JPS589583Y2 - ダツスイキ - Google Patents
ダツスイキInfo
- Publication number
- JPS589583Y2 JPS589583Y2 JP1974056601U JP5660174U JPS589583Y2 JP S589583 Y2 JPS589583 Y2 JP S589583Y2 JP 1974056601 U JP1974056601 U JP 1974056601U JP 5660174 U JP5660174 U JP 5660174U JP S589583 Y2 JPS589583 Y2 JP S589583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- brake
- brake device
- mechanical
- braking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は脱水能を必要に応じて速やかに制動できるよう
にしたブレーキ装置を備えた脱水機に関する。
にしたブレーキ装置を備えた脱水機に関する。
従来、遠心脱水機において洗濯物の途中取出し等のだめ
に蓋を開くと機械的なブレーキ装置が作動してモータに
制動をかけ脱水能の回転を停止させるようになっている
。
に蓋を開くと機械的なブレーキ装置が作動してモータに
制動をかけ脱水能の回転を停止させるようになっている
。
このブレーキ装置としてはブレーキシューを有するブレ
ーキレバーカ弓1張リコイルばねにより常時制動作用方
向に回動付勢されており、このブレーキレバーと蓋との
間を連結部材例えばワイヤによって連結することにより
、蓋の閉鎖状態ではブレーキレバーを引張りコイルばね
の引張り力に抗してブレーキ解除方向に回動させておき
、蓋を開放したときにブレーキレバーが引張りコイルば
ねのばね力によって制動作用方向に回動することを許容
する構造になっているのが一般的である。
ーキレバーカ弓1張リコイルばねにより常時制動作用方
向に回動付勢されており、このブレーキレバーと蓋との
間を連結部材例えばワイヤによって連結することにより
、蓋の閉鎖状態ではブレーキレバーを引張りコイルばね
の引張り力に抗してブレーキ解除方向に回動させておき
、蓋を開放したときにブレーキレバーが引張りコイルば
ねのばね力によって制動作用方向に回動することを許容
する構造になっているのが一般的である。
ところで、ブレーキシューは摩耗し易いものであり、長
期使用中には制動力が低下し蓋開放後における脱水能の
惰性回転時間が長くなり、所期通りの速やかな制動を望
む際にその要望を満し得なくなる。
期使用中には制動力が低下し蓋開放後における脱水能の
惰性回転時間が長くなり、所期通りの速やかな制動を望
む際にその要望を満し得なくなる。
これを防止するには、ブレーキシューの摩耗を見込んで
ブレーキレバーの引張りコイルばねのばね力を最初から
高く設定しておけばよいが、そのような構成にすると、
ブレーキシューの摩耗前は制動力が過大になってモータ
に急停止力が作用するためモータのシャフトと脱水能と
の連結部分に過大な衝撃的ねじれ外力が加わりこの部分
の寿命を低下させたり、或いは弾性支持されている上記
モータが急停止した際の衝撃で揺動して脱水能が傾きこ
れを槽内壁に衝突させたり、更には上記モータの揺動に
よりワイヤが引張られて蓋が突然閉じられたり、更にま
たブレーキシューの摩耗もより一層著しくなる等、多く
の問題が内在し、従って上記手段は側底採用できない。
ブレーキレバーの引張りコイルばねのばね力を最初から
高く設定しておけばよいが、そのような構成にすると、
ブレーキシューの摩耗前は制動力が過大になってモータ
に急停止力が作用するためモータのシャフトと脱水能と
の連結部分に過大な衝撃的ねじれ外力が加わりこの部分
の寿命を低下させたり、或いは弾性支持されている上記
モータが急停止した際の衝撃で揺動して脱水能が傾きこ
れを槽内壁に衝突させたり、更には上記モータの揺動に
よりワイヤが引張られて蓋が突然閉じられたり、更にま
たブレーキシューの摩耗もより一層著しくなる等、多く
の問題が内在し、従って上記手段は側底採用できない。
