JPS58500454A - 塗着シ−ト材の乾燥方法およびその装置 - Google Patents

塗着シ−ト材の乾燥方法およびその装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 塗着シート材の乾燥方法およびその装置本発明は一般的にいって一つのシート材 料上に一層又は二層或は多層に重畳された液体塗着組成物の乾燥に関している。
例えば写真用フィルムや紙葉類の製造乃至は平版型印刷板の製造におけるウェブ 状支持面に塗着された組成成分に関する。更に詳細にいえば乾燥過程において兎 角斑が生成され易い被覆シート材料に対する改良された乾燥方法およびその装置 に関している。
一層の液体塗着成分で塗布されたンート材料の乾燥において、気体乾燥媒体即ち 普通は適当な温度に加熱された空気を用いて塗布層表面に直接に接触させてその 塗布層から液体媒体を蒸発するようにした乾燥装置を使用するのが通常の手法で ある。斯る乾燥機においては気体乾燥媒体が注意深い制御条件下で塗着層全表面 に亘って実質的に均一分配するように1.て、塗着層表面に物理的な乱れを出来 るだけ生じないようにしている。普通型式の乾燥機では気体圧力室が利用され、 この圧力室内に気体乾燥媒体が導入され、次いでその中から気体乾燥媒体が、多 数の孔・スロット、ノズルを通して乾燥すべき塗着層表面に向って吹き付けられ る。このような乾燥機の工程においては典型的にはウェブ状のシート材が予め定 められた搬送通路に沿って乾燥負荷と適用された作業条件に見合わせた適切な速 度で乾燥機内を連続的に搬送されるようにしている。消費された気体乾燥媒体は この場合塗着組成物の層から蒸発した蒸気を含んで継続的に乾燥機から外部へ排 出される。
上記ウェブ材が乾燥機内を進行するとき乾燥媒体は加圧室から流出して塗着表面 に向い次いで消費された気体乾燥媒体は搬送通路を通って排出される。塗着され たウェブ材乾燥装置の一例が米国特許第3.012,335号明細書に示されて いる。変化に富んだ種々の乾燥機設計構造は当業界において公知である。
例えば消費された乾燥媒体の流れがウェブ材の搬送通路に対し本質的に直角方向 に配置されるような乾燥機の設計も可能である。また、シート材はウェブ材の如 く帯状形態をとるのが通常は最も便利なのであるが、無端ベルトの如き適宜の手 段により不連続シート材料を継続的に乾燥機内を通じて搬送せしめる型式にする ことも可能である。2層或は2層以上に積層して塗着されたシート材料の乾燥作 用も上述した単層塗着に準じた同一態様で実施される。記述を理解し易くするた めに、塗着組成物の単一の塗着組成物に関する塗着と乾燥に就いて記載されるけ れども、これは記載内容が単一層に限ると明記されていない限り、2層乃至それ 以上の多層についての塗着と乾燥についても、それらの記載が適用されているも のと理解されたい。更に本発明の方法と装置は液体対液体の塗着方式を採用する 製造作動工程ばかりでなく、塗布工程と乾燥工程とが継続的に行なわれる製造過 程にも適用しうるものである。塗着技術分野における当業者には容易に理解でき ることだが、液体対液体の湿式塗着技術は同時的に多数の塗着層を形成する方法 であるが、この場合2層或は2層以上に明瞭に分離した塗着層が同時にウェブ基 体上に成形され次いで形成された多層組成物が乾燥されるのである。これらの技 術には種々の方法があり、その方法には明らかに明瞭に分離した層が独立してし かし極めて隣接し合った形で施こされ、次いでその全体的な多層組成物がそれら の被着後に乾燥される。
これに反して、省電工程と乾燥工程が順次に繰返される作動工程においては、第 1番目の塗着層が塗着されそして乾燥される。次いで第2番目の塗着層が第1番 目の層上に被着されそして乾燥される。更に第3番目の塗着層がこれに続く。
塗着組成物の乾燥作用において遭遇する最もよく生じる困難な問題の一つとして 、斑(むら)の発生即ち塗着層の不均一密度の問題がある。この問題は非常に広 汎な環境条件下において遭遇するものである。例えば斑は有機溶剤中に樹脂重合 体の固溶体がら成る組成物が合成有機プラスチック材から成るウェブ材のような ンート部材上に層状をなして塗着される場合に屡々生ずるものである。この斑は 特に、塗着溶剤が揮発性の有機溶剤である場合に深刻な問題となる。これは水性 の塗着組成物のときでさえ生じるし或は低揮発性の有機溶剤を使用する塗着組成 物のときでも生ずるのである。斑は要望1しくない欠陥とな9、仕上げ製品の外 観を損する。写真技術においてもまたその塗着された製品品質に悪影響を及ぼす ので望ましいものではない。従ってこれ壕で、塗着層の斑発生を解消するか或は 少くとも最小限度に制限しようとする種々の努力が続けられてきたのである。例 えば屡表面活性剤が塗着組成物に添加される。これらは時々は斑の減少に効果的 であるが、多くの場合斑の発生度合はそれ以上に太きい。
斑の発生には種々の影響因子があるものと信じられているが、その正確な発生機 構は充分に解明されていない。この斑発生の特殊な原因が顧みられずに塗着層の 形成は被膜材料の製作特に写真製品の製造において長い間の重大な関心事となっ ている。乾燥工程における斑発生の原因となる影響因子の一つとして、不均一な 乾燥操作が挙げられるが、この乾燥状態は前述した型式の乾燥機において通常発 生されるのである。例えば、気体乾燥媒体内に生ずる乱流の発生状態は塗着層を 物理的に乱して乾燥された製品に斑を生ずるようになる。また気体乾燥媒体内に おける温度、や熱伝達率および蒸気濃度の不均一性は塗着層内部の各部分におけ る蒸発率が均一でなくなる。蒸発作用の結果生ずる冷却作用は塗着層表面の温度 を低下せしめ、そのために蒸発率の変化は層内部に温度差を生じさせる。斯る温 度差は層内に対流を誘因するものと考えられており、これは斑生成の原因をなす ものと信じられている。この点における特別な困難性は塗着層表面に直接接触す る消費された気体乾燥媒体の流動作用によって引き起されるのである。
本発明は斑発生を事実上減少可能にする塗着されたシート材の乾燥方法の改良お よびその装置を提供することにある。
本発明によれば、塗布すべき物質とその液体媒体から成る液状塗着組成分により 被着されたシート材の乾燥方法は次の各工程から成る。
(1)塗着されたシート材が乳燥区域内を通過せしめられる場合に、上記シート 材に近接した表面とこれから遠い各表面を有する有孔性障壁に対してシート材の 塗着表面を非常に近ずけて通過せしめ、 (2)気体乾燥媒体の流れをシート材から遠くに離れて配置された障壁表面に向 けて導入するようにし、 (3)乾燥区域から消費された気体乾燥媒体を排出する場合には、前記障壁の上 下二表面間に生ずる圧力勾配が実質的に零値となるような状態で排出しかつ消費 された気体乾燥媒体は塗布されたウェブ材表面から遠く離れた側の障壁表面上方 を横切って流出されるようにする。
