャネル制御装置の１例を示す。

同図において、１０は中央処理装置ＣＰ Ｕ。

２０はチャネル制御装置、３０は診断回路を示す。

すなわち通常時はＣＰＵｌ０からの指令データ■をＣＰ
Ｕインタフェイス１２を介し、また外部メモリからデー
タ■をメモリインタフェイス１３を介してチャネル制御
部１１に入力し、指令データ■に基くチャネル制御が行
なわれ、ＣＨインタフェイス１５を介して所定のチャネ
ルとデータ■がやりとりされる。

チャネル制御部１１はたとえば各種のチャネルＢＭＣ、
ＭＸＣ、ＳＬＣ等の属性の如何にかかわらず共通的な機
能部分の制御を行なう共通制御部１１−１と、各種のチ
ャネルＢＭＣ、ＭＸＣ、ＳＬＣ等に特有な機能部分の制
御を行なう特定制御部１１−２を含む。

この特定制御部１１−２は必要により属性設定回路１４
から該当するチャネルに関する属性を読み出して制御を
行なう。

属性設定回路１４は第１図で示した回路から成り、通常
時は通常時設定回路１からの属性が読出されて、特定制
御部１１−２は当該システム構成に応じた動作をする。

診断時には、診断回路３０が前記仮想システムのＣＰＵ
１０、メモリ、チャネル等を擬似して各インクフェイス
を通じて診断データのやりとりを行なう。

この場合には共通制御部１１−１および特定制御部１１
−２は前記仮想システム構成をとったと同様の動作を行
なわせるような診断プログラムにより診断が行なわへそ
の結果が各インクフェイスを介し診断回路３０に入力さ
へその正否が判断される。

この場合には通常時のシステム構成、すなわち、現実の
システム構成とは全く無関係に特定のシステム構成を前
提とした診断プログラムを用い一元的診断を行なうもの
である。

本実施例では第１図の通常時属性設定回路１と診断時属
性設定回路２をスイッチにより切替えるようにしている
が、属性設定回路を書替え可能にして通常時と診断時と
でその内容を書替えるようにしてもよい。

以上説明したように、本発明によれば、システム構成の
違いによる属性を予め設定することにより異なる機能を
有する装置に対し、診断時には特定な仮想システム構成
の属性を得る回路を設け、この属性に対応する診断プロ
グラムにより一元的に診断を行なうものである。

これにより異なるシステム構成を有する装置に対し各別
の診断プログラムを作成する必要がなく、操作は簡単と
なり診断時間を短縮することができる。

かつ前記特定の属性に対する診断プログラムにより診断
することにより要部の大部分をカバーし診断の目的を十
分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、第２図は本発明の実施例
の構成を示す説明図であり、図中、１０は中央処理装置
、１１はチャネル制御部、１１−１は共通制御部、１１
−２は特定制御部、１２はＣＰＵインタフェイス、１３
はメモリインクフェイス、１４は属性設定回路、１５は
ＣＨインタフェイス、２０はチャネル制御装置、３０は
診断回路を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数のシステム要素の属性を組合せてシステム構成
   の属性を設定することにより当該システム構成に応じた
   機能を有する装置の診断方法において、診断時には前記
   システム構成に係らない特定なシステム構成の属性を得
   る回路を設け、該属性に対応する診断プログラムにより
   システム毎に異なる機能を有する装置を一元的に診断す
   ることを特徴とする診断方法。