JPH0258554B2 - - Google Patents

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JPH0258554B2
JPH0258554B2 JP57501509A JP50150982A JPH0258554B2 JP H0258554 B2 JPH0258554 B2 JP H0258554B2 JP 57501509 A JP57501509 A JP 57501509A JP 50150982 A JP50150982 A JP 50150982A JP H0258554 B2 JPH0258554 B2 JP H0258554B2
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JP
Japan
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drying
barrier
coating
sheet material
porous barrier
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Application number
JP57501509A
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English (en)
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JPS58500454A (ja
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Toomasu Shii Arutaa
Yuujin Eichi Baabii
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPS58500454A publication Critical patent/JPS58500454A/ja
Publication of JPH0258554B2 publication Critical patent/JPH0258554B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/004Nozzle assemblies; Air knives; Air distributors; Blow boxes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/74Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/74Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor
    • G03C2001/7451Drying conditions
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/74Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor
    • G03C2001/7485Shielding means against air disturbances

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般的にいつて一つのシート材料上に
一層は二層或は多層に重畳された液体塗着組成物
の乾燥に関している。例えば写真用フイルムや紙
葉類の製造乃至は平版型印刷板の製造におけるウ
エブ状支持面に塗着された組成成分に関する。更
に詳細にいえば乾燥過程においてとかく斑が生成
され易い被覆シート材料に対する改良された乾燥
方法に関している。 一層の液体塗着成分で塗布されたシート材料の