この多孔性°障壁は斑の発生を減少するために種々な型式で有効に作用するもの と考えられる。例えばその気体乾燥媒体のみ障壁上を横切って拡散し、かくして 塗着された層は撹乱流を受けることなく保護されるのである。また、それは液体 媒体の蒸発により発生した蒸気の逸散を抑えてこれにより障壁と塗着層表面間に 斯る蒸気の障壁層を形成する。これは均一な温度と熱伝達条件を確保せしめる上 で役立つ。
特に重要なことは消費された気体乾燥媒体の流れは塗着表面真近かに直接的に触 れることなしに塗着された表面から離れた障壁の反対側表面領域の範囲内に留ま る。こうして塗着された層を保護し、斑の原因となる不均一な条件が生じないよ うになる。
この方法発明に関連して液体塗着シート材の乾燥装置があり、この装置は次のよ うな構成要件を有する。即ち1つの乾燥区域と、該乾燥区域内の前取って規制し た搬送通路に沿ってシート材を搬送せしめる手段と、上記通路の真近かに近接し て有孔性障壁が設けられ、その上下の各表面はシート材に近接した表面と遠く離 れた表面とにより形成されるものであり、上記通路から遠い側にある障壁の表面 上に気体乾燥媒体の流れを指向する手段を設けると共に、上記通路から遠い側の 障壁表面を横切って消費された乾燥媒体を流し、該障壁の2個の表面間に生ずる 正味の圧力勾配が実質的に零となるように上記乾燥区域から消費された気体乾燥 媒体を排出せしめる排出手段を具備せしめるようにした装置となっている。
本発明に採用された有孔性障壁は乾燥機の全長に亘って設けることも可能である が、必ずしもそうする必要はない。乾燥工程の最初の段階においてその重要な作 用を遂行せしめることが大切であり、従って乾燥材の初期段階においてだけでも 使用するとき効果がある。標準的には乾燥区域全長の5乃至25係に亘る初期段 階の乾燥区域において有孔性障壁を設けることにより好結果が得られる。他方に おいて、有孔性障壁はシート材の塗着表面の幅の長さに等しい長さをもつことが 好1しく、大抵の場合シート材の幅より幾分長めの大きさのものを選んで、塗着 表面の全幅を保護するように装備するのがよい。本発明の有孔性障壁は気化した 蒸気を閉じ込めることによりその蒸発速度を抑制せしめるものであり、このため 乾燥作用を減殺せしめる傾向となるから、斑の発生を減少する目的達成に対して 必要限度以上に障壁を長区間に亘って延在せしめることは好ましくない。斯くし て可成りの長さをもつ乾燥機内において比較的迅速な乾燥作用達成の目的と同時 に炎発生の問題を解消する目的も達成されるのである。
第1図は本発明装置に対する好ましい実施例を示す骨組図で、有孔性障壁は乾燥 機全長のうちのごく小部分のみに亘って設けられる。
第2図は第1図に示す乾燥機の最初の乾燥段階を拡大して示す図面で、有孔性障 壁の配置と機能をより詳細に示す。
第3図は第2図の線3−3に沿って切断した横断面図である。
第4図は本発明の他の異なる実施例を示し、ウェブ材は、第1図に示す水平方向 の搬送通路に替って、直立方向の搬送通路に沿って乾燥器内部を搬送される実施 例を示す。
本発明は特に写真用材料に対する塗着と乾燥について以下詳細に説明される。
この種の製造分野における規格仕様書は非常に厳格に定められているので、塗着 層における斑、条痕、線、或は他の欠陥発生は決定的な重要事項となる。
しかし、本発明は決して写真材料の製造に使用されることを制限するものでなく 、如何なる製品の製造にも利用され、また如何なる工程にも効果的に実施可能な ものである。この場合に気体乾燥媒体は斑を生成し易い塗着組成物で形成した塗 着層の乾燥に利用され、また塗着操作において条痕や線や斑の発生が重要要件と なる。本発明が特に利用される製造製品の例として盛上げ写真印刷用フィルム、 誘電式記録フィルムおよび平版型印刷板がある。
斑の効果的減少は如何なるフィルム成形材或は気化可能な液体媒体を含む塗着組 成物中に合体化しうるフィルム成形混合材の塗布と乾燥操作に対して本発明は適 用されるものである。有機溶剤中に樹脂重合体を含む固溶体に対する塗着−乾燥 の場合には特に効果がある。というのは斯る溶剤は屡比較的に気化し易い性質を 有しそれによ多形成された塗着面は斑が発生し易い。本発明が有効に適用される フィルム成形材料は多数例示できるが、次のような重合体が代表的なものである 。即ちアセタール、アクリル類、アセテート、セルローズ性物質、過弗化炭化水 素、アミド類、エーテル、炭酸塩、エステル、スチレン、ウレタン、スルフォン 、ゼラチン、その他の同類物がある。重合体はホモポリマーであシうるしまた2 乃至それ以上のモノマーがら生成された共重合体でありうる。液状媒体を塗着組 成物として使用する場合にはこれに適する材料を広範囲に亘って選択できる。例 えば塗着組成物は水性組成物とすることができるし或は有機物固溶体或は有機溶 剤からなる拡散剤であってもよい。標準的な有機溶剤にはアセトン或はメチルエ チルケトンのようなケトン類、ベンゼントルエンのような炭化水素、メタノール やインプロパンのようなアルコール類、更にまたエチレンジクロライドやプロピ レンジクロライドのようなハロゲン化アルカンナ、エチルアセテートやブチルア セテートのようなエステル類およびその他の同類物がある。勿論2種または2種 以上の有機溶剤の組合せを液体媒体として利用することもでき、或はまた該液状 媒体は混合した水性有機物系類であってもよい。塗着組成物内の固体物質の重量 百分率は90係或はそれ以上のものとなしうるが、極めて標準的なものとしては 1乃至20重量パーセントの範囲である。塗着組成物に対する最適粘度は利用す る塗着形成装置の型式に関係して異なるが、60,000センチポアズ程度或は それ以上の大きさである。標準的な範囲としては1から1.000センチポアズ に亘る範囲である。更にフィルム形成材料とその液状媒体に加えて、塗着組成物 はその他の種々の混合成分例えば顔料、表面活性剤、粘度調和剤、着色レベリン グ剤、発泡防止剤等が配合される。塗着組成物内に表面活性剤を配合すると効果 があることは先に述べたが、これは組成物の表面張力を減少し、そして温度の上 昇に従って表面張力の変化率を減少するのに役立つ。このため塗布層内部に温度 差の結果として生ずる流体運動を起す力が小となり結局斑発生の傾向を減少せし める。
斑の発生傾向が著しいために特に困難性のある塗着組成物としては液体媒体が比 較的蒸発し易い物質を含む場合てあり、ここに述べる方法と装置はこのような塗 着組成物に対して最も有効に利用されるので、殊に、これらの組成物はその液体 媒質が有機性溶剤であり、大気圧において例えば40℃乃至85℃の範囲の沸点 をもつ場合である。
