JPS5852327A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル樹脂組成物

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JPS5852327A
JPS5852327A JP15115981A JP15115981A JPS5852327A JP S5852327 A JPS5852327 A JP S5852327A JP 15115981 A JP15115981 A JP 15115981A JP 15115981 A JP15115981 A JP 15115981A JP S5852327 A JPS5852327 A JP S5852327A
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vinyl chloride
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Kotaro Kuribayashi
栗林 幸太郎
Masahiro Kaneda
兼田 正弘
Kenji Okano
岡野 賢治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発泡性塩化ビニル重合体組成−、特に発泡性軟
質塩化ビニル重合体岨成愉に関する。
現在軟質発泡塩化ビニル樹脂の製造方法として、たとえ
ば、(1)塩化ビニル樹脂に、分解によりガス状態とな
る、いわゆる分解型発泡剤を添加混合し、これを押出成
形機などを使用して、加熱成形発泡させる方法、(2)
塩化ビニル系樹脂と可塑剤とを混和してペースト状とし
くプラスチゾル)、これを横槍的に発泡させるか、又は
該プラスチゾルに分解型発泡剤を添加混合したのち、加
熱してゲル化と共に発泡させ、目的の製品とする方法、
(3)分解型発泡剤を含有する混合物を該発泡剤の分解
温度以下であらかじめロール成形したのち、加熱して発
泡体とする方法などが知られている。
この様な方法で発泡性組成物を製造する場合、これらが
発泡するときに重合体フオームの泡を安定化する添加剤
を加えることが良(知られている。添加剤の無い場合、
泡の生成が不均一になり、泡のサイズが広範囲に分布し
、このような不均一な泡が成長すると同時に泡が破れ、
望ましくない発泡体構造になる。このような不均一な発
泡を防止する目的で加えられる公知の添加剤としては、
メチルメタクリレート系共重合体を基材とする周知のア
クリル系加工助剤がある。しかし、この種の加工助剤は
分子量が大きく軟化温度が高いために、軟質塩化ビニル
系樹脂に添加した場合均質な発泡体を得ることが困難で
あり、最終的に得られる製品の表面あれが起り、諸物性
が劣るようになる。
本発明の目的は、(II)の(メタ)アクリル駿エステ
ル系樹脂の添加により、軟質塩化ビニル樹脂のゲル化を
促進し、溶融粘度を調整し、ゴム弾性を与え、かつ高温
時の引張り強さ、又は伸度を向上させることKよって高
温時に発生する泡を均一化ないし、一旦発生した泡の収
縮を防止することにより、発泡時の分解ガスを樹脂中に
保持し、外部への逃散を防止し、目的とする発泡体を得
るに際して著しい効果を示し、外ことにある。
本発明は(I)塩化ビニル重合体又は少(とも70重量
%が塩化ビニルからなる共重合体99.9〜90重量部
と、(1)炭素a1〜18個のアルキル基を有するアク
リル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキルのうちの1
種又は2種以上50〜100重量囁とこれらと共重合可
能なモノマー0〜50重量%とからなり100iyjの
クロロホルム中KO,l/の重合体を溶解した溶液につ
いて25℃で測定した還元粘度が2以下で、ガラス転移
温度が20〜70℃の重合体又は共重合体0.1〜10
重量部とを含む良好な発泡体構造をつくるに適した塩化
ビニル系樹脂組成物である。
本発明において(1)の重合物は、軟質塩化ビニル樹脂
のゲル化を均一に促進し、適度に溶融粘度を上げ、ゴム
弾性を与え、軟質塩化ビニル樹脂の高温時の引張り強さ
、あるいは伸びなどを向上し得るもの、すなわち還元粘