乾燥において、気体乾燥媒体即ち普通は適当な温
度に加熱された空気を用いて塗布層表面に直接に
接触させてその塗布層から液体媒体を蒸発するよ
うにした乾燥装置を使用するのが通常の手法であ
る。かかる乾燥機においては気体乾燥媒体が注意
深い制御条件下で塗着層全表面に亘つて実質的に
均一分配するようにして、塗着層表面に物理的な
乱れを出来るだけ生じないようにしている。普通
型式の乾燥機では気体圧力室が利用され、この圧
力室内に気体乾燥媒体が導入され、次いでその中
から気体乾燥媒体が、多数の孔、スロツト、ノズ
ルを通して乾燥すべき塗着層表面に向つて吹き付
けられる。このような乾燥機の工程においては典
型的にはウエブ状のシート材が予め定められた搬
送通路に沿つて乾燥負荷と適宜された作業条件に
見合わせた適切な速度で乾燥機内を連続的に搬送
されるようにしている。消費された気体乾燥媒体
はこの場合塗着組成物の層から蒸発した蒸気を含
んで継続的に乾燥機から外部へ排出される。上記
ウエブ材が乾燥機内を進行するとき乾燥媒体は加
圧室から流出して塗着表面に向い次いで消費され
た気体乾燥媒体は搬送通路を通つて排出される。
塗着されたウエブ材乾燥装置の一例が米国特許第
3012335号明細書に示されている。変化に富んだ
種々の乾燥機設計構造は当業界において公知であ
る。例えば消費された乾燥媒体の流れがウエブ材
の搬送通路に対し本質的に直角方向に配置される
ような乾燥機の設計も可能である。また、シート
材はウエブ材の如く帯状形態をとるのが通常は最
も便利なのであるが、無端ベルトの如き適宜の手
段により不連続シート材料を継続的に乾燥機内を
通じて搬送せしめる型式にすることも可能であ
る。2層或は2層以上に積層して塗着されたシー
ト材料の乾燥作用も上述した単層塗着に準じた同
一態様で実施される。記述を理解し易くするため
に、塗着組成物の単一の塗着組成物に関する塗着
と乾燥に就いて記載されるけれども、これは記載
内容が単一層に限ると明記されていない限り、2
層乃至それ以上の多層についての塗着と乾燥につ
いても、それらの記載が適用されているものと理
解されたい。更に本発明の方法は液体対液体の塗
着方式を採用する製造作動工程ばかりでなく、塗
布工程と乾燥工程とが継続的に行なわれる製造過
程にも適用しうるものである。塗着技術分野にお
ける当業者には容易に理解できることが、液体対
液体の湿式塗着技術は同時的に多数の塗着層を形
成する方法であるが、この場合2層或は2層以上
に明瞭に分離した塗着層が同時にウエブ基体上に
成形され次いで形成された多層組成物が乾燥され
るのである。これらの技術には種々の方法があ
り、その方法には明らかに明瞭に分離した層が独
立してしかし極めて隣接し合つた形で施こされ、
次いでその全体的な多層組成物がそれらの被着後
に乾燥される。これに対して、塗着工程と乾燥工
程が順次に繰返される作動工程においては、第1
番目の塗着層が塗着されそして乾燥される。次い
で2番目の塗着層が第1番目の層上に被着されそ
して乾燥される。更に第3番目の塗着層がこれに
続く。 塗着組成物の乾燥作用において遭遇する最もよ
く生じる困難な問題の一つとして、斑(むら)の
発生即ち塗着層の不均一密度の問題がある。この
問題は非常に広汎な環境条件下において遭遇する
ものである。例えば斑は有機溶剤中に樹脂重合体
の固溶体から成る組成物が合成有機プラスチツク
材から成るウエブ材のようなシート部材上に層状
をなして塗着される場合にしばしば生ずるもので
ある。この斑は特に、塗着溶剤が揮発性の有機溶
剤である場合に深刻な問題となる。これは水性の
塗着組成物のときでさえ生じる或は低揮発性の有
機溶剤を使用する塗着組成物のときでも生ずるの
である。斑は望ましくない欠陥となり、仕上げ製
品の外観を損ずることがよくある。写真技術にお
いてもまたその塗着された製品品質に悪影響を及
ぼすので望ましいものではない。従つてこれま
