JPS624597Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS624597Y2 JPS624597Y2 JP1982083451U JP8345182U JPS624597Y2 JP S624597 Y2 JPS624597 Y2 JP S624597Y2 JP 1982083451 U JP1982083451 U JP 1982083451U JP 8345182 U JP8345182 U JP 8345182U JP S624597 Y2 JPS624597 Y2 JP S624597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- corrosion
- flange
- steel sheet
- curved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 13
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 claims description 8
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 claims description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鋼矢板の防蝕カバーに関する。護岸
工事等で使用される鋼矢板は、それらの干満域、
飛沫域の腐食を防止するため、Ｆ・Ｒ・Ｐ等のカ
バーで被覆されるのが普通である。そして防蝕カ
バーは、第１図に示すように各鋼管１，１…を覆
うカバーパネル３を連結して形成される。又、複
数個分のパネルを連続形状にしたカバーもある
が、何れにせよ、その両端に連結用のフランジ４
が必要とされる。このフランジ４は、図から判る
ように断面が平坦で、隣り合うカバーフランジと
重ね合わせて連結される。しかしながら、現実の
各鋼管は一線上に整列してはいないし、各継手２
の係合状態によつても鋼管の間隔は異なつてく
る。防蝕カバーに可撓性があるとはいえ、各カバ
ーパネルを強引に連結することは、ボルト等に大
きな剪断応力を発生させることになり好ましくな
い。このためフランジのボルト孔を長孔にしてい
るが、これで調整できる範囲は極めて小さく、根
本的解決とはなり得ない。
工事等で使用される鋼矢板は、それらの干満域、
飛沫域の腐食を防止するため、Ｆ・Ｒ・Ｐ等のカ
バーで被覆されるのが普通である。そして防蝕カ
バーは、第１図に示すように各鋼管１，１…を覆
うカバーパネル３を連結して形成される。又、複
数個分のパネルを連続形状にしたカバーもある
が、何れにせよ、その両端に連結用のフランジ４
が必要とされる。このフランジ４は、図から判る
ように断面が平坦で、隣り合うカバーフランジと
重ね合わせて連結される。しかしながら、現実の
各鋼管は一線上に整列してはいないし、各継手２
の係合状態によつても鋼管の間隔は異なつてく
る。防蝕カバーに可撓性があるとはいえ、各カバ
ーパネルを強引に連結することは、ボルト等に大
きな剪断応力を発生させることになり好ましくな
い。このためフランジのボルト孔を長孔にしてい
るが、これで調整できる範囲は極めて小さく、根
本的解決とはなり得ない。
本考案は、このような問題を解決することを目
的としてなされたものであり、その特徴はカバー
フランジの断面形状を湾曲にしたことにある。第
２図は本考案防蝕カバー５，５′のフランジ６，
６′を拡大した平面図で、互いのフランジは、カ
バー形状とは反対の方向に湾曲している。湾曲形
状は真円が望ましいが、それ以外でもフランジの
連結に充分対処できる。又、カバーの寸法は大き
いから、フランジ６，６′の曲率は全く同一でも
問題とならない。鋼矢板において寸法誤差は、鋼
管１が傾斜している場合、継手２の係合状態が各
部分によつて異なる場合に生ずる。従つてフラン
ジ連結部は、図中矢印で示すように２方向に調整
可能でなければならない、湾曲形状のフランジ
６，６′は、第３図に示すように、互いにスライ
ドしながら各方向の寸法誤差に対応できる。継手
側のフランジ６には、通常ナツト７が一体に設け
られ、他方のフランジ６′には長孔８が形成され
る。フランジの連結手段には、ボルト以外にも挾
着部分で挾み込んだり、ラツチ形式で係止する機
構等がある。防蝕カバー５の寸法は予め一定であ
り、設置箇所も一線上に揃えるから、上下方向の
寸法誤差は殆んど生じない。
的としてなされたものであり、その特徴はカバー
フランジの断面形状を湾曲にしたことにある。第
２図は本考案防蝕カバー５，５′のフランジ６，
６′を拡大した平面図で、互いのフランジは、カ
バー形状とは反対の方向に湾曲している。湾曲形
状は真円が望ましいが、それ以外でもフランジの
連結に充分対処できる。又、カバーの寸法は大き
いから、フランジ６，６′の曲率は全く同一でも
問題とならない。鋼矢板において寸法誤差は、鋼
管１が傾斜している場合、継手２の係合状態が各
部分によつて異なる場合に生ずる。従つてフラン
ジ連結部は、図中矢印で示すように２方向に調整
可能でなければならない、湾曲形状のフランジ
６，６′は、第３図に示すように、互いにスライ
ドしながら各方向の寸法誤差に対応できる。継手
側のフランジ６には、通常ナツト７が一体に設け
られ、他方のフランジ６′には長孔８が形成され
る。フランジの連結手段には、ボルト以外にも挾
着部分で挾み込んだり、ラツチ形式で係止する機
構等がある。防蝕カバー５の寸法は予め一定であ
り、設置箇所も一線上に揃えるから、上下方向の
寸法誤差は殆んど生じない。
以上のように本考案の防蝕カバーによれば、鋼
矢板の寸法誤差に充分対応できるから、カバー連
結作業も容易に行なえると共に、連結用ボルトに
生ずる剪断応力を極力小さくできる。
矢板の寸法誤差に充分対応できるから、カバー連
結作業も容易に行なえると共に、連結用ボルトに
生ずる剪断応力を極力小さくできる。
第１図は鋼矢板の平面図、第２図は本考案カバ
ーの取付け後の拡大平面図、第３図はフランジ部
分の拡大平面図である。 １……鋼管、２……継手、５，５′……防蝕カ
バー、６，６′……湾曲形状のフランジ。
ーの取付け後の拡大平面図、第３図はフランジ部
分の拡大平面図である。 １……鋼管、２……継手、５，５′……防蝕カ
バー、６，６′……湾曲形状のフランジ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カバーフランジを互いに連結して鋼矢板の海側
面を連続した波形状に被覆するのに用いられる半
円形の防蝕カバーにおいて、 前記各カバーフランジ６，６′の断面形状をカ
バーと反対方向に湾曲させると共に、この湾曲部
分を互いに重ね合わせて連結したことを特徴とす
る鋼矢板の防蝕カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345182U JPS58185641U (ja) | 1982-06-07 | 1982-06-07 | 鋼矢板の防蝕カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345182U JPS58185641U (ja) | 1982-06-07 | 1982-06-07 | 鋼矢板の防蝕カバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58185641U JPS58185641U (ja) | 1983-12-09 |
| JPS624597Y2 true JPS624597Y2 (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=30092462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8345182U Granted JPS58185641U (ja) | 1982-06-07 | 1982-06-07 | 鋼矢板の防蝕カバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58185641U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5541875U (ja) * | 1978-09-12 | 1980-03-18 | ||
| JPS56135610A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-23 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Anti-corrosion method for shore protection steel sheetpile |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180944U (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-02 | 株式会社ブリヂストン | 鋼矢板防食装置 |
-
1982
- 1982-06-07 JP JP8345182U patent/JPS58185641U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5541875U (ja) * | 1978-09-12 | 1980-03-18 | ||
| JPS56135610A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-23 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Anti-corrosion method for shore protection steel sheetpile |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58185641U (ja) | 1983-12-09 |
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