JPS5827551Y2 - 結晶振動子の支持構造 - Google Patents

結晶振動子の支持構造

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JPS5827551Y2
JPS5827551Y2 JP17645576U JP17645576U JPS5827551Y2 JP S5827551 Y2 JPS5827551 Y2 JP S5827551Y2 JP 17645576 U JP17645576 U JP 17645576U JP 17645576 U JP17645576 U JP 17645576U JP S5827551 Y2 JPS5827551 Y2 JP S5827551Y2
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JP
Japan
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support
crystal resonator
case
holder
crystal oscillator
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JP17645576U
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JPS5391478U (ja
Inventor
史郎 山下
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、結晶振動子の支持構造に関し、更に詳しくは
、小型で高精度であることを要求される携帯用電子時計
の如き携帯用電子装置に充分に満足して使用できる、小
型で耐振性の優れた結晶振動子を安価に提供することが
できる結晶振動子の支持構造に関するものである。
厚みすべり振動子、幅すべり振動子等の結晶振動子を支
持する従来の支持構造は、=般に針金状をなした一対の
支持柄によって結晶振動子を支持する構造をなしている
かかる従来の支持構造においては、上記支持柄を可能な
限り細く、柔らかく形成して、結晶振動子の主振動の束
縛を減少させ、振動特性の悪化を防止すると共に、外部
からの衝撃や振動等の外乱を緩衝、吸収して、発振周波
数の偏移を防止するなど、発振周波数の安定化を図るこ
とが車重しい。
しかし、上記支持柄を極端に細くすると、支持柄の機械
的強度が低下し、たとえば、電子腕時計における如き衝
撃、振動等の外力が加えられた場合に、上記支持柄に支
持された結晶振動子がケースの内壁等に衝突して破損し
たり、支持状態の変化を生じ易く、発振周波数の変化を
生じる等、振動特性の悪化を生じるおそれがある。
このため、結晶振動子とケースとの間隔を充分に大きく
しなければならず、ケースを含めた結晶振動子全体が著
しく大型化され、小型化と高精度であることを要求され
る携帯用電子時計等の携帯用電子装置に組み込んで使用
するには不向きであった。
=!た、支持柄を太く、短かく形成すれば、ケースを小
さくしても、衝撃等の外力によって結晶振動子が上記ケ
ースに衝突して破損するおそれはないが、結晶振動子の
主振動(たとえば、厚みすべり振動子の場合には、所定
次数の厚みすべり振動のこと)を束搏する度合が増すと
ともに、振動や衝撃等の外力が結晶振動子に伝わり易く
なり、振動特性の向上を図ることが困難になるという欠
点がある。
更に、従来、結晶振動子をゴムによって支持する構造の
ものが提案されているが、かかる構造のものは、衝撃等
の外力を受けると、結晶振動子と上記ゴムによる支持体
との支持位置がずれ易く、結晶振動子の発振周波数の安
定化が、たとえば結晶振動子を婦人用電子腕時計に使用
できるように小型化を一層進めた場合には、極めて困難
になるとともに、小型にしたケースへの装着が難しく、
量産的に揃った特性の結晶振動子が製造しにくく、製造
費が高いものとなり、さらに、ケースから取り出すと上
記支持体と結晶振動子が離れてし昔い、ケースに再び装
着した場合に振動特性の再現が難しく、また、ケースな
しで用いるなどの転用ができないなど、いくつかの欠点
を有している。
本考案は、上述した従来の支持構造にみられる欠点を一
掃し、結晶振動子の振動特性を悪化させることなく、耐
衝撃性などの耐外乱性を向上させ、一層小型化を進める
ことができるとともに、ケースなしでも使用することが
できるような結晶振動子を、量産向きに、安価に提供す
ることができる結晶振動子の支持構造を提案するもので
ある。
以下、図示の実施例を参照しながら、本考案の詳細を説
明する。
第1図、第2図、第3図および第4図は、本考案の一実
施例を示す図である。
第1図は、後述する本考案に従う支持体ホルダーを示す
図で、第2図は支持体を示す図で、第3図は、本考案に
従って結晶振動子1をケース10内に支持、装着した例
を示す平面図、第4図は、第3図における■−■側断面
図である。
符号100゜101は、第2図に示すシリコーンゴムか
ら成る支持体15.16を圧縮支持する支持体ホルダー
で、弾性部材から成り、第1図に支持体ホルダー100
について示す如く、中空で、四方から支持体15を圧縮
