JPH0229341Y2 - - Google Patents

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JPH0229341Y2
JPH0229341Y2 JP1985117572U JP11757285U JPH0229341Y2 JP H0229341 Y2 JPH0229341 Y2 JP H0229341Y2 JP 1985117572 U JP1985117572 U JP 1985117572U JP 11757285 U JP11757285 U JP 11757285U JP H0229341 Y2 JPH0229341 Y2 JP H0229341Y2
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slab
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mounting hole
embedded
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JP1985117572U
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JPS6226118U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に構築物の屋内配線において、天
井板上方の屋根裏内で電線を掛止して吊支するの
に用いる電線掛吊具に関するものである。
(従来の技術) 斯る用途に用いられる従来の電線掛吊具は、第
4図に示すように、螺孔1を備える取付部2をス
ラブ4に埋設する取付体6と、この取付体6に螺
合される螺子部7とリング状の掛止部8とが一体
に形成された掛止体9とを有した構成になつてい
る。そして、スラブ4を構築する際に、予め、型
枠内面に取付体6の取付部2を釘3により固定し
ておき、スラブの完成によつて型枠を除去した後
に外方に突出している釘3の先端部をクリツパー
で切断し、この取付体6の螺孔1に螺子部7を螺
合させて掛止体9を垂設し、この掛止体9の掛止
部8に電線10を紐等の結び部材11で縛着して
電線10を掛吊する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記構成の掛吊具は、第4図か
ら明らかなように、スラブ4の下方に突出状態で
取付けられるため、電線10もスラブ4に対し間
隔を存してその下方に配線されることになる。そ
のために、配線作業時や保守点検時において、掛
止体9に頭を打付けたり、電線10に引掛けたり
することがあり、非常に邪魔になる。
又、単に電線10を掛吊するのみの部材として
は、螺子構造を有していることから比較的高価な
ものとなつており、更に、取付体6を固定した後
に、この取付体6にそれぞれ掛止体9を螺着しな
ければならず、面倒な作業を必要とする。
本考案は、前記従来の問題点に鑑みこれを解消
するためになされたもので、電線をスラブに可及
的に近接させて掛吊でき、安価で取付け作業も簡
易な電線掛吊具を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案の電線掛吊具は、前記目的を達成するた
めに、スラブを形成する際に予め型枠内面に取付
けておくことでスラブ形成後スラブ中に埋設され
る埋込み体と、この埋込み体に設けて電線を保持
させるための結び部材を係着させる係着部とを有
した電線掛吊具において、 前記埋込み体は、前記型枠内面に取付けたとき
に一側部の開口が型枠内面によつて塞がれスラブ
形成後前記型枠を除去したときにスラブの一側面
側に開口する傘状に形成するとともに頂部には取
付孔を形成し、前記係着部は、前記埋込み体の取
付孔に外方から圧入し得かつ先端が型枠内面に干
渉しないようにまた型枠を除去したときに埋込み
体の開口端面から外に突出しないように埋込み体
の開口端面以内に構成するとともに、後面には埋
込み体の取付孔の外面まわりに当接係止させる鍔
部を一体形成するものである。
(作用) 前記構成であれば、まず係着部を埋込み体の頂
部に形成した取付孔に外方から圧入して、係着部
の後面に形成した鍔部が埋込み体の取付孔の外面
まわりに当接係止するまで嵌入する。ついで、係
着部が嵌入された埋込み体を、その一側部の開口
が型枠内面によつて塞がれるように型枠内面に取
付ける。しかる後、型枠間に未硬化のコンクリー
トを注入し、このコンクリートが硬化してスラブ
が形成された後に型枠を除去する。型枠を除去す
ると、埋込み体の一側部の開口がスラブの一側面
と略面一の状態となるとともに、傘状の埋込み体
内には、鍔部によつて抜止め保持された係着部
が、埋込み体の開口端面から突出しない状態で配
設される。したがつて、この係着部に紐等の結び
部材を係着させ、この結び部材で電線を、埋込み
体の開口部側に臨むように縛り付ければ、電線は
スラブに可及的に近接した状態で掛吊される。
(実施例) 以下、本考案の好ましい一実施例を詳説する。
第1図乃至第3図において12は一側部(図で
は下面)が開口された傘状の埋込み体で、下端の
周面部に、釘3により型枠に固定するための一対
