JPS5850350B2 - 電子複写機の定着装置 - Google Patents
電子複写機の定着装置Info
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- JPS5850350B2 JPS5850350B2 JP3910676A JP3910676A JPS5850350B2 JP S5850350 B2 JPS5850350 B2 JP S5850350B2 JP 3910676 A JP3910676 A JP 3910676A JP 3910676 A JP3910676 A JP 3910676A JP S5850350 B2 JPS5850350 B2 JP S5850350B2
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- JP
- Japan
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- roller
- fixing
- fixing roller
- copying machine
- offset
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電子複写機の定着装置に関するものである
。
。
電子写真法により形成されたシート上のトナー像は、こ
れをシートに定着させる必要がある。
れをシートに定着させる必要がある。
このトナー像を最も迅速且つ確実に定着する手段として
互いに圧接して回転する加熱定着ローラーを用いる定着
装置がある。
互いに圧接して回転する加熱定着ローラーを用いる定着
装置がある。
先ず、第1図において定着ローラーを用いた定着装置の
一例を説明すると、定着ローラー1には、加圧ローラー
2が圧接している。
一例を説明すると、定着ローラー1には、加圧ローラー
2が圧接している。
定着ローラー1は、ヒーター3を内蔵した中空の芯金ロ
ーラー4と、これの外周に形成されたシリコンゴム層5
とからなっている。
ーラー4と、これの外周に形成されたシリコンゴム層5
とからなっている。
加圧ローラー2は、中空の金属ローラーであって、ヒー
ター6を内蔵している。
ター6を内蔵している。
この加圧ローラー2は、適宜の手段によって定着ローラ
ー1に圧接させられていて、定着ローラー1に従動回転
する。
ー1に圧接させられていて、定着ローラー1に従動回転
する。
また、定着ローラー1の表面には、ウェブ7によって、
オフセット防止液としてのシリコンオイル8が供給塗布
されている。
オフセット防止液としてのシリコンオイル8が供給塗布
されている。
そして、示矢方向に回転する定着ローラー1と加圧ロー
ラー2との間に、トナー像Aを形成されたシートSが送
り込まれると、該トナー像は両ローラーの圧接力とヒー
ター3,6の熱によって熔融し、シートSへ定着させら
れる。
ラー2との間に、トナー像Aを形成されたシートSが送
り込まれると、該トナー像は両ローラーの圧接力とヒー
ター3,6の熱によって熔融し、シートSへ定着させら
れる。
ところで、トナー像が接触する定着ローラー1において
は、これの表面に付着したトナーが次のシートへ転移す
る、いわゆるオフセット現象が発生ずる。
は、これの表面に付着したトナーが次のシートへ転移す
る、いわゆるオフセット現象が発生ずる。
これを防止するために、該定着ローラー1の表面には、
オフセット防止液としてのシリコンオイル8が塗布され
る。
オフセット防止液としてのシリコンオイル8が塗布され
る。
シリコンオイルの塗布によって定着ローラー1のオフセ
ット防止効果は、大きく向上する。
ット防止効果は、大きく向上する。
しかしながら、定着ローラー1の表面には、カロ圧ロー
ラー2との圧接力の均一およびオフセット防止のために
、耐熱性等の優れた性質を有するシリコンゴム層5が形
成されているので、これに塗布された同層のシリコンオ
イル8が浸透し、同層5が膨潤する。
ラー2との圧接力の均一およびオフセット防止のために
、耐熱性等の優れた性質を有するシリコンゴム層5が形
成されているので、これに塗布された同層のシリコンオ
イル8が浸透し、同層5が膨潤する。
シリコンゴム層5が膨潤すると、該層5と芯金ローラー
4との接着部の強度が弱まり、層5が剥離してしまう欠
点がある。
4との接着部の強度が弱まり、層5が剥離してしまう欠
点がある。
また、定着ローラー1と加圧ローラー2とは、互いの圧
接力を調整できるように、加圧ローラー2の方を定着ロ
ーラー1に対して移動可能に設けるのが一般的である。
接力を調整できるように、加圧ローラー2の方を定着ロ