本考案は上記の欠点を除去すべくなされたものであり、
その目的は第−及び第二の機械ブレーキ装置を設は第一
の機械ブレーキ装置を従来と同様に蓋の開放に連動して
作動状態にさせ、且つ蓋を第一の機械ブレーキ装置の作
動時の開放角度を超えて更に開放回動させたときに第一
の機械プレーキ装置の作動を許容しながら第二の機械ブ
レーキ装置を作動させる構成とすることにより、第一の
機械ブレーキ装置が長期使用中に摩耗してその制動力が
最初の設定値よりも著しく低下したとしても、使用者が
速やかな制動を望むとき蓋を大きく開放操作して第二の
機械ブレーキ装置を作動させることによって上記要求を
満たすことができ、従って第一の機械ブレーキ装置の制
動力を従来以上に過大にする必要がなく過大な制動力に
伴う衝撃に起因した諸々の不都合を防止できる脱水機を
提供することにある。
その目的は第−及び第二の機械ブレーキ装置を設は第一
の機械ブレーキ装置を従来と同様に蓋の開放に連動して
作動状態にさせ、且つ蓋を第一の機械ブレーキ装置の作
動時の開放角度を超えて更に開放回動させたときに第一
の機械プレーキ装置の作動を許容しながら第二の機械ブ
レーキ装置を作動させる構成とすることにより、第一の
機械ブレーキ装置が長期使用中に摩耗してその制動力が
最初の設定値よりも著しく低下したとしても、使用者が
速やかな制動を望むとき蓋を大きく開放操作して第二の
機械ブレーキ装置を作動させることによって上記要求を
満たすことができ、従って第一の機械ブレーキ装置の制
動力を従来以上に過大にする必要がなく過大な制動力に
伴う衝撃に起因した諸々の不都合を防止できる脱水機を
提供することにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照して説明する
。
。
1は上面を開口した外箱で、その内部には脱水桶2がそ
の上面開口縁部に形成した外向きのフランジ3を前記外
箱1の開口縁部に支持させるように配設されている。
の上面開口縁部に形成した外向きのフランジ3を前記外
箱1の開口縁部に支持させるように配設されている。
4はゴム等弾性部材製の遮水膜で、前記脱水桶2の底部
に形成した貫通”JL5に塞ぎ設けられている。
に形成した貫通”JL5に塞ぎ設けられている。
6は周囲に多数個の脱水孔7を形成した脱水域で、前記
脱水桶2内に回転自在に配設されていて、その底部に突
設した駆動軸8を前記遮水膜4を貫通して前記脱水桶2
の下方に突出させている。
脱水桶2内に回転自在に配設されていて、その底部に突
設した駆動軸8を前記遮水膜4を貫通して前記脱水桶2
の下方に突出させている。
9は前記脱水域6の回転駆動源としてのモータで、前記
外箱1内の底部に複数個の圧縮コイルばね10を介して
縦軸配置状態に弾性支持されていて、その回転軸11を
前記脱水域6の駆動軸8にブレーキドラム12付コネク
タ13により連結させている。
外箱1内の底部に複数個の圧縮コイルばね10を介して
縦軸配置状態に弾性支持されていて、その回転軸11を
前記脱水域6の駆動軸8にブレーキドラム12付コネク
タ13により連結させている。
14は前記モータ9の防水板で、該モータ9の上部ブラ
ケットに固定されている。
ケットに固定されている。
15は操作箱で、前記外箱1の後部に位置する前記フラ
ンジ3の上面に配置されていて、その内部には前記モー
タ9の運転制御用タイマ16を配設している。
ンジ3の上面に配置されていて、その内部には前記モー
タ9の運転制御用タイマ16を配設している。
17は前記脱水桶2の開口部に塞ぎ設けた上蓋で、前記
脱水域6の上面開口部と対向する部位に被脱水物出し入
れ用の開口部18を形成している。
脱水域6の上面開口部と対向する部位に被脱水物出し入
れ用の開口部18を形成している。
さて、19は第一の機械ブレーキ装置であるところの第
一のブレーキ装置で、これは一端が前記防水板14の上
面に支軸20により水平方向に往復回動自在に枢支され
たブレーキレバー21及びこのブレーキレバー21の前
記ブレーキドラム12と対向する部位に固着したブレー
キシュー22並びに前記ブレーキレバー21の自由端と
前記防水板14上面の所定部位に設けた支持突片23と
の間に張設した引張りコイルばね24から成るもので、
