JPS5854818Y2 - コンクリ−ト電柱におけるア−ス線引出口の土砂侵入防止具 - Google Patents

コンクリ−ト電柱におけるア−ス線引出口の土砂侵入防止具

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JPS5854818Y2
JPS5854818Y2 JP14846777U JP14846777U JPS5854818Y2 JP S5854818 Y2 JPS5854818 Y2 JP S5854818Y2 JP 14846777 U JP14846777 U JP 14846777U JP 14846777 U JP14846777 U JP 14846777U JP S5854818 Y2 JPS5854818 Y2 JP S5854818Y2
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JP
Japan
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piece
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wire outlet
earth
lid
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JP14846777U
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JPS5473998U (ja
Inventor
純三 市川
Original Assignee
名伸電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電柱製造時に埋設されたアース線引出口に建
柱時に引き込むアース線を導くリード線を係止させるよ
うにすると共に、建柱後にアース線引出口より土砂が侵
入しないように防止するための土砂侵入防止具に関する
ものである。
従来、コンクリート電柱にあって1よ、アース線引出口
より建柱時にアース線を引出した後該引出口にはテープ
等を貼着したりして不完全に塞ぎ地中に埋め込んでいる
ために建柱後に雨水或は土圧等によって前記テープ等が
剥がされて引出口から電柱内に土砂が流入し、逆に該土
砂が流出した電柱周辺に空洞ができて電柱が傾き、それ
により架線された電線が異常に展張して遂には断線して
大事故を招致する原因となっている。
本考案はかかる従来欠点に鑑み、アース線引出口に密閉
嵌合させる土砂侵入防止具を開発し既に出願しており、
さらに、電柱内にアース線を挿通し易くするように電柱
製造の際にあらかじめアース線引込用のリード線を電柱
内に挿通し、その先端を係止させるようにした土砂侵入
防止具についても開発し既に出願している。
本考案はかかるリード線の係止を兼備えた土砂侵入防止
具の改良したものである。
以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。
図において1は電柱Aに埋込み設置する筒体であり、内
径全面をテーパー面とし、さらに大径側の端面には内周
縁に弧状面2を設けて鍔片3を周設し、電柱の肉厚と略
等しくかつ扁平状に形成し、さらに両側壁4,4にはコ
ンクリートによく抱絡させるための突条5を突設する。
しかして、6は筒体10大径側先端部に嵌着する合成樹
脂により全体を一体に成形した土砂侵入防止具であり、
7は蓋片、8,8は互いに平行なるように蓋片7の裏面
に垂設された一対の板片で、該一対の板片8,8は前記
筒体1の内側壁に当接嵌合できるように所望の間隔を隔
てて形成される。
蓋片7の周縁には筒体1の内径より大なる外径を有する
鍔部9を板片8,8の外側にはみ出して形成し、また蓋
片7の裏面には前記一対の板片8,8間に縦筒10をそ
の板片8に対して平行にかつ蓋片7と一体に形成すると
共に蓋片7の表面に前記縦筒10の内部に連通ずるスリ
ット11を蓋片7の全長に亙って開設する。
このため縦筒10にはアース線引込用のリード線を巻回
して係止し得ると共に、板片8,8にスリット11の間
隔を狭めようとする外力が働くと、縦筒10はそれに反
発して板片8.8を外方へ弾発させることができる。
さらに蓋片7の一端縁にはアース線を挿通させるための
切欠き12を形成する。
13は前記一対の板片8,8間にまたがって一体に架設
された湾曲状の屈曲片で、該屈曲片13は板片8,8に
該板片8,8間の間隔を狭めようとする外力が働くとそ
れに反発して該板片8,8を外方へ弾発させることがで
きる。
前記筒体1はコンクリート電柱Aの製造に際してコンク
リート型枠の所定位置に大径側を電柱外側にして固定さ
せてコンクリート中に埋め込み、アース線引出口Bを形
成する。
このようにしてアース線引出口Bを備えて形成した電柱
Aには第5図に示すように別に設けたアース線引入口(
図示せず)からアース線を引込むためのリード線Cを挿
通しておき、該リード線Cの先端を土砂侵入防止具6の
縦筒10に挿通し捲回しておけば確実に係止することが
できる。
即ち、第5図に示すものはリード線Cを縦筒10に挿通
した後蓋片7の前面に捲回し上下スリット11に挟持さ
せた例であり、また、第6図に示すものは第5図の拡大
図である。
そしてコンクリート電柱Aを建柱した後、先ずリード線
Cの後端を結びつけたリード線保持具をアース線引入口
(何れも図示せず)から取出してリード線を解放すると
共にリード線Cの後端にアース線りの先端を結びつける
ついで土砂侵入防止具6をアース線引出口Bから外して
リード線Cを取外して引張ればアース線りを簡単に電柱
A内に挿通することができ、アース線を設置することが
できる。
次に第7図に示すようにアース線引出口Bから引出した
アース線りを電柱A内にたるませることなく展張してか
ら土砂侵入防止具6をアース線引出口Bに挿入嵌着する
が、その時一対の板片8が筒体1の内側壁で押圧されて
