JPS5854200Y2 - ダツスイキ - Google Patents

ダツスイキ

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JPS5854200Y2
JPS5854200Y2 JP17614275U JP17614275U JPS5854200Y2 JP S5854200 Y2 JPS5854200 Y2 JP S5854200Y2 JP 17614275 U JP17614275 U JP 17614275U JP 17614275 U JP17614275 U JP 17614275U JP S5854200 Y2 JPS5854200 Y2 JP S5854200Y2
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JP
Japan
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arrow
brake
lever
rotation
brake lever
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JP17614275U
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JPS5287068U (ja
Inventor
文一 福田
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は使用上の安全性を高めるべく脱水槽の回転に対
する安全性の向上を図った脱水機に関する。
近時、脱水機においては脱水槽の回転中に開閉蓋を開放
することによる危険を防止するために、例えば電磁石装
置を作動源とするロック装置を設け、該ロック装置によ
ってモータによる脱水槽の回転駆動中は勿論、モータ断
電後の惰性回転中も引き続き開閉蓋を閉蓋位置にロック
することが考えられているが、この場合、モータによる
脱水槽の回転駆動中は該モータの通断電を制御するタイ
マ装置によって前記電磁石装置を通電状態に維持し、モ
ータ断電後の惰性回転中はブレーキ装置のブレキトラム
とブレーキレバーとの間に生ずる摩擦力により作動する
惰性回転検出装置によって前記電磁石装置を引き続き通
電状態に維持する構成としている。
しかしながら、この構成によればモータがタイマ装置に
より断電状態になされてからブレーキレバーがブレーキ
ドラムに摺接して前記惰性回転検出装置か゛作動するま
でに若干時間がかかるため(通常0.5秒程度)、短時
間ではあるが電磁石装置が断電状態となって開閉蓋のロ
ックが解除されてしまう不都合を生ずる。
また、例えばブレーキレバーのブレーキシュが摩耗し過
ぎて摩擦力が減少すると、惰性回転検出装置が作動しな
くなり、脱水槽が惰性回転しているにも係わらず開閉蓋
の口ツクが解除されてしまうといった不都合が想起され
る。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
はブレーキレバーの接離動作及びブレーキレバーとブレ
ーキドラムとの間に生ずる摩擦力を有効に利用すること
により、モータによる脱水槽の回転駆動中は勿論、モー
タ断電後の惰性回転中も引き続き連続して開閉蓋を閉蓋
位置にロックすることができ、その途中で短時間といえ
ども解除状態を現出する虞れがなく、更に故障によりブ
レーキレバーとブレーキドラムとの間に摩擦力が生ぜず
或は生じても十分でない場合でも開閉蓋を確実にロック
することができ、総じて安全性の大幅な向上を図ること
ができる等の効果を奏する脱水機を提供するにある。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず第1図において、1は上部後方に操作箱2を立設し
た外箱で、その内部には水受槽3を配設している。
4は前記水受槽3内に回転自在に配設した脱水槽、5は
この脱水槽4の外底部に直結した脱水軸であり、この脱
水軸5の下端部を前記外箱1の内底部に弾性支持したモ
ータ6の回転軸6aにコネクタ7を介して連結している
8は前記水受槽3の上端部に装着したカバーで、これの
略中央部には前記脱水槽4内に臨む被脱水物出入用の開
口部9を形成している。
10は前記開口部9を直接開閉する開閉蓋としての内蓋
で、後方端部の左右両側に突設した軸部To aを前記
カバー8の後方部の左右両側に立設した軸受部8a(い