本発明方法によって被着されそして乾燥される対象材料は液体性塗着組成物によ って塗着することのできる如何なる物質から組成されてもよい。最も典型的には シート材料の形式を取りうるものでこれは連続的塗着工程における連続ウェブ材 として塗着されるものであるが、個々の独立したシート材がコンベアベルト或は 類似の搬送手段によって塗着乾燥区域を移送される如き不漣続型式のものとして 適用させることもできる。使用するシート材の典型的な例示として重合体フィル ム即ちポリエステル、ポリオリフイン或はセルローズエステルのフィルムがアリ 、またアルミ箔や鉛箔のような金属箔があり、また紙類やポリエチレンを被覆し た紙葉状の重合体塗被紙、更にはグラスチック或はグラスチックと金属箔との種 々の層から成る積層体などがある。
如何なる適当な塗着装置もこの発明方法に適用可能である。かぐして例えばその 塗着組成物は浸漬法、エア・ナイフ法(air−knife cすating) 、ロール圧延法、グラビア法、押出し法(例えば米国特許第2.681,294 号)、多層ビード法(例えば米国特許第3.508.497号及び同第3,63 2,374号)等の塗着方法に適用することもできる。この塗着方法は単一層だ けが塗着される場合に適用できるし或はまた2層またはそれ以上の多層が同時に 塗着される場合でも適用可能である。その塗着速度は採用した個々の塗着装置の 特定条件によってのみ制限をうけるもので、1分間に400メートル或はそれ以 上の速度にすることができる。標準的には例えば10乃至300メ一トル毎分の 塗着速度が一般には採用され、ここに記載した方法を実施することができる。塗 着組成物の液体含有率は選択の問題であり、そして使用する塗着装置の型式とか 、塗着組成物の特性および乾燥後の塗着層の所望の厚み等のような多くの因子に よって左右される。本発明方法に採用された液体含有率は標準的なものとして例 えば支持ウェブ材表面1m2当り0.ICrIL3から1 、000 crn5 まテノ範囲内にあり最も普通には1m 当り5乃至100Cr/L3の範囲にあ る。
発生床を減少化する観点において、塗着組成物中の固形分を高いパーセントに保 って使用することが効果的であり、この場合低液体含有率と高い粘性をもつ塗着 操作が行なわれることになる。これは塗着組成物の流動作用を阻止し、流れの移 動を減少して斑発生の減少化をもたらすものである。
斑発生の問題は通常塗着速度の増大と共に比例的に増加する。この理由は、塗着 速度が増すにつれてよシ多量の液体媒体が単位時間当りに乾燥機内で除去されね ばならぬからであり、従ってこれは、多量の気体乾燥媒体を必要とすることにな るからである。
結果として気体乾燥媒体は大容量の流量速度を以って乾燥区域に供給されなけれ ばならず、これは物理的に塗着作用を妨害し、斑を生ずる傾向になる。斯くして 成る場合には塗着速度は斑発生の度合が許される程度までに制限されるべきもの である。しかしながら、本発明の有孔性障壁の適用によれば、塗着速度を同一に 保ちながら斑発生の程度を減少し或はまた斑の発生作用を増大化せしめることな く実質的に塗着速度を増加せしめることが容易になる。
前にも述べたように、本発明の方法及び装置は揮発性有機溶剤を含む塗着組成物 の乾燥に特に有効である。斯る組成物の乾燥操作に付随して生ずる障害を減少す るために、非常に大きい容積の流量速度を以って乾燥機内に乾燥空気を導入せし めることは効果があり、これによって乾燥機内の溶剤の平均濃度は低い値に保持 されるようになる。非常に大きい容積の流量率に対する要求は圧力室内の圧力を 比較的高くする必要性が生じ、結果として塗布された層表面を横切って流れる乾 燥空気は比較的に高速となυこれは塗着層を烈しく撹乱する。このような環境下 では、その局所的に介在する流れに対して上記塗着層を保護することは殊に厳し く要求されるものであり、その場合に本発明の有孔性障壁が上記要求を遂行する 上で非常に効果を奏することになる。更に有孔性障壁は圧力室から適当な距離だ け離れた位置にあるから、比較的に大きな空間を占める区域がその間に形成され 、従ってこの区域に常時充分な容積の乾燥空気が満されるようになり斯くして該 空気中における溶剤の濃度を危険状態以下の程度に保持することができる。
揮発性有機溶剤を含む塗着組成物の乾燥工程において、乾燥機は標準的には負圧 下で操作される。この条件下においてはウェブ材の移送入口や出口のスロット溝 のような乾燥機の開口部分を通して周囲の大気から空気が流入することになる。
この場合もしも乾燥機内が加圧された正圧下に操作されるならば溶剤を伴った空 気は乾燥機内から周囲の外気へ流出するであろうが、このような現象は生じない 。搬送入口スロットにおける空気の流入作用はその付近に炎発生の重要な要因を なす乱流状態が発生され易くなる。しかしながら本発明の有孔性障壁はこのよう な乱流から塗着表面を保護するのに極めて効果的となる。
斑の発生が常に最大の問題となるのは写真像形成用の組成物について生ずるので あり、かくして本発明が最も効果的に適用されるのはこのような組成物の塗着工 程に対してである。
本発明の方法において、気体乾燥媒体は圧力室から有孔性障壁を通過し塗着され た層表面に接触しようとする。これと同時に、塗着層内の液体媒体の気化によっ て発生した蒸気を含む消費された気体乾燥媒体は有孔性障壁を通ってウェブ材搬 送通路から遠ざかる両側方向へ拡散し次いで乾燥機から排出される。この有孔性 障壁は上記消費された気体乾燥媒体が塗着層表面と実質的に接触しないように保 持されて、条痕や斑形成による通常生ずる欠陥を著しく減少する。標準的状態に おいては乾燥媒体の大部分は有孔性障壁と圧力室間の領域内を、流れるから、圧 力室から有孔性障壁を通って流入する乾燥媒体はその極〈一部分だけである。か くしてこの領域における溶剤の濃度は被覆表面と有孔性障壁との間の静止領域に おける高い濃度に比較して全く低い値になっている。
本発明の方法および装置の重要な特徴は、有孔性障壁構成体を使用することによ り、消費された気体乾燥媒体を乾燥区域外へ放出させて、塗着層表面に消費され た乾燥媒体を接触せしめないようにすることである。斯くして例えば、本発明の 装置に関する好適な実施例においては消費された気体乾燥媒体は有孔性障壁の表 面上方即ち塗着層から遠く離れて流れ次いで上記塗着層表面の縁辺上方を流過し 、その後搬送されるウェブ材の両縁辺を通って乾燥区域から排出される。この点 において、本発明は気体圧力室が搬送ウェブ材表面に非常に近付けて配置されて いる乾燥機とはその臨界的態様において相違する。このような乾燥機においては 、塗着層表面の上方に気体乾燥媒体の流れが存在し、ウェブ材表面と消費された 乾燥媒体が放出される圧力室との間にはIllな区域だけがあるだけである。こ の挾溢な区域は蒸気濃度が非常に高く、これは液体媒体が有機性溶剤であるとき 甚だしく危険状態となる。本発明の方法と装置を用いた場合の対比上の顕著な点 は、有孔性障壁と消費された乾燥媒体が排出される圧力室との間が比較的に空間 に余猶のある区域が残されていることであり、そしてこの区域においてその蒸気 濃度は充分に小さくわずかであるから、爆発限度が低い溶剤の場合であっても危 険性はない。
