JPS5854399Y2 - 補強単位パネル - Google Patents

補強単位パネル

Info

Publication number
JPS5854399Y2
JPS5854399Y2 JP1979127265U JP12726579U JPS5854399Y2 JP S5854399 Y2 JPS5854399 Y2 JP S5854399Y2 JP 1979127265 U JP1979127265 U JP 1979127265U JP 12726579 U JP12726579 U JP 12726579U JP S5854399 Y2 JPS5854399 Y2 JP S5854399Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
plate part
unit panel
receiving member
hydraulic pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979127265U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5643790U (ja
Inventor
貞純 細江
秀則 谷地
英治 木村
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP1979127265U priority Critical patent/JPS5854399Y2/ja
Publication of JPS5643790U publication Critical patent/JPS5643790U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5854399Y2 publication Critical patent/JPS5854399Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貯液槽の組立に使用する単位パネルに関する。
以下に本考案にかかる補強単位パネルの一実施例を示す
図面に基いて、本考案を説明する。
第1図において、1は本考案にかかる補強単位パネルで
ある。
2はパネル素体であって、平板部3とその四周に接合縁
部4を適宜角度に立設してなるものである。
5は、前記パネル素体2の平板部3の接合縁部立設側平
板部3における液圧が加わる面の背面側に、間隔lをお
いて支持された平板部受止め用部材である。
該間隔lの大きさは、平板部3の中央においては平板部
3の厚さ寸法程度乃至その4,5倍程度が望ましい。
前記平板部受止め用部材5は、例えば第1図に示す如き
十字状、第3図aに示す如き菱形状、同図すに示す如き
格子状、同図Cに示す如き棒状等適宜形状の部材である
又これらの平板部受止め用の部材5は、第1図に示す如
く、上下方向(図面上)に所定の曲率をもって曲ってい
るのが望ましい。
又平板部受止め用部材5には、■形鋼、H形鋼、角パイ
プ等の部材が使用される。
6は前記平板部受止め用部材5に一体又は別体的に形成
された支持部材であって、その一端は前記パネル素体2
の前記接合縁部4に、ボルト締7、溶接等の手段で固定
されている。
この支持部材6によって前記平板部受止め用部材5が支
持される。
本考案にかかる補強単位パネルは上記に示す如く構成さ
れるので、以下に示す如き作用効果を奏する。
本考案にかかる補強単位パネルを用いて貯液槽を立てた
場合、その貯液槽の側壁を構成する補強単位パネル1に
は液圧が加わって平板部3に歪を生ずる。
この液圧による平板部3の歪を生せしめる要因には2種
類のものがある。
貯液槽内へ液を入れたり排出したりするときに生ずる日
常的なものと、地震その他の巨大衝撃があって貯液が大
きく動揺したときに生ずる異常的なものとがそれである
そのうち異常的なものについて詳細に検討すると次の如
くである。
すなわち、補強単位パネル1に、第2図aに示す如く、
矢符の方向から液圧が加わると、第2図すに示す如く平
板部3はすこし歪曲する。
しかし平板部受止め用部材5は平板部3から間隔lをお
いて支持部材6によって支持されているので、平板部3
が前述の如く歪曲し始めても、平板3は平板部受止め用
部材5に未だ接触しない。
そして液圧によって平板部3が歪曲し始めた初期歪状態
では、支持部材6及びボルト7には、平板部3の歪曲に
よる力は伝わらない。
次に、更に大きな液圧が加わり、第2図Cに示す如く平
板部3が大きく歪曲すると始めて、平板部3は平板部受
止め用部材5に接触する。
そしてそれ以上更に液圧が加わると、平板部受止め用部
材5、支持部材6及びボルト7に力が加わるとともに、
平板部受止め用部材5によって平板部3のそれ以上の歪
曲は防止される。
なお、日常的な歪が生ずる場合は、平板部3が平板部受
止め用部材5に接触するに至らず、従って支持部材6及
びボルト7には歪曲による力は伝わらない。
もし本考案のものと異なって、平板部受止め周部板5が
平板部に全面的に接触している構成の場合は、平板部初
期歪状態の際からボルト7に力が加わるので、平板部3
が大きく歪曲するとボルト7が破壊する恐れがあるが、
本考案の場合は、ボルト7には平板部3の初期歪状態の
際から圧力が加わるのではなく、平板部3の初期歪状態
によって吸収しきれない力がボルト7に加わるので、大
きな液圧が平板部3に加わっても、ボルト7には大きな
力は加わらず、ボルト7は破壊することかない。
以上述べた如く、本考案にかかる補強単位パネルは、液
圧が加わる平板部の背面に、所定間隔をおいて平板受止
め用部材を設けているので、歪曲度の小さい日常的液圧
が加わるときには、平板部の弾性歪によって変形力を巧
みに吸収して、その力が接合縁部を締結するボルトに伝
わらないようにし、よってボルトの疲労破壊要因をなく
することができる一方、歪曲度の大きい異常な液圧が加
わったときには、平板部の背後からその変形歪を受止め
、よって平板部の破壊を防止するととができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本願考案の実施例を説明するためのもの
であって、第1図は本考案にかかる補強単位パネルの斜
視図、第2図a、l)、c、の各図は、補強単位パネル
の作用を説明するための第1図IIII線切断断面図、
第3図a、l)、cの各図は夫々本考案にかかる補強単
位パネルの平板部受止め用部材の斜視図である。 1・・・・・・補強単位パネル、2・・・・・・パネル
素体、3・・・・・・平板部、4・・・・・・接合縁部
、5・・・・・・平板部受止め用部材、6・・・・・・
支持部材、7・・・・・・ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面部の四周に接合縁部を立設してなる貯液槽組立用単
    位パネルにおいて、十字状、菱形状、格子状、棒状等適
    宜形状をした平板部受止め用部材が該平板部受止め用部
    材と一体又は別体的に各端部に形成された支持部材を介
    して前記単位パネルの接合縁部に固定されてなり、前記
    平板部受止め用部材と平板部の液圧が加わる面の背面と
    の間には適宜の間隔が設けであることを特徴とする補強
    単位パネル。
JP1979127265U 1979-09-14 1979-09-14 補強単位パネル Expired JPS5854399Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979127265U JPS5854399Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 補強単位パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979127265U JPS5854399Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 補強単位パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5643790U JPS5643790U (ja) 1981-04-21
JPS5854399Y2 true JPS5854399Y2 (ja) 1983-12-10