前記ブレーキレバー21は常時引張りコイルばね24に
より引張られそのフ゛レーキシュー22を前記ブレーキ
ドラム12に圧接させて制動状態を呈するようになって
いる。
一のブレーキ装置で、これは一端が前記防水板14の上
面に支軸20により水平方向に往復回動自在に枢支され
たブレーキレバー21及びこのブレーキレバー21の前
記ブレーキドラム12と対向する部位に固着したブレー
キシュー22並びに前記ブレーキレバー21の自由端と
前記防水板14上面の所定部位に設けた支持突片23と
の間に張設した引張りコイルばね24から成るもので、
前記ブレーキレバー21は常時引張りコイルばね24に
より引張られそのフ゛レーキシュー22を前記ブレーキ
ドラム12に圧接させて制動状態を呈するようになって
いる。
25は第二の機械ブレーキ装置であるところの第二のブ
レーキ装置で、これは前記ブレーキレバー21の対称部
位にあって該ブレーキレバー21と同様に一端が前記防
水板14の上面に支軸26により水平方向に往復回動自
在に枢支されたブレーキレバー27及びこのブレーキレ
バー27の前記ブレーキドラム12と対向する部位に固
着したブレーキシュー28並びに前記ブレーキレバー2
7の自由端と前記防水板14上面にあって前記支持突片
23の対称部位に設けた支持突片29との間に介在した
圧縮コイルばね30から成るもので、このブレーキレバ
ー27は前記ブレーキレバー21とは逆に常時圧縮コイ
ルばね30により押圧されそのブレーキシュー28を前
記ブレーキドラム12から離間させて無制動状態を呈す
るようになっている。
レーキ装置で、これは前記ブレーキレバー21の対称部
位にあって該ブレーキレバー21と同様に一端が前記防
水板14の上面に支軸26により水平方向に往復回動自
在に枢支されたブレーキレバー27及びこのブレーキレ
バー27の前記ブレーキドラム12と対向する部位に固
着したブレーキシュー28並びに前記ブレーキレバー2
7の自由端と前記防水板14上面にあって前記支持突片
23の対称部位に設けた支持突片29との間に介在した
圧縮コイルばね30から成るもので、このブレーキレバ
ー27は前記ブレーキレバー21とは逆に常時圧縮コイ
ルばね30により押圧されそのブレーキシュー28を前
記ブレーキドラム12から離間させて無制動状態を呈す
るようになっている。
一方、31は前記開口部18を開閉する蓋で、その後端
部略中夫に板材を上方に向は円弧状に曲成したような形
状のヒンジ32を突設していて、このヒンジ32を前記
操作箱15の前面下部に形成した透孔33を挿通して該
操作箱15内に位置させている。
部略中夫に板材を上方に向は円弧状に曲成したような形
状のヒンジ32を突設していて、このヒンジ32を前記
操作箱15の前面下部に形成した透孔33を挿通して該
操作箱15内に位置させている。
そして、このヒンジ32は先端の両側部に前記蓋31側
に向は突出する舌片状の肩板34.35を有し、これら
肩板34.35の外側面に突設したヒンジ軸36.37
が前記操作箱15内の前記フランジ3上面に立設した支
柱38の図示しない枢支孔に嵌合して前記蓋31を上下
方向に回動自在に枢支している。
に向は突出する舌片状の肩板34.35を有し、これら
肩板34.35の外側面に突設したヒンジ軸36.37
が前記操作箱15内の前記フランジ3上面に立設した支
柱38の図示しない枢支孔に嵌合して前記蓋31を上下
方向に回動自在に枢支している。
39はトグル作用を誘発する捩りコイルばねで、その一
端が前記ヒンジ32の一方の肩板34に掛は止められ、
また他端が前記操作箱15内に設けた止め部材40に掛
は止められ、その付勢力により前記蓋31を閉鎖及び開
放の相反する態様に保持するようになっている。
端が前記ヒンジ32の一方の肩板34に掛は止められ、
また他端が前記操作箱15内に設けた止め部材40に掛
は止められ、その付勢力により前記蓋31を閉鎖及び開
放の相反する態様に保持するようになっている。
41は蓋スィッチで、前記タイマ16とモータ9との直
列回路中に介在されていて、その作動子42が前記蓋3
1の閉鎖と共にヒンジ32の先端面により押圧されて移
動しその接点間を閉成するようになっている。
