JPS602655Y2 - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JPS602655Y2
JPS602655Y2 JP8315978U JP8315978U JPS602655Y2 JP S602655 Y2 JPS602655 Y2 JP S602655Y2 JP 8315978 U JP8315978 U JP 8315978U JP 8315978 U JP8315978 U JP 8315978U JP S602655 Y2 JPS602655 Y2 JP S602655Y2
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JP
Japan
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lead terminal
vibrator
short
crystal
utility
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Expired
Application number
JP8315978U
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English (en)
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JPS55826U (ja
Inventor
勲夫 篠田
清治 東地
善雄 佐野
博 大貫
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication date
Application filed by セイコーインスツルメンツ株式会社 filed Critical セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication of JPS55826U publication Critical patent/JPS55826U/ja
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Publication of JPS602655Y2 publication Critical patent/JPS602655Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型厚みすべり水晶振動子の支持方法に関する
ものである。
近年、腕時計の電子化の動きが目ざましく特に水晶振動
子による精度の向上がはかられているが更に、高精度の
水晶腕時計が求められている。
今日一般に用いられている水晶腕時計用水晶振動子とし
ては、例えば、音叉型水晶振動子のような屈曲振動子が
あげられる。
しかし、このモードの水晶振動子は、周波数一温度特性
が二次曲線のため、広い温度範囲にわたって平坦な周波
数特性を得ることは困難である。
このために温度補償用素子として、チタン酸バリウムの
ような感温素子が用いられているが、エージングや量産
性の多くの問題を含んでいるため、屈曲振動子によって
、高精度化をはかりながら量産性もはかることは困難で
あった。
これに対して高精度化を目的にした振動子としてATカ
ット水晶振動子が注目されている。
この振動子は周知のように、周波数一温度特性が三次曲
線のため、他の温度補償素子を用いることなく容易に平
坦な周波数特性を得ることができる。
このような厚みすべり水晶振動子は一般に円板形状で大
きく、支持構造を含めると振動子全体が大きくなり、小
型化が特に望まれている水晶腕時計用としては不適格で
あり、量産化の上で問題が多い。
これに対して、最近は小型矩形状の厚みすべり振動子が
提案され開発がすすめられているが、腕時計用振動子と
しての特性、特に外乱に対して影響の少ない支持方法が
見出されていなかった。
本考案はこれらの問題を解決するもので、小型矩形状の
厚みすべり振動子で腕時計用として充分に使用できる小
型化を計るとともに、外乱に対して強い、特に耐衝撃性
、耐圧力性の良い支持構造を有する水晶振動子を提供す
るものである。
以下、本考案の詳細を図面によって説明する。
第1図は従来の支持構造を持った厚みすべり水晶振動子
の一例で、1はコンベックス型あるいはベベル型の水晶
振動子である。
この振動子を支持するためにクリップ状に成形した支持
線2で振動子1を挾み接着剤で固定し保持している。
3は封入用のベースである。
しかしこのような支持方法では接着面積が大きく、接着
剤を多く使うため水晶の振動を防げQが低下する。
また振動子の形状が円形であるため小型化ができず腕時
計用として使用するためには大きな支障となる。
第2図、第3図は従来の支持構造を持った矩形型厚みす
べり水晶振動子の一例で、第2図は扁平型封止容器の二
本のリード端子4に矩形型振動子5の両端部を直接接着
固定し保持している。
この支持方法によると水晶振動子を腕時計の回路基板へ
取付ける時の荷重によって容器が歪み、矩形型振動子に
加圧力あるいは引張力が働き発振周波数の変化が発生す
る。
また、扁平型容器はリード端子が容器の厚みに垂直に配
在するため、回路基板に重ねて取付けることとなり、最
近の腕時計の薄形化指向に反する。
第3図は円筒型封止容器の二本のリード端子6に矩形型
振動子7の一端を接着固定し保持している。
この支持方法は単純な構造であり、小型化に有利・製造
容易などの利点が多いが、片持支持であるため衝撃によ
り先端部が容器内壁に当り水晶のかけが発生、また、取
付部に過大な歪がかかり接着部の劣化による周波数変化
、あるいは取付部水晶のかけなどが発生する。
本考案は前述の欠点を除去し、腕時計に使用の容易な円
筒型封止容器とし圧力、衝撃に対して周波数変化の少い
高精度な超小型水晶振動子を実現することである。
第4図は本考案の支持方法の原理を示す図で、矩形型振