Family

ID=29359130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979127265U Expired JPS5854399Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 補強単位パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5854399Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5544794Y2 (ja) * 1977-12-06 1980-10-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5643790U (ja) 1981-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721259B2 (ja) エネルギー吸収組立体及び該エネルギー吸収組立体を備える構築物
JPS5854399Y2 (ja) 補強単位パネル
JPS59187581A (ja) 貯槽用パネル
JPH0439867Y2 (ja)
JPS624314B2 (ja)
JPH0439922Y2 (ja)
JP3848406B2 (ja) 曲率可変の湾曲骨組体
JPH0742275A (ja) Sc壁
JPH0416635A (ja) コンクリート構造物の剪断補強構造
JP3074687U (ja) セグメントの定着部構造
JPH027835Y2 (ja)
JPS624597Y2 (ja)
JP2536222Y2 (ja) 制振鋼杭
JPH0221429Y2 (ja)
JPS588805Y2 (ja) 水平ブレ−ス取付装置
JPS5830819Y2 (ja) ゴム支承体
JP3088670B2 (ja) 免震装置
JP3763952B2 (ja) 角波板製アーチ状構造物の基礎構造
JPH0411994Y2 (ja)
JPH048312B2 (ja)
JPS6014826Y2 (ja) 組立式水槽
JP3169087B2 (ja) 鉄骨梁の横座屈防止構造
JPH021275Y2 (ja)
JPH082165Y2 (ja) デッキプレートを使用したシエルターの接合構造
JPH05209469A (ja) 躯体の制振構造