列回路中に介在されていて、その作動子42が前記蓋3
1の閉鎖と共にヒンジ32の先端面により押圧されて移
動しその接点間を閉成するようになっている。
43は作動杆で、その一端が前記操作箱15内に設けた
支持部材44に支軸45により上下方向に回動自在に枢
支され、他端の下面を前記ヒンジ32の他方の肩板35
の先端部分に形成したカム面46に当接させている。
支持部材44に支軸45により上下方向に回動自在に枢
支され、他端の下面を前記ヒンジ32の他方の肩板35
の先端部分に形成したカム面46に当接させている。
このカム面46は肩板35の前端面とヒンジ軸37との
間の距離11を該肩板35の上端面とヒンジ軸37との
間の距離12に対しl 、> l 2の関係に定めてい
る。
間の距離11を該肩板35の上端面とヒンジ軸37との
間の距離12に対しl 、> l 2の関係に定めてい
る。
47及び48は連結部材として作用する第−及び第二の
作動ワイヤで、これらの中間部分は前記脱水桶2の外側
部に取付具49.50を介して固着した保護パイプ51
゜52により夫々挿通支持されていて、一端が前記フラ
ンジ3に形成した孔53を貫通して前記捩りコイルばね
39のコイル部39 a及び前記作動杆43の中間部に
設けた突片54に夫々掛は止められ、他端が前記第−及
び第二のブレーキ装置19及び25のブレーキレバー2
1.27の各自由端部に夫々掛は止められている。
作動ワイヤで、これらの中間部分は前記脱水桶2の外側
部に取付具49.50を介して固着した保護パイプ51
゜52により夫々挿通支持されていて、一端が前記フラ
ンジ3に形成した孔53を貫通して前記捩りコイルばね
39のコイル部39 a及び前記作動杆43の中間部に
設けた突片54に夫々掛は止められ、他端が前記第−及
び第二のブレーキ装置19及び25のブレーキレバー2
1.27の各自由端部に夫々掛は止められている。
尚、55は排水口、56は排水ホース、57は排水口体
である。
である。
次に作動を説明する。
第4図aに示す如く蓋31が開口部18を閉鎖している
とき、ヒンジ32の先端面が蓋スィッチ41の作動子4
2を押圧して接点間を閉成させていると同時に、捩りコ
イルばね39がその付勢力を矢印a方向に作用されて前
記蓋31の閉鎖状態を保持し、且つ前記捩りコイルばね
39のコイル部39 aが移動範囲内の上位に位置し第
一の作動ワイヤ47を通じて第一のブレーキ装置19の
ブレーキレバー21を引張りコイルばね24の付勢力に
抗して引張り、そのブレーキシュー22をブレーキドラ
ム12から離間させて無制動状態にしている。
とき、ヒンジ32の先端面が蓋スィッチ41の作動子4
2を押圧して接点間を閉成させていると同時に、捩りコ
イルばね39がその付勢力を矢印a方向に作用されて前
記蓋31の閉鎖状態を保持し、且つ前記捩りコイルばね
39のコイル部39 aが移動範囲内の上位に位置し第
一の作動ワイヤ47を通じて第一のブレーキ装置19の
ブレーキレバー21を引張りコイルばね24の付勢力に
抗して引張り、そのブレーキシュー22をブレーキドラ
ム12から離間させて無制動状態にしている。
一方、作動杆43はヒンジ32のカム面46の径小部に
当接していて、第二の作動ワイヤ48を弛緩状態になし
、これによってブレーキレバー27は圧縮コイルばね3
0によりブレーキシュー28がブレーキドラム12から
離間する位置に変位されている。
当接していて、第二の作動ワイヤ48を弛緩状態になし
、これによってブレーキレバー27は圧縮コイルばね3
0によりブレーキシュー28がブレーキドラム12から
離間する位置に変位されている。
ここで、タイマ16をセットしてタイミング作動を開始
させると、脱水域6がモータ9の駆動力を受けて回転し
内部の被脱水物を遠心力により脱水する。
させると、脱水域6がモータ9の駆動力を受けて回転し
内部の被脱水物を遠心力により脱水する。
さて、上記のような運転中に於いて、蓋31を捩りコイ
ルばね39の付勢力に抗して上方へ回動すると、第4図
すに示す如くヒンジ32の先端面が下降し蓋スィッチ4
1の作動子42に対する押圧を解除してモータ9への通
電を遮断すると共に、捩りコイルばね39はその両端が
押し縮められながらコイル部39 aが下方へ移動して