ずれも一方のみ図示)に開閉回動可能に枢支している。
11は前記内蓋10を閉鎖位置(第1図に実線で示す位
置)にロックするロック装置で、ここでこのロック装置
11について述べる。
即ち、12は前記内蓋10の前部に下向きに突設した係
合片で、その下端部には係合孔12 aを形成している
そして、前記水受槽3の上端外周囲に延設したフランジ
部3aには前記係合片12を外箱1内に突出させるため
の透孔13を形成している。
14は前記外箱1の前面部内側に固定した支持具、15
はこの支持具14の上部に軸ピン16を介して回動可能
に枢支した略り字状の保合レバーで、この係合レバー1
5の垂直部の上部側方には前記係合片12の係合孔12
aに係脱可能に係合する係止爪15aを突設している。
17は前記係合レバー15の垂直部と外箱1の前面部と
の間に張架した引張スプリングで、これは係合レバー1
5を常時矢印A方向に回動付勢している。
このため、前記係合レバー15は常時は内蓋10の係合
片12から離反した解除状態に保持され(第1図実線参
照)、引張スプリング17のばね力に抗して反矢印A方
向に回動されると、係止爪15 aを係合片12の係合
孔12aに係合させて内蓋10を閉鎖イ装置にロックす
るようになっている(第1図二点鎖線参照)。
尚、前記引張スプリング17は後述する作動板の復帰ば
ねとしても作用する。
18は前記開口部9を内蓋10の」一方から間接的に開
閉する外蓋で、これは後方部に延設した略フ字状のヒン
ジ部18 aの先端部を前記操作箱2内において支点軸
19により回動可能に枢支せしめている。
20は前記外蓋18の開及び閉方向の回動に連動して開
放及び閉成作動する蓋スィッチ、21は摘み22により
操作される例えばぜんまい式のタイマ装置であり、図示
しないがこれらタイマ装置21及び蓋スィッチ18並び
に前記モータ6を電源に対し直列に接続している。
さて第2図及び第3図において、23は前記脱水槽4の
惰性回転を制動するブレーキ装置で、以下このブレーキ
装置23について述べる。
即ち、24はブレーキドラムで、これは前記コネクタ7
の下部に溶接等により固定してあり、脱水槽4と一体的
に回転する。
25は前記モータ6の上面部にその回転軸6aと同心的
に配設した保持環で、これには可動部材としての可動板
26を回動可能に枢支し、該可動板26の両側に一体に
延出したアーム27及び28のうちの一方のアー182
7とモータ6の上面部に立設した引掛具29との間には
引張スプリング30を張架して可動板26を常時矢印B
方向に回動付勢する。
31 a及び31 bは前記モータ6の上面部に可動板
26のアーム27の両側に位置するようにして立設した
ストッパ片で、これらは可動板26の矢印B方向及び反
矢印B方向の回動限界位置を定めるものであり、可動板
26は常には引張スプリング30により矢印B方向の回
動をスI・ツバ片31 aに衝止されて、第2図に示す
如く矢印B方向の回動限界位置(復帰位置)にある。
32は略中央部位にブレーキシュ33をねし止めにより
固定して有するブレーキレバーで、その一端部を前記可
動板26のアーム28の先端部に段付ねじ34を介して
回動可能に枢支する。
また、前記ブレーキレバー32の他端部と可動板26の
アーム27の先端部との間には引張スプリング35を張
架して、ブレーキレバー32を常時矢印C方向に回動付
勢する。
これにより、前記ブレーキレバー32は常にはブレーキ
シュ33をブレーキドラム24に圧接させて脱水槽4の
自由回転を拘束している。
36は内部にコントロールワイヤ37を挿通した可撓管
で、その一端部を前記モータ6の上面部に配設した取付
具38に固定すると共に、他端部を前記水受槽3の背部
外側に固定する。
そして、コントロールワイヤ37の一端部を前記ブレー
キレバー32の他端部に連結すると共に、他端部を連杆
39を介して前記外蓋18のヒンジ部18 aの屈曲部
分に連結する。
而して、上記屈曲部分は外蓋18の開及び閉方向の回動
に伴って下方及び上方に変位するため、外蓋18が開放
位置(第1図に実線で示す位置)から閉鎖位置(第1図
に二点鎖線で示す位置)に向かって回動すると、前記コ
ントロールワイヤ37は連杆39を介して矢印り方向に
引張られる。
ところで、前記引張スプリング35のばね力は引張スプ
リング30のそれよりも強く設定してあり、このため前
記コントロールワイヤ37が矢印り方向に引張られると
、その引張力が引張スプリング35を介して可動板26