ーラー1に対して移動可能に設けるのが一般的である。
何故なら、定着ローラー1の表面には、オフセット防止
液塗布用のウェブ7や温度検知素子(図示されず)が当
接せられているために、定着ローラー1の方を固定して
、これを駆動するのが機構的に簡単である。
液塗布用のウェブ7や温度検知素子(図示されず)が当
接せられているために、定着ローラー1の方を固定して
、これを駆動するのが機構的に簡単である。
シリコンゴム層5が膨潤すると、定着ローラー1の外径
が増すことになり、これにより当該ローラーによるシー
トの搬送速度が大きくなり、他のシート送り機構との同
期が乱されることになって、シートの破損や画像を損な
う欠点もある。
が増すことになり、これにより当該ローラーによるシー
トの搬送速度が大きくなり、他のシート送り機構との同
期が乱されることになって、シートの破損や画像を損な
う欠点もある。
また、ヒーターを内蔵した定着ローラー1においては、
トナー熔融に充分な温度になるまでの時間、いわゆる立
上りが遅いという欠点がある。
トナー熔融に充分な温度になるまでの時間、いわゆる立
上りが遅いという欠点がある。
さらに、定着ローラー1の温度検知は、ローラー表面に
温度検知素子を接触させて行なうので、素子自体或いは
シートからローラーへ転移したトナーが該素子に付着し
て固化し、これらがローラー表面を損傷する原因になる
。
温度検知素子を接触させて行なうので、素子自体或いは
シートからローラーへ転移したトナーが該素子に付着し
て固化し、これらがローラー表面を損傷する原因になる
。
また、定着ローラーへ付着したトナーは、ウェブ7を目
づまりさせて、シリコンオイルの円滑な供給を妨げて、
オフセット防止効果を低下させる。
づまりさせて、シリコンオイルの円滑な供給を妨げて、
オフセット防止効果を低下させる。
このウェブ7の目づまりを防ぐためには、第1図に符号
9で示す塗布ローラーを介してシリコンオイルを塗布す
ることも実施されているが、これでもウェブ7の目づま
りを完全に防ぐことはできない。
9で示す塗布ローラーを介してシリコンオイルを塗布す
ることも実施されているが、これでもウェブ7の目づま
りを完全に防ぐことはできない。
定着ローラー1の表面に、トナーを掻取るブレードを接
触させることは、ローラー表面の損傷防止上望ましくな
いO また、従来、オフセット防止液としてのシリコンオイル
は、その塗布手段を勘案したとき、10〜50C8とい
う低粘度のものを用いていたために、ヒーターの熱によ
って蒸発し易いと共に、シリコンゴム層5への浸透によ
る膨潤の原因ともなっている。
触させることは、ローラー表面の損傷防止上望ましくな
いO また、従来、オフセット防止液としてのシリコンオイル
は、その塗布手段を勘案したとき、10〜50C8とい
う低粘度のものを用いていたために、ヒーターの熱によ
って蒸発し易いと共に、シリコンゴム層5への浸透によ
る膨潤の原因ともなっている。
本発明は、上述した欠点を全て排除した電子複写機の定
着装置を提供することを目的とする。
着装置を提供することを目的とする。
以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
第2図において、符号10はシートSに形成されたトナ
ー像Aに接触する定着ローラーを示していて、その表面
は弾性体または可撓性を有している。
ー像Aに接触する定着ローラーを示していて、その表面
は弾性体または可撓性を有している。
定着ローラー10の弾性体層11(第3図参照)として
は、シリコンゴムが好しいが、弗素ゴム、弗化シリコン
ゴム、アクリルゴムの層の外表面にシリコンゴム層を形
成したものでもよく、更に、耐油層等を形成された多層
構造であってもよい〇 上記定着ローラー10の上位には、該ローラーに接触し
てローラー12が、さらに下位には加圧ローラー13が
配置されていて、両ローラー12゜13によって定着ロ
ーラー10は挟持されている。
は、シリコンゴムが好しいが、弗素ゴム、弗化シリコン
ゴム、アクリルゴムの層の外表面にシリコンゴム層を形
成したものでもよく、更に、耐油層等を形成された多層
構造であってもよい〇 上記定着ローラー10の上位には、該ローラーに接触し
てローラー12が、さらに下位には加圧ローラー13が
配置されていて、両ローラー12゜13によって定着ロ
ーラー10は挟持されている。
両ローラー12.13の端部には、それぞれスプロケッ
ト12a、13aが固装されている。
ト12a、13aが固装されている。
このスプロケツN2a、13aには、図示されない駆動
手段の駆動軸14のスプロケツN4aおよびアイドルス
プロケット15に掛は回わされたチェノ16が巻き掛け