本発明の有孔性障壁の使用は乾燥速度率を成る程度低下させる結果になる。しか しこれは乾燥機の長さを延長することによって容易に調節されうるし或は有孔性 障壁層表面上方に乾燥空気を流すと同時に塗着層の反対側のウェブ材表面に向っ てもう一つの別の加熱空気を導入せしめることによっても調節しうる。塗着層の 反対側に当るウェブ材表面に噴射される温風はウェブ材に熱量を効果的に与え塗 着層における液体媒体の蒸発作用を促進する。
本発明方法は有機溶剤を含有する組成物の皮膜形成に特に有益であるけれども、 また親水性コロイドの水溶液により形成した層から成る写真用材料の塗着操作に も効果的に通用しうるものである。
このような塗着組成物の代表的例示として銀−・ログン化エマルジョンがあり、 この親水性コロイドはゼラチンである。本発明方法において使用された塗着組成 物は固溶体とか分散系および憑濁液の如き種種の型がある。本発明は画像形成層 に加えて種々形式の写真層例えばゼラチンの下塗り層、中間層、保護外層、静電 防止層、−・レーション防止層等の各層についてその塗着作用と乾燥作用に有効 なものである0 乾燥機内部におけるシート材料の搬送通路は設計的選択の問題であり、従って該 通路は内包する個々の仕事を達成するために最もよく適した個々の乾燥機の設計 に依存して形成される。一般的に、シート材は水平搬送通路或は略水平な搬送通 路に沿って移送される。しかしながら、特別な条件下では、水平に対し傾いた搬 送通路或は垂直な通路に沿ってシート材が搬送されるような設計を利用すること も望ましい場合がある。所望ならば乾燥機はその最初の部分には有孔性障壁を設 けた平坦原型設計を採用し、これに続く後続の部分には花網状設計(festo ondesign)を採用することができる。既述したように、有孔性障壁は乾 燥機の全長に亘って装備できるが、最も普通には最初の部分にだけ利用されるこ とが多く、この場合その設備区域は乾燥区域全長の5乃至25%の長さ区間であ る。該有孔性障害は乾燥工程の最初の段階に設けるのが最も効果的であるが、し かし後続段階に設けても利益がある。従って、もしも特種な乾燥機の役作構造が ウェブ材進入部近くに直接に有孔性障壁を装備することが実際上不可能ならば、 都合よく装備しうるような搬送通路に沿う他の区域内に設けることができる。
圧力室は任意設計のものでよいが、これはここに記載した乾燥機の型式に要求さ れた気体乾燥媒体の均一分布作用を有効に付与するものでなければならぬ。新鮮 な気体乾燥媒体は単一の流入口から圧力室内に導入されうるが大抵普通は乾燥機 の長さに基いて数個所の流入口から供給される。適宜の加熱温度に加温された空 気は通常気体乾燥媒体として利用される。しかし窒素ガスのような不活性ガスが 乾燥される塗布膜の性質がその使用を必要とする場合に使用される。本発明の方 法において利用された個々の条件は製造される個々の製品に依存して太いに変る だろうし、かつ与えられた製品に対する適切な条件の選択は本発明の開示性に鑑 み当該技術分野における通常の技術範囲内にある。その方法に影響を及ぼす因子 には次のようなものがある。即ち有孔性障壁の設計構造、塗着された層或は複数 の積層の厚みとその組成物、乾燥機内を搬送されシート材料速度、乾燥機の設計 及びその乾燥機内へ導入されたりまたそこから排出されたりする空気或は他の気 体乾燥媒体容積の流量率や温度および湿度成分等である。操作の適正化には塗着 されたウェブ材表面上の凡ゆる点が均一な熱伝達率を有することが基本的目的事 項になる。気体媒体の温度や湿り度、圧力室の圧力値、圧力室と被覆表面間の空 間距離等を含む多数の影響因子が上述の熱伝達率に影響を及ぼす。
本発明の実施に採用された障壁は適当な如何なる有孔性材料によっても形成する ことができる。本明細書の目的に対し「有孔性」と定義される適用材料の事例に は金属胴、孔明き金属板、多数の微細孔が形成されたプラスチック板材、多孔紙 質、枠内部に緊張して張られたナイロン又はその他の繊維製鋼体及びその類似物 がある。
本発明の有孔性障壁構造体は単一の有孔素材によって製作され、例えば篩のよう なスクリーン或は有孔板或はこれらの複合体即ち、2個乃至3個或はそれ以上か ら成り、それらの間には比較的狭い間隙が形成されるように相互間が関係的空間 距離を設けた有孔性素材片部分から成形されたものである。換言すれば障壁構造 体は単−壁形構造体或は多重壁型構造体例えば二重壁或は二重壁型構造体として 構成しうる。
本発明の有孔性障壁構造体の性能に影響を及ぼす因子は下記のものを含む、即ち (1)孔の大きさ く2)孔間の間隔距離 (3)単−壁型か多重壁型構造体かのいずれかであり1 (4)多重壁型構造体であるときの各壁体相互間の距離、 (5) 多重壁型構造体であるときに、孔群が整列しているかいないかであり、 (6)有孔性材料の壁厚 (7)障壁構造体の縁辺設計構造 (8)有孔性障壁と隣接する圧力室壁との間の距離(9)有孔性障壁とシート材 の塗着表面間の距離上述した凡ての影響因子は設計選択事項であり、個々の乾燥 系列に対し最適の結果を達しうるように広範囲に亘って変更しうるものである。
多数の孔の寸法およびそれら孔間隔の両者は本発明の有孔性障壁構造体が作動す る効率を決定する場合に非常に重要な性質となるものである。非常に良い結果を 与える孔寸法の範囲は標準的に言って、例えばQ、 l mmから5 mmの範 囲であり、更に好ましくは0、25 mmから1.25 mmの範囲である。そ してその孔間隔は開口面積の百分率が例えば20%から65%の範囲にあり、好 1しくは30%から50%゛の範囲である。(孔寸法に対してここに使用した特 定の寸法範囲は孔の直径を指し、円形孔については孔直径であり、円形以外の形 状に対しては最大径を採るものとする。また孔開口面積の百分率表示は、全体の 面積のうち気体を透過せしめない部分の比率を表わすものとしこれは1滝壁の中 実率に関係したものである。例えば中実率0.’40とは40%が閉塞されてお りそして60係が開口孔部分であるという意である。)上記孔の大きさと孔間距 離に対して、孔の形状は特に重要なパラメータではなく、一般的に云って孔は0 .25朋乃至1.25 mmの範囲内のもので孔形状は任意でよい。有孔性障壁 構成は多重壁型構造体例えば二重壁、三重壁乃至はそれ以上の多重壁構造体とす るのが好ましい。一般的に云って、壁数が増すほど障壁構造体の効率は高くなる 。しかしながら標準的条件としては二重壁型障壁構造体が効率的であるので、三 重壁乃至はそれ以上の多重壁型構造体は成分効果的ではあってもこれら構造体の 複雑性および付加価格のために正当に評価されないだろう。二重壁乃至多重壁型 構造が使用されるときは、それらの壁相互の間隔が設計上の重要な因子となる。