度(ηmp//c)が2.0〜0.05、好ましくは1
,5〜0.2、ガラス転移温度(Tp )が70℃〜2
0℃、好マシ(は55℃〜40℃であり、軟質塩化ビニ
ル樹脂と相溶性の良好な組成物でなければならない。
ηIp/Cが2を越えると分散が均−罠なされず、又0
.05未満の場合、高温時の伸度の向上が小さい欠点が
あり、又T/が70”Cを越えるとηsp/cの高い場
合と同様、軟質分散性が低下し20℃より低いと高温時
の引張り強さ、又は伸度の向上が小さく、良好な発泡体
を作る事が出来ない。
本発明に使用する成分(I)のアクリル系樹脂としては
、メタクリル酸アルキルの重合体又は2種以上のメタク
リル酸アルキルの共重合体、又はメタクリル酸アルキル
とアクリル酸アルキルとの共重合体又はアクリル酸アル
キルの重合体、2種以上のアクリル酸アルキルの共重合
体又はそれらと他の共重合可能なモノマーとの共重合体
があげられる。上記のメタクリル酸アルキルとしては、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸イソブチル等が使用され、アク
リル酸アルキルとしては、アクリル酸エチル、アクリル
駿ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル等が使用される。その他の共重合可能なモノ
マーとしては、例えばスチレンなどの芳香族ビニル、ア
クリロニトリルなどの不飽和ニトリル、酢酸ビニルなど
のビニルエステル等が用いられるが、それらの使用量が
50重量%をこえると、本発明の特徴が損われて来るの
で好ましくない。更にジビニルベンゼン、アリルメタク
リレート等の多官能性単量体を用いることも可能である
が、この場合の使用量は2.0−以下が好ましい。(I
t)の重合物の合成は、懸濁重合、乳化重合、又は溶液
重合等の公知の方法で行われるが、例えば乳化重合の場
合、それに用いる乳化剤は通常知られているものが、又
重合開始剤としては、水溶性、油溶性の単独系又はレド
ックス系が用いられる。重合方法は七ツマ−の一括添加
、滴下、七ツマ−の分割添加等いずれの方法を用いても
良く、又ランダム共重合、グラフト重合、ブロック重合
等の方法を用いても良いし、2種以上のあらかじめ重合
されたラテックスをブレンドし、凝固しても良い。
重合体のηIp/Cは連鎖移動剤、重合温度等の一般の
方法で任意に調整される。以上の要領で合成された重合
物(fl)を塩化ビニル樹脂と混合する方法は一般に行
われている方法に従い特に制限はない、得られた塩/ヒ
ビニル樹脂組成物には必要により可塑剤、安定剤、滑剤
、耐衝撃強化剤、着色剤、充填剤、発泡剤等を加えるこ
とが出来、特に可塑剤を塩化ビニル樹脂100重量部に
対し30〜120重量部加えるいわゆる軟質塩化ビニル
の時にきわめて良好な発泡体構造をつ(ることができる
下記実施例中の部は重量部を示し、また実施例中の物性
の測定方法は次の通りである。
1、発泡性 6インチロールを用い、ロール混線温度150℃で5分
間混練し、約1I31のシートを各測定温度200℃、
210℃、220℃のギヤオープン中に5分間加熱し発
泡させ、ミセルの状態、発泡倍率を求めた。
ミセルの状態→良好◎、普通0部着干劣る△、劣るX 発泡倍率→加熱前のシートが発泡した 後の高さおよび横の広がり で測定 2、未ゲル化物 6インチロールな用い、ロール混線温度160℃で5分
混練し、約0.3 wxのシートを作成し、未ゲル化物
の有無を判定した。
実施例1〜4、比較例1〜3 攪拌機および環流冷却器つき反応容器にイオン交換水2
80部、ジオクチルスルホコハク酸ソーダl、 5部、
過硫酸アンモニウム2.0部、メチルメタクリレート8
0部、エチルアクリレート20部、n−オクチルメルカ
プタン0.7 部の混合物を仕込み、容器内を窒素にて
置換したのち、攪拌下で反応容器を65℃に昇温して5
時間加熱し重合を終了した。得られたエマルジョンは冷
却後塩化アルミニウムを用いて塩析し、r過、洗浄、乾
燥して重合物を製造した。重合物5部をポリ塩化ビニル
樹脂(平均重合度P111050)100部、ジオクチ
ルフタレート80部、ステアリン酸カルシウム0.5部
、ステアリン酸亜鉛0.2部、エポキシ化太豆油3,0