保持することができる構造になっており、上下面には略
■字形の切込み部分があり、上記にピン112,113
とそれに対応する穴(記号つけず)を有する重ね合わせ
部108を有し、上記重ね合わせ部108を有し、上記
重ね合わせ部108において、それぞれ112,113
に、対応する上記穴をはめ込んで、後止め具116゜1
17によって固着保持するとともに、下面に設けた突起
部102の穴217を利用してケース等に装着すること
ができる構造になっている。
支持体15,16は、軟性材料としてのシリコーンゴム
によって構成され、略V字状に相対向する一対の面17
.18を有し、その酊17,18に結晶振動子1の角部
に適合した三角柱状をなした支持部19.20が、第2
図に示す如く凹設されてしる。
lた、支持体15,16の上記略V字状に相対向する一
対の而1γ、18によって形成される谷の部分には、第
3図、第4図に示す如く、結晶振動子1に設けられた穴
6,7に装着する弾性体より成る導電線8,9を貫通装
備するための貫通穴21が設けられている。
上記支持体ホルダー100の幅W2と高さt2ば、それ
ぞれ上記支持体15の幅W1と高さt工よりもわずかに
小さい寸法に構成されており、結晶振動子1を支持した
支持体15に、Be−Cu製の上記支持体ホルダー10
0を取りつけ、上記支持体15をわずかに圧縮させて、
上記支持体ホルダー100の重ね合わせ部108を固定
し、もって上記支持体15を上記支持体ホルダー100
で保持する。
支持体ホルダー101と支持体16についても同様にし
て、重ね合わせ部107のピン114,115とそれに
適合する穴(符号つけず)を固定する。
なお、上記貫通穴21を貫通して装備される導電線8゜
9は、支持体15.16を支持体ホルダー100゜10
1によって保持する前に、上記結晶振動子1の穴6,7
に固定しておけば、支持体ならびに支持体ホルダーの取
付作業が容易となる。
昔た、支持体15.16ならびに支持体ホルダー100
゜101を取付は固定して後、上記導電線8,9を結晶
振動子1の穴6.7に固定することができるように、支
持体15.16ならびに支持体ホルダー100,101
の形状を形成しておけば、周波数安定度を一層高めるこ
とができる。
以上の如く、結晶振動子1を軟性体で形成した支持体1
5.16によって支持し、支持体ホルダi00,101
によって支持体15.16を圧縮保持することによって
、上記結晶振動子1と支持体15.16の支持部19.
20の間に適切な圧接力が作用し、支持部19.20の
弾力を利用して結晶振動子1を安定に支持することがで
き、外部からの振動、衝撃によって結晶振動子1の発振
周波数がほとんど変化しないようにすることができると
ともに、従来に比べて、支持系!で含めた結晶振動子全
体を著しく小型化することができる。
さらに、結晶振動子1の穴6,7に固定された導電線8
,9が、上記支持体15.16に貫通保持されているこ
とにより、万一、著しく大きい衝撃等、特殊な外乱によ
って結晶振動子1と支持体15.16の支持体19.2
0の相対位置が、瞬時ずれることがあったとしても、導
電線8,9の弾力によって、結晶振動子1と上記支持部
19゜20の相対位置が速やかに元の関係にもどるため
、結晶振動子の発振周波数の変動を一層完全に防止する
ことができる。
かかる本考案に従う支持構造を備えた結晶振動子は、真
空封止で用いることにより振動のQ値(品質指数、共振
尖鋭度などともいう)を上げて用いる場合の外は、ケー
スは必らずしも必要とせず、回路基板に直接取付けて用
いることもできる。
この場合には、支持体ホルダー100.101(7)突
起部102,103の穴を回路基板のピンなどに差し込
むか、ネジを用いて回路基板に固定すればよく、その取
付けは極めて簡単である。
一方、取扱い易さその他の事情により、ケースに封入し
て用いる場合には、第3図、第4図にその例を示すよう
に、取付けることができる。
すなわち、ケース10に設けたピン104.105に、
上記支持体ホルダー100,101の突起部102゜1
03の穴217等を係合させ、止め具106゜107を
ピン104,105に取付けて固定すればよい。
上記支持体15.16は、結晶振動子を圧接保持するた
めには、本考案によらず、従来の方法による場合には、
ケース10の内側寸法よりも少なくとも一部、特に幅W
1を大きくしなければならず、そのため、ケース10に
装着する場合に支持体15.16を挿入しにくく、量産
的に揃った特性の結晶振動子を実現しにくいが、本考案
によれば、上記支持体ホルダー100,101を、ケー
ス10の内側寸法に等しいか、小さく形成しても、結晶
振動子1を支持体15.16によって圧接保持すること
ができるため、結晶振動子1をケース10内に容易に装
着することができ、しかも、支持体ホルダー100,1
01のケース10への装着に際して、支持体15.16
には何ら応力変化を生じないため、結晶振動子1をケー
ス10に装着したことにより発振周波数のバラツキや不
安定性を生じることがない。
以上の如く、支持体ホルダー100,101を介して結
晶振動子1をケース10内に装着して後、ケース10の
一部に絶縁部材22,23によりノ・−メチツクシール
されたリード端子24.25と、上記導電線8,9とを
