JPH0210341Y2 - - Google Patents

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JPH0210341Y2
JPH0210341Y2 JP8874386U JP8874386U JPH0210341Y2 JP H0210341 Y2 JPH0210341 Y2 JP H0210341Y2 JP 8874386 U JP8874386 U JP 8874386U JP 8874386 U JP8874386 U JP 8874386U JP H0210341 Y2 JPH0210341 Y2 JP H0210341Y2
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JP
Japan
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lever
free end
wheel
brake
lining
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JP8874386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、遠心脱水機等に用いられる制動装置
に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の制動装置の一例が特開昭60−188631号
公報に開示されている。このものはモータブラケ
ツト上にブレーキ台を固定し、このブレーキ台上
にブレーキレバーの一端が軸支し、レバーに固定
されたライニングを回転軸に固定されたブレーキ
ホイールに対面させておき、一方ではレバー遊端
にライニングをホイールに圧接させるスプリング
を取付け、このスプリングの掛止部をブレーキ台
に立設している。また、レバー遊端には圧接方向
とは反対方向にレバーを動かすために作動ワイヤ
ーを取付けている。従つて、通常はスプリングの
付勢力によつてライニングはホイールに圧接して
ブレーキをかけており、脱水機の蓋が閉成した時
には蓋の回動ストロークによつて作動ワイヤーを
引張り、スプリングに抗してライニングをホイー
ルから離す。
ここで、ブレーキレバーは動きを良くするため
に軸支がゆるくしてあり、そのためにブレーキ台
上面との間に間隔を置いてある。従つて、脱水時
にモータが回転し、振動が生じると、レバーは上
下動しやすく、特に軸支端から離れる程振幅が大
と成り、ライニングとホイールとの対面関係にば
らつきを生じ、結果的に制動時間が変化したり、
音を発生することがあつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、従来同様の軸支構造にあつて、レバ
ー遊端の位置関係を安定させ、制動性能のばらつ
きや振動音の発生を防止せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、レバー遊端にブレー
キ台上を摺動する摺動体を設け、上記ブレーキ台
上にはレバー遊端より下方にて圧接用スプリング
の掛止部を設けた構成である。
(ホ) 作用 レバー遊端はスプリングが下方から引張つてい
るので、下方へも付勢されており、摺動体はブレ
ーキ台上に常時当接している。即ち、モータの回
転に伴つて振動が生じてもレバーの遊端側は下方
に引張られ、摺動体がブレーキ台に当接してお
り、ライニングとホイールとの対面関係を正常位
置に保持している。
(ヘ) 実施例 二槽式洗濯機等の脱水機の例を図面に基づいて
説明すると、1は水受槽2を内装した機枠、3は
水受槽2内に配設された多孔の脱水槽、4は機枠
内底部に4本の弾性取付脚5……によつて取付け
られた脱水槽駆動用のモータである。
6は脱水槽3を開閉する内蓋、7は外蓋、8は
タイマー等を内装したコントロールボツクスであ
る。この外蓋7はコントロールボツクス8内に軸
支してあり、コントロールボツクス8内に在る安
全スイツチ9を開蓋時にOFF、閉蓋時にONす
る。また、外蓋7には作動ワイヤー10が連結し
てあり、開蓋時に弛め、閉蓋時に引張るようにし
ている。
11はモータ4の回転軸12に固着されたブレ
ーキホイール、13はモータ4のブラケツト14
のボス上に一端13′を弛く軸支され、ホイール
11を囲むように配設された平板状のブレーキレ
バーである。このレバー13は一部を切起してホ
イール11に対向させ、ここにライニング15を
張り付けてホイール11に対面させている。この
ブレーキレバー13の遊端13″は一端13′と回
転軸12を挾んで位置している。
16は遊端13″の下方に間隔(ボスの高さ分)
を置いて位置し、ブラケツト14に固定されたブ
レーキ台で、端部に低い掛止部17を折曲形成
し、この掛止部17と遊端13″の掛止孔との間
にコイルスプリング18を懸架している。このた
めにコイルスプリング18は遊端13″をライニ
ング15がホイール11に圧接する方向と、下向
きに付勢している。
上記遊端13″には樹脂製のワイヤー受体19
が嵌着してあり、コイルスプリング18の圧接方
向に並行な方向及び上下方向で係合している。こ
のワイヤー受体19は作動ワイヤー10の作動端
を溝等に嵌合することにより止着しており、下部
にはブレーキ台16上に当接し、或いは摺動する
ピン状の摺動体20を一体に突出形成している。
従つて、遊端13″及びワイヤー受体19は常に
下向きに付勢され且つ下方から摺動体20で支持
されているので、上下方向での位置が安定してい
る。作動ワイヤー10は圧接方向とは反対方向に
延びており、その外装チユーブはブレーキ台16
に止着される。
かくして、外蓋7が閉成すると、安全スイツチ
9がONし、ワイヤー10が引張られる。する
と、ワイヤー10は受体19をレバー13の遊端
13″と共にコイルスプリング18に抗して移動
させ、ライニング15をホイール11から引き離
す。タイマー等で時間が設定されると、モータ4
は駆動し、回転軸12に直結されている脱水槽3
を回転させ、遠心脱水を実行せしめる。
斯る脱水運転により、脱水槽3が上下し、或い
は左右に振動すると、これらは取付脚5……の弾
力で吸収されるが、ブレーキレバー13は一端1
3′が弛いために上下動しても、遊端13″が受体
19の摺動体20で下から支持され、弾性が下方
に働いているので、極度に上下動することがな
く、ライニング15とホイール11との対面関係
を保持している。
設定時間が終了した後、或いは運転途中で外蓋
7を開放すると、モータ4の電源は安全スイツチ
9によつてしや断され、またワイヤー10が弛
む。従つて、受体19及びレバー遊端13″はコ
イルスプリング18によつて元位置に復帰し、ラ
イニング15をホイール11に圧接させ、ブレー
キをかける。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、レバーの遊端側をコイルスプ
リングによつて斜め下方に付勢する一方、摺動体
で下支えしているので、レバーの上下方向の位置
関係が極めて安定し、ライニングとホイールを正
確な対面位置で保持でき、制動性能のばらつき、
異音の発生を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による制動装置を配備した脱水
槽の断面図、第2図は要部の平面断面図、第3図
は第2図に於ける要部のA矢視図である。 11……ホイール、12……回転軸、13……
ブレーキレバー、13′……一端、13″……遊
端、15……ライニング、16……ブレーキ台、
17……掛止部、18……コイルスプリング、1
9……ワイヤー受体、20……摺動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に固定されたホイールに、レバーに固定
    されたライニングを対面させ、上記レバーの一端
    を軸支すると共に、レバー遊端には上記ライニン
    グをホイールに圧接させるスプリングと、スプリ
    ングによる圧接方向とは反対方向に作動させる作
    動ワイヤーを夫々取付けたものに於いて、上記レ
    バー遊端の下方に間隔を置いてブレーキ台を配設
    すると共に、レバー遊端にはブレーキ台上を摺動
    する摺動体を設け、上記ブレーキ台上にはレバー
    遊端より下方に上記スプリングの掛止部を設けた
    ことを特徴とする制動装置。
JP8874386U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0210341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8874386U JPH0210341Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8874386U JPH0210341Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62200826U JPS62200826U (ja) 1987-12-21
JPH0210341Y2 true JPH0210341Y2 (ja) 1990-03-14

Family

ID=30947110

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JP8874386U Expired JPH0210341Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JP (1) JPH0210341Y2 (ja)

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JPS62200826U (ja) 1987-12-21

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