ブレーキレバー21に対する引張力を第一の作動ワイヤ
47を介して徐々に解除し、前記ブレーキレバー21は
制動位置への変位が許され引張りコイルばね24の引張
力を受けてブレーキドラム12側へ向けて回動し、その
ブレーキシュー22もブレーキドラム12に圧接させて
慣性回転している前記脱水域6を停止させるべく制動力
を付与し始める。
ルばね39の付勢力に抗して上方へ回動すると、第4図
すに示す如くヒンジ32の先端面が下降し蓋スィッチ4
1の作動子42に対する押圧を解除してモータ9への通
電を遮断すると共に、捩りコイルばね39はその両端が
押し縮められながらコイル部39 aが下方へ移動して
ブレーキレバー21に対する引張力を第一の作動ワイヤ
47を介して徐々に解除し、前記ブレーキレバー21は
制動位置への変位が許され引張りコイルばね24の引張
力を受けてブレーキドラム12側へ向けて回動し、その
ブレーキシュー22もブレーキドラム12に圧接させて
慣性回転している前記脱水域6を停止させるべく制動力
を付与し始める。
そして、前記蓋31の開放角度が前記捩りコイルばね3
9の死点を越えた位置に達すると、捩りコイルばね39
の付勢力が第4図すの矢印す方向に作用し、蓋31は上
方へ自動的に回動して前記開口部18を捩りコイルばね
39のトグル作用範囲での最大開放角(通常の開放角)
に完全に開放し、この開放角度αをもって停止する。
9の死点を越えた位置に達すると、捩りコイルばね39
の付勢力が第4図すの矢印す方向に作用し、蓋31は上
方へ自動的に回動して前記開口部18を捩りコイルばね
39のトグル作用範囲での最大開放角(通常の開放角)
に完全に開放し、この開放角度αをもって停止する。
これまでの動作は従来のものと同一であり、蓋31の通
常の開放角度αまでの開放操作によって第一のブレーキ
装置19による速やかな制動作用を得る。
常の開放角度αまでの開放操作によって第一のブレーキ
装置19による速やかな制動作用を得る。
ところで長期使用に起因してブレーキシュー22が著し
く摩耗すると、第一のブレーキ装置19の作動状態での
脱水域6の惰性回転時間が長くなる。
く摩耗すると、第一のブレーキ装置19の作動状態での
脱水域6の惰性回転時間が長くなる。
斯ような事態になってもし使用者が脱水域6の速やかな
停止を望む場合は蓋31を通常の開放角度αまで開いて
第一のブレーキ装置19を作動させた後、直ちに蓋31
をその開放角度がαを超えるように更に開放操作すれば
よい。
停止を望む場合は蓋31を通常の開放角度αまで開いて
第一のブレーキ装置19を作動させた後、直ちに蓋31
をその開放角度がαを超えるように更に開放操作すれば
よい。
即ち、蓋31を通常の開放角度αから更に後方へ手によ
って押圧して強制的に回動させると、第4図Cに示す如
くカム面46の半径11の径大部が上方に指向するよう
に回動し、作動杆43を押圧して上断へ回動させると共
に、この作動杆43が第二の作動ワイヤ絽を介して第二
のブレーキ装置25のブレーキレバー27を圧縮コイル
ばね30の付勢力に抗して引張る。
って押圧して強制的に回動させると、第4図Cに示す如
くカム面46の半径11の径大部が上方に指向するよう
に回動し、作動杆43を押圧して上断へ回動させると共
に、この作動杆43が第二の作動ワイヤ絽を介して第二
のブレーキ装置25のブレーキレバー27を圧縮コイル
ばね30の付勢力に抗して引張る。
これにより前記ブレーキレバー27はブレーキドラム1
2側へ向けて回動し、そのブレーキシュー28をブレー
キドラム12に圧接させて前記第一のブレーキ装置19
による制動状態の下でスリップ回転している脱水域6に
新たな制動力を加えてこれを摩耗前の第一のブレーキ装
置19の作動時と同様に速やかに停止させる。
2側へ向けて回動し、そのブレーキシュー28をブレー
キドラム12に圧接させて前記第一のブレーキ装置19
による制動状態の下でスリップ回転している脱水域6に
新たな制動力を加えてこれを摩耗前の第一のブレーキ装
置19の作動時と同様に速やかに停止させる。
以上のようにこの脱水機によれば、蓋31の開放に連動
して作動状態になる第一のブレーキ装置19と蓋31の
通常の開放角度を超える開放に連動して作動状態になる