られていて、それぞれのローラー12,13を示矢方向
に回転させる。
手段の駆動軸14のスプロケツN4aおよびアイドルス
プロケット15に掛は回わされたチェノ16が巻き掛け
られていて、それぞれのローラー12,13を示矢方向
に回転させる。
そして、上記ローラー12.13で挟持された定着ロー
ラーは、示矢方向に従動回転させられる。
ラーは、示矢方向に従動回転させられる。
加圧ローラー13は、前記した加圧ローラー2と同様の
構成であって、中空な金属ローラー中にヒーター(図示
せず)を内蔵している。
構成であって、中空な金属ローラー中にヒーター(図示
せず)を内蔵している。
この加圧ローラー13は、送り込まれるシートSを定着
ローラー10とで挟持し搬送するものであって、定着ロ
ーラー10に圧接していなくてはならない。
ローラー10とで挟持し搬送するものであって、定着ロ
ーラー10に圧接していなくてはならない。
この両ローラーの圧接は、ローラー12と加圧ローラー
13とを、定着ローラー10の直径よりも僅かに小さい
距離だけ離して固定配置しておいて、両者の間に定着ロ
ーラー10を圧入させるようにローラー10に習性を与
える。
13とを、定着ローラー10の直径よりも僅かに小さい
距離だけ離して固定配置しておいて、両者の間に定着ロ
ーラー10を圧入させるようにローラー10に習性を与
える。
上記ローラー12は、第4図に示すように、金属或いは
ガラスで形成された中空ローラー17の内部にヒーター
18を内蔵している。
ガラスで形成された中空ローラー17の内部にヒーター
18を内蔵している。
このローラ−17の表面にテフロンまたはシリコンゴム
等ヲコーティングしてもよい。
等ヲコーティングしてもよい。
ローラー12の表面には、該表面が金属またはガラスの
場合には金属の、該表面にテフロンまたはシリコンゴム
がコーティングされている場合にはゴムで形成されたブ
レード19が当接させられている。
場合には金属の、該表面にテフロンまたはシリコンゴム
がコーティングされている場合にはゴムで形成されたブ
レード19が当接させられている。
なお、ブレード19としては、対熱性の合成樹脂を用い
ることもできる。
ることもできる。
ローラー12が金属表面の場合には、当接部をナイフェ
ツジに形成した金属ブレードがより効果的である。
ツジに形成した金属ブレードがより効果的である。
また、ローラー12の表面には、オフセット防止液供給
手段20のシリコンオイル塗布ローラー21が当接して
いる。
手段20のシリコンオイル塗布ローラー21が当接して
いる。
この塗布ローラー21は、ウェブ22によって汲み上げ
られたシリコンオイル23をローラー12の表面へ供給
塗布するものである。
られたシリコンオイル23をローラー12の表面へ供給
塗布するものである。
なお、オフセット防止液供給手段としては、塗布ローラ
ー21を省いた構成のものでもよい。
ー21を省いた構成のものでもよい。
オフセット防止液としてのシリコンオイル23は、高粘
度(100〜100OOC8)のものが用いられる。
度(100〜100OOC8)のものが用いられる。
従って、上記オフセット防止液供給装置20としては、
高粘度のシリコンオイルをローラー12へ供給し得るも
のが用いられること勿論である。
高粘度のシリコンオイルをローラー12へ供給し得るも
のが用いられること勿論である。
以上のように、ローラー12はオフセット防止液供給装
置20から供給されたシリコンオイル23を定着ローラ
ー10へ塗布する塗布ローラーであると同時に、ヒータ
ー18の熱で定着ローラー10を加熱する加熱ローラー
でもある、いわゆる多目的のローラーである。
置20から供給されたシリコンオイル23を定着ローラ
ー10へ塗布する塗布ローラーであると同時に、ヒータ
ー18の熱で定着ローラー10を加熱する加熱ローラー
でもある、いわゆる多目的のローラーである。
該ローラー12の表面ヲ、サンドブラスト、ローレット
加工等の荒しにしてもよい。
加工等の荒しにしてもよい。
いま、第2図において、駆動軸14が回転すると、チェ
ノ16がローラー12と加圧ローラー13を回転させ、
これらローラーに挟持された定着ローラー10を示矢方
向に回転させる。
ノ16がローラー12と加圧ローラー13を回転させ、
これらローラーに挟持された定着ローラー10を示矢方
向に回転させる。
ローラー12の回転に従って、塗布ローラー21が示矢
方向に回転して、シリコンオイル23を同ローラー12
の表面へ供給する、ローラー12の表面へ供給されたシ
リコンオイルは、ブレード19で均らされ、さらに該ロ
ーラー12と定着ローラー10との圧接によってその厚