好ましくは、壁相互間の距離は例えば0.1 cm乃至10C:TLの範囲であ り、最適な距離は0.3m乃至11である。多重壁型構造体において、1個の壁 の孔群とこれに隣り合う壁の孔群とが一線上に整列する度合がまた設計的影響因 子となり、これは障壁構造体の全体的性能に影響を及ぼすものである。それ故普 通は一つの壁の孔はこれに隣接する壁の孔に対して一線状に整列しないように配 置される。空間間隔を置いた壁同志は互に平行に配置される構造型式のものが一 般的に満足なものとされているが、しかしこれらもまた希望により非平行関係に 配列しうるものである。多重壁型障壁構造体を採用する場合において、孔の大き さを漸次小さくなるように設計するとき屡効来がある。即ち隣接する圧力室壁に 最も近い最外側の障壁に対しては最大寸法の孔を用い、そして塗着された層表面 に最も近い最内側の障壁に対して最小寸法の孔を用いるようにする。例えば、多 重障壁構造体はその最外側を1.5 mmの孔寸法となし、中間壁を1mmの孔 寸法とし、塗着された層表面に最も近い位置にある最内側の壁をQ、 5 mm の孔寸法をもつように設計するのである。
障壁を形成する有孔壁部材の厚みもまた運転機能を決定する上で重要な因子とな る。一般的にいって、他の影響因子の条件を同じものとすれば、薄い壁厚材は方 向性のある流動作用を減少する点において厚い壁厚よりも効果があるから有孔性 障壁の壁厚は薄いほど実際的には望ましい。標準的には約2 mmより薄い厚み をもっ有孔性障壁を用いるときに良結果が得られる。斯くしてその有孔性R壁が 織成された金銅で構成されその厚みが金鋼を形成する針金の直径に依存している か、乃至は孔を穿った板材料の厚みとなる場合であっても、その厚みは約2朋の 特定値以下であれば常に効果的に使用されるものである〇有孔性障壁の縁辺の設 計もまた性能に影響を及ぼす。それで例゛えば、障壁は塗着層の耳を幾分か越え て延在させることにより乱流の縁辺効果に基因して生ずる塗着層の乱れが回避さ れる。この塗着層の耳部を越えて障壁を延在させることに替わる他の方法として は、その耳部に沿って障壁を急角度に折り曲げることである。該有孔性障壁に関 する影響因子のうちで最も重要なものは多分障壁と塗着層との間の距離並びに障 壁と隣接する圧力室との間の距離である。この適切な距離は多くの因子によって 決定されるものである。即ち乾燥流体媒体が射出される圧力の大きさと、孔寸法 の大きさと、障壁の数と、孔の開口面積率、等々である。標準的な条件下におい ては、有孔性障壁と隣接圧力室との間の空間距離が例えば5crrLから100 cIrLの範囲であり、かつ障壁と塗着層との間の対応する空間距離は1cIr Lから15Cr/Lまでの範囲において好結果が得られる。
本発明の装置においては、有孔性障壁体は塗着層表面に非常に近接した位置に置 かれるものであるが、しかし屡流体圧力室からは比較的広く距てられることで効 果が得られる。例えば乾燥工程中に気化した蒸気が爆発性を示すような場合にお いては、蒸発気体の平均濃度を安全な低い値に保持されるように障壁と隣接圧力 室間の距離を障壁と塗着層間距離に比較して大きくなるように定めるのが望捷し い。斯る条件下では、これらの距離間の比率が例えば2:1から20:1までの 範囲にするのが好ましく、更に望ましい比率は4:1から20=1である。本発 明に係る有孔性障壁を利用する特別な利益は有孔性障壁を利用しないで空気或は 他の気体乾燥媒体を導入させる場合よりも犬々る圧力で圧力室から導入し供給し ても塗着面に悪影響を及ぼすことなしに操作しうろことである。このように圧力 増大化の結果生ずる大容量の乾燥空気流量の導入作用は消費された空気中におけ る蒸気の比率がより低くなることを意味する。これは爆発限度を可成り低く保つ ことになシ、その安全限度をより大きくするから、有機溶剤により発生された蒸 気の如く危険性の高い蒸気を処理する場合には極めて有効である。
本明細書では屡「乾燥区域」という用語を使用しているが、この乾燥区域は相異 なる乾燥条件を具備する一連の補助乾燥区域からも構成可能であることを理解さ れたい。例えば乾燥区域は漸次温度が上昇する一連の補助乾燥区域から構成され てもよい。実際上期る実施形態はよく行なわれているし、かつそれらの目的は塗 着乾燥技術においては自明のものとして理解される。
本発明の方法および装置は種々の広範囲な作業工程に有効である。例えば単一層 また多重の塗着層に対する各乾燥工程に有用であり、また未処理塗布面に対する 乾燥工程に有利であり、更には乾燥工程中に冷却処理区域を協働せしめて適用す る種々の工程を含む塗着表面の乾燥にも有用であり、また単層乃至多層の塗着作 用がその以前に塗着され乾燥された単一層乃至は多重層塗着面に対して実施され る如き後続の塗着工程と乾燥工程のいずれか乃至は両者において有効に適用しう るものである。
以下図面を参照して詳述する。第1図には本発明に係る有孔性障壁を備えた乾燥 機が概略的に図示されている。同図に示すごとく、塗着層が施されるシート材は 連続ウェブ材10であり、該ウェブ材10は供給ロール12から巻き戻されて案 内ローラ14の周りを通過し次いで塗着ロール16上を通る。この塗着ロール1 6の位置で塗着用ホッパ18によって複数個の塗着組成物の各層が被着される。
有機溶剤を含有する組成物の被着操作において、塗着用ホッパ18は通常1つの 室内に格納されて該溶剤をこれを取巻く周囲の環境へ散逸しないようにしかつ塗 着工程中に有効な温度管理が実施されるようにしている。しかしながら水溶性組 成物の塗着操作においてはかかる格納室は一般に不要である。塗着後、直ちにウ ェブ材10は一連の乾燥室20.22.24゜26を通過し、これらの各乾燥室 内においてウェブ材の乾燥工程を行なうために均一な流れの温い乾燥空気が塗布 した層に向って吹き付けられる。上記乾燥室20.22,24.26はすべて第 1番目の乾燥区域を構成し、そしてこの区域はウェブ材10に対し充分に長い搬 送通路を持ち得るように付加的な類似の乾燥室によって構成することができる。
この一連の連続乾燥室は図では数個所を破断して示されている。不銹鋼製の沖適 用金網により成形された有孔性障壁28がウェブ材10の搬送通路真近に近接し て丁度塗布された表面上方に配置され乾燥室20の全長に亘って延び更にその一 部分が乾燥室22の方へも延びている。ウェブ材10の塗着表面はこれに対面す る固定配置の有孔性障壁28の表面から距てられしかも非常に接近した状態とし て乾燥室20内を通過するようにし、これによってこの間に一つの静止状の流体 空間領域を形成せしめており、即ちその静止状流体の空間領域は塗着工程中液体 媒体からの蒸発作用の結果束ずる犬なる蒸発蒸気濃度に基因する撹乱作用を生じ ない領域となっている。乾燥室20,22,24,26として定義した最初の乾 燥区域を通過した後、ウェブ材lOは乾燥室30゜32.34によって定義する 第2乾燥区域を通過する。この第2乾燥区域はウェブ材lOの搬送通路を延長し て形成した付加的な゛類似の乾燥室によって構成されており、この一連の乾燥室 群はまたそれらの数個所が破断して図示される。上記最初の乾燥区域は塗着層に 対する乾燥工程の大部分が達成されるように働らき、一方策2乾燥区域は塗着層 に残留する少量の残留液媒体を除去し更にウェブ材内に滲透した液体媒体を除去 する役目をなしている。図示のように最初の乾燥区域における各乾燥室は平坦原 型設計であるのに対して、第2乾燥区域においてはウェブ材の滞留時間を延長さ せるために懸花網(ヘスラーン)型に垂れ下っている。この第2乾燥区域を通過 した後、ウェブ材は案内ロール36の周りを経て巻取りロール38上に巻取られ る。