で、塗着層の斑発生を解消するか或は少くとも最
小限度に制限しようとする種々の努力が続けられ
てきたのである。例えば、しばしば表面活性剤が
塗着組成物に添加される。これらは時々は斑の減
少に効果的であるが、多くの場合斑の発生度合は
それ以上に大きい。斑の発生には種々の影響因子
があるものと信じられているが、その正確な発生
機構は充分に解明されていない。この斑発生の特
殊な原因が顧みられずに塗着層の形成は被膜材料
の製作特に写真製品の製造において長い間の重体
な関心事となつている。乾燥工程における斑発生
の原因となる影響因子の一つとして、不均一な乾
燥操作が挙げられるが、この乾燥状態は前述した
型式の乾燥機において通常発生されるのである。
例えば、気体乾燥媒体内に生ずる乱流の発生状態
は塗着層を物理的に乱して乾燥された製品に斑を
生ずるようになる。また気体乾燥媒体内における
温度や、熱伝達率および蒸気濃度の不均一性は塗
着層内部の各部分における蒸発率が均一でなくな
る。蒸発作用の結果生じる冷却作用は塗着層表面
の温度を低下せしめ、そのために蒸発率の変化は
層内部に温度差を生じさせる。かかる温度差は層
内に対流を誘因するものと考えられており、これ
は斑生成の原因をなすものと信じられている。こ
の点における特別な困難性は塗着層表面に直接接
触する消費された気体乾燥媒体の流動作用によつ
て引き起されるものである。 本発明は斑発生を事実上減少可能にする塗着さ
れたシート材の乾燥方法の改良を提供することに
ある。 本発明によれば、乾燥気体媒体供給源から入口
ダクトを通して乾燥気体媒体を乾燥室内に供給す
る過程と、該乾燥室内に供給された乾燥気体媒体
流を多数の開口またはノズルを有する分布板を通
して圧力室に導入する過程とを有し、前記圧力室
は乾燥室内に形成されて、その内部に実質的に一
様な乾燥媒体の流れが惹起され、更に前記乾燥室
内の圧力室に対面して設定したシート材搬送通路
に沿つて液状塗着組成物を塗布した塗布シート材
を移送せしめる過程を有したシート材の乾燥方法
において、前記乾燥室内に固定の多孔性障壁を張
り渡す過程を有し、該多孔性障壁は搬送通路に沿
つて少くとも一層を有し、前記多孔性障壁の幅は
シート材の幅より幾分広く、該多孔性障壁の上面
は多数の開口を有する分布板に対して離間して位
置し、一方前記多孔性障壁の下面は前記搬送通路
に沿つて移動するシート材の塗着面に対して接近
して位置して、多孔性障壁の上面と分布板との間
隔が多孔性障壁下面とシート材の塗着面との間隔
より相当に大きくなつており、更に、前記障壁の
通気性は、分布板から指向されるガス状乾燥媒体
のうち前記障壁を迂回する媒体の量が前記障壁を
通過する媒体の量より相当多くなり、塗布シート
材と多孔性障壁との間に乾燥媒体及び蒸気よりな
る実質的な静止状の雰囲気気体領域が形成される
ように決定され、塗布シート材の乾燥期間中にお
ける該シート材上への塗着斑の発生を防止しうる
ようにしたことを特徴としている。 本発明に採用された多孔性障壁は乾燥機の全長
に亘つて設けることも可能であるが、必ずしもそ
うする必要はない。乾燥工程の最初の段階におい
てその重要な作用を遂行せしめることが大切であ
り、従つて乾燥材の初期段階においてだけでも使
用するとき効果がある。標準的には乾燥区域全長
の5乃至25%に亘る初期段階の乾燥区域において
多孔性障壁を設けることにより好結果が得られ
る。他方において、多孔性障壁はシート材の塗着
表面の幅の長さに等しい長さをもつことが好まし
く、大抵の場合シート材の幅より幾分長めの大き
さのものを選んで、塗着表面の全幅を保護するよ
うに装備するのがよい。本発明の多孔性障壁は気
化した蒸気を閉じ込めることによりその蒸発速度
を抑制せしめるものであり、このため乾燥作用を
減殺せしめる傾向となるから、斑に発生を減少す
る目的達成に対して必要限度以上に障壁を長区間
に亘つて延在せしめることは好ましくない。斯く