さを均一化されて定着ローラー10へ塗布される。
方向に回転して、シリコンオイル23を同ローラー12
の表面へ供給する、ローラー12の表面へ供給されたシ
リコンオイルは、ブレード19で均らされ、さらに該ロ
ーラー12と定着ローラー10との圧接によってその厚
さを均一化されて定着ローラー10へ塗布される。
また、ローラー12および加圧ローラー13に内蔵され
たヒーターの熱は、それぞれのローラーを介して定着ロ
ーラー10へ伝達され、これを加熱する。
たヒーターの熱は、それぞれのローラーを介して定着ロ
ーラー10へ伝達され、これを加熱する。
ローラー12と加圧ローラー13の肉厚は、熱伝導を良
くするために可及的に薄い方が立上りが早くなり好都合
である。
くするために可及的に薄い方が立上りが早くなり好都合
である。
そして、定着ローラー10と加圧ローラー13との間に
シートSが送り込まれると、これに形成されたトナー像
Aは、両ローラーの圧接力と熱によって熔融し、シート
上へ定着される。
シートSが送り込まれると、これに形成されたトナー像
Aは、両ローラーの圧接力と熱によって熔融し、シート
上へ定着される。
上記定着時に定着ローラー10の表面へは、シリコンオ
イルの薄層が存在していても、多少のトナーが付着する
。
イルの薄層が存在していても、多少のトナーが付着する
。
この定着ローラー10へ付着したトナーは、ローラー1
2の表面を金属又はガラスで形成する、いわゆる該ロー
ラーの表面と定着ローラーの表面との間に表面順位をつ
けることによって、ローラー12の表面へ転移する。
2の表面を金属又はガラスで形成する、いわゆる該ロー
ラーの表面と定着ローラーの表面との間に表面順位をつ
けることによって、ローラー12の表面へ転移する。
ローラー12へ転移したトナーは、ブレード19によっ
て掻き取られ除去される。
て掻き取られ除去される。
よって、ローラー12はクリーニングローラーとしての
作用もする。
作用もする。
なお、ブレード19のローラー12に対する取付角度は
、90°以内が好ましい。
、90°以内が好ましい。
また、上記ブレード19は、ローラー12表面のクリー
ニングとオイル均しを兼ねているが、第8図に示すよう
に、ローラー12の回転方向において、塗布ローラー2
1の前方に今一つのブレード24を配置して、ブレード
19にはオイル均しを、ブレード24にはトナーやゴミ
を掻き取る作用をさせる。
ニングとオイル均しを兼ねているが、第8図に示すよう
に、ローラー12の回転方向において、塗布ローラー2
1の前方に今一つのブレード24を配置して、ブレード
19にはオイル均しを、ブレード24にはトナーやゴミ
を掻き取る作用をさせる。
ブレード24の下位には受皿25を配置する。
このように、目的に応じたブレードを設けると、ローラ
ー12表面に付着したトナー等によりオイルが汚れたり
、或いはウェブ22が目づまりする不具合を防止するこ
とができる。
ー12表面に付着したトナー等によりオイルが汚れたり
、或いはウェブ22が目づまりする不具合を防止するこ
とができる。
また、第9図に示すように、一つのブレードで上記目的
を達成することもできる。
を達成することもできる。
すなわち、ローラー12の回転方向において、塗布ロー
ラー210の前方でローラー12に当接したブレード1
90のゴミ受皿をオイル容器26で兼用すると、第8図
における受皿25を省くことができる。
ラー210の前方でローラー12に当接したブレード1
90のゴミ受皿をオイル容器26で兼用すると、第8図
における受皿25を省くことができる。
この場合、オイル230が次第に汚れていって、ウェブ
220が目づまりする惧れがあるが、この欠点は第10
図に示すように、オイル容器26をフィルター27で仕
切り、一方にウェブ220を侵漬し、他方にブレード1
90を対応させれば排除することができる。
220が目づまりする惧れがあるが、この欠点は第10
図に示すように、オイル容器26をフィルター27で仕
切り、一方にウェブ220を侵漬し、他方にブレード1
90を対応させれば排除することができる。
すなわち、ブレード190により掻き落されたトナーや
ゴミで汚れたオイルは、トナー等をフィルター27で濾
されて清浄化され、これがウェブ220で汲み上げられ
ることになり、ウェブが目づまりすることがない。
ゴミで汚れたオイルは、トナー等をフィルター27で濾
されて清浄化され、これがウェブ220で汲み上げられ
ることになり、ウェブが目づまりすることがない。
このように、第9図および第10図に示すように、クリ
ーニング専用のブレードを設けるとき、これのゴミ受皿
をオイル容器と兼用すれば装置を簡素化できる利点があ
る。
