JPH0712482Y2 - インサート - Google Patents

インサート

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JPH0712482Y2
JPH0712482Y2 JP1990400432U JP40043290U JPH0712482Y2 JP H0712482 Y2 JPH0712482 Y2 JP H0712482Y2 JP 1990400432 U JP1990400432 U JP 1990400432U JP 40043290 U JP40043290 U JP 40043290U JP H0712482 Y2 JPH0712482 Y2 JP H0712482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
suspending
hook portion
ceiling wall
insertion path
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1990400432U
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English (en)
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JPH0487902U (ja
Inventor
昭八 清水
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Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
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Publication date
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、天井壁に埋設して、
二重天井の下地材や配線機器等を支持する吊り下げ材を
吊り下げるためのインサートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインサートとしては、例
えば図9に示すような構成のものが知られている。
【0003】図9に示す従来例では、天井壁21に埋設
固定されたインサート22が、合成樹脂製のインサート
本体23内に雌ネジ体24を埋め込み成形して構成さ
れ、このインサート22の雌ネジ体24にネジ棒よりな
る吊り下げ材25を螺合した状態で、吊り下げ材25の
下端に二重天井の下地材26等を吊り下げ支持できるよ
うになっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来構成においては、天井壁21に埋設固定されたイン
サート22に吊り下げ材25を取り付ける際に、吊り下
げ材25をインサート22の雌ネジ体24に螺合しなけ
ればならないため、その取り付けが非常に面倒であると
いう問題があった。特に、天井壁21に二重天井の下地
材26を吊り下げ支持したり、天井裏の配線機器を取り
付けたりする場合には、多数の吊り下げ材25を必要と
するため、吊り下げ材25の取り付けに時間が掛かっ
て、作業能率を低下させるという問題があった。
【0005】又、前記の従来構成では、インサート本体
23内に雌ネジ体24を埋め込み成形したり組み込んだ
りしていたので、製造コストが高くなるという問題もあ
った。
【0006】この考案は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、吊り下げ材の取り付けをワンタッチ操
作で容易かつ短時間に行うことができると共に、構造が
簡単で製造コストを低減化することができるインサート
を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案に係るインサートは、天井壁に埋設さ
れ、吊り下げ材を吊り下げるためのインサートであっ
て、吊り下げ材の一端に設けられたフック部が挿入され
る開口を下端に有し、該開口より吊り下げ材が斜め上方
に向かって挿入されるように傾斜して形成された挿入路
と、該挿入路の上端にて吊り下げ材をその軸方向を中心
に回動させることによってフック部が挿入路から移動し
て脱落不能に掛止される掛止部とを備えたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたインサートを天井壁に
埋設固定した状態で、そのインサートの吊り下げ材を取
り付ける場合には、吊り下げ材の一端に設けられたフッ
ク部をインサート本体の下方から挿入路内に挿入した
後、吊り下げ材を回動させると、フック部がインサート
本体の掛止部に掛止されて、挿入路から脱落可能に保持
される。従って、インサートに対する吊り下げ材の取り
付けをワンタッチ操作で容易かつ短時間に行うことがで
きる。又、傾斜して形成された挿入路により吊り下げ材
が不用意に抜け外れることがなく、安定した状態に吊り
下げることができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案を具体化したインサートの一
実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、インサート1
の本体2は合成樹脂材料により形成され、その上半部に
は上方に開口した収容室3が形成されている。蓋体4は
インサート本体2に連結体5を介して一体に連結形成さ
れ、収容室3の上端開口部を覆うようにインサート本体
2上に取り付けられる。複数の係止爪6は蓋体4の下面
に突設され、この係止爪6が収容室3の開口内縁に設け
られた複数の係止部7に係合することによって、蓋体4
がインサート本体2上の取り付け状態に係止保護され
る。
【0011】釘孔8,9は上記インサート本体2から蓋
体4にかけて上下方向に延びるように形成され、図3及
び図4に示すように、コンクリートの打設により天井壁
10を成形する際に、この釘孔8,9を介して型枠11
に釘12を打ち込むことにより、インサート1を型枠1
1の内面に固定することができる。又、この実施例にお
いては、前記釘12の中間部に折り取り用の溝部12a
が設けられ、天井壁10を打設成形して型枠11を離型
した後、釘12の先端部をこの溝部12aから折り取り
除去できるようになっている。
【0012】挿入路13は前記インサート本体2の下半
部に形成され、インサート本体2の下端から収容室3に
向かって斜め上方に延びている。又、この実施例におい
ては、図5及び図6に示すように、一端にフック部14
aを有すると共に他端にネジ部14bを有する吊り下げ
材14が使用され、この吊り下げ材14のフック部14
aがインサート本体2の下方から挿入路13内に挿入さ
れるようになっている。
【0013】平面はほぼ扇形状をなす掛止部15は、前
記挿入路13の上端と連続するように収容室3の内底面
に形成されている。そして、図5から図8に示すよう
に、挿入路13から収容室3内に吊り下げ材14のフッ