のアーム27に伝達されることにより、まず可動板26
が引張スプリング30のばね力に抗して反矢印B方向に
回動する。
そして、可動板26が反矢印B方向の回動をストッパ片
31 bに衝止されて、第5図に示す反矢印B方向の回
動限界位置(所定位置)に至り、この後、ブレーキレバ
ー32が第5図に二点鎖線で示す位置から実線で示す位
置に向かって引張スプリング35のばね力に抗して反矢
印C方向に回動し、ブレーキシュ33をブレーキドラム
24から離反させる。
逆に外蓋18が閉鎖位置から開放位置に向って回動する
ことにより、コントロールワイヤ37が弛緩すると、ま
ずブレーキレバー32が引張スプリング35のばね力に
より第5図に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に
向かって矢印C方向に回動してブレーキシュ33をブレ
ーキドラム24に圧接させ、この後、可動板26が引張
スプリング30のばね力により矢印B方向に回動する。
従って、可動板26はブレーキレバー32の矢印C方向
及び反矢印C方向の回動(接離動作)に応答して矢印B
方向及び反矢印B方向に往復動変位するものである。
尚、後述から明らかになるが、脱水槽4の惰性回転制動
時においてはブレーキレバー32が矢印C方向に回動し
ても、故障等の異常事態が発生しない限り、可動板26
は脱水槽4が停止するまでそのまま前記所定位置に保持
される。
また第2図乃至第4図において、40は前記モータ6の
上面部に固定した支持板41に段付ねじ42により往復
動可能に枢支した連繋部材としての回動レバーで、その
一端部には突起40 aを」−向きに突設して、該突起
40 aを前記可動板26のアーム28の先端部に形成
した長孔43に係合させ、以て該回動レバー40を可動
板26の往復回動に連動して往復回動するように構成し
ている。
44は一端部に略逆り字状の立上片44 aを折曲形成
した作動部材としての作動板で、これは前記段付ねじ4
2に挿通支持することにより、前記回動レバー40の−
L部に往復回動自在に設けである。
45は前記作動板44の他端部の一部の側部に下向きに
折曲形成した係止部としての係止片で、これは前記回動
レバー40が矢印E方向に回動するときその変位を作動
板44に伝達するものである。
46は内部にコントロールワイヤ47を挿通した可撓管
で、これの一端部を前記モータ6の−L面部に固定した
取付具48に固定すると共に、他端部を前記支持具14
の下部に固定する。
そして、コントロールワイヤ47の一端部を前記作動板
44の立上片44 aに連結すると共に、他端部を前記
係合レバー15の水平部に連結する。
而して、前記作動板44はコントロールワイヤ47を介
して受ける引張スプリング17のばね力により常時矢印
C方向に回動付勢され、常には前記係止片45を回動レ
バー40の側面に当接させている。
49は前記回動レバー40及び作動板44のうちの一方
側えば作動板44に形成した係合凹部としての保合孔、
50は他方即ち回動レバー40に形成した保持穴40
b内に配置した係合突子としての球体で、この球体50
は圧縮スプリング51により常時上方に付勢され、常に
は作動板44の下面に圧接している。
そして、作動板44が回動レバー40に対して矢印E方
向に回動すると、前記球体50は作動板44の下面を転
動し、作動板44が作動位置(第6図に実線で示す位置
)に達すると前記係合孔49に遭遇してこれに係合する
ようになっている。
尚、52は前記作動板44の他端部の他方の側部に下向
きに折曲形成したストッパ片で、これは作動板44が前
記作動位置よりも更に矢印E方向に回動することを防止
するためのものである。
53は一端部を前記ブレーキドラム24の上面部に段付
ねじ54を介して回動可能に枢支した当接子としての遠
心アームで、これは引張スプリング55により常時矢印
F方向に回動付勢されて、常時は内方位置(第2図に実
線で、第5図に二点鎖線で示す位置)にある。
そして、前記遠心アーム53はブレーキドラム24が脱
水槽4と共に矢印G方向に回転すると、その回転に伴う
遠心力により前記引張スプリング55のばね力に抗して
反矢印F方向に回動し、第5図に実線で示す外方位置に
至る。
而して、前記可動板26が復帰位置にあるとき、前記回
動レバー40は反矢印E方向の回動限界位置にあり、こ
れに応じて作動板44も反矢印E方向の回動限界位置(
不作動位置)にあって立−1片44 aの先端部を遠心
アーム53の外方位置における回転軌跡内に位置させて
