JPS5810556Y2 - ダツスイキ - Google Patents

ダツスイキ

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JPS5810556Y2
JPS5810556Y2 JP13644475U JP13644475U JPS5810556Y2 JP S5810556 Y2 JPS5810556 Y2 JP S5810556Y2 JP 13644475 U JP13644475 U JP 13644475U JP 13644475 U JP13644475 U JP 13644475U JP S5810556 Y2 JPS5810556 Y2 JP S5810556Y2
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brake
spring
brake drum
lever
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JP13644475U
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JPS5249577U (ja
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直 川村
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は使用上の安全性を高めるべく脱水槽の回転に対
する安全性の向上を図った脱水機に関する。
近時、脱水機においては脱水槽の回転中に開閉蓋を開放
することによる危険を防止するために、例えば電磁石装
置を作動源とするロック装置を設け、該ロック装置によ
ってモータによる脱水槽の回転駆動中は勿論、モータ断
電後の惰性回転中も引き続き開閉蓋を閉鎖位置にロック
することが考えられているが、この場合、モータによる
脱水槽の回転駆動中は該モータの通断電を制御するタイ
マ装置によって前記電磁石装置を通電状態に維持し、モ
ータ断電後の惰性回転中はブレーキ装置のブレーキドラ
ムとブレーキレバーとの間に生ずる摩擦力により作動す
る惰性回転検出装置によって前記電磁石装置を引き続き
通電状態に維持する構成としている。
しかしながら、この構成によればモータがタイマ装置に
より断電状態になされてからブレーキレバーがブレーキ
ドラムに摺接して前記惰性回転検出装置が作動するまで
に若干時間がかかるため(通常0.5秒程度)、短時間
ではあるが電磁石装置が断電状態となって開閉蓋のロッ
クが解除されてしまう不都合を生ずる。
また、高価な電磁石装置を作動源とするため、価格が高
騰化する欠点がある。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
はモータによる脱水槽の回転駆動中は勿論、モータ断電
後の惰性回転中も引き続き連続して内蓋を閉鎖位置にロ
ックすることができ、その途中で短時間といえども解除
状態を現出する虞れがなく、総じて安全性の大幅な向上
を図ることができ、またロック装置の作動源としての電
磁石装置を不要になし得て価格の低減化を図ることがで
き、更には可動部材の往復動及びブレーキレバーの接離
動作にとって必要な外蓋の開閉変位量が小さくて済む等
の効果を奏する脱水機を提供するにある。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず第1図において、1は上部後方に操作箱2を立設し
た外箱で、その内部には水受槽3を配設している。
4は前記水受槽3内に回転自在に配設した脱水槽、5は
この脱水槽4の外底部に直結した脱水軸であり、この脱
水軸5の下端部を前記外箱1の内底部に弾性支持したモ
ータ6の回転軸6aにコネクタ7を介して連結している
8は前記水受槽3の上端部に装着したカバーで、これの
略中央部には前記脱水槽4内に臨む被脱水物出入用の開
口部9を形成している。
10は前記開口部9を直接開閉する内蓋で、後方端部の
左右両側に突設した軸部10 aを前記カバー8の後方
部の左右両側に立設した軸受部8a(いずれも一方のみ
図示)に開閉回動可能に枢支している。
11は前記内蓋10を閉鎖位置(第1図に実線で示す位
置)にロックするロック装置で、ここでこのロック装置
11について述べる。
即ち、12は前記内蓋10の前部裏側に下向きに突設し
た保合片で、その下端部には係合孔12 aを形成して
いる。
そして、前記水受槽3の上端外周囲に延設したフランジ
部3aには前記保合片12を外箱1内に突出させるため
の透孔13を形成している。
14は前記外箱1の前面部内側に固定した支持具、15