ク部14aを挿入した状態で、その吊り下げ材14を図
7の反時計方向へ回動させたとき、フック部14aがこ
の掛止部15に係合して挿入路13から脱落不能に保持
される。ストッパ16は掛止部15上に突設され、図8
に示すように、吊り下げ材14のフック部14aが掛止
部15の奥部まで、回動されたとき、このストッパ16
がフック部14aに係合して、吊り下げ材14の戻り回
動が阻止される。
【0014】次に、前記のように構成されたインサート
を使用する場合について説明する。
【0015】さて、このインサート1を天井壁10に埋
設する場合には、図3に示すように、天井壁10の成形
に先立ち、釘孔8,9を介して型枠11に釘12を打ち
込んで、インサート1を型枠11の内面に固定する。こ
の状態で図4に示すように、型枠11内にコンクリート
を打設して天井壁10を成形すると、インサート1が天
井壁10内に埋設固定される。そして、天井壁10が所
定の硬さまで硬化された状態で、天井壁10の外面から
型枠11を離型し、その後、釘12の先端部を横方向に
揺動させると、その釘12の先端部を溝部12aから容
易に折り取り除去することができる。これにより、図5
に示すように、インサート1の下面には釘12の先端部
が突出せず、その後の吊り下げ材14の取り付け作業等
を安全に行うことができる。
【0016】次に、天井壁10に埋設されたインサート
1に吊り下げ材14を取り付ける場合には、図5及び図
7に示すように、吊り下げ材14のフック部14aをイ
ンサート本体2の下方から挿入路13を通して収容室3
内に挿入し、その後、吊り下げ材14を図7の反時計方
向に回動させると、図6及び図8に示すように、フック
部14aが掛止部15に掛止されて、挿入路13から脱
落不能に保持される。又、このとき、掛止部15上のス
トッパ16がフック部14aに係合して、吊り下げ材1
4の戻り回動が阻止される。
【0017】したがって、インサート1に対する吊り下
げ材14の取り付けをワンタッチ操作で容易に行うこと
ができ、図6に示すように、天井壁10に二重天井の下
地材17を吊り下げ支持したり、天井裏の配線機器を取
り付けたりする場合において、多数の吊り下げ材14を
取り付ける必要があっても、その取り付け作業を短時間
に能率よく行うことができる。
【0018】又、この実施例のインサート1において
は、インサート本体2内に雌ネジ体を埋め込み成形した
り組み込んだりする必要がないので、インサート1の構
造を簡素化することができて、製造コストの低減を図る
ことができる。
【0019】なお、この考案は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、前記実施例におけるスト
ッパ16に変えて、掛止部15の奥部に凹所を設け、吊
り下げ材14のフック部14aがこの凹所と係合して戻
り回動を阻止されるように構成してもよい。
【0020】
【考案の効果】この考案は、以上に説明したように構成
されているため、インサートに対する吊り下げ材の取り
付けをワンタッチ操作で容易に行うことができて、天井
壁に二重天井の下地材を吊り下げ支持したり、天井裏の
配線機器を取り付けたりする場合に、多数の吊り下げ材
の取り付けを短時間に能率よく行うことができ、しかも
吊り下げ材が不用意に抜け外れることがなく、安定した
状態に吊り下げることができ、さらにインサートの構造
が簡単で製造コストを低減することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を具体化したインサートの斜視図であ
る。
【図2】図1に示すインサートの平面図である。
【図3】天井壁にインサートを埋設する過程を示す断面
図である。
【図4】天井壁にインサートを埋設する過程を示す断面
図である。
【図5】天井壁に埋設されたインサートの吊り下げ材を
取り付ける過程を示す断面図である。
【図6】天井壁に埋設されたインサートの吊り下げ材を
取り付ける過程を示す断面図である。
【図7】吊り下げ材の取り付け過程におけるインサート
の平面図である。
【図8】吊り下げ材の取り付け過程におけるインサート
の平面図である。
【図9】従来のインサートによる吊り下げ材の取り付け
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インサート 2 インサート本体 10 天井壁 13 挿入路 14 吊り下げ材 14a フック部 15 掛止部 17 二重天井の下地材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井壁に埋設され、吊り下げ材を吊り下げ
    るためのインサートであって、 吊り下げ材の一端に設けられたフック部が挿入される開
    口を下端に有し、該開口より吊り下げ材が斜め上方に向
    かって挿入されるように傾斜して形成された挿入路と、 該挿入路の上端にて吊り下げ材をその軸方向を中心に回
    動させることによってフック部が挿入路から移動して脱
    落不能に掛止される掛止部と を備えたことを特徴とするインサート。
JP1990400432U 1990-12-12 1990-12-12 インサート Expired - Lifetime JPH0712482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400432U JPH0712482Y2 (ja) 1990-12-12 1990-12-12 インサート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400432U JPH0712482Y2 (ja) 1990-12-12 1990-12-12 インサート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0487902U JPH0487902U (ja) 1992-07-30
JPH0712482Y2 true JPH0712482Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31878675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990400432U Expired - Lifetime JPH0712482Y2 (ja) 1990-12-12 1990-12-12 インサート

Country Status (1)

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JP (1) JPH0712482Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715310U (ja) * 1971-03-19 1972-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0487902U (ja) 1992-07-30

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