JPS6324659Y2 - - Google Patents

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JPS6324659Y2
JPS6324659Y2 JP10932684U JP10932684U JPS6324659Y2 JP S6324659 Y2 JPS6324659 Y2 JP S6324659Y2 JP 10932684 U JP10932684 U JP 10932684U JP 10932684 U JP10932684 U JP 10932684U JP S6324659 Y2 JPS6324659 Y2 JP S6324659Y2
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Japan
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plate
holding
vibration
straight line
line
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JP10932684U
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JPS60111118U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、GTカツト水晶振動子に関するもの
である。
[従来の技術] GTカツト水晶振動子は、短辺振動および長辺
振動のカツプリングによつて広い温度範囲にわた
つて良好な周波数温度特性を有しており、短辺振
動の周波数が出力周波数として使用されるもので
ある。ここで、短辺振動とは短辺方向の伸縮振動
のことを、長辺振動とは長辺方向の伸縮振動のこ
とを意味する。
GTカツトの水晶板(以下、これをGT板とい
う。)の保持には、これまでは一般に第6図に示
す構造が採用されていた。すなわちGT板20の
主面に垂直にヘツデツドワイヤなどの保持線21
の一端がハンダ等を介して固着され、その他端は
支持柱22にハンダ等を介して直接に連結されて
いた。
[考案が解決しようとする問題点] GT板20のための上述した公知の保持構造に
よると、保持線21がGT板20の主面に対して
垂直に連結されているために、保持線21に定在
波が発生し易い。そこで保持線21の中途にハン
ダボール23を設けて、その位置を適宜に調整す
ることによつて、保持線21に乗つている定在波
のGT板20の振動に対する悪影響を少なくする
必要があつた。ハンダボール23の位置調整は、
非常に微妙で技術的に面倒な作業であり、しかも
この調整作業は各保持線21の全てについて行な
わねばならず、作業性が悪い欠点があつた。
また公知の保持構造によると、各保持線21
は、GT板20の中心を通り長辺と平行な直線上
でGT板20に連結されているが、保持線21
(保持線21は外部衝撃に対する耐震性を与える
ために一般には細い径のものが用いられる。)が
GT板20に対して垂直に連結されているため
に、長辺振動の抑制効果が小さく、長辺振動で発
振してしまうおそれがあつた。このために公知の
保持構造にて保持されたGT板20は、同調回路
を有する駆動回路を使用して駆動する必要があつ
た。
そこで本考案の第1の目的は、GT板の保持の
ための作業性を改善することにある。
本考案の第2の目的は、短辺振動での発振が、
同調回路を使用することなしでも安定して得られ
るようにすることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の特徴は、GT板の両面に、このGT板
の中心を通り長辺と平行な直線上で、それぞれ1
本の保持線がGT板の板面と平行状態で近接対向
し、それぞれの保持線が、GT板に設けてある電
極膜と上記直線上の少なくとも片面2個所の位置
で点状の導電性接着剤を介して連結されていると
ころにある。
[実施例] 以下本考案の一実施例を説明する。
第1図および第2図において、GT板1の両面
に電極膜2が蒸着により形成してある。GT板1
の両面には、それぞれ1本の保持線3a,3bが
平行状態で近接し対向した状態で設置してあり、
この保持線は導電性接着剤(この実施例ではハン
ダ)4a,4a,4b,4bにより包み込まれる
ようにして電極膜2と直線的に連結している。
導電性接着剤は、第3図A〜Bに示すように、
GT板1の中心を通り長辺と平行な直線5上にお
いて、片面2個所の位置で符号6にて示すような
点状に配置するのを基本構成とする。第3C図は
さらにその中間位置にも点状に導電性接着剤を追
加配置した例である。第3D図は第3C図の中間
位置の点状の導電性接着剤を符号7にて示すよう
な細帯状に形成した例である。また保持線3a,
3bは、従来のヘツデツドワイヤに代えて、単純
な直線状のワイヤが使用される。
第1図において、振動子保持基板8は、セラミ
ツク、ガラス、エポキシなどの板であつて、その
両面にL字状の導体(リード電極)9a,9bが
設けてある。基板8の板厚を適当に設定すること
により、GT板1の面と保持線3a,3bとの間
隔を適当に保つことが容易である。保持線3a,
3bの下端は、この保持基板8まで延伸し、導体
9a,9bにハンダ10で連結してある。保持線
3a,3bの長さ調整は、ハンダ4bとハンダ1
0との間隔l1(第2図)を調整することにより行
われる。保持線3a,3bの保持間隔l2(第2図)
は、GT板1の厚みよりも僅かに大なる間隔に設
