JPS5850446B2 - 厚み系圧電振動子の支持装置およびその製造方法 - Google Patents

厚み系圧電振動子の支持装置およびその製造方法

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JPS5850446B2
JPS5850446B2 JP51057542A JP5754276A JPS5850446B2 JP S5850446 B2 JPS5850446 B2 JP S5850446B2 JP 51057542 A JP51057542 A JP 51057542A JP 5754276 A JP5754276 A JP 5754276A JP S5850446 B2 JPS5850446 B2 JP S5850446B2
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JP
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shaped
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JP51057542A
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正和 竹内
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KINSEKI KK
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KINSEKI KK
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、厚み系圧電振動子の支持装置に関するもので
ある。
従来高周波用水晶振動子等の厚み系圧電振動子の支持装
置としては、第1図に示すようなりリップピン2が一般
に用いられて来た。
しかしこの支持装置によると、同図aに示すように支持
位置が圧電板1の中央に向かって深くなるために圧電板
1の振動を阻害し、直列共振抵抗値を増大させる等の欠
点があった。
しかして同図すに示すように支持位置を浅くした場合に
はクリップ部分2′が外側にとび出し、外形が大きくな
るという欠点を生じた。
さらに、クリップピン2はかなりの弾力性を有している
ため、ベース3に該クリップピンを取付ける作業を機械
化することは難しく、手作業への依存度が高いためにば
らつきが大きく、組立て精度が悪い。
たとえば、第2図aに示すように、該クリップピンがね
じれて取付けられていてクリップ部分2′が中心線A−
に上にないため、ピンセットで修正してやらないと圧電
板1を挿入できなかったり、また同図すに示すように、
該クリップピン2が曲がっているためそれを修正せずに
圧電板1を挿着した場合、該圧電板は傾いた形で挿着さ
れるために、ケースをかぶせたときに、該圧電板がケー
スの内壁に触れてしまったり、周波数の経時変化に悪影
響を及ぼしたりする。
さらにクリップ部分2′は同図Cに示すようにほとんど
閉じており、圧電板1を挿入するには作業者の熟練を要
した。
このクリップ部分2′をある程度開くことは可能である
が、工程がそれだけ増すことになり、また開き具合がば
らついて精度を出すことが難しい。
さらに、基本波を利用する数MHz程度の比較的低い周
波数帯のものについては圧電板1が厚くなり過ぎるため
、挿入することができない。
これらの欠点を改善するものとして、第3図および第4
図に示すようなスリットを設けた板ピン4あるいは4′
による支持も従来から用いられて来た。
しかし板ピンはクリップピンに比べて弾力性が弱く衝撃
の吸収度が小さいために、両図中■○で示す方向(圧電
板1の板面に垂直な方向)の振動衝撃に対して弱い。
また第3図のような通常のスリット形式の板ピン4の場
合、同図すにおける矢印方向のピンアクションがほとん
どなく、同図aの矢印方向のピンアクションのみによっ
て圧電板1を支持する状態となるため、板ピン4をベー
ス3に植設された端子ピン10に取付ける際の精度によ
っては該支持は不安定となった。
第4図のようなV字形スリット形式の板ピン4′の場合
、同図すに示されるように圧電板1の下部の縁端部との
点接触のみで該圧電板を支持しているため、同図矢印方
向の力に対して不安定である。
一方、安定にしようとして圧電板1をスリットに深くさ
し込み過ぎると、該縁端部を破損することもあった。
本発明は上述した従来技術のもつ多くの欠点を解消する
ことを目的として成されたもので、金属平板より同一平
面上に形成された支持体が、該支持体の固定端となる固
着部から発して2本林立したU字状またはV字状の形状
を有し、該形状の先端を互に内側に曲折するとともに、
厚み系圧電板の板厚とほぼ等しい距離をもった平行部分
を該固着部の方向に延在し、かつ圧電板の周辺部が該支
持体の該平行部分に挾持されていることを特徴とする厚
み系圧電振動子の支持装置、及び固着部から発して2本
林立したU字状またはV字状の形状と、該形状の先端を
互に内側に曲折するとともに、厚み系圧電板の板厚とほ
ぼ等しい距離をもって該固着部の方向に互に平行に延在
した平行部分とを形成している2個の支持体を、それら
の曲折部を連結する継合部とともに、金属平板より同一
平面上に一体形成し、次に該2個の支持体を互に向き合
うように該継合部の平面に対して垂直に折曲げ、基台に
植設された2本の端子ピンにそれぞれ該固着部を固定し
た後、該継合部を切除することを特徴とする厚み系圧電
振動子の支持装置の製造方法を主構成としている。
以下実施例の図示をもって本発明の詳細な説明する。
第5図aおよびbは本発明の一実施例である厚み系圧電
振動子の支持装置を示す構造図である。
支持体5、および52は、第5図aおよびbに示すよう
に、固着部6□および6□から発して2本林立したU字
状の形状と、その先端を互に内側に曲折するとともに、
厚み系圧電板1の板厚とほぼ等しい距離をもった平行部
分を固着部6□および62 の方向を延在している。
圧電板1は支持体5、および5□の平行部分に挾持され
る。
そして、固着部6、および6□は基台3に植設された端
子ピン10□および10□に固着され、固定される。
これらの支持体5□および52は固着部61および6□
とともに後述するとおり金属平板により一体形成され
る。
第6図はこの支持装置の製造方法の説明図である。
先ず、同図aに示すように、それぞれ固着部61および
6□を有する2個の支持体5、および5□を、それらを
その曲折部においてそれぞれ連結部7□および7□を介