ーニング専用のブレードを設けるとき、これのゴミ受皿
をオイル容器と兼用すれば装置を簡素化できる利点があ
る。
なお、第9図、第10図に示す装置において、オイル均
し用のブレードを設けてもよいこと勿論であり、且つ、
その取付ける向きも、第2図に示すブレード19とは逆
向きにしてもよい。
し用のブレードを設けてもよいこと勿論であり、且つ、
その取付ける向きも、第2図に示すブレード19とは逆
向きにしてもよい。
上記表面順位を、定着ローラー10と加圧ローラー13
との間にも設けて、ローラー13に転移したトナーを図
示しないブレードで除去すれば、シートの裏汚れを防止
する効果がある。
との間にも設けて、ローラー13に転移したトナーを図
示しないブレードで除去すれば、シートの裏汚れを防止
する効果がある。
また、定着ローラーに、加熱兼オイル塗布用のローラー
12を圧接させたことにより、100〜10000C8
という高粘度のシリコンオイルを用いることができて、
シリコンオイルが蒸発し難くなり、不要な消費を抑える
ことができると同時に、ブレード19でオイルの層を均
一にしてから定着ローラー10に塗布されるので、シリ
コンゴム層の膨潤が極力抑止され、定着ローラー10の
耐久性が格段に助長される。
12を圧接させたことにより、100〜10000C8
という高粘度のシリコンオイルを用いることができて、
シリコンオイルが蒸発し難くなり、不要な消費を抑える
ことができると同時に、ブレード19でオイルの層を均
一にしてから定着ローラー10に塗布されるので、シリ
コンゴム層の膨潤が極力抑止され、定着ローラー10の
耐久性が格段に助長される。
さらに、仮令定着ローラー10が膨潤したとしても、該
ローラーは、ローラー12と加圧ローラー13によって
挟持して駆動されているので、該ローラーの周速はその
径の変化にかかわらず一定であって、他の紙送り装置と
のシンクロを勘案する必要が全くない。
ローラーは、ローラー12と加圧ローラー13によって
挟持して駆動されているので、該ローラーの周速はその
径の変化にかかわらず一定であって、他の紙送り装置と
のシンクロを勘案する必要が全くない。
上記定着ローラー10の耐久性の向上には、低粘度のシ
リコンオイルを用いることのみでなく、該ローラーが加
熱源を内蔵していないことにより、芯金とシリコンゴム
層との間の接着に悪影響を及ぼさないことも寄与してい
る。
リコンオイルを用いることのみでなく、該ローラーが加
熱源を内蔵していないことにより、芯金とシリコンゴム
層との間の接着に悪影響を及ぼさないことも寄与してい
る。
定着ローラー10は、ローラー12と加圧ローラー13
が内蔵しているヒーターによって加熱されるρで、トナ
ー像に直接接触するローラー表面を加熱されることにな
り、立上りが早いという効果がある。
が内蔵しているヒーターによって加熱されるρで、トナ
ー像に直接接触するローラー表面を加熱されることにな
り、立上りが早いという効果がある。
なお、定着ローラー10の内部に、ローラー12や加圧
ローラー13のヒーターよりも低発熱量のヒーター10
a(第3図参照)を内蔵することは自由である。
ローラー13のヒーターよりも低発熱量のヒーター10
a(第3図参照)を内蔵することは自由である。
ところで、第2図においては、定着ローラー10へのシ
リコンオイル塗布は、供給手段20とローラー12とに
よりなされるが、これは、第5図または第6図に示すよ
うなオフセット防止液含浸型ローラー50.60に代替
させることもできる。
リコンオイル塗布は、供給手段20とローラー12とに
よりなされるが、これは、第5図または第6図に示すよ
うなオフセット防止液含浸型ローラー50.60に代替
させることもできる。
すなわち、ローラー50は、多数の小孔51を有するシ
リコンオイル保持体としての芯金ローラー52と、これ
の外周に形成されたシリコンオイル浸透層53とからな
っている。
リコンオイル保持体としての芯金ローラー52と、これ
の外周に形成されたシリコンオイル浸透層53とからな
っている。
そして、シリコンオイル54は図示されない供給機構に
よって芯金ローラー52へ供給され、浸透層53を通り
外表面へ至る。
よって芯金ローラー52へ供給され、浸透層53を通り
外表面へ至る。
ローラー50の表面近傍には、熱源55が配設されてい
て、該ローラーを介して定着ローラー(図示せず)を加
熱する。
て、該ローラーを介して定着ローラー(図示せず)を加
熱する。
ローラー50が熱源を外部に配設されているのに対して
、第6図に示すローラー60は、熱源61をローラー内
部に有している。
、第6図に示すローラー60は、熱源61をローラー内
部に有している。