はこの支持具14の上部に軸ピン16を介して回動可能
に枢支した略り字状の係合レバーで、この係合レバー1
5の垂直部の上部側方には前記係合片12の係合孔12
aに係脱可能に係合する係止爪15 aを突設してい
る。
17は前記係合レバー15の垂直部と外箱1の前面部と
の間に張架した引張スプリングで、これは係合レバー1
5を常時矢印A方向に回動付勢している。
このため、前記係合レバー15は常時は内蓋10の係合
片12から離反した解除状態に保持され(第1図実線参
照)、引張スプリング17のばね力に抗して反矢印A方
向に回動されると、係止爪15aを係合片12の係合孔
12aに係合させて内蓋10を閉鎖位置にロックするよ
うになっている(第1図二点鎖線参照)。
18は前記開口部9を内蓋10の上方から間接的に開閉
する外蓋で、これは後方部に延設した略フ字状のヒンジ
部18 aの先端部を前記操作箱2内において支点軸1
9により回動可能に枢支せしめている。
20は前記外蓋18の開及び閉方向の回動に連動して開
放及び閉成作動する蓋スィッチ、21は摘み22により
操作される例えばぜんまい式のタイマ装置であり、図示
しないがこれらタイマ装置21及び蓋スィッチ20並び
に前記モータ6を電源に対し直列に接続している。
さて第2図及び第3図において、23は前記脱水槽4の
惰性回転を制動するブレーキ装置で、以下このブレーキ
装置23について述べる。
即ち、24はブレーキドラムで、これは前記コネクタ7
の下部に溶接等により固定してあり、脱水槽4と一体的
に回転する。
25は前記モータ6の上面部にその回転軸6aと同心的
に配設した保持環で、これには可動部材としての可動板
26を回動可能に枢支し、該可動板26の両側に一体に
延出したアーム27及び28のうちの一方のアーム27
とモータ6の上面部に立設した引掛具29との間には第
一のスプリングに相当する引張スプリング30を張架し
て可動板26を常時矢印B方向に回動付勢する。
31 a及び31 bは前記モータ6の上面部に可動板
26のアーム27の両側に位置するストッパ片で、これ
らは可動板26の矢印B方向及び反矢印B方向の回動限
界位置を定めるものであり、可動板26は常時は引張ス
プリング30による矢印B方向の回動をストッパ片31
aに衝止されて、第2図に示す如く矢印B方向の回動
限界位置(復帰位置)にある。
32は略中央部位にブレーキシュ33をねし止めにより
固定して有するブレーキレバーで、その一端部を前記可
動板26のアーム27に段付ねじ34を介して回動可能
に枢支する。
また、前記ブレーキレバー32の他端部と可動板26の
アーム28との間には第二のスプリングに相当する引張
スプリング35を張架して、ブレーキレバー32を常時
矢印C方向に回動付勢する。
これにより、前記ブレーキレバー32は常時はブレーキ
シュ33をブレーキドラム24に圧接させて脱水槽4の
自由回転を拘束している。
36は一端部を前記可動板26のアーム28の先端部に
固定した可撓管、37は一端部を前記モータ6の上面部
に配設した取付具38に固定した可撓管であり、両可撓
管36及び37は他端部を共に前記水受槽3の背部外側
に配設した取付具39に固定している。
40は前記両可撓管36及び37に挿通した可撓性条部
材としての一本のコントロールワイヤで、これは両可撓
管36及び37の他端部間の中央部分において略U字状
に屈曲しており、可撓管36の一端から導出する一方の
端部を前記ブレーキレバー32の他端部に連結し、可撓
管37の一端から導出する他方の端部を前記可動板26
のアーム27に連結している。
41は上端部を前記外蓋18のヒンジ部18 aの屈曲
部分に連結した連動部材としての連杆で、その下端部に
は滑車42を回転自在に枢設し、前記コントロールワイ
ヤ40のU字状に屈曲する中央部分を該滑車42に引掛
けるようにして滑動自在に掛合連結する。
而して、前記連杆41は外蓋18の間及び閉方向の回動
に伴って下方及び上方に変位するため、外蓋18が開放
位置(第1図に実線で示す位置)から閉鎖位置(第1図
1点鎖線で示す位置)に向かって回動すると、連杆41
は上方に変位してコントロールワイヤ40の屈曲部分を
上方に引張る。
ところで、前記引張スプリング35のばね力は引張スプ
リング30のそれよりも強く設定してあり、このためコ
ントロールワイヤ40の屈曲部分が上方に引張られると
、まず可動板26が引張スプリング30のばね力に抗し
て保持環25を中心に反矢印B方向に回動する。
そして、可動板26が反矢印B方向の回動をストッパ片
31 bに衝止されて、第4図に示す反矢印B方向の回
動限界位置(所定位置)に至ると、次にブレーキレバー