いる。
そして、可動板26が反矢印B方向に回動すると、これ
に連動して回動レバー40が矢印E方向に回動し係止片
45を同方向に付勢するため、作動板44も矢印E方向
に回動して立上片44 aの先端部を遠心アーム53の
外方位置における回転軌跡内から外方に脱出させる。
次に上記のように構成した本実施例の作用について説明
する。
内蓋10を開放して被脱水物(図示せず)を開口部9か
ら脱水槽4内に投入し、その上で先ず内蓋10を閉鎖し
、次に外蓋18を閉鎖する。
すると、この外蓋18の閉方向の回動に伴って、コント
ロールワイヤ37が矢印り方向に引張られるため、先ず
可動板26が引張スプリング30のばね力に抗して反矢
印B方向に回動する。
この可動板26の反矢印B方向への回動に連動して、回
動レバー40が作動板44と共に矢印E方向に回動する
ため、作動板44の立上片44 aが遠心アーム53の
外方位置における回転軌跡内から外方に脱出すると共に
、コントロールワイヤ47が矢印H方向に引張られる(
第5図参照)。
これにより、係合レバー15が引張スプリング17のば
ね力に抗して反矢印A方向に回動してその係止爪15a
を係合片12の係合孔12aに係合させ、以て内蓋10
を閉鎖位置にロックする(第1図二点鎖線参照)。
そして、可動板26が第5図に実線で示す所定位置に達
すると、次にフ゛レーキレバー32が引張スプリング3
5のは゛ね力に抗して反矢印C方向に回動してブレーキ
シュ33をブレーキドラム24がら離反させる。
一方、外蓋18が閉鎖位置に達すると、蓋スィッチ20
が閉成作動し、この後、タイマ装置21をセット操作す
るとモータ6が起動して脱水槽4を回転駆動し始め、以
上により所謂脱水運転が行なわれる。
而して、タイマ装置21の設定時間が経過すると、モー
タ6が断電状態になり、この後、脱水槽4は慣性により
そのまま惰性回転し続ける。
そして、脱水槽4が惰性回転中にあるとき、外蓋18を
開放すると、コントロールワイヤ37が弛緩するため、
フ゛レーキレバー32か゛引張スプリング35のは゛わ
力により矢印C方向に回動してブレーキシュ33をブレ
ーキドラム24に圧接させ、脱水槽4の惰性回転を制動
し始める(第5図二点鎖線参照)。
ところで、上記のようにしてブレーキシュ33がブレー
キドラム24に圧接すると、両者間にはブレーキドラム
24の回転方向(矢印G方向)に向がう摩擦力が作用す
る。
この摩擦力はブレーキレバー32及び段付ねし34を介
して可動板26に対してこれを反矢印B方向に回動させ
るように作用するため、可動板26は該摩擦力により引
張スプリング30のばね力に抗してそのまま所定位置に
保持され、前述のようにコントロールワイヤ37が弛緩
してブレーキレバー32が矢印C方向に回動しても、矢
印B方向に回動することはない。
従って、ロック装置11はモータ6による脱水槽4の回
転駆動中は勿論、モータ6断電後の脱水槽4の惰性回転
中もそのままロック状態に維持されて、内蓋10を閉鎖
位置にロックし続ける。
そして、脱水槽4が停止すると、ブレーキドラム24と
ブレーキシュ33との間の摩擦力も消滅するため、可動
板26が引張スプリング30のば゛わ力により矢印B方
向に回動して復帰位置に戻る。
この可動板26の矢印B方向の回動に連動して、回動レ
バー40が反矢印E方向に回動して元位置に戻るため、
係合レバー15が引張スプリング17のは゛ね力により
矢印A方向に回動しつつコントロールワイヤ47を反矢
印H方向に引張る。
これにより、作動板44が回動レバー40の反矢印E方
向の回動変位に追従して同方向に回動変位し、立上片4
4 aを遠心アーム53の外方位置における回転軌跡内
に位置させる。
同時に係合レバー15も係止爪15aを係合片12の係
合孔12aから離脱させ、以て内蓋10のロックを解除
する。
この状態において、内蓋10の前部を持ち七げるように
して引き上げれば、該内蓋10を開放することか゛でき
る。
さて、長期間にわたる使用によりブレーキシュ33の摩
耗量が所定量以上に達すると、脱水槽4の惰性回転中に
ブレーキシュ33がブレーキドラム24に摺接しても有
効な摩擦力が生ぜず、このためり動板26を引張スプリ
ング30のばわ力に抗して第5図に示す所定位置に保持
しておくことができなくなる。
従って、可動板26は外蓋18の開放に伴ってブレーキ
レバー32が矢印c :3−向に回動すると、脱水槽4
が惰性回転中にあっても、その後、直ちに引張スプリン