して可成りの長さをもつ乾燥機内において比較的
迅速な乾燥作用達成の目的と同時に斑発生の問題
を解消する目的も達成されるものである。 本発明は特に写真用材料に対する塗着と乾燥に
ついて以下詳細に説明される。 この種の製造分野における規格仕様書は非常に
厳格に定められているので、塗着層における斑、
条痕、線、或は他の欠陥発生は決定的な重要事項
となる。しかし、本発明は決して写真材料の製造
に使用されることを制限するものでなく、如何な
る製品の製造にも利用され、また如可なる工程に
も効果的に実施可能なものである。この場合に気
体乾燥媒体は斑を生成し易い塗着組成物で形成し
た塗着層の乾燥に利用され、また塗着操作におい
て条痕や線や斑の発生が重要要件となる。本発明
が特に利用される製造製品の例として盛上げ写真
印刷用フイルム、誘電式記録フイルムおよび平版
型印刷板がある。 斑の効果的減少は如何なるフイルム成形材或は
気化可能な液体媒体を含む塗着組成物中に合体化
しうるフイルム成形混合材の塗布と乾燥操作に対
して本発明は適用されるものである。有機溶剤中
に樹脂重合体を含む固溶体に対する塗着−乾燥の
場合には特に効果がある。というのはかかる溶剤
は比較的に気化し易い性質を有しそれにより形成
された塗着面に斑が発生し易いことがよくあるか
らである。本発明が有効に適用されるフイルム成
形材料は多数例示できるが、次のような重合体が
代表的なものである。即ちアセタール、アクリル
類、アセテート、セルローズ性物質、過弗化炭化
水素、アミド類、エーテル、炭酸塩、エステル、
スチレン、ウレタン、スルフオン、ゼラチン、そ
の他の同類物がある。重合体はホモポリマーであ
りうるしまた2乃至それ以上のモノマーから生成
された共重合体でありうる。液状媒体を塗着組成
物として使用する場合にはこれに適する材料を広
範囲にわたつて選択できる。例えば塗着組成物は
水性組成物とすることができるし或は有機物固溶
体或は有機溶剤からなる拡散剤であつてもよい。
標準的な有機溶剤にはアセトン或はメチルエチル
ケントのようなケント類、ベンゼントルエンのよ
うな炭化水素、メタノールやイソプロパンのよう
なアルコール類、更にまたエチレンジクロライド
やプロピレンジクロライドのようなハロゲン化ア
ルカンナ、エチルアセテートやブチルアセテート
のようなエステル類およびその他の同類物があ
る。勿論2種または2種以上の有機溶剤の組合せ
を液体媒体として利用することもでき、或はまた
該液状媒体は混合した水性有機物系類であつても
よい。塗着組成物内の固体物質の重量百分率は90
%或はそれ以上のものとなしうるが、極めて標準
的なものとしては1乃至20重量パーセントの範囲
である。塗着組成物に対する最適粘度は利用する
塗着形成装置の型式に関係して異なるが、60000
センチポアズ程度或はそれ以上の大きさである。
標準的な範囲としては1から1000センチポアズに
わたる範囲である。更にフイルム形成材料とその
液状媒体に加えて、塗着組成物はその他の種々の
混合成分例えば顔料、表面活性剤、粘度調和剤、
着色レベリング剤、発泡防止剤等が配合される。
塗着組成物内に表面活性剤を配合すると効果があ
ることは先に述べたが、これは組成物の表面張力
を減少し、そして温度の上昇に従つて表面張力の
変化率を減少するのに役立つ。このため塗布層内
部に温度差の結果として生じる流体運動を起す力
が小となり結局斑発生の傾向を減少せしめる。 斑の発生傾向が著しいために特に困難性のある
塗着組成物としては液体媒体が比較的蒸発し易い
物質を含む場合であり、ここに述べる方法はこの
ような塗着組成物に対して最も有効に利用される
ので、殊に、これらの組成物はその液体媒質が有
機性溶剤であり、大気圧において例えば40℃乃至
85℃の範囲の沸点をもつ場合である。 本発明方法によつて被着されそして乾燥される
対象材料は液体性塗着組成物によつて塗着するこ