第2図は乾燥室20の拡大図面で、有孔性障壁28に関連させて乾燥空気の流路 を−そう分り易く図解している。同図の如く、温かい乾燥空気は流入口ダクト2 1を通って室20内に導入され分布板23を通過する。分布板23の下方には多 数のV字形状断面の邪魔板25が設けられている。この分布板23と邪魔板23 とによる結合は空気の均一分布作用を意図するものであり、空気の流動作用を最 小限に抑えるためのものである。上方スクリーン31と下方スクリーン33から 成る有孔性障壁28はウェブ10ニブ材10の表面に非常に近接して平行状態に 配置されている。障壁28の取付けはウェブ材10に対し適切な空間距離を保つ ことができるように調節可能なものとし、これによってウェブ材の正確な上方或 は下方への搬送運動が可能にされる。ウェブ材10は複数個の案内ローラ35に より規制された水平状の搬送通路に沿って乾燥室20内を搬送され、濃い溶剤蒸 気が発生している静止状の流体空間域が下部スクリーン33の下側表面とウェブ 材10の塗着表面間に形成される。消費した気体乾燥媒体が上部スクリーン31 と分布板23間の空間領域においてウェブ材10の走行通路を横切って横方向に 流れそしてウェブ材10の両耳部上力を通過し乾燥室20から流出口ダクト37 を通って排出される。下部スクリーン33とウェブ材10の塗着表面との間に形 成される静止状の濃い溶剤蒸気を含む空間領域においては消費された乾燥空気の 横方向の流れが抑制され従って均一な熱伝達条件の確保が約束される。第3図か ら最もよく理解できるように新しい乾燥空気は分布板23を通過し邪魔板25の 上縁上方を流れるようにされて、均一な乾燥作用を増進するために緩やかで均一 な低速の流れを生ずるようにしている。
作業開始後直ちに障壁28を横切る正味の圧力勾配は略零勾配となって平衡状態 になる。液体媒体の蒸発作用が障壁を通過して該蒸気を拡散する。消費された乾 燥空気は障壁28の上方をウェブ材通路を横方向に横切り障壁とウェブ材10の 両縁辺を流れて排出ダクト37から排出される。
第4図は第1図乃至第3図に示したものとは異なる設計の乾燥機を図示している 。第4図に示すように、ウェブ材40は供給ロール42から巻き解かれ、案内ロ ーラ44を通って塗着−乾燥設備46内に入り、そのとき塗布ロール48を通過 しこのところで塗布媒体液押出しホッパ50により有機溶剤を含む塗着組成物の 層がウェブ材40上に塗布される。この塗布処理後、ウェブ材は垂直上方向に進 行し、案内ローラ52を周って塗着−乾燥設備46の機壁を通り抜は案内ローラ 54と96を経て巻取90−ル58上に巻取られる。ウェブ材40が塗布ロール 48と案内ローラ52間を走行するときに、ウェブ材の塗着表面は単一層の不銹 鋼製網目部材で構成された有孔性障壁60に非常に接近して通過して行く。乾燥 空気は適宜のブロワ(図示されない)に接続された各室62と64とを介して供 給され、適宜の真空源に接続された各室66と68を通して排出される。
室62と64に導入された乾燥空気は分布板63゜65をそれぞれ流下し、次い で複数個の各ノズル67と69を通って均一で静穏な空気流動状態を生成する。
温かい乾燥空気はまた図示されたブロワから室70内に導入されてウェブ材40 の塗着されない裏面に向って射出され、これによってウェブ材4oに熱量を与え て、塗着層内からの溶剤蒸発作用を促進するようにしている。室66と68を通 る排出作用と同様に消費された乾燥空気は更に適宜の真空源に接続した空気排出 ダクト74を通して室74から排出される。ウェブ材40が乾燥区域を通過する ときウェブ材40と、有孔性障壁との間には略零に近い圧力勾配の静止状の流体 空間が形成され、従って障壁60とウェブ材40の塗着表面間には静止状の溶剤 蒸気の滞留空間が形成される。この空間領域の溶剤蒸気は障壁を通って拡散し気 体乾燥用媒体と混合する。使用された乾燥空気の流れはウェブ材40から離れた 反対側の障壁表面上を流れる。
第1図乃至第3図に示した型式の乾燥機は長い滞留時間を必要とする塗着された ウェブの乾燥に特に有益である。これは例えば紙質から成るウェブ材のようなも のに対し塗着組成成分がウェブ材内に滲透可能な場合に屡起るものである。第4 図に示された型の乾燥機は比較的粘性がありかつ非常に薄い層として施こされる ような塗着組成物の乾燥に特に有効である。それ故この場合には乾燥機内を通過 する垂直方向の搬送中は組成物が流れ出す傾向はなく、がつまた組成分がウェブ 材内部に滲透しないので乾燥作用が短い滞留時間で実施可能である。例えば平版 型印刷板の製作における有機合成組成物でアルミ支持材上に塗着する場合に適用 される。勿論他の型式の多くの乾燥機に本発明の原理を実施する場合にも同様な 効果をもって採用することができる。有孔性障壁はまた塗着装置を略包囲する単 一壁型構造体として形成せしめることができ、その塗着領域を外部の空気流によ る撹乱作用から保護するようにしかつこの単一壁型構造体はウェブ入口部のスロ ットを通して乾燥機内部へ向って延びるように形成される。
このようにして、有孔性障壁は塗着作用によってもこれを保護し、塗着区域から 乾燥機入口に至る距離区間を進行するときにその塗着されたウェブ材表面を保護 し、屡撹乱状態が惹起され易い入口部のスロット開口を取囲んでいる境界区域に おける塗着ウェブを保護し、更に乾燥工程中の塗着ウェブを保護する。勿論有孔 性障壁はこれと同一構成のものが全体を通じてこれと同一構成のものが利用され る必要はない。例えば塗着装置を取囲む領域に二重壁型構造体を設けることがで きるし、更にまた乾燥機自体内部に単一壁型構造体のものを設けることもできる 。
或はまた有孔性障壁における孔群は塗着操作個所を包囲する区域において1個の 同一寸法および孔間隔配置のものでもよく、即ち塗着組成物の流れを保護する目 的に対して最も適切な孔および間隔距離を定めることができる。或はまた乾燥操 作に対し最適の条件を与えるように異なる寸法の大きさと孔間隔配置が乾燥機内 の配置区域内に設けることができる。
有孔性障壁という用語はこれまで記述した装置を適切に表現しているものと考え ているけれども、それ7i筐だ「拡散手段」乃至は「流動制御手段」として記載 することもできる。
本発明は更に次の各側に従って詳述される。
例」 前掲の第4図に示した装置に類似の塗着乾燥装置が平版型印刷板の製作に使用さ れた。