グ30のばね力により矢印B方向に回動して第2図に示
す復帰位置に復帰してしまう。
しかしながら、この場合には上記したと同様にして作動
板44か′反矢印E ’HI’i′ilに回動し立上片
44 aを遠心アーム53の朴フj位置における圓転軌
跡内に位置させる。
而して、遠心アー453は脱水槽4の惰性回転中、その
回転に伴う遠心力により引張スプリング55のばね力に
抗して朴方位置に位置しており、従って、上記のように
作動板44が反矢印E方向に回動変位すると、遠心アー
ム53は直ちに該作動板44の立上1片44 aに衝当
する(第6国王点鎖線参照)。
これにより、作動板44は停止状態にある回動レバー4
0に対し、て第6図に二点鎖線で示す不作動位置から実
線で示す作動位置に向かって段付ねじ42を中心に矢印
E方向に回動し、ここで球体50が係合孔49に遭遇し
てこれに係合し、作動板44を作動位置に保持する。
斯る作動板44の矢印E方向の回動変位即ち作動位置へ
の変位により、コントロールワイヤ47が矢印H方向に
引張られるため、可動板26の矢印B方向への回動にも
係わらずロック装置11は内蓋10を閉鎖位置にロック
し続ける。
また、ブレーキシュ33か゛破損して脱落したような場
合や、引張スプリング35や段付りじ34が折損し、た
ような場合も、11f動板26は引張スプリング30の
はb力により矢印B方向に回動するため、上記したと同
様に作動板44の立上片44 aが遠心アーム50に衝
当されて作動位置に変位するので、ロック装置11は内
蓋10を閉鎖位置にロックし続ける。
このように本実施例によれば、可動板26はブレーキレ
バー32が反矢印C方向に回動した状態にあるとき、こ
れに応答して所定位置に位置し、またブレーキレバー3
2が矢印C方向に回動したとき、脱水槽4が惰性回転中
にあればブレーキドラム24とブレーキシュ33との間
に生ずる摩擦力によりそのまま所定位置に保持されるの
で、ロック装置11はモータ6による脱水槽4の回転駆
動中は勿論、モータ6断電後の脱水槽4の惰性回転中も
引き続き連続して内蓋10を閉鎖位置にロックする。
しかも、ブレーキレバー32が矢印C方向に回動しても
、上記のように可動板26は矢印B方向に回動すること
なく、そのまま所定位置に保持されるので、ロック装置
11が途中で短時間といえども内蓋10のロックを解除
することはなく、安全性が大幅に向上する。
また、故障等によりブレーキドラム24とブレキシュ3
3との間に摩擦力が生ぜず或は生じても十分でない場合
に、脱水槽4が惰性回転中にあるにも係わらず可動板2
6が矢印B方向に回動しても、作動板44は立−1片4
4 aを遠心アーl、53に衝当されて作動位置に変位
し、ロック装置11をロック状態に維持するので、ブレ
ーキ装置23に故障等が生じても内蓋10を閉鎖位置に
ロックし続けることができ、安全性の−・層の向上を図
ることができる。
更に、作動板44に係止片45を設け、回動レバー40
の矢印E方向の変位を該係止片45を介して作動板44
に伝達するようにしたので、次のような効果を得ること
ができる。
即ち、作動板44に係合孔49とは別の透孔を形成して
、常には球体50をこの透孔に係合させ、回動レバー4
0の矢印E方向の変位を球体50を介して作動板44に
伝達する構成とした場合には、ブレーキ装置23の故障
時に遠心アーム53が作動板44に衝当してこれを矢印
E方向に回動変位させようとしても、透孔に対する球体
50の係合力が強いことにより、その係合が解除されす
同動レバー40もいっしょに回動変位し、更にこの回動
レバー40の回動変位に連動して可動板26が反矢印B
方向に回動してしまうことか゛ある。
すると、作動板44は回動し・バー 40に対して相対
的に矢印E方向に同動し得す、作動位置に保持されない
ばかりか、その直後に可動板26か引張スプリング30
のは゛ね力により矢印B方向に復帰回動し、これにより
不作動位置に復帰した作動板44の立上片44 aに再
び遠心アーム53が衝当してこれを矢印E方向に回動変
位させるといった動作を繰り返えす結果、連続的に打音
を発する不都合があった。
然るに本実施例によれば、回動レバー40の矢印E方向
の回動変位は係止片45を介して確実に作動板44に伝
達し得るが、逆に作動板44が矢印E方向に回動する場
合には係止片45か゛回動レバー40から離れるのみで
、回動変位の伝達は全く行われない。
従って、作動板44を確実に作動位置に保持して内蓋1