32が引張スプリング35のばね力に抗して反矢印C方
向に回動し、ブレーキシュ33をブレーキドラム24か
ら離反させる(第4図実線参照)。
逆に外蓋18が閉鎖位置がら開放位置に向がって回動す
ることにより、コントロールワイヤ40が弛緩すると、
まずフ゛レーキレバー32が引張スプリング35のばね
力により第4図に実線で示す位置から二点鎖線で示す位
置に向かって矢印C方向に回動してブレーキシュ33を
ブレーキドラム24に圧接させ、この後、可動板26が
引張スプリング30のばね力により矢印B方向に回動す
る。
尚、後述から明らかになるが、脱水槽4の惰性回転制動
時においてはブレーキレバー32が矢印C方向に回動し
ても、故障等の異常事態が発生しない限り、可動板26
は脱水槽4が停止するまでそのまま前記所定位置に保持
される。
43は一端部に略り字状の立上片43 aを折曲形成し
た作動板、44はリセット装置45の一部を構成する回
動レバーであり、これら作動板43及び回動レバー44
を前記モータ6の上面部に固定した支持板46に段付ね
じ47に往復回動可能に枢支する。
そして、前記回動レバー44の一端部には突起44 a
を上向きに突設して、該突起44 aを前記可動板26
のアーム27に形成した長孔48に係合させ、以て回動
レバー44を可動板26の往復回動に連動して往復回動
するように構成する。
ところで、前記作動板43の他端部には相互に所定の間
隔を存して第1の透孔49及び第2の透孔50を形成し
ており、一方前記回動レバー44は他端部に上向きに開
放する保持穴44 bを有し、該保持穴44 b内に圧
縮スプリング51により常時上方に付勢された球体52
を挿入保持している。
そして、前記球体52は常時は第1の透孔49に係脱可
能に係合しており、これによって前記作動板43は常時
回動レバー44に対し第2図に示すような位置関係に保
持されつつ該回動レバー44と共に一体的に往復回動す
る。
従って、前記回動レバー躬及び球体52等は可動板26
の往復動変位を作動板43に伝達する連繋装置としても
作用する。
53は一端部を前記ブレーキドラム24の上面部に段付
ねじ54を介して回動可能に枢支した遠心アームで、こ
れは引張スプリング55により常時矢印り方向に回動付
勢されて、常時は内方位置(第2図に実線で、第4図に
二点鎖線で示す位置)にある。
そして、前記遠心アーム53はブレーキドラム24が脱
水槽4と共に矢印E方向に回転すると、その回転に伴う
遠心力により前記引張スプリング55のばね力に抗して
反矢印り方向に回動し、第4図に実線で示す外方位置に
至る。
而して、前記可動板26が復帰位置にあるとき、前記回
動レバー44は矢印F方向の回動限界位置にあり、これ
に応じて作動板43も矢印F方向の回動限界位置(不作
動位置)にあって立上片43 aの先端部を遠心アーム
53の外方位置における回転軌跡内に位置させている。
そして、可動板26が反矢印B方向に回動すると、これ
に連動して回動レバー44が反矢印F方向に回動するた
め、作動板43も回動レバー44と一体的に反矢印F方
向に回動して、立上片43 aの先端部を遠心アーム5
3の外方位置における回転軌跡内がら外方に脱出させる
56は内部にコントロールワイヤ57を挿通した可撓管
で、これの一端部を前記取付具38に固定すると共に、
他端部を前記支持具14の下部に固定する。
そして、可撓管56の一端部から導出するコントロール
ワイヤ57の一端部を前記作動板43に連結すると共に
、可撓管56の他端部から導出するコントロールワイヤ
57の他端部を前記係合レバー15の水平部に連結する
次に上記のように構成した本実施例の作用について説明
する。
内蓋10を開放して被脱水物(図示せず)を開口部9か
ら脱水槽4内に投入し、その上で先ず内蓋10を閉鎖し
、次に外蓋18を閉鎖する。
すると、この外蓋18の閉方向の回動に伴って、コント
ロールワイヤ40の屈曲部分が上方に引張られるため、
先ず可動板26が引張スプリング30のばね力に抗して
反矢印B方向に回動する。
この可動板26の反矢印B方向への回動に連動して、回
動レバー44が作動板43と共に反矢印F方向に回動す
るため、作動板43の立上片43 aが遠心アーム53
の外方位置における回転軌跡内から外方に脱出すると共
に、コントロールワイヤ57が矢印G方向に引張られる
(第4図参照)。
これにより、係合レバー15が引張スプリング17のば
ね力に抗して反矢印A方向に回動してその係止爪15a
を係合片12の係合孔12 aに係合させ、以て内蓋1
0を閉鎖位置にロックする(第1図工点鎖線参照)。
そして、可動板26が第4図に実線で示す所定位置に達
すると、次にブレーキレバー32が引張スプリング35