第二のブレーキ装置25とを設け、通常時は第一のブレ
ーキ装置19によって脱水域6の制動停止を行ない、第
一のブレーキ装置19の制動力が摩耗等により低下した
状態になったときは蓋31の開放角度を大きくするよう
に操作することによって第二のブレーキ装置25が第一
のブレーキ装置19の作動状態で作動して制動力の低下
を補う構成であるから、必要に応じて長期間にわたり速
やかな制動停止作用を得ることができる。
して作動状態になる第一のブレーキ装置19と蓋31の
通常の開放角度を超える開放に連動して作動状態になる
第二のブレーキ装置25とを設け、通常時は第一のブレ
ーキ装置19によって脱水域6の制動停止を行ない、第
一のブレーキ装置19の制動力が摩耗等により低下した
状態になったときは蓋31の開放角度を大きくするよう
に操作することによって第二のブレーキ装置25が第一
のブレーキ装置19の作動状態で作動して制動力の低下
を補う構成であるから、必要に応じて長期間にわたり速
やかな制動停止作用を得ることができる。
従って第一のブレーキ装置19をその摩耗を見込んで最
初から過大な制動力に設定しておく必要がないから次の
ような効果も期待できる。
初から過大な制動力に設定しておく必要がないから次の
ような効果も期待できる。
即ち過大な制動力が急激に発生することによって脱水能
6とモータ9の回転軸11との間のコネクタ13による
連結部分に破壊外力が作用してこの部分の寿命を低下さ
せたり、或いは圧縮コイルばね10により弾性支持され
ているモータ9が急激な停止による衝撃によって揺動し
この揺動により脱水能6が脱水桶2の内壁に衝突しまた
第一の作動ワイヤ47が引張られて蓋31が突然閉じら
れたりすると云ったことを防止できる。
6とモータ9の回転軸11との間のコネクタ13による
連結部分に破壊外力が作用してこの部分の寿命を低下さ
せたり、或いは圧縮コイルばね10により弾性支持され
ているモータ9が急激な停止による衝撃によって揺動し
この揺動により脱水能6が脱水桶2の内壁に衝突しまた
第一の作動ワイヤ47が引張られて蓋31が突然閉じら
れたりすると云ったことを防止できる。
更には過大な制動力によってブレーキシュー22の摩耗
を早めたりすることも防止できる。
を早めたりすることも防止できる。
更にまた、第二のブレーキ装置25は第一のブレーキ装
置19の作用状態下で作動するので第二のブレーキ装置
25の制動力も過大に設定する必要はなく上記のような
急制動による不都合は生じない。
置19の作用状態下で作動するので第二のブレーキ装置
25の制動力も過大に設定する必要はなく上記のような
急制動による不都合は生じない。
特に、第一のブレーキ装置19の引張りコイルばね24
は常に蓋31を開放させる方向に弾発力を及ぼすが、該
引張りばね24の引張り力を高くして制動力を大きくし
た場合に生ずる蓋31の閉成抵抗力の増大と云う問題も
防止できる。
は常に蓋31を開放させる方向に弾発力を及ぼすが、該
引張りばね24の引張り力を高くして制動力を大きくし
た場合に生ずる蓋31の閉成抵抗力の増大と云う問題も
防止できる。
一方、第二のブレーキ装置25を作動させる作動杆10
は蓋31の通常の開放角度αまでは何等変位作動しない
のでこの間で蓋31は作動杆10の変位作動させる抵抗
力を受けることがないので第二のブレーキ装置25側か
ら蓋方向に伝達されるばね力によって蓋31の通常開閉
性能が低下されると云ったことも防止できる。
は蓋31の通常の開放角度αまでは何等変位作動しない
のでこの間で蓋31は作動杆10の変位作動させる抵抗
力を受けることがないので第二のブレーキ装置25側か
ら蓋方向に伝達されるばね力によって蓋31の通常開閉
性能が低下されると云ったことも防止できる。
従ってこの効果は第二のブレーキ装置25を第一のブレ
ーキ装置19と同様の構成にしたとしても得ることがで
きる。
ーキ装置19と同様の構成にしたとしても得ることがで
きる。
尚、上記実施例の捩りコイルばね39は蓋31を閉鎖位
置及び通常開放位置に安定的に仮保持するためのもので
あるから本考案とは直接的な関連性はなく他の手段によ
って同一機能を得るようにしてもよく、マた、上記実施