とのできる如何なる物質から組成されてもよい。
最も典型的にはシート材料の形式を取りうるもの
でこれは連続的塗着工程における連続ウエブ材と
して塗着されるものであるが、個々の独立したシ
ート材がコンベアベルト或は類似の搬送手段によ
つて塗着乾燥区域を移送される如き不連続型式の
ものとして適用させることもできる。使用するシ
ート材の典型的な例示として重合体フイルム即ち
ポリエステル、ポリオンフイン或はセルローズエ
ステルのフイルムがあり、またアルミ箔や鉛箔の
ような金属箔があり、また紙類やポリエチレンを
被覆した紙葉状の重合体塗被紙、更にはプラスチ
ツク或はプラスチツクと金属箔との種々の層から
成る積層体などがある。 如何なる適当な塗着装置もこの発明方法に適用
可能である。例えばその塗着組成物は浸漬法、エ
ア・ナイフ法(air−knife coating)、ロール圧
延法、グラビア法、押出し法(例えば米国特許第
2681294号)、多層ビート法(例えば米国特許第
3508497号及び同第3632374号)等の塗着方法に適
用することもできる。この塗着方法は単一層だけ
が塗着される場合に適用できるし或はまた2層ま
たはそれ以上の多層が同時に塗着される場合でも
適用可能である。その塗着速度は採用した個々の
塗着装置の特定条件によつてのみ制限をうけるも
ので、1分間に400メートル或はそれ以上の速度
にすることができる。標準的には例えば10乃至
300メートル毎分の塗着速度が一般には採用され、
ここに記載した方法を実施することができる。塗
着組成物の液体含有率は選択の問題であり、そし
て使用する塗着装置の型式とか、塗着組成物の特
性および乾燥後の塗着層の所望の厚み等のような
多くの因子によつて左右される。本発明方法に採
用された液体含有率は標準的なものとして例えば
支持ウエブ材表面1m2当り0.1cm3から1000cm3まで
の範囲内にあり最も普通には1m2当り5乃至100
cm3の範囲にある。発生斑を減少化する観点におい
て、塗着組成物中の個形分を高いパーセントに保
つて使用することが効果的であり、この場合低液
体含有率と高い粘性をもつ塗着操作が行なわれる
ことになる。これは塗着組成物の流動作用を阻止
し、流れの移動を減少して斑発生の減少化をもた
らすものである。 斑発生の問題は通常塗着速度の増大と共に比例
的に増加する。この理由は、塗着速度が増すにつ
れてより多量の液体媒体が単位時間当りに乾燥機
内で除去されねばならぬからであり、従つてこれ
は、多量の気体乾燥媒体を必要とすることになる
からである。結果として気体乾燥媒体は大容量の
流量速度をもつて乾燥区域に供給されなければな
らず、これは物理的に塗着作用を妨害し、斑を生
ずる傾向になる。斯くして或る場合には塗着速度
は斑発生の度合が許される程度までに制限される
べきものである。しかしながら、本発明の多孔性
障壁を適用することにより、塗着速度を同一に保
ちながら斑発生の程度を減少し或はまた斑の発生
作用を増大化せしめることなく実質的に塗着速度
を増加せしめることが容易になる。 前にも述べたように、本発明の方法は揮発性有
機溶剤を含む塗着組成物の乾燥に特に有効であ
る。かかる組成物の乾燥操作に付随して生ずる障
害を減少するために、非常に大きい容積の流量速
度を以つて乾燥機内に乾燥空気を導入せしめるこ
とは効果があり、これによつて乾燥機内の溶剤の
平均濃度は低い値に保持されるようになる。非常
に大きい容積の流量率に対する要求は圧力室内の
圧力を比較的高くする必要性が生じ、結果として
塗布された層表面を横切つて流れる乾燥空気は比
較的に高速となりこれは塗着層を烈しく撹乱す
る。このような環境下では、その局所的に介在す
る流れに対して上記塗着層を保護することは殊に
厳しく要求されるものであり、その場合に本発明
の多孔性障壁が上記要求を遂行する上で非常に効
果を奏することになる。更に多孔性障壁は圧力室
から適当な距離だけ離れた位置にあるから、比較