のばね力に抗して反矢印C方向に回動してブレーキシュ
33をブレーキドラム24から離反させる。
一方、外蓋18が閉鎖位置に達すると、蓋スィッチ20
が閉成作動し、この後、タイマ装置21をセット操作す
るとモータ6が起動して脱水槽4を回転駆動し始め、以
上により所謂脱水運転が行なわれる。
而して、タイマ装置21の設定時間が経過すると、モー
タ6が断電状態になり、この後、脱水槽4は慣性により
そのまま惰性回転し続ける。
おして、脱水槽4が惰性回転中にあるとき、外蓋18を
開放すると、連杆41が下方に変位してコントロールワ
イヤ40を弛緩させるため、ブレーキレバー32が引張
スプリング35のばね力により矢印C方向に回動してブ
レーキシュ33をブレーキドラム24に圧接させ、脱水
槽4の惰性回転を制動し始める(第4図工点鎖線参照)
ところで、上記のようにしてブレーキシュ33がブレー
キドラム24に圧接すると、両者間にはブレーキドラム
24の回転方向(矢印E方向)に向かう摩擦力が作用す
る。
この摩擦力はブレーキレバー32及び段付ねじ34を介
して可動板26に対してこれを反矢印B方向に回動させ
るように作用するため、可動板26は該摩擦力により引
張スプリング30のばね力に抗してそのまま所定位置に
保持され、前述のようにコントロールワイヤ40が弛緩
してブレーキレバー32が矢印C方向に回動しても、矢
印B方向に回動することはない。
従って、ロック装置11はモータ6による脱水槽4の回
転駆動中は勿論、モータ6断電後の脱水槽4の惰性回転
中もそのままロック状態に維持されて、内蓋10を閉鎖
位置にロックし続ける。
そして、脱水槽4が停止すると、ブレーキドラム24と
ブレーキシュ33との間の摩擦力も消滅するため、可動
板26が引張スプリング30のばね力により矢印B方向
に回動して復帰位置に戻る。
この可動板26の矢印B方向の回動に連動して、回動レ
バー44が作動板43と共に矢印F方向に回動して元位
置に戻るため、作動板43の立上片43 aが遠心アー
ム53の外方位置における回転軌跡内に位置すると共に
、コントロールワイヤ57が弛緩する。
これにより、係合レバー15力弓1張スプリング17の
ばね力により矢印A方向に回動してその係止爪15 a
を係合片12の係合孔12 aから離脱させ、以て内蓋
10のロックを解除する。
この状態において、内蓋10の前部を持ち上げるように
して引き上げれば、該内蓋10を開放することができる
さて、長期間にわたる使用によりブレーキシュ33の摩
耗量が所定量以上に達すると脱水槽4の惰性回転中にブ
レーキシュ33がブレーキドラム24に摺接しても有効
な摩擦力が生ぜず、このため可動板26を引張スプリン
グ30のばね力に抗して第4図に示す所定位置に保持し
ておくことができなくなる。
従って、可動板26は外蓋18の開放に伴ってブレーキ
レバー32が矢印C方向に回動すると、脱水槽4が惰性
回転中にあっても、その後、直ちに引張スプリング30
のは゛ね力により矢印B方向に回動して第2図に示す復
帰位置に復帰してしまう。
しかしながら、この場合には可動板26の矢印B方向の
回動に連動して回動レバー劇が作動板43と共に矢印F
方向に回動するため、作動板43の立上片43 aが遠
心アーム53の外方位置における回転軌跡内に位置する
而して、遠心アーム53は脱水槽4の惰性回転中、その
回転に伴う遠心力により引張スプリング55のばね力に
抗して外方位置に位置しており、従って、上記のように
作動板43が矢印F方向に回動変位すると、遠心アーム
53は直ちに該作動板43の立上片43 aに衝当する
(第5図工点鎖線参照)。
これにより、作動板43は球体52を第1の透孔49か
ら脱出させて、第5図に二点鎖線で示す不作動位置から
実線で示す位置(作動位置)に向かって段付ねじ47を
中心に反矢印F方向に回動し、ここで球体52が第2の
透孔50に遭遇してこれに係合し、作動板43を作動位
置に保持する。
斯る作動板43の反矢印F方向の回動変位即ち作動位置
への変位により、コントロールワイヤ57が矢印G方向
に引張られるため、可動板26の矢印B方向への回動に
も係わらずロック装置11は内蓋10を閉鎖位置にロッ
クし続ける。
また、ブレーキシュ33が破損して脱落したような場合
や、引張スプリング35や段付ねじ34が折損したよう
な場合も、可動板26は引張スプリング30のばね力に
より矢印B方向に回動するため、上記したと同様に作動
板43の立上片43 aが遠心アーム53に衝当されて
作動位置に変位するので、ロック装置11は内蓋10を
閉鎖位置にロックし続ける。
以上のようにブレーキ装置23の故障時に作動板43が
単独で不作動位置から作動位置に変位した場合には、脱