部、発泡剤(分解型)3.0部、顔料061部と共にヘ
ンシェル?=?サーにて混合して得られた軟質塩化ビニ
ル系樹脂組成物の発泡性の評価を、又同様にしてモノ1
−の組成を変更し、実施例1と同じ条件を採用して得ら
れた重合物を用いた場合の実施例1と同様組成物の発泡
性の評価を行ない得られた結果を表−1に示した。表−
1から明らかな様に、1f峠なか0.3前後でTIが7
0℃を越えた場合、未ゲル化物が多(なり、発泡状態も
T/湿温度上昇と共に劣る方向にある。
実施例5〜9、比較例4 n−オクチルメルカプタンの量を表−2の様に変える以
外は実施例3と同条件でηIp/cの異なる重合物を作
成し、実施例1と同様の組成の軟質塩化ビニル樹脂組成
物の発泡性の評価を行い、結果を表−2に示した。表−
2から明らかな様に、モノマー組成は同一であってもη
−p/cが2,0以上となると、T、Pが同一でも発泡
状態が劣悪となり、未ゲル化物も見られる。
実施例1O〜14、比較例5〜6 実施例1O〜12はモノマーの組成を表−3のように変
える以外は実施例1と同様の製造条件で重合物を製造し
、実施例13はメチルメタクリレート50部、ブチルア
クリレート25部、n−オクチルメルカプタン065部
をまず重合し、次にメチルメタクリレート25部、n−
オクチルメルカプタン0.2部添加重合して重合物を得
、実施例14はメチルメタクリレート30部、n−オク
チルメルカプタン0,2部をまず重合し、次にスチレン
25部、ブチルアクリレート25部、n−オクチルメル
カプタン0.3部を添加重合し、さらにメチルメタクリ
レ−)20部、n−オクチルメルカプタン0,2部を加
え重合物を得た。また比較例5はスチレン55部、ブチ
ルアクリレート25部、n−オクチルメルカプタン0.
6部をまず重合し、次にメチルメタクリレート20部、
n−オクチルメルカプタン0.1部を添加して重合し、
重合物を得、比較例6はメチルメタグリレート10部、
n−オクチルメルカプタン0.1部を重合し、次にスチ
レン55部、ブチルアクリレート25部、n−オクチル
メルカプタン0.5部を添加重合し、さらにメチルメタ
クリレート10部、n−オクチルメルカプタン0.1部
を重合し、重合物を得た。得られた各重合物5部を用い
、実施例1と同様の組成の軟質塩化ビニル樹脂組成物を
つ(り発泡性の評価を行って結果を表−3に示した。
実施例15〜17・、比較例フ イオン交換水200部1分散剤としてポバール1.0部
、ベンゾイルパーオキサイド0.2 m、メチルメタク
リレート70部、エチルアクリレート30部としく以上
共通条件)n−オクチルメルカプタンを表−4のように
変えてその混合物を攪拌機および環流冷却器つぎ反応容
器に仕込み、容器内を窒素にて置換したのち、攪拌下で
反応容器を80℃に昇温して3時間加熱し、重合を終了
した。得られた重合物な冷却後、洗浄、乾燥して重合物
を製造した。それらの重合物を用い実施例1と同様の組
成の軟質塩化ビニル樹脂組成物を製造し、その発泡性の
評価を行い、結果を表−4に示した。表−4から明らか
なようにTpが同一でも、ηsp/cが2.0を越える
と、発泡状態が劣悪となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル重合体又は少くとも70重量−が塩化
    ビニルからなる共重合体99.9〜90重量部と、 (璽)炭素数1〜18個のアル中ル基を有するアクリル
    駿アルキルおよびメタクリル酸アルキルのうちの1種又
    は2s以上50〜100重量−とこれらと共重合可能な
    モノマー0〜50重量−とからなり1QQdのクロロホ
    ルム中に0.17の重合体を溶解した溶液について25
    ℃で測定した還元粘度が2以下で、ガラス転移温度が2
    0〜70℃の重合体又は共重合体0、1〜lO重量部 とを含む良好な発泡体構造をつくるに適した塩化ビニル
    系樹脂組放物。
JP15115981A 1981-09-24 1981-09-24 塩化ビニル樹脂組成物 Granted JPS5852327A (ja)

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