的に大きな空間を占める区域がその間に形成さ
れ、従つてこの区域に常時充分な容積の乾燥空気
が満されるようになり、かくして該空気中におけ
る溶剤の濃度を危険状態以下の程度に保持するこ
とができる。 揮発生有機溶剤を含む塗着組成物の乾燥工程に
おいて、乾燥機は標準的には負圧下で操作され
る。この条件下においてはウエブ材の移送入口や
出口のスロツト溝のような乾燥機の開口部分を通
して周囲の大気から空気が流入することになる。
この場合もしも乾燥機内が加圧された正圧下に操
作されるならば溶剤を伴つた空気は乾燥機内から
周囲の外気へ流出するであろうが、このような現
象は生じない。搬送入口スロツトにおける空気の
流入作用はその付近に斑発生の重要な要因をなす
乱流状態が発生され易くなる。しかしながら本発
明の多孔性障壁はこのような乱流から塗着表面を
保護するのに極めて効果的となる。 斑の発生が常に最大の問題となるのは写真像形
成用の組成物について生ずるのであり、かくして
本発明が最も効果的に適用されるのはこのような
組成物の塗着工程に対してである。 本発明の方法において、気体乾燥媒体は圧力室
から多孔性障壁を通過し塗着された層表面に接触
しようとする。これと同時に、塗着層内の液体媒
体の気化によつて発生した蒸気を含む消費された
気体乾燥媒体は多孔性障壁を通つてウエプ材搬送
通路から遠ざかる両側方向へ拡散し次いで乾燥機
から排出される。この多孔性障壁は上記消費され
た気体乾燥媒体が塗着層表面と実質的に接触しな
いように保持されて、条痕や斑形成による通常生
ずる欠陥を著しく減少する。標準的状態において
は乾燥媒体の大部分は多孔性障壁と圧力室間の領
域内を流れるから、圧力室から多孔性障壁を通つ
て流入する乾燥媒体はその極く一部分だけであ
る。かくしてこの領域における溶剤の濃度は被覆
表面と多孔性障壁との間の静止領域における高い
濃度に比較して全く低い値になつている。 本発明の方法の重要な特徴は、多孔性障壁構成
体を使用することにより、消費された気体乾燥媒
体を乾燥区域外へ放出させて、塗着層表面に消費
された乾燥媒体を接触せしめないようにすること
である。例えば、本発明に関する好適な実施例に
おいては消費された気体乾燥媒体は多孔性障壁の
表面上方即ち塗着層から遠く離れて流れ次いで上
記塗着層表面の縁辺上方を流過し、その後搬送さ
れるウエブ材の両縁辺を通つて乾燥区域から排出
される。この点において、本発明は気体圧力室が
搬送ウエブ材表面に非常に近付けて配置されてい
る乾燥機とはその臨界的態様において相違する。
このような乾燥機においては、塗着層表面の上方
に気体乾燥媒体の流れが存在し、ウエブ材表面と
消費された乾燥媒体が放出される圧力室との間に
は狹隘な区域だけがあるだけである。この狹隘な
区域は蒸気濃度が非常に高く、これは液体媒体が
有機性溶剤であるとき甚だしく危険状態となる。
本発明の方法を用いた場合の対比上の顕著な点
は、多孔性障壁と消費された乾燥媒体が排出され
る圧力室との間が比較的に空間に余猶のある区域
が残されていることであり、そしてこの区域にお
いてその蒸気濃度は充分に小さくわずかであるか
ら、爆発限度が低い溶剤の場合であつても危険性
はない。 本発明の多孔性障壁を使用することにより乾燥
速度率は或る程度低下する。しかしこれは乾燥機
の長さを延長することによつて容易に調節されう
るし或は多孔性障壁層表面上方に乾燥空気を流す
と同時に塗着層の反対側のウエブ材表面に向つて
もう一つの別の加熱空気を導入せしめることによ
つても調節しうる。塗着層の反対側に当るウエブ
材表面に噴射される温風はウエブ材に熱量を効果
的に与え塗着層における液体媒体の蒸発作用を促
進する。 本発明方法は有機溶剤を含有する組成物の皮膜
形成に特に有益であるけれども、また親水性コロ
イドの水溶液により形成した層から成る写真用材
料の塗着操作にも効果的り通用しうるものであ