の取付部13が外方に突設され、内部に、紐又は
バインド線等の結び部材11を係着するための係
着部16が設けられている。この係着部16に挿
通孔14が穿設されており、この挿通孔14に結
び部材11を挿通させることにより係着してい
る。また、この係着部16は、前記埋込み体12
の頂部に形成した取付孔15に外方から圧入し得
かつ先端が型枠内面(図示せず)に干渉しないよ
うにまた型枠を除去したときに埋込み体12の開
口端面から外に突出しないように埋込み体12の
開口端面以内に構成されているとともに、後面に
は埋込み体12の取付孔15の外面まわりに当接
係止させる鍔部17が一体形成されている。尚、
埋込み体12、係着部16及び鍔部17は全て合
成樹脂で構成してある。
前記構成とした実施例掛吊具は、第3図に1点
鎖線で示すように、係着部16を埋込み体12の
頂部に形成した取付孔15に上方から圧入して鍔
部17が埋込み体12の取付孔15の外面まわり
に当接係止するまで嵌着せしめる。そして、これ
を、スラブ4に取付ける場合には、埋込み体12
の取付部13を型枠の内面に釘3により固定し、
型枠間に未硬化のコンクリートを注入してスラブ
を形成した後に、型枠を除去し、外方に突出して
いる釘13の先端部をクリツパーで切断し、この
ようにしてスラブ4等に埋設固定する。然る後
に、結び部材11を係着部16の挿通孔14に挿
通して係着させた上、該結び部材11で電線10
を、埋込み体12の開口側に臨む如くに縛着する
のである。
(考案の効果) 叙上のように、本考案の電線掛吊具によると、
電線がスラブに当接又は可及的に近接した状態で
取付けられるので、従来のように掛止体9に頭を
打付けたり、電線を引掛けたりすると云つたトラ
ブルが絶無となり、天井裏での作業を良好に行う
ことができる。
また、本考案の場合、埋込み体を傘状に形成し
ているため、結び部材を係着部に係着させるため
の作業空間を広く確保でき、結び部材の係着作業
を容易に行なうことができる。
また、係着部は、スラブ中に埋設されかつ埋込
み体の取付孔の外面まわりに当接係止された鍔部
によつて、強固に抜止め保持されるとともに、こ
の係着部と埋込み体は、係着部を埋込み体の頂部
の取付孔に外方から圧入して埋込み体と共にスラ
ブ中に配設するので、施工も非常に楽であり、更
に、螺子構造等の複雑な構成がなく、合成樹脂成
形により安価に作製することができるなど実用上
有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の電線掛止具の一実
施例を示し、第1図は取付状態の縦断面図、第2
図は平面図、第3図は分解正面図、第4図は従来
の電線掛吊具の使用状態の縦断面図である。 4……スラブ、10……電線、11……結び部
材、12……埋込み体、15……取付孔、16…
…係着部、17……鍔部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スラブを形成する際に予め型枠内面に取付けて
    おくことでスラブ形成後スラブ中に埋設される埋
    込み体と、この埋込み体に設けて電線を保持させ
    るための結び部材を係着させる係着部とを有した
    電線掛吊具において、 前記埋込み体は、前記型枠内面に取付けたとき
    に一側部の開口が型枠内面によつて塞がれスラブ
    形成後前記型枠を除去したときにスラブの一側面
    側に開口する傘状に形成するとともに頂部には取
    付孔を形成し、前記係着部は、前記埋込み体の取
    付孔に外方から圧入し得かつ先端が型枠内面に干
    渉しないようにまた型枠を除去したときに埋込み
    体の開口端面から外に突出しないように埋込み体
    の開口端面以内に構成するとともに、後面には埋
    込み体の取付孔の外面まわりに当接係止させる鍔
    部を一体形成していることを特徴とする電線掛吊
    具。
JP1985117572U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0229341Y2 (ja)

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JPS6226118U JPS6226118U (ja) 1987-02-17
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0516834Y2 (ja) * 1987-11-30 1993-05-06
JP4520234B2 (ja) * 2004-07-07 2010-08-04 未来工業株式会社 管・ケーブル類の支持具の設置方法及び管・ケーブル類の支持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5990680U (ja) * 1982-12-08 1984-06-19 荻原 五朗 ヒューム管用支持具

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JPS6226118U (ja) 1987-02-17

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