0をロック状態に維持し得ると共に、連続的な打音の発
生も防止することができる。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定される
ことはなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して
実施することができる。
本考案は以−L説明したように、モータによる脱水槽の
回転駆動中は勿論、モータ断電後の惰性回転中も引き続
き連続して開閉蓋を閉鎖位置にロックすることができ、
その途中で短時間といえども解除状態を現出する虞れが
なく、更に故障によりブレーキレバーとブレーキドラム
との間に摩擦力が生ぜず或は生じても十分でない場合で
も開閉蓋を確実にロックすることができ、総じて安全性
の大幅な向上を図ることができると共に、当接子と作動
板とが連続的な打音を発することも有効に防止すること
ができる脱水機を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の概略を
示す縦断側面図、第2図はブレーキ装置の拡大平面図、
第3図は第2図中III−III線に沿う縦断側面図、
第4図は第3図中IV−IV線に沿う拡大断面図、第5
図及び第6図は作用説明図である。 図面中、1は外箱、4は脱水槽、6はモータ、9は開口
部、10は内蓋(開閉蓋)、11はロック装置、12は
係合片、15は係合レバー、17は引張スプリング(復
帰ばね)、18は外蓋、23はブレーキ装置、24はブ
レーキドラム、26は可動板(可動部材)、30は引張
スプリング、32はブレーキレバー、33はブレーキシ
ュ、35は引張スプリング、37はコン)・ロールワイ
ヤ、40は回動レバー(連繋部材)、44は作動板(作
動部材)、45は係止片(係止部)、47はコントロー
ルワイヤ、4つは係合孔(保合四部)、50は球体(係
合突子)、51は圧縮スプリング、53は遠心アーム(
当接子)、55は引張スプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱水槽と 一体的に回転するブレーキドラムに対して接
    離するブレ・−キレバーを有し且つ前記脱水槽を内設せ
    る外箱の開口部に開閉蓋を備えた脱水機において、前記
    ブレ・−キレバーの接離動作に応答して復帰位置と所定
    位置との間で往復動変位するように設けられ脱水運転時
    に前記ブレーキレバーがブレ・−キトラムから離反する
    動作に応答して前記復帰位置から所定位置に変位すると
    共に前記脱水槽の惰性回転制動時に前記ブレーキレバー
    がブレーキドラムに摺接した除重ずる摩擦力により西i
    J記所定位置に保持される可動部材と、前記ブレーキド
    ラムに設けられた当接子と、前記可動部材の往復動変位
    に連動して往復動するように設けた連繋部材と、この連
    繋部材に往復動自在に設けられ係止部を突設し前記可動
    部材が所定位置にある間前記係止部を前記連繋部材に当
    接されて前記当接子の回転軌跡内から外方に脱した位置
    に保持され前記可動部材が復帰位置に復帰すると復帰ば
    ねのばね力により前記連繋部材に追従して前記当接子の
    回転軌跡内に変位し且つ前記ブレーキドラムが回転して
    いるときに限り前記当接子に衝当されて前記連繋部材に
    対し相対的に変位し作業位置に至る作動部材と、前記連
    繋部材及び作動部材のうちの一方に形成された係合凹部
    及び他方に設けられ前記作動部材が作動位置に位置した
    とき前記保合凹部に係合して該作動部材を作動位置に保
    持する保合突子と、前記可動部材の所定位置への変位及
    び前記作動部材の作動位置への変位に連動して作動し前
    記開閉蓋を閉鎖位置にロックするロック装置とを具備し
    て成る脱水機。
JP17614275U 1975-12-24 1975-12-24 ダツスイキ Expired JPS5854200Y2 (ja)

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JPS5287068U JPS5287068U (ja) 1977-06-29
JPS5854200Y2 true JPS5854200Y2 (ja) 1983-12-09

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