JPS5850139Y2 - 遊星ロ−ラ式動力伝達装置 - Google Patents

遊星ロ−ラ式動力伝達装置

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Publication number
JPS5850139Y2
JPS5850139Y2 JP6980880U JP6980880U JPS5850139Y2 JP S5850139 Y2 JPS5850139 Y2 JP S5850139Y2 JP 6980880 U JP6980880 U JP 6980880U JP 6980880 U JP6980880 U JP 6980880U JP S5850139 Y2 JPS5850139 Y2 JP S5850139Y2
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JP
Japan
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roller
planetary
planetary roller
carrier
power transmission
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Expired
Application number
JP6980880U
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English (en)
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JPS56171456U (ja
Inventor
久義 高橋
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遊星ローラ式動力伝達装置の潤滑機構に関する
遊星ローラ式増減速機においては、遊星ローラが高速回
転するため、これを効果的に潤滑することにより遊星ロ
ーラの軸受部の摩耗や焼付きを防止する必要がある。
第1図及び第2図はこの種動力伝達装置の潤滑機構の従
前の1例を示し、同図において1は太陽ローラ、2はケ
ースIに固定された内ローラ、3はキャリヤ4に固定さ
れた遊星ピン5にニードル軸受6を介して軸支された遊
星ローラである。
太陽ローラ1が回転せしめられると、該遊星ローラ3は
太陽ローラ1と内ローラ2との間を高速で自転しながら
公転する。
上記装置においては、遊星ローラ3が高速で回転するた
め、遊星ローラ3の軸受6及び遊星ローラ3の側面とこ
れに対向するキャリヤ4の当接面4aとの間には充分に
潤滑油を供給する必要があり、このため遊星ローラ3の
側面に放射状の油溝8を刻設している。
しかしながら、かかる従来のものにおいては次のような
不具合点があった。
1 高速回転する遊星ローラ3に油溝8を設けであるの
で、油溝8内の潤滑油が自身の遠心力により外方に飛散
し、軸受6等の潤滑部に充分に潤滑油が供給されなくな
り、軸受6や遊星ローラ3の側面とキャリヤ4との当接
部に摩耗や焼付きが発生することがある。
2 複数個の遊星ローラ3に油溝8を方旺しなければな
らないので、装置の製造コストが高騰する。
本考案は上記に鑑みなされたもので、遊星ローラ近傍の
所定潤滑部に潤滑油を充分に供給することにより遊星ロ
ーラ軸受、遊星ローラの側部とキャリヤとの当接部等の
焼付きの発生を防止すると共に、製造コストの低置な遊
星ローラ式電動力伝達装置を提供することを目的とする
以下第3図ないし第5図を参照して本考案の1実施例に
つき説明すると、1は入力軸10に固定された太陽ロー
ラ、2はケースIに固定された内ローラ、40はキャリ
ヤ、5はキャリヤ40に円周方向等間隔に複数個固定さ
れた遊星ピン、30は遊星ピン5に軸受6を介して支承
された複数個の遊星ローラ、11は出力軸である。
上記太陽ローラ1、遊星ローラ30及び内ローラ2は、
半径方向の圧接力Pにて圧接され21はキャリヤ40の
遊星ローラ30への対向面40aに刻設された油溝であ
る。
該油溝21は回転軸心22と同心に複数本設けられ、こ
れの端縁には面取り21aが施される。
23は出力軸11の軸受、24はケースTの底部に溜っ
た潤滑油である。
上記油溝21ば、キャリヤ40の回転軸22と同心であ
るので、キャリヤ40を回転させながら切削工具を半径
方向に送ることにより極めて簡単に加工することができ
る。
上記装置において、入力軸10を介して太陽ローラ1が
回転せしめられると、遊星ローラ30が太陽ローラ1と
内ローラ2との間を自転しながら公転し、キャリヤ40
及び出力軸11は太陽ローラ1及び入力軸10と同一方
向に、減速されて回転する。
キャリヤ40に設けた油溝21の中、外周側のものはケ
ース7の底部に溜った潤滑油24内に浸されているので
、該油溝21内は常時潤滑油で満たされる。
また、キャリヤ400回転速度は遊星ロー230よりも
格段に低いので、油溝21内に訃ける潤滑油の遠心力は
小さく、全ての油溝21に潤滑油が万遍なく行きわたる
従って、軸受6及びキャリヤ40と遊星ローラ30との
当接部、即ちスラスト受圧部には充分i量の潤滑油が供
給される。
尚、上記油溝21の形状は、放射状溝等の直線状溝他い
かなる形状でもよい。
本考案は以上のように構成されており、本考案によれば
、 1 回転速度の低いキャリヤに油溝を設けたので潤滑油
が遠心力により外周側に飛散することが少なく、また外
周側の油溝がケース底部に溜った潤滑油内に浸されてい
るため油溝内は常時潤滑油で充満される。
従って軸受部、キャリヤと遊星ローラとの当接部等の所
要潤滑部には充分子xiの潤滑油が供給され、該潤滑部
の油量不足による摩耗や焼付きの発生を防止することが
できる。
2 キャリヤに油溝を設けることにより、従来の複数個
の遊星ローラの全てに油溝を設けたものよりも、優れた
潤滑機能を有するようにしたので、装置の加工コストが
低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の遊星ローラ式減速機の1例を
示し、第1図は回転軸心線に沿う断面図、第2図は第1
図の■−■線に沿う断面図である。 第3図ないし第5図は本考案の一4施例を示し、第3図
は回転軸心線よりも下半分の断面図、第4図は第3図の
■矢方向に視たる図、第5図は第3図のV部を拡大した
る図である。 1・・・・・・太陽ローラ、2・・・・・・内ローラ、
30・・・・・・遊星ローラ、40・・・・・・キャリ
ヤ、6・・・・・・軸受、21・・・・・・油溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 太陽ローラの外周と内ローラの内周との間にキャリヤに
    軸支された複数個の遊星ローラを配設したものにおいて
    、上記キャリヤの上記遊星ローラとの対向面に油溝を刻
    設したことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
JP6980880U 1980-05-21 1980-05-21 遊星ロ−ラ式動力伝達装置 Expired JPS5850139Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6980880U JPS5850139Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 遊星ロ−ラ式動力伝達装置

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JP6980880U JPS5850139Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 遊星ロ−ラ式動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56171456U JPS56171456U (ja) 1981-12-18
JPS5850139Y2 true JPS5850139Y2 (ja) 1983-11-15

Family

ID=29663687

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6980880U Expired JPS5850139Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 遊星ロ−ラ式動力伝達装置

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JPS56171456U (ja) 1981-12-18

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