る。 このような塗着組成物の代表的例示として銀ハ
ロゲン化エマルジヨンがあり、この親水性コロイ
ドはゼラチンである。本発明方法において使用さ
れた塗着組成物は固溶体とか分散系および懸濁液
の如き種種の型がある。本発明は画像形成層に加
えて種々形式の写真層例えばゼラチンの下塗り
層、中間層、保護外層、静電防止層、ハレーシヨ
ン防止等の各層についてその塗着作用と乾燥作用
に有効なものである。 乾燥機内部におけるシート材料の搬送通路は設
計的選択の問題であり、従つて該通路は内包する
個々の仕事を達成するために最もよく適した個々
の乾燥機の設計に依存して形成される。一般的
に、シート材は水平搬送通路或は略水平な搬送通
路に沿つて移送される。しかしながら、特別な条
件下では、水平に対し傾いた搬送通路或は垂直な
通路に沿つてシート材が搬送されるような設計を
利用することも望ましい場合がある。所望ならば
乾燥機はその最初の部分には多孔性障壁を設けた
平坦床型設計を採用し、これに続く後続の部分に
は花網状構造(festoondesign)を採用すること
ができる。既述してように、多孔性障壁は乾燥機
の全長に亘つて装備できるが、最も普通には最初
の部分にだけ利用されることが多く、この場合そ
の設備区域は乾燥区域全長の5乃至25%の長さ区
間である。該多孔性障害は乾燥工程の最初の段階
に設けるのが最も効果的であるが、しかし後続段
階に設けても利益がある。従つて、もしも特種な
乾燥機の設計構造がウエブ材進入部近くに直接に
多孔性障壁を装備することが実際上不可能なら
ば、都合よく装備しうるような搬送通路に沿う他
の区域内に設けることができる。 圧力室は任意設計のものでよいが、これはここ
に記載した乾燥機の型式に要求された気体乾燥媒
体の均一分布作用を有効に付与するものでなけれ
ばならない。新規な気体乾燥媒体は単一の流入口
から圧力室内に導入されうるが大抵普通は乾燥機
の長さに基いて数個所の流入口から供給される。
適宜の加熱温度に加熱された空気は通常気体乾燥
媒体として利用される。しかし窒素ガスのような
不活性ガスが乾燥される塗布膜の性質がその使用
を必要とする場合に使用される。本発明の方法に
おいて利用された個々の条件は製造される個々の
製品に依存して大いに変るだろうし、かつ与えら
れた製品に対する適切な条件の選択は本発明の開
示性に鑑み当該技術分野における通常の技術範囲
内にある。その方法に影響を及ぼす因子には次の
ようなものがある。即ち多孔性障壁の設計構造、
塗着された層或は複数の積層物の厚みとその組成
物、乾燥機内を搬送されるシート材料速度、乾燥
機の設計及びその乾燥機内へ導入されたりまたそ
こから排出されたりする空気或は他の気体乾燥媒
体容積の流量率や温度および湿度成分等である。
操作の適正化には塗着されたウエブ材表面上のあ
らゆる点が均一な熱伝達率を有することが基本的
目的事項になる。気体媒体の温度や湿り度、圧力
室の圧力値、圧力室と被覆表面間の空間距離等を
含む多数の影響因子が上述の熱伝達率に影響を及
ぼす。 本発明の実施に採用された障壁は適当な如何な
る多孔性材料によつても形成することができる。
本明細書の目的に対し「多孔性」と定義される適
用材料の事例には金属網、孔明き金属板、多数の
微細孔が形成されたプラスチツク板材、多孔紙
質、枠内部に緊張して張られたナイロン又はその
他の繊維製網体及びその類似物がある。 本発明の多孔性障壁構造体は単一の有孔素材に
よつて製作され、例えば篩のようなスクリーン或
は有孔板或はこれらの複合体即ち、2個乃至3個
或はそれ以上から成り、それらの間には比較的狭
い間〓が形成されるように相互間が関係的空間距
離を設けた多孔性素材片部分から成形されたもの
である。換言すれば障壁構造体は単一壁形構造体
或は多重壁型構造体例えば二重壁或は三重壁型構
造体として構成しうる。 本発明の多孔性障壁構造体の性能に影響を及ぼ
