JPS5851278B2 - 自動リズム演奏装置のテンポ設定装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は楽譜に表示されているテンポ（例えば＝１２５
）を即座に、しかも正確に設定することができる自動リ
ズム演奏装置のテンポ設定装置に関する。

一般に自動リズム演奏装置を使用する際には、演奏者は
演奏曲目に応じてテンポを設定するが、従来の自動リズ
ム演奏装置においては、リズムのテンポに同期して点滅
するランプを使用したテンポ表示器を上記装置に配設し
、演奏者はランプの点滅を見ながら楽譜で指定されたテ
ンポを調整するため、殆どの場合が演奏者の勘に頼らざ
るをえないので、テンポ設定が不正確になりがちであっ
たＯ 本発明は、テンポ調整用可変抵抗器を回すことによって
、例えば１分間あたりの４分音符の拍数を直接に数字で
表示せしめることによって、楽譜に指定されたテンポを
即座に、しかも正確に設定することが可能な自動リズム
演奏装置のテンポ設定装置を提供するものである。

次に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

１は発振器で、該発振器１にテンポ調整用可変抵抗器２
を接続するとともに周波数カウンタ３と分周器４とを並
列に接続する。

上記周波数カウンタ３は順次接続された１０進計数器５
、記憶回路６、数字表示器７及び上記１０進計数器５と
記憶回路６とに接続された基準時間信号発振器８で形成
される。

前記可変抵抗器２によって設定された周波数を有する上
記発振器１からの出力信号は、前記分周器４で分周され
て分局信号として出力されるが、前記発振器１からは上
記分周信号よりも適当な倍数の速度の周波数を有する出
力信号を発振せしめ、か＼る出力信号は周波数カウンタ
３の１０進計数器５によって、基準時間信号発振器８よ
り発振する基準時間信号で決定される計数時間で計数さ
れる。

上記計数結果は上記発振器８からの信号によって記憶回
路６で記憶固定され、か＼る記憶内容は数字表示器７に
表示される。

このとき、数字表示器７が表示する数字は、１分間の４
分音符の数を表示するように、分局器４の分局比と基準
時間信号発振器８が発振する基準時間信号の周波数を選
択する必要があり、例えば、上記分局器４に接続さｎ、
たリズムパターン発生回路９に入力される信号の最低基
準が１６分音符である場合には、上記分周比と基準時間
信号の周波数との比がＶ１５になるようにすればよいの
であり、分周比を１／１５０とすれば基準時間信号の周
期は０．１秒に設定するものである。

上記分局器４にリズムパターン発生回路９、音源回路１
０、増幅器１１、スピーカ１２を順次接続し、上記分局
器４からの分局信号を上記リズムパターン発生回路９に
入力してリズムパターン信号を形成し、このリズムパタ
ーン信号は音源回路１０で打楽器音に変櫓され、増幅器
１１によって増幅された後、スピーカ１２よりリズム音
が放声される。

しかして、今、楽譜で指定されたテンポ、例えば ＝１
２５に設定する場合には、数字表示器７に「１２５Ｊの
数字が表示されるまでテンポ調整用可変抵抗器２を回す
ことにより、所望するテンポが設定される。

本発明は以上のように、所望するテンポを表示された数
字で読み取ることに、より設定するものであるから、常
にテンポを即座に、しかも正確に設定することが可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実、施例を示すブロック図である０ 図面中、１は発振器、２はテンポ調整用可変抵抗器、３
は周波数カウンタ、４は分周数、５は１０進計数器、６
は記憶回路、７は数字表示器、８は基準時間信号発振器
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ テンポ調整用可変抵抗器で設定された同波数を有す
   る出力信号を発振器より発振せしめ、該出力信号を分周
   器で分周して得た分局信号をリズムパターン発生回路に
   入力してリズムパターン信号を作成し、該リズムパター
   ン信号で音源回路を励起してリズム音信号を出力する自
   動リズム演奏装置において、前記リズムパターン発生器
   に入力される分周信号よりも適当な倍数の速度の周波数
   を有する出力信号を上記発振器より発振せしめ、該出力
   信号を上記発振器と上記分周器との間に接続された周波
   数カウンタで計数し、表示することによって得た数字の
   テンポでリズム演奏することが可能な自動リズム演奏装
   置におけるテンポ設定装置。