リードワイヤ26.27によって接続することによって
、結晶振動子1の引出電極5,4を介して励振電極3,
2とリード端子24.25を電気的に接続できる。
第5図は、本考案の他の実施例における部分的側断面図
である。
上記第1図〜第4図の実施例と異なるところは、軟性体
から成る支持体28の表面の一部が凹凸部を有する表面
29.30で形成されていることと、導電線31が曲折
部32を有することで、支持体ホルダー118によって
支持体28を圧縮保持してケース33内に結晶振動子を
装着することは、基本的に上記実施例と同様である。
支持体28の表面29,30が凹凸部を有するため、支
持体ホルダー118によって支持体28を圧縮保持する
場合に、支持体28にかかる応力が分散され、支持体2
8に不要な歪を生じることなく、結晶振動子を支持体2
8によって圧接保持することができ、発振周波数の安定
度を一層高めることができるとともに、導電線31が曲
折部32を有するため、外乱により支持体28が瞬時わ
ずかに変形した場合に、導電線31が有効に作用して、
結晶振動子と支持体28の相対位置を一層速やかに復元
することができ、発振周波数の安定度を高めることがで
きる。
さらに、この場合、支持体28を小型に形成することが
できるため、結晶振動子全体の小型化を図ることができ
る。
以上、図示の実施例を参照しながら本考案の詳細を説明
してきたが、本考案は、図示の実施例に限定されるもの
ではなく、種々の改良、変更がなされ得るものである。
たとえば、支持体や支持体ホルダーの形状、取付方法、
材質などを種々変更することもでき、また、結晶振動子
を2個の支持体15.16で対向して支持せず、いずれ
か1個の支持体で支持する場合にも、本考案は有効なも
のである。
以上説明したように、本考案は、シリコーンゴム等の軟
性体から成る支持体と、上記支持体を貫通する導電線と
によって結晶振動子を支持し、上記支持体より少なくと
も一部の寸法(幅もしくは高さもしくは双方の寸法。
支持体は外側、支持体ホルダーは内側寸法をさすことは
言う昔でもない)が小さい支持体ホルダーを用いて上記
支持体を圧縮保持して、支持体をして結晶振動子を圧接
支持せしめ、支持体と結晶振動子が、外部からの衝撃。
振動を受けることによってその相対位置が変化したり、
支持応力が変化したりすることがなく、その結果として
、結晶振動子の発振周波数が変動することなく、結晶振
動子を小型化することができるものであり、上記導電線
の効果によって発振周波数の安定性が一層完全なものと
なるものである。
従って、本考案に従えば、小型で耐振性など振動特性の
優れた結晶振動子を、量産時にも振動特性の揃った状態
に、作業性よく、安価に製造することができ、小型で高
い周波数安定度、優れた耐振性を要求される高精度携帯
用電子時計などの携帯用電子装置に利用することにより
、携帯用電子装置の小型化とコストダウンを、周波数安
定度を犠牲にしないで実現することができるなど、実用
上多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本考案の一実施例を示す図で、第1
図は支持体ホルダーを示す斜視図、第2図は支持体を示
す斜視図、第3図は結晶振動子を支持体、支持体ホルダ
ー、導電線によって支持。 接続して、ケースに装着した状態の平面図、第4図は第
3図の■−■側断面図であり、第5図は、本考案の他の
実施例を示す部分的側断面図である。 1・・・・・・結晶振動子、6,1・・・・・・結晶振
動子の穴、8.9,31・・・・・・導電線、15,1
6,28・・・・・・支持体、19,20・・・・・・
支持部、21・・・・・・貫通穴、29.30・・・・
・・凹凸部を有する表面、32・・・・・・導電線31
の間接部、100,10L118・・・・・・支持体ホ
ルダー 102,103・・・・・・突起部、104.
105・・・・・・ケース10に設けたピン、106.
107,116,117・・・・・・止め具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (リ 軟性体からなる支持体と、上記支持体に貫通する
    導電線と、支持体ホルダーとを有し、上記支持体によっ
    て結晶振動子を圧接支持するとともに、上記導電線を結
    晶振動子に接続し、上記支持体を上記支持体ホルダーに
    よって保持したことを特徴とする結晶振動子の支持構造
    。 (2)支持体ホルダーの幅と高さ寸法の少なくとも一方
    が、支持体の上記支持体ホルダーで保持する前の各対応
    する部分の寸法よシも小さい値を有する実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の結晶振動子の支持構造。 (3)支持体ホルダーが弾性体よりなる実用新案登録請
    求の範囲第1頂芽たは第2項記載の結晶振動子の支持構
    造。
JP17645576U 1976-12-27 1976-12-27 結晶振動子の支持構造 Expired JPS5827551Y2 (ja)

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