ローラー60の他の構成は、ローラー50と略同じであ
るから、同符号を付して詳細な説明は省く。
るから、同符号を付して詳細な説明は省く。
ただ、温度検知方法は、任意でよいがローラー12.1
3の表面を各々検知して、各々のヒーターを制御するこ
とがより好ましい。
3の表面を各々検知して、各々のヒーターを制御するこ
とがより好ましい。
また、ローラー12.13が略同径のローラーの場合、
一方のローラー表面で検知し、ローラー12.13内の
ヒーターを並列に接続して回路を簡略化することがより
好ましい。
一方のローラー表面で検知し、ローラー12.13内の
ヒーターを並列に接続して回路を簡略化することがより
好ましい。
また、第2図のローラー12は、ローラー内を真空にで
きるようにして、熱媒液体を封入したヒートパイプのよ
うな構成にしてもよい。
きるようにして、熱媒液体を封入したヒートパイプのよ
うな構成にしてもよい。
熱媒液体としては、水その他有機溶剤がその使用温度に
よって選ばれる。
よって選ばれる。
以上のようなローラー50.60を、第2図におけるロ
ーラー12と置き代えても、前述同様の作用効果が得ら
れる。
ーラー12と置き代えても、前述同様の作用効果が得ら
れる。
また、第7図に示すように、定置したローラーlL12
に対して、定着ローラー10を進退可能に配置して、用
いるシートの厚薄に応じて圧接力を変え得るようにして
もよく、更に当該定着装置の不作動時には、符号10A
で示すように両ローラー11.12から離間させるよう
にすれば、ローラーの変形を防止することができる。
に対して、定着ローラー10を進退可能に配置して、用
いるシートの厚薄に応じて圧接力を変え得るようにして
もよく、更に当該定着装置の不作動時には、符号10A
で示すように両ローラー11.12から離間させるよう
にすれば、ローラーの変形を防止することができる。
以上のように、比較的高粘度のオフセット防止液を用い
ることのできる本発明の電子複写機の定着装置によれば
、定着ローラーの加熱手段が該ローラーの外部にあるこ
とと相俟って、膨潤が極力抑止されて定着ローラーの耐
久性が延びると共にオイルの蒸発を防止できる。
ることのできる本発明の電子複写機の定着装置によれば
、定着ローラーの加熱手段が該ローラーの外部にあるこ
とと相俟って、膨潤が極力抑止されて定着ローラーの耐
久性が延びると共にオイルの蒸発を防止できる。
定着ローラーの温度検知手段を定着ローラーに接触させ
る必要がないので、該ローラーの表面を損傷することが
ない。
る必要がないので、該ローラーの表面を損傷することが
ない。
定着ローラーがローラー12,13に挟持されて駆動さ
れるので、たとえ定着ローラーが膨潤しても、紙送り速
度が変化することがない。
れるので、たとえ定着ローラーが膨潤しても、紙送り速
度が変化することがない。
また、ブレードを用いることによって、オイルの層を均
一にすると共にトナーやゴミ等を除去して定着ローラー
表面を清浄に保持できる。
一にすると共にトナーやゴミ等を除去して定着ローラー
表面を清浄に保持できる。
さらに、定着ローラーがその表面から加熱されることに
なり、該装置換言すると複写機の立上りが早くなる。
なり、該装置換言すると複写機の立上りが早くなる。
第1図は本発明の電子複写機の定着装置の一従来例を示
す側断面図、第2図は本発明の一実施例を示す側面図、
第3図は定着ローラーの一例を示す側断面図、第4図は
第2図中におけるローラー12の一例を示す側断面図、
第5図および第6図は本発明の他の実施例に用いるオフ
セット防止液含浸型ローラーの異なる例をそれぞれ示す
側断面図、第1図は本発明の異なる実施例を示す概略側
面図、第8図は本発明の更に異なる実施例を示す側面図
、第9図および第10図は本発明の更に異なる実施例を
要部のみそれぞれ示す部分側面図である。 A・・・・・・トナー像、S・・・・・・シー1−11
0・・・・・・定着ローラー、12・・・・・・オフセ
ット防止液塗布兼加熱兼クリーニングローラー 13・
・・・・・加圧ローラー、14・・・・・・駆動軸、2
0・・・・・・オフセット防止液供給装置、19・・・
・・・ブレード、18・・・・・・ヒーター、50゜6
0・・・・・・オフセット防止液含浸型ローラー。
す側断面図、第2図は本発明の一実施例を示す側面図、
第3図は定着ローラーの一例を示す側断面図、第4図は
第2図中におけるローラー12の一例を示す側断面図、
第5図および第6図は本発明の他の実施例に用いるオフ
セット防止液含浸型ローラーの異なる例をそれぞれ示す
側断面図、第1図は本発明の異なる実施例を示す概略側
面図、第8図は本発明の更に異なる実施例を示す側面図