水槽4が停止しても内蓋10のロックは解除されていな
いが、外蓋18を一旦閉鎖した後、再び開放するとその
ロックを解除することができる。
即ち、脱水槽4の停止後、外蓋18を閉方向に回動する
と、前述したと同様にして可動板26が引張スプリング
30のばね力に抗して反矢印B方向に回動すると共に、
ブレーキレバー32が引張スプリング35のばね力に抗
して反矢印C方向に回動する。
そして、可動板26の反矢印B方向の回動に連動して回
動レバー44が反矢印F方向に回動するため、球体52
は第2の透孔50から脱出し、回動レバー44が反矢印
方向の回動限界位置に達したところで第1の透孔49に
遭遇してこれに係合する。
この後、外蓋18を開方向に回動すると、ブレーキレバ
ー32が引張スプリング35のは゛わ力により矢印C方
向に回動すると共に、可動板26カ”5+張スプリング
30のばね力により矢印B方向に回動する。
そして、可動板26の矢印B方向の回動に連動して、回
動レバー44が矢印F方向に回動するため、上述のよう
にして第1の透孔49を球体52に係合された作動板4
3も回動レバー44と共に矢印F方向に回動し、コント
ロールワイヤ57を弛緩させる。
これにより、前述したと同様にして係合レバー15が引
張スプリング17のばね力により矢印A方向に回動し、
以て内蓋10のロックを解除する。
このように本実施例によれば、可動板26は外蓋18が
閉方向に回動すると、これに連動して復帰位置から所定
位置に向かって回動変位し、また外蓋18が開方向に回
動しても脱水槽4が惰性回転中にあればブレーキドラム
24とブレーキシュ33との間に生ずる摩擦力によりそ
のまま所定位置に保持されるので、ロック装置11はモ
ータ6による脱水槽4の回転駆動中は勿論、モータ6断
電後の脱水槽4の惰性回転中も引き続き連続して内蓋1
0を閉鎖位置にロックする。
しかも、ブレーキレバー32が矢印C方向に回動しても
、上記のように可動板26は矢印B方向に回動すること
なく、そのまま所定位置に保持されるので、ロック装置
11が途中で短時間といえども内蓋10のロックを解除
することはなく、安全性が大幅に向上する。
また、可動板26とブレーキレバー32とをコントロー
ルワイヤ40により連結し、このコントロールワイヤ4
0の略中央部の屈曲部分を滑車42を介して連杆41に
連結したので、可動板26を矢印B方向及び反矢印B方
向に回動させると共に、ブレーキレバー32を矢印C方
向及び反矢印C方向に回動させるために必要な連杆41
の上下方向の変位量は、可動板26の回動量とブレーキ
レバー32の回動量の和の半分で済み、組立調整がし易
くなる。
その上、ロック装置11の作動源としての電磁石装置を
不要になし得るので、それだけ価格の低減化を図ること
ができる。
更に本実施例では、制動時にブレーキドラム24とブレ
ーキシュ33との間に作用する摩擦力は、ブレーキレバ
ー32に対しこれを矢印C方向に回動させるように作用
するため、ブレーキドラム24に対するブレーキシュ3
3の圧接力が増大し、制動効果の向上を図ることができ
る。
ところで、上記のように制動効果の向上を図ったもので
は、一本の連杆41の上下方向変位を利用して可動板2
6及びブレーキレバー32を回動させねばならないため
、一般に構造が複雑になるが、本実施例では一本のコン
トロールワイヤ40によりこれを行なうことができ、構
造の単純化を図ることができる。
また、故障等によりブレーキドラム24とブレーキシュ
33との間に摩擦力が生ぜず或は生じても十分でない場
合に、脱水槽4が惰性回転中にあるにも係わらず可動板
26が矢印B方向に回動しても、作動板43は立上片4
3 aを遠心アーム53に衝当されて作動位置に変位し
、ロック装置11をロック状態に維持するので、ブレー
キ装置23に故障等が生じても内蓋10を閉鎖位置にロ
ックし続けることができ、安全性の一層の向上を図るこ
とができる。
その上、作動板43が作動位置に変位したことにより、
脱水槽4の停止後も内蓋10が閉鎖位置にロックされた
ままの状態になっていても、外蓋18を開閉操作するこ
とによりそのロックを解除することができて、ブレーキ
故障の点検修理が容易に行なえる等実用上極めて便利に
なる。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定される
ことはなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して
実施することができる。
本考案は以上説明したように、モータによる脱水槽の回
転駆動中は勿論、モータ断電後の惰性回転中も引き続き
連続して内蓋を閉鎖位置にロックすることができ、その