印刷板の準備において、厚み0.00331 mmの陽極酸化されたアルミウェ ブ材が塩化メチレンで溶解した重量比10係の感光性合成樹脂溶液を用いて4. 5号伝のウェブ速度で塗布された。この塗着組成物は26.91 cc/in  の塗布率で実施された。塗着ホッパ装置を通過した後、ウェブ材はその塗着装置 室内部を約1mの距離だけ移送され、次いで入口部のスロット開口部分を通過し 全長約0.3 mの長さをもつ4個の各乾燥室からなる乾燥機内に通された。塗 着層の乾燥作用はウェブ材が第4番目の乾燥室を離れる時までには、後続の仕上 処理部において除去される少量の残留溶剤の外はすべて完全に乾燥された。
上記応用例において究明された影響因子は塗布作業点におけるアルミ支持基板の 温度、乾燥機の圧力および温度更には有孔性障壁の利用に関するものであった。
単一壁および二重壁を有する両耳孔性障壁が使用された。そのいずれの場合にお いてもその障壁は塗着ホッパから第4番目の乾燥室の終端に至るまでのウェブ材 の塗着表面上方に延在するものであって、塗着表面からは2.6 cmの距離で あり、圧力室の近接壁からは7.6 cmの距離だけ離して配置された。
単一壁型有孔性障壁は網目数1平方α当り20X20個で太さが0.023cI rL直径の針金から作られた不銹鋼スクリーンとして成形されたものである。二 重壁型有孔性障壁性同様の不銹鋼製スクリーンにより作製され、二重壁相互の間 隔は0.5 ctrtである。この実施例は乾燥後肉眼によって観察されそして 数字による等級基準に従って斑が格付は評価された。即ち略観察しえないほどの 斑を零として表示し、許容しえないほど甚しい斑の発生に対しては10として表 示された。使用された条件および得られた結果は下記の表Iに集約されている。
表Iによって報告された結果に表記されているように、単一壁型有孔性障壁を有 する乾燥機における組1合せ条件(試験番号lと試験番号6を比較せよ)のもの は斑発生に関して得られた結果が甚だ改善されている。更に良い結果が二重壁型 有孔性障壁の使用によって(これは試験番号6と試験番号7とを比較せよ)達成 されている。従ってこのような障壁構造体は噴射空気圧の高い条件(試験番号1 oを見よ)下にあってさえ効果がある。
例 2 包囲された塗着区域を有し、かつ前掲した第1図のものに類似する水平配置で平 坦原型乾燥機を有する塗着乾燥装置が塩化メチレン中に感光性重合体樹脂が10 %重量溶解された固溶体として形成した被覆組成物で以って高分子(エチレンテ レフタレート)ウェブ材を被覆するように使用された。ウェブ材は15.2吟叡 の速度で塗着されそしてそのときの塗着組成物は75.6 cc/rn2の塗布 率で実施された。塗着区域における経過時間は1.9秒であり、一方塗布作業点 から乾燥点にいたる全時間は27秒であった。
乾燥機内の温度は93℃であった。
この実験例において試験された変数因子は塗着されたウェブ材上に空気が吹き付 けられるときの空気圧力であシ、それは障壁を全く設けない場合と有孔性障壁を 採用した場合との比較である。単−壁量と二重壁型有孔性障壁の両者が採用され 、そしてこれらの障壁は例1において使用されたものと同一の態様で構成された ものであシかつ材料についても同一のものであった。各場合において障壁は塗着 表面から2.5Cr/Lの距離に配置されかつ圧力室の近接した壁面からは7. 5cIrLだけ距てられ配置された。試、験された変化事項には塗着区域内に障 壁を使用すること及び乾燥機の第1乾燥室或は第2乾燥室内に障壁を使用すべき ことが含まれている。乾燥機の第1と第2の各乾燥区域内におけるウェブ材の滞 留時間は5.2秒であった。
使用条件並びに得られた結果は下記の表Hに集録されている。
38 39 特表昭58−500454 (12)表Hにおいて報告された結果に示す ように、障壁なしの空気噴射圧(障壁が存在しない場合に被覆されたウェブ材上 に吹き付けるときの空気圧)の減少は炎発生を改善する結果となる(試験番号1 を試験番号3と比較せよ)。有孔性障壁の使用は本質的に斑を減少するものであ り、これは障壁が塗着面に接近させて利用される場合に最良の結果が達成された (試、験番号6を試験番号7に比較せよ)。二重壁型障壁は単一壁型障壁に比較 して性能が著しく改善されている(試験番号6を同番号8と比較せよ)。
例 3 この例においては、前述した例2に記述したものと同一の塗着組成物、ウェブ材 および装置を用いて有孔性障壁の孔の大きさ寸法の影響変化が評価された。2種 型式の障壁が使用され、第1番目の障壁は例1と2において使用されたものと同 一の20×20メツシーの不銹鋼製スクリーンによって構成された単一壁型障壁 であり、第2番目の障壁は針金の直径0.036crfLで形成された9、 5  X 9.5メツシユの不銹鋼製スクリーンの単一壁型障壁である。各場合にお いて上記スクリーンは塗着表面から2.6 cIrLの距離を隔てて位置決めさ れかつ圧力室の近接した壁かう6.4 cmだけ隔てられている。乾燥機は82 ℃の温度で操作され噴射圧力は125パスカルである。実験に供した条件および 得られた結果は下記の表■に集録されている。
表■において報告された数値によ逆表示されたように、2種類の型式のスクリー ンによれば、発生する斑は著しく改善されている。しかし細目メツシーである2 0X20メツシユのスクリーンは95×9.5メツシユの粗目スクリーンより− そう効果的である。これはスクリーンを横切る圧力勾配がそれを通して空気が流 動作用を起し得るほどに大きいから包囲された塗着区域を有しかつ前述した第1 図に示すものと類似な水平配置でかつ平坦原型乾燥機を有する塗着乾燥装置は塩 化メチレンで溶解された3た塗着組成物によって、0.102mm厚みの高分子 (エチレンテレフタレート)ウェブ材上に塗布するように使用された。このウェ ブ材は200ψの速度で被着され、そしてこの塗着組成物は15.85cc/m 2の塗布率でウェブ材上に塗布された。塗着操作を終った後で、ウェブ材は塗着 操作室内部を0.5 mの距離だけ進行し、次いで2個の乾燥室から成る乾燥機 内を通過した。その第1乾燥室は長さが2mでV字状断面の長溝を形成するチャ ンネル部材で邪魔された流入スロットを通して空気が導入され、ウェブ上表面に 空気吹き付は作用が行なわれる。消費した乾燥空気はこの室内における支持ウェ ブ材の下方から排出される。次いでウェブ材はウェブ材上面の空気噴射用スロッ トを配列した第2乾燥室内に搬送される。
消費した乾燥空気はここでも支持ウェブ材の下方へ排出される。乾燥作用は第2 乾燥室内に向って33mだけ完遂された。
上下のスクリーン間に0.51の間隔をもった二重壁型障壁が同一の態様で利用 されそして構成され、更に第1図において使用されたと同一の材料について行な われた。これらの各場合において障壁は塗着されたウェブ材表面から3.75C rILの距離を距てて位置決めされている。第1の乾燥区域における空気流の邪 魔板として設けたV字状長溝チャンネル部材は障壁の上方60cI′/Lの所に 配置された。