その間隔を狭めようとする力か゛働くが、屈曲片13に
弾力性を持たせているので板片8をアース線引出口B内
に容易に挿入できるとともに挿入後も屈曲片13の弾性
復元力によって板片8が筒体1の内側壁に押圧され、一
方板片8にはスリット11の間隔を狭めようとする力も
働くが、縦筒10がそれに抗する反発性を発揮して板片
8を筒体1の内側壁に押圧するので、結局において防止
具6は屈曲片13と縦筒10両者の弾発作用により筒体
1内に確実に嵌合し脱落することはない。
また、電柱Aから引出したアース線りの先端は接地棒E
を接続して地中Fに埋設するが、アース線引出口Bもま
た地中に埋没させるために防止具6は土庄を受け、さら
に雨水に影響させられるが、蓋片7の鍔部9が筒体1の
弧状面2に合致して支承されると共に鍔片3,3に当接
し、また板片8,8が縦筒10および屈曲片13の弾発
力で筒体1の内側壁に圧接して嵌合しているために土砂
、雨水の侵入を阻止するのは勿論、土圧に対しても筒体
1内に押込まれていくことはなく、さらに高破断強度を
もつ合成樹脂による一体成形であることと相俟って強い
耐圧力がある。
前記屈曲片13は断面S状のものに限定されることなく
、例えばU状或はV状等、板片8,8の間隔を圧縮し復
元する機能があれば形状を限定することなく自由に使用
できる。
以上に述べたように本考案の土砂侵入防止具は、蓋片の
裏面に一対の板片を平行に一体に垂設し、一対の板片間
の間隔をアース線引出口の内壁に嵌合し得るように設け
ると共に、該一対の板片間にまたがって該各板片を外方
へ弾発し得る湾曲状の屈曲片を一体に架設し、一方蓋片
にはその裏面で前記一対の板片間に縦筒をその板片に対
して平行に形成し、該蓋片の表面に前記縦筒内部に連通
ずるスリットを該蓋片の全長に亙って開設して、合成樹
脂により一体成形したものであるから、縦筒がリード線
を係止させるための役割りを果すとともに縦筒および屈
曲片の弾発性を利用したことによって筒体の内側壁との
嵌合性に優れ脱落することもなく、電柱の建柱前におい
ては電柱内にリード線を保持した状態での積重ね保管も
安定かつ確実に出来る。
また蓋片の一端縁に切欠きを形成しているので、アース
線を防止具に挿通することなく容易かつスムースに引出
すことができ、さらに該防止具を筒体の先端部に嵌込む
だけで良いから取付作業をすこぶる簡単に行える。
さらに、建柱後においては、蓋片の鍔部が筒体の鍔片上
に密着し、かつ板片が縦筒および屈曲片の弾発性によっ
て筒体の内側壁に押圧されて筒体の先端部に密着状態で
嵌合保持されるので、確実に電柱内への土砂等の侵入を
防止し、電柱の傾き、あるいはそれに起因して惹起され
る断線事故等を防止することができる。
このとき、アース線引出し後に切欠き部に余裕がある場
合はテープ等貼着すれば、土砂、雨水等を電柱内へ侵入
させることはない。
さらにまた、合成樹脂の一体成形により形成することが
できるからコスト的に安価に製造でき、しかも耐候性も
よく長期間にわたり完全な状態で使用できる等多くの利
点がある。
なお本考案の土砂侵入防止具はアース線引出口と略同様
に構成したアース線引入口に使用できること勿論で、引
入口に使用した場合、取付は容易で特に雨水の侵入を阻
止し、またアース線を確実に保持して風雪等の圧力によ
く耐えて脱落することなく長期間安定して使用できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係わるもので、第1図は斜視図、第2図は
裏面図、第3図は筒体に土砂侵入防止具を嵌着した状態
の一部縦断斜視図、第4図は同上横断面図、第5図はリ
ード線を係止させた状態の縦断面図、第6図は同上要部
拡大図、第7図は建柱後の使用状態の縦断面図である。 6・・・・・・土砂侵入防止具、7・・・・・・蓋片、
8,8・・・・・・板片、9・・・・・・鍔部、10・
・・・・・縦筒、11・・・・・・スリット、12・・
・・・・切欠き、13・・・・・・屈曲片、A・・・・
・・電柱、B・・・・・・アース線引出口、C・・・・
・・リード線、D・・・・・・アース線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂により蓋片の裏面に一対の板片を平行に一体に
    垂設すると共に、該一対の板片間の間隔をコンクリート
    電柱の所定個所に形成されたアース線引出口の内壁に嵌
    合し得るように設け、また該一対の板片間にまたがって
    該各板片を外方へ弾発し得る湾曲状の屈曲片を一体に架
    設し、一方、蓋片の周縁には前記アース線引出口の内径
    より大なる外径を有する鍔部を形成し、蓋片の裏面で前
    記一対の板片間に縦筒をその板片に対して平行にかつ該
    蓋片と一体に形成すると共に、蓋片の表面に前記縦筒内
    部に連通ずるスリットを該蓋片の全長に互って開設して
    該縦筒の弾発性により該スリットの間隔を保持し得るよ
    うにし、さらに、蓋片の一端縁には切欠きを形成し電柱
    内に挿通されたアース線を該切欠きから引出するように
    したことを特徴とするコンクリート電柱におけるアース
    線引出口の土砂侵入防止具。
JP14846777U 1977-11-04 1977-11-04 コンクリ−ト電柱におけるア−ス線引出口の土砂侵入防止具 Expired JPS5854818Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5473998U JPS5473998U (ja) 1979-05-25
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JP14846777U Expired JPS5854818Y2 (ja) 1977-11-04 1977-11-04 コンクリ−ト電柱におけるア−ス線引出口の土砂侵入防止具

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