例では捩りコイルばね39を蓋開閉連動部材の一例とし
て利用しこれに作動ワイヤ47を連結したに過ぎないの
で作動ワイヤ47をヒンジ32に直接連結しても同一の
機能を得ることができるものである。
置及び通常開放位置に安定的に仮保持するためのもので
あるから本考案とは直接的な関連性はなく他の手段によ
って同一機能を得るようにしてもよく、マた、上記実施
例では捩りコイルばね39を蓋開閉連動部材の一例とし
て利用しこれに作動ワイヤ47を連結したに過ぎないの
で作動ワイヤ47をヒンジ32に直接連結しても同一の
機能を得ることができるものである。
本考案は以上述べたように、第−及び第二の機械ブレー
キ装置を設は第一の機械ブレーキ装置を従来と同様に蓋
の開放に連動して作動状態にさせ、且つ蓋を第一の機械
ブレーキ装置の作動時の開放角度を超えて更に開放回動
させたときに第一の機械ブレーキ装置の作動を許容しな
がら第二の機械ブレーキ装置を作動させる構成とするこ
とにより、第一の機械ブレーキ装置が長期使用中に摩耗
してその制動力が最初の設定値よりも著しく低下したと
しても、使用者が速やかな制動を望むとき蓋を大きく開
放操作して第二の機械ブレーキ装置を作動させるこ゛と
によって上記要求を満たすことができ、しかも第一の機
械ブレーキ装置の制動力を従来以上に過大にする必要が
なく過大な制動力に伴う衝撃に起因した諸々の不都合を
防止できる脱水機を提供することができる。
キ装置を設は第一の機械ブレーキ装置を従来と同様に蓋
の開放に連動して作動状態にさせ、且つ蓋を第一の機械
ブレーキ装置の作動時の開放角度を超えて更に開放回動
させたときに第一の機械ブレーキ装置の作動を許容しな
がら第二の機械ブレーキ装置を作動させる構成とするこ
とにより、第一の機械ブレーキ装置が長期使用中に摩耗
してその制動力が最初の設定値よりも著しく低下したと
しても、使用者が速やかな制動を望むとき蓋を大きく開
放操作して第二の機械ブレーキ装置を作動させるこ゛と
によって上記要求を満たすことができ、しかも第一の機
械ブレーキ装置の制動力を従来以上に過大にする必要が
なく過大な制動力に伴う衝撃に起因した諸々の不都合を
防止できる脱水機を提供することができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の縦断面
図、第2図は要部の斜視図、第3図はヒンジ部分の拡大
斜視図、第4図a、l)、cは夫々異なる状態に於ける
ヒンジ部分の拡大側面図である。 図面中、6は脱水能、8は駆動軸、9はモータ、12は
ブレーキドラム、14は防水板、19は第一のブレーキ
装置(第一の機械ブレーキ装置)、21はブレーキレバ
ー(ブレーキシュ保持体)、24は引張りコイルばね、
25は第二のブレーキ装置(第二の機械ブレーキ装置)
、27はブレーキレバー、30は圧縮コイルばね、31
は蓋、32はヒンジ、34.35は肩板、39は捩りコ
イルばね、41は蓋スィッチ、43は作動杆、46はカ
ム面、47は第一の作動ワイヤ(連結部材)、48は第
二の作動ワイヤである。
図、第2図は要部の斜視図、第3図はヒンジ部分の拡大
斜視図、第4図a、l)、cは夫々異なる状態に於ける
ヒンジ部分の拡大側面図である。 図面中、6は脱水能、8は駆動軸、9はモータ、12は
ブレーキドラム、14は防水板、19は第一のブレーキ
装置(第一の機械ブレーキ装置)、21はブレーキレバ
ー(ブレーキシュ保持体)、24は引張りコイルばね、
25は第二のブレーキ装置(第二の機械ブレーキ装置)
、27はブレーキレバー、30は圧縮コイルばね、31
は蓋、32はヒンジ、34.35は肩板、39は捩りコ
イルばね、41は蓋スィッチ、43は作動杆、46はカ
ム面、47は第一の作動ワイヤ(連結部材)、48は第
二の作動ワイヤである。
Claims (1)
- モータにより回転駆動される脱水能と、この脱水能への
被脱水物出し入れ用の開口部を回動により開閉する蓋と
、制動位置方向にばね手段によって移動付勢されて前記
脱水能を制動するブレーキシュ保持体を有する第一の機
械ブレーキ装置と、前記ブレーキシュ保持体と前記蓋と
の間に設けられ該ブレーキシュ保持体を前記蓋の閉成に
伴い前記ばね手段の付勢力に抗して非制動位置に変位さ