、第9図および第10図は本発明の更に異なる実施例を
要部のみそれぞれ示す部分側面図である。 A・・・・・・トナー像、S・・・・・・シー1−11
0・・・・・・定着ローラー、12・・・・・・オフセ
ット防止液塗布兼加熱兼クリーニングローラー 13・
・・・・・加圧ローラー、14・・・・・・駆動軸、2
0・・・・・・オフセット防止液供給装置、19・・・
・・・ブレード、18・・・・・・ヒーター、50゜6
0・・・・・・オフセット防止液含浸型ローラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 未定着のトナー像に接触する定着ローラーと、上記
定着ローラーに接触して、これにオフセット防止液を塗
布する手段と、このオフセット防止液塗布手段に比較的
高粘度のオフセット防止液を供給する手段と、上記オフ
セット防止液塗布手段を加熱する手段を具備することを
特徴とする電子複写機の定着装置。 2 オフセット防止液塗布手段がローラーであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子複写機の定
着装置。 3 オフセット防止液塗布手段が金属ローラーであって
、且つ定着ローラーの表面が耐熱性ゴム層で形成された
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
載の電子複写機の定着装置。 4 オフセット防止液塗布手段としてのローラー表面に
ブレードを当接させたことを特徴とする特許請求の範囲
第2項または第3項記載の電子複写機の定着装置。 5 オフセット防止液の粘度が100C8〜10000
C8であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
し第4項のうちの倒れかに記載の電子複写機の定着装置
。 6 定着ローラーを、オフセット防止液塗布手段として
のローラーとで挟持する加圧ローラーを有していて、駆
動手段に連結された上記ローラーと加圧ローラーとで、
上記定着ローラーを回転させることを特徴とする特許請
求の範囲第2項ないし第5項のうちの伺れかに記載の電
子複写機の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3910676A JPS5850350B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | 電子複写機の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3910676A JPS5850350B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | 電子複写機の定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52122133A JPS52122133A (en) | 1977-10-14 |
JPS5850350B2 true JPS5850350B2 (ja) | 1983-11-10 |
Family
ID=12543808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3910676A Expired JPS5850350B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | 電子複写機の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850350B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2104841B (en) * | 1981-07-10 | 1985-10-16 | Konishiroku Photo Ind | Method of fixing toner image and apparatus therefor |
JP2014041330A (ja) | 2012-07-26 | 2014-03-06 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
-
1976
- 1976-04-07 JP JP3910676A patent/JPS5850350B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52122133A (en) | 1977-10-14 |
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