途中で短時間といえども解除状態を現出する虞れがなく
、総じて安全性の大幅な向上を図ることができると共に
、ロック装置の作動源としての電磁石装置を不要になし
得て価格の低減化を図ることができ、また可動部材の往
復動及びブレーキレバーの接離動作にとって必要な外蓋
の開閉変位量も小さくて済む等の効果を奏する脱水機を
提供し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の概略を
示す縦断側面図、第2図はブレーキ装置の拡大平面図、
第3図は第2図中III −III線に沿う縦断側面図
、第4図及び第5図は作用説明図である。 図面中、1は外箱、4は脱水槽、6はモータ、9は開口
部、10は内蓋、11はロック装置、12は係合片、1
5は係合レバー、17は引張スプリング、18は外蓋、
23はブレーキ装置、24はブレーキドラム、26は可
動板(可動部材)、30は引張スプリング(第一のスプ
リング)、32はブレーキレバー、33はブレーキシュ
、35は引張スプリング(第二のスプリング)、40は
コントロールワイヤ(可撓性条部材)、41は連杆(連
動部材)、42は滑車、43は作動板、44は回動レバ
ー、45はリセット装置、51は圧縮スプリング、52
は球体、53は遠心アーム、55は引張スプリング、5
7はコントロールワイヤである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱水槽を内設せる外箱の開口部を直接開閉する内蓋及び
    該内蓋の上から前記開口部を間接的に開閉する外蓋と、
    前記脱水槽と一体的に回転するブレーキドラムと、この
    ブレーキドラムの近傍に復帰位置と所定位置との間で往
    復動変位可能に設けられ第一のスプリングにより常時復
    帰位置方向に付勢された可動部材と、この可動部材に枢
    設され前記第一のスプリングよりも大なるばね力の第二
    のスプリングにより常時前記ブレーキドラムに摺接する
    方向に付勢されて前記脱水槽の惰性回転制動時にブレー
    キドラムとの間に生ずる摩擦力により前記可動部材を前
    記所定位置に変位した状態に保持するブレーキレバーと
    、一端部を前記外蓋に連結し該外蓋の開閉に伴って往復
    動変位する連動部材と、両端部を前記ブレーキレバー及
    び可動部材に連結し途中部分を前記連動部材の他端部に
    滑動自在に掛合連結し前記外蓋の閉鎖に伴う前記連動部
    材の変位により所定方向に引張られて前記第−及び第二
    のスプリングのばね力の大小関係により前記可動部材を
    前記復帰位置から所定位置に変位させた後前記ブレーキ
    レバーを前記ブレーキドラムから離反する方向に変位さ
    せる可撓性条部材と、前記可動部材の往復動変位に連動
    して作動し該可動部材が所定位置に位置している間前記
    内蓋を閉鎖位置にロックするロック装置とを具備して成
    る脱水機。
JP13644475U 1975-10-06 1975-10-06 ダツスイキ Expired JPS5810556Y2 (ja)

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JP13644475U JPS5810556Y2 (ja) 1975-10-06 1975-10-06 ダツスイキ

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JP13644475U JPS5810556Y2 (ja) 1975-10-06 1975-10-06 ダツスイキ

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Publication Number Publication Date
JPS5249577U JPS5249577U (ja) 1977-04-08
JPS5810556Y2 true JPS5810556Y2 (ja) 1983-02-25

Family

ID=28616431

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JP13644475U Expired JPS5810556Y2 (ja) 1975-10-06 1975-10-06 ダツスイキ

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JPS5249577U (ja) 1977-04-08

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