して連結する継合部8とともに金属平板よりプレス加工
あるいはエツチング加工によって同一平面上に一体形成
する。
固着部6、および6□にはそれぞれ孔9、および9□が
設げられている。
次に、同図すに示すように、固着部61および62を互
いに向き合うように90度折曲げた後、該支持体5゜お
よび5゜を、それらが固着部61および6□を内側にし
て互に向き合うように、連結部7□および7□において
継合部8に対して垂直に折曲げる。
このとき該固着部の孔9、および9□0間の距離は同図
Cに示すように基台3に植設された端子ピン10、と1
0□の間隔に等しくなるように予め設定されており、孔
9、および92に端子ピン101および10□を挿入し
て半田11等により固着し、固定する。
最後に連結部7、および7□において継合部8を切除し
てしまえば第5図に示されるような支持装置ができる。
このように、本発明においては支持体はプレス加工やエ
ツチング加工によって一体形成されるため、圧電板を挾
持すべき平行部分の間隔dは従来のクリップに比較して
自由に決定でき、第7図に示すように、圧電板1を挾む
ピンアクション分だげ該圧電板1の厚みtより小さい値
に間隔dを設計することによって、圧電板1に対して矢
印(4分)方向に一定のピンアクションを加えることが
できる。
これによってまた、従来の板ピンに比べ、一定のピンア
クションをもって圧電板1を挾持するために安定性が一
段と向上し、さらに点接触でなく一定の長さを有する平
行部分によって挾持しているため矢印(ル乞)方向の力
に対して安定である。
さらに、いわばdZOであったクリップピンに比べ、こ
の場合は挟持部分(平行部分)は一定の間隔を有してい
るから圧電板1の挿入が容易で作業性が良い。
また、相対向して圧電板1を支持すべき2個の支持体5
□および5□が、それぞれ基台3に植設された端子ピン
10□および10□に固着されるまで継合部8によって
連結されていることにより、支持体相互間のずれやねじ
れ等を防ぐことができ、支持体の取付は精度を向上させ
ることができる。
また、従来の板ピンを端子ピン10に固着するにはスポ
ット溶接が利用されて来たが、それによると、溶接の際
に端子ピン10を曲げたりつぶしたり変形させてしまう
場合があり、また電極の加圧状態によって溶接時に該板
ピンが端子ピンの中心からずれてしまうことがあるため
、仮に本発明におけると同様に2個の端子ピンを連結し
ておく方法を用いても、該連結を解い九途端に、溶接時
に受けたストレスによってねじれたり傾いたりしてしま
い、該方法を用いた効果は半減してしまう。
これに対し本発明においては、本実施例におけるように
半田付は等を採用することにより固着時のストレスを小
さくすることができ、また予め固着部に設けた孔に端子
ピンを挿入するなどして位置決めを精確かつ正確にする
ことができる。
したがって圧電板を挿入する際の作業も容易となり、組
立て精度も向上し、経時変化への悪影響も除かれる。
このようにして完成した本発明による支持装置は、第5
図aから明らかなように圧電板1の支持位置が浅いため
、直列共振抵抗を劣化させることがなく、かつ支持体が
圧電板の外側に張出して外形寸法を大きくすることもな
い。
そして、同図すに示すように曲折部においてバネ効果を
有する構造により、振動、衝撃が吸収され、万一、支持
体の外側がケース12の内壁に接触するようなことが起
こっても、圧電板1は保護される。
以上述べたように、本発明の厚み系圧電振動子の支持装
置およびその製造方法によれば、組立て時の作業性を向
上させるとともに振動子の特性のばらつきを軽減し、し
かも耐振動・衝撃性の良好なきわめて優秀な振動子を実
現することができる。
なお、以上圧電板としては円板状のもののみを用いて説
明したが、この形状は任意に選択し得ることはもちろん
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図はそれぞれ従来の
厚み系圧電振動子の支持装置の説明図である。 第5図および第6図は本発明の一実施例である厚み系圧
電振動子の支持装置およびその製造方法を示す図である
。 第7図は同じく本発明の一実施例である厚み系圧電振動
子の支持装置の説明図である。 1・・・・・・圧電板、5・・・・・・支持体、t・・
・・・・圧電板1の板厚、8・・・・・・継合部、3・
・・・・・基台、10・・・・・・端子ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属平板より同一平面上に形成された支持体が、該
    支持体の固定端となる固着部から発して2本林立したU
    字状またはV字状の形状を有し、該形状の先端を互に内
    側に曲折するとともに、厚み系圧電板の板厚とほぼ等し
    い距離をもった平行部分を該固着部の方向に延在し、か
    つ圧電板の周辺部が該支持体の該平行部分に挾持されて
    いることを特徴とする厚み系圧電振動子の支持装置。 2 固着部から発して2本林立したU字状またはV字状
    の形状と、該形状の先端を互に内側に曲折するとともに
    、厚み系圧電板の板厚とほぼ等しい距離をもって該固着
    部の方向に互に平行に延在した平行部分とを形成してい
    る2個の支持体を、それらの曲折部を連結する継合部と
    ともに、金属平板より同一平面上に一体形成し、次に該
    2個の支持体を互に向き合うように該継合部の平面に対
    して垂直に折曲げ、基台に植設された2本の端子ピンに
    それぞれ該固着部を固定した後、該継合部を切除するこ
    とを特徴とする厚み系圧電振動子の支持装置の製造方法
JP51057542A 1976-05-18 1976-05-18 厚み系圧電振動子の支持装置およびその製造方法 Expired JPS5850446B2 (ja)

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JPS52140291A JPS52140291A (en) 1977-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583615U (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 株式会社フジ電科 水晶振動子の気密端子ステム
JPS5819525U (ja) * 1981-07-31 1983-02-07 株式会社フジ電科 水晶素板素子

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