定される。台板11には、端子12a,12bが
貫通している。両端子12a,12bと導体9
a,9bの下端とは、リン青銅、ピアノ線などの
リード用ワイヤ13a,13bで連結してある。
外部からの衝撃に対しては、保持線3a,3bの
間隔l2部分およりリード線ワイヤ13a,13b
により衝撃を吸収するので実用上問題はない。し
かし必要があればリード用ワイヤ13a,13b
の形状を工夫することにより更に効果的に衝撃を
吸収することができる。
なお保持基板8は上記例に限られず、例えば第
4図示のようにL字状の基板8aとしてもよく、
また第5図のようにロ字状の基板8bとしてもよ
い。ただし第5図示の場合、調整作業の際には基
板8bを取り外さねばならない。
ところで、一対の保持線3a,3bは、GT板
1の中心を通り長辺と平行な直線5にそつて、
GT板1の主面と平行に近接対向し、かつ直線5
上の複数位置でGT板1の電極膜2と直接的に連
結している構成であるために、保持線3a,3b
に定在波が生じ難く、また仮に定在波が生じたと
しても、間隔l1を調整することで定在波のGT板
1に対する悪影響を低下させることができ、従来
のハンダボールの位置調整と比較すると、調整作
業が格段に簡単である。
さらに、保持線3a,3bが直線5上の複数位
置でGT板1の電極膜2と連結しているために、
短辺振動が抑制されることなく長辺振動が抑制さ
れる。何故ならば、直線5は、短辺方向の伸縮運
動にとつて変位が零の位置であるから、短辺振動
が抑制されることはない。この意味で直線5は短
辺振動の節線ということができる。一方、長辺方
向の伸縮運動は保持線3a,3bによつて拘束さ
れるから、長辺振動は励起され難くなる。
また保持線3a,3bのGT板に対する連結筒
所の数を適宜に増やしたり、または導電性接着剤
を第3図Dのように細長くすることで、副振動で
ある屈曲振動を抑制することも簡単に達成するこ
とができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、GT板は、その板
面と平行に位置する保持線と少なくとも片面2個
所で連結されているためGT板の保持構成が簡単
になり、また、この保持のための組立が公知構造
に比して容易に行なえる。さらに、短辺振動を安
定して取出すことができ、それによつて従来のよ
うに同調回路を使用して駆動する必要がなくな
る。その他、保持線とGT板との連結部の位置や
数またはこの連結位置における連結長さ等を適宜
に設定することにより、副振動である屈曲振動を
抑制することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はGTカツト水晶振動子のための本考案
に基づく保持構造を示す正面図、第2図はその要
部の右側面図、第3図A〜DはGT板上に盛られ
るハンダの位置または形状を例示する正面図、第
4図および第5図は保持基板の他の例を示す正面
図、第6図は従来のGTカツト水晶振動子の保持
構造を示す斜視図である。 1……GT板、2……電極膜、3a,3b……
保持線、5……GT板の中心を通り長辺に平行な
直線、4a,4b……ハンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 短辺振動と長辺振動とのカツプリングによつて
    周波数温度係数が決定され、かつ短辺振動の周波
    数を出力周波数とするGTカツト水晶振動子にお
    いて、 GT板の両面に、このGT板の中心を通り長辺
    と平行な直線上で、それぞれ1本の保持線がGT
    板の板面と平行状態で近接対向し、 上記保持線のそれぞれは、上記GT板に設けて
    ある電極膜と上記直線上の少なくとも片面2個所
    の位置で点状の導電性接着剤を介して直接的に連
    結されている ことを特徴とするGTカツト水晶振動子。
JP10932684U 1984-07-19 1984-07-19 水晶振動子 Granted JPS60111118U (ja)

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JP10932684U JPS60111118U (ja) 1984-07-19 1984-07-19 水晶振動子

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JP10932684U JPS60111118U (ja) 1984-07-19 1984-07-19 水晶振動子

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Publication Number Publication Date
JPS60111118U JPS60111118U (ja) 1985-07-27
JPS6324659Y2 true JPS6324659Y2 (ja) 1988-07-06

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JP10932684U Granted JPS60111118U (ja) 1984-07-19 1984-07-19 水晶振動子

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JPS60111118U (ja) 1985-07-27

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