動子8は短リード端子の剛体部9aと長リード端子の剛
体部leaの間に配置され取付けられている。
短リード端子と長リード端子には容器ベース11との接
続剛体部9c、10cとの間にそれぞれ弾性部9b、1
0bがあり、圧力による歪の吸収、あるいは衝撃による
振動子の変位を矩形型振動子とリード端子接続部の関係
位置が点線で示すように通常状態と同様のまま変位させ
外乱による周波数変化を防止する。
本原理図のように衝撃による振動子の変位がリード端子
接続部と一体となって変位すれば取付部に歪が加わるこ
とがなく、周波数変化がなく、また、水晶かけの発生も
なく外乱に強い水晶振動子が得られる。
第5図、第6図、第7図は本考案の支持を示す具体例で
ある。
第5図において、12は短リード端子で細く弾性を有し
、13は長リード端子で振動子取付部の近くに細い部分
を設は弾性をもたせである。
第6図においては、短リード端子14、長リード端子1
5とも振動子取付部近くにU字形状部を設は弾性をもた
せである。
第7図においては、短リード端子16、長リード端子1
7の振動子近くに細い部分を設は弾性部をなしている。
これらの方法を用いることによって、矩形型振動子が外
部からの衝撃によって変位するとき取付部が振動子と一
体的に変位し、周波数変化がなく振動子のかけの発生し
ない水晶振動子が得られる。
本実施例においてはベベル加工のある矩形型厚みすべり
振動子で説明しさがコンベックス加工、あるいはベベル
、コンベックス加工なしの矩形型厚みすべり振動子でも
同様の効果が得られることはいうまでもない。
以上、述べたように本考案によれば、矩形型厚みすべり
水晶振動子を用い、耐圧力性、耐衝撃性の良好な、また
、腕時計用として使用するに容易な円筒型気密封止容器
に収納した超小型高精度水晶振動子を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は従来の厚みすべり振動子の構
造を示す図であり、第4図は本考案の構造の原理図、第
5図、第6図、第7図は本考案の具体例を示す斜視図で
ある。 1・・・・・・円板状厚みすべり振動子、2・・・・・
・支持線、3・・・・・・ベース、4,6・・・・・・
リード端子、5゜7.8・・・・・・矩形型厚みすべり
振動子、9,12゜14.16・・・・・・短リード端
子、10,13,15.17・・・・・・長リード端子
、11・・・・・・容器ベース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 矩形型厚みすべり振動子を筒状の圧入気密封止容器
    に封入してなる水晶振動子において、前記振動子を支持
    するリード端子の片方は短く、他の一方は容器円筒面に
    沿って平行に延長し、短リード端子と長リード端子の先
    端は各々のリード端子に向って曲げられた形状となって
    おり、短リード端子と長リード端子の間に前記振動子を
    配置して振動子の端部を接着固定して保持する支持構造
    を有し、前記短リード端子と長リード端子の振動子取付
    部に近い部分を弾性を有する形状としたことを特徴とす
    る水晶振動子。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の水晶振動子に
    おいて、短リード端子は細いリード端子となし、長リー
    ド端子は振動子取付部近傍に細い部分を設けたことを特
    徴とする水晶振動子。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の水晶振動子に
    おいて、短リード端子と長リード端子の振動子取付部近
    傍にU字形状部を設けたことを特徴とする水晶振動子。 4 実用新案登録請求の範囲第1.2.3項記載の水晶
    振動子において、リード端子は板材より物理的あるいは
    化学的なエツチング、または、プレスなどの機械加工に
    より成形されていることを特徴とする水晶振動子。
JP8315978U 1978-06-16 1978-06-16 水晶振動子 Expired JPS602655Y2 (ja)

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JP8315978U JPS602655Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 水晶振動子

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JP8315978U JPS602655Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 水晶振動子

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Publication Number Publication Date
JPS55826U JPS55826U (ja) 1980-01-07
JPS602655Y2 true JPS602655Y2 (ja) 1985-01-25

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JPS6318176Y2 (ja) * 1980-11-20 1988-05-23
JP2016001788A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 日本電波工業株式会社 圧電振動子およびベース

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JPS55826U (ja) 1980-01-07

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