表■の結果によって表示されたように、有孔性障壁の配置は実質的に斑の発生作 用に影響を有するものであり、最良の結果は障壁が塗着区域に近ずけて使用され るときに実現される(試験番号2を試験番号3に比較せよ)。この二重壁型障壁 はそれが塗着区域及び乾燥機の第2区域内に配置されたとき最も秀れた進歩改善 がもたらされる。
これらの発明が何故にそのような機能を発揮するのかその正確なメカニズムは詳 かでないけれども、スクリーンや多孔板の如き有孔性障壁体を流動する気体乾燥 媒体によって乾燥作用を受ける塗着ウェブ材表面近くに接近させて使用すること は結果的に斑の生成を少なくする乾燥要件を提供するものであり、特に蒸発性有 機溶剤を含んだ塗着組成物に対して有効であることは明らかである。これはこれ まで全く予知されなかった結果であシ、そしてこれは長い間塗着産業界特に写真 材料の皮膜塗布工程を包含する産業分野の悩みの種であった炎発生の問題に対し 簡単かつ容易な満足のゆく解決策を与えるものである。
国際調査報告

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.塗着物質と液体媒体から成る液体塗着組成物とを有する1個の有孔性障壁に 極めて接近させな示ら該塗着シート材を乾燥区域を通して搬送せしめる工程と、 前記シート材から遠い側にある障壁の表面に向けて気体乾燥媒体の流れを導入; しかつ障壁表面間に醸成される正味の圧力勾配が実質的に零の状態で消費した乾 燥媒体を塗布表面から遠い側の障壁表面を横切る方向に流すことによシ乾燥区域 から消費された気体乾燥媒体を排出せしめる工程と、から成るシート材の乾燥方 法。 2、請求の範囲1に記載された方法において、シート材は合成有機重合体フィル ムであるシート材乾燥方法。 3、請求の範囲1の方法においてシート材は重合体(エチレンテレフタレート) フィルムでアルシート材乾燥方法。 4、請求の範囲1の方法において、液体媒体は有機溶剤を含んでいるシート材乾 燥方法。 56 請求の範囲lの方法において、液体媒体は大気圧下において約40℃から 約85℃までの沸点を有する有機溶剤を含んでいるシート材乾燥方法。 6、請求の範囲1の方法において、気体乾燥媒体は温かい乾燥空気であるシート 材乾燥方法。 7、請求の範囲lの方法において、塗着成分は写真用塗布成分であるシート材乾 燥方法。 8 請求の範囲1の方法において、有孔性障壁は単一壁型障壁であるシート材乾 燥方法。 9 請求の範囲1の方法において、有孔性障壁は多重壁型構造体であり、それら の各壁は多孔性部材で形成されているシート材乾燥方法。 10、請求の範囲1の方法において、多孔性障壁はスクリーン材から構成されて いるシート材の乾燥方法0 11、請求の範囲1の方法において、有孔性障壁は多孔性板材から形成されてい るシート材乾燥方法。 12、請求の範囲1の方法において、有孔性障壁は孔の大きさが0.25正から 1.25 mmの範囲であシかつその開口面積率が約30係から約50%の範囲 にあるシート材乾燥方法。 13、請求の範囲1の方法において、有孔性障壁は乾燥区域の始端から乾燥区域 全長の5%乃至25壬に等しい距離に亘って設けられているシート材乾燥方法。 14請求の範囲lの方法において、塗着されたシート材は平版型印刷板の製作に 適用された一層の塗着成分として塗布されたアルミニー−ムのウェブ材であって 、その塗着成分は有機浴剤で浴解された感光性樹脂重合体を含んでいるシート材 乾燥方法。 15、液状の塗着層を有するシート材の乾燥装置であって、該装置は乾燥区域を 有し、該乾燥区域の予め定められた搬送通路に沿って上記シート材を搬送せしめ る手段を具備し、該搬送通路に近接して有孔性障壁が配置され、上記通路から遠 い側の障壁表面に向けて気体乾燥媒体の流れを導入せしめる手段並びに消費した 気体乾燥媒体を乾燥区域から排出せしめる手段とを具備し、上記消費した媒体が 通路から遠い側の障壁面を横切って流れるようにされかつ障壁表面間に形成され る正味の圧力勾配が実質的に零となるように設けられているシート材乾燥装置。 16、請求の範囲15の装置において、上記気体乾燥媒体の流れ形成手段は搬送 通路に近接して乾燥区域内に設けられかつ気体乾燥媒体の供給源に結合された圧 力室を具備し、該圧力室が気体乾燥媒体を障壁に向けて均一に指向するように設 けられ、かつ上記障壁は圧力室と該圧力室に対面して距てられた配置関係にある 搬送通路との間に挿入されそして該搬送通路に非常に接近して配置され、障壁と 塗着表面間に濃い液体媒体が存在する静止状の流体領域を醸成せしめると共に消 費した気体乾燥媒体の流れが阻止されて障壁と圧力室間に消費気体乾燥媒体の流 れが塗着表面を乱さないような領域空間が形成されるようにしたウェブ材乾燥装 置。 17、請求の範囲15或は16の装置において、有孔性障壁は単一壁型構造体と して形成されているウェブ材乾燥装置。 18、請求の範囲15或は16に記載した装置において、有孔性障壁は多重壁型 構造体として形成され、それらの各障壁は多孔性物質から形成されているウェブ 材の乾燥装置。 19 請求の範囲15から18までに記載したいずれかの装置において、有孔性 障壁はスクリーン部材で構成されているウェブ材乾燥装置。 20、請求の範囲15から20までに記載したうちのいずれかの装置において、 有孔性障壁は穿孔された多孔板材によシ構成されているウェブ材乾燥装置。 21、請求の範囲15から20までに記載したいずれかの装置において、上記有 孔性障壁は膣壁に形成した孔の大きさ寸法が0.25 mWから1.25 mm の範囲でかつ該開口孔面積の百分率が30%乃至50%の範囲にあるウェブ材乾 燥装置。 22、請求の範囲16から21までに記載したいずれかの装置において有孔性障 壁とこれに対面する圧力室壁面間の空間的距離が5CrlLがら1oocIIL の範囲にあるウェブ材乾燥装置。 23、請求の範囲15がら22までに記載したいずれかの装置において、有孔性 障壁と搬送通路間の空間距離が1crIL乃至15cIrLの範囲にあるウェブ 材乾燥装置。 24請求の範囲16がら23までに記載したいずれかの装置において、有孔性障 壁とこれに対面する圧力室壁面との間の空間距離(i〕と有孔性障壁と搬送通路 との間の空間距離(il)との比率が4:l乃至2o:1の範囲にあるウェブ材 乾燥装置。 25、請求の範囲15がら24″!、でに記載したいずれかの装置において、有 孔性障壁は乾燥区域の始端から該区域全長の5乃至25%の距離区間に延在して 形成されているウェブ材乾燥装置。 26、請求の範囲15から25までに記載したいずれかの装置において、有孔性 障壁はシート材の塗着表面の幅と実質的にこれと等長に形成されているウェブ材 乾燥装置。
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