せ蓋の開放動作により制動位置への変位を許す連結部材
と、前記蓋の開放角度が前記第一の機械ブレーキ装置の
作動時の角度を超えたときから鉄蓋により変位動作され
る作動杆と、この作動杆の変位動作により作動して制動
状態にある前記第一の機械ブレーキ装置と共に前記脱水
能を制動する第二の機械ブレーキ装置とを具備して成る
脱水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974056601U JPS589583Y2 (ja) | 1974-05-17 | 1974-05-17 | ダツスイキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974056601U JPS589583Y2 (ja) | 1974-05-17 | 1974-05-17 | ダツスイキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50145168U JPS50145168U (ja) | 1975-12-01 |
JPS589583Y2 true JPS589583Y2 (ja) | 1983-02-21 |
Family
ID=28211084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1974056601U Expired JPS589583Y2 (ja) | 1974-05-17 | 1974-05-17 | ダツスイキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589583Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5032052Y2 (ja) * | 1971-10-20 | 1975-09-18 |
-
1974
- 1974-05-17 JP JP1974056601U patent/JPS589583Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50145168U (ja) | 1975-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS589583Y2 (ja) | ダツスイキ | |
JPH0344559B2 (ja) | ||
JPS5810118B2 (ja) | カイヘイブタ ノ アンゼンソウチ | |
US2075865A (en) | Motor starter | |
JPH0316589A (ja) | 二槽式洗濯機 | |
JPS6035800Y2 (ja) | 制動装置 | |
JPS5818531B2 (ja) | ダツスイキトウノセイドウソウチ | |
JPS5854201Y2 (ja) | 脱水機 | |
JPS5810556Y2 (ja) | ダツスイキ | |
JPS5810557Y2 (ja) | ダツスイキ | |
JPS5812718Y2 (ja) | ダツスイキノアンゼンソウチ | |
KR930002891B1 (ko) | 2조식 세탁기 | |
US3731394A (en) | Centrifugal dehydrator | |
JPS5854200Y2 (ja) | ダツスイキ | |
KR0134118Y1 (ko) | 세탁기의 브레이크링크 작동구조 | |
JPS6035160B2 (ja) | 脱水機の安全装置 | |
KR900006631Y1 (ko) | 세탁기 및 탈수기의 제동장치 | |
JPS6282999A (ja) | 脱水洗濯機の駆動装置 | |
JPS6035159B2 (ja) | 脱水機の安全装置 | |
JPH061570Y2 (ja) | 消火用ホースリールのブレーキ装置 | |
JPH03111092A (ja) | 二槽式洗濯機 | |
JPS5810554Y2 (ja) | ダツスイキ | |
JPH0210341Y2 (ja) | ||
JPS6036230Y2 (ja) | 脱水洗濯機のクラツチ機構 | |
JP2007312875A (ja) | 洗濯機 |