す因子は下記のものを含む、即ち (1) 孔の大きさ (2) 孔間の間隔距離 (3) 単一壁型か多重壁型構造体かのいずれかであ
り、 (4) 多重壁型構造体であるときの各壁体相互間の
距離、 (5) 多重壁型構造体であるときに、孔群が整列し
ているかいないかであり、 (6) 多孔性材料の壁厚 (7) 障壁構造体の縁辺設計構造 (8) 多孔性障壁と隣接する圧力室壁との間の距離 (9) 多孔性障壁とシート材の塗着表面間の距離 上述した全ての影響因子は設計選択事項であ
り、個々の乾燥系列に対し最適の結果を達しうる
ように広範囲に亘つて変更しうるものである。 多数の孔の寸法およびそれら孔間隔の両者は本
発明の多孔性障壁構造体が作動する効率を決定す
る場合に非常に重要な性質となるものである。非
常に良い結果を与える孔寸法の範囲は標準的に言
つて、例えば0.1mmから5mmの範囲であり、更に
好ましくは0.25mmから1.25mmの範囲である。そし
てその孔間隔は開口面積の百分率が例えば20%か
ら65%の範囲にあり、好ましくは30%から50%の
範囲である。(孔寸法に対してここに使用した特
定の寸法範囲は孔の直径を指し、円形孔について
は孔直径であり、円形以外の形状に対しては最大
径をとるものとする。また孔開口面積の百分率表
示は、全体の面積のうち気体を透過せしめない部
分の比率を表わすものとしこれは障壁の中実率に
関係したものである。例えば中実率0.40とは40%
が閉塞されておりそして60%が開口孔部分である
という意である。)上記孔の大きさと孔間距離に
対して、孔の形状は特に重要なパラメータではな
く、一般的に云つて孔は0.25mm乃至1.25mmの範囲
内のもので孔形状は任意でよい。多孔性障壁は多
重壁型構造体例えば二重壁、三重壁乃至はそれ以
上の多重壁構造体とするのが好ましい。一般的に
云つて、壁数が増すほど障壁構造体の効率は高く
なる。しかしながら標準的条件としては二重壁型
障壁構造体が効率的であるので、三重壁乃至はそ
れ以上の多重壁型構造体は幾分効果的ではあつて
もこれら構造体の複雑性および付加価格のために
正当に評価されないだろう。二重壁乃至多重壁型
構造が使用されるときは、それらの壁相互の間隔
が設計上の重要な因子となる。好ましくは、壁相
互間の距離は例えば0.1cm乃至10cmの範囲であり、
最適な距離は0.3cm乃至1cmである。多重壁型構
造体において、1個の壁の孔群とこれに隣り合う
壁の孔群とが一線上に整列する度合がまた設計的
影響因子となり、これは障壁構造体の全体的性能
に影響を及ぼすものである。それ故普通は一つの
壁の孔はこれに隣接する壁の孔に対して一線状に
整列しないように配置される。空間間隔を置いた
壁同志は互に平行に配置される構造型式のものが
一般的に満足なものとされているが、しかしこれ
らもまた希望により非平行関係に配列しうるもの
である。多重壁型障壁構造体を採用する場合にお
いて、孔の大きさを漸次小さくなるように設計す
るとき良好な結果が得られることがよくある。即
ち隣接する圧力室壁に最も近い最外側の障壁に対
しては最大寸法の孔を用い、そして塗着された層
表面に最も近い最内側の障壁に対して最小寸法の
孔を用いるようにする。例えば、多重障壁構造体
はその最外側を1.5mmの孔寸法となし、中間壁を
1mmの孔寸法とし、塗着された層表面に最も近い
位置にある最内側の壁を0.5mmの孔寸法をもつよ
うに設計するのである。 障壁を形成する有孔壁部材の厚みもまた運転機
能を決定する上で重要な因子となる。一般的にい
つて、他の影響因子の条件を同じものとすれば、
薄い壁厚材は方向性のある流動作用を減少する点
において厚い壁厚よりも効果があるから多孔性障
壁の壁厚は薄いほど実際的には望ましい。標準的
には約2mmより薄い厚みをもつ多孔性障壁を用い
るときに良結果が得られる。かくしてその多孔性
障壁が織成された金網で構成されその厚みが金網
を形成する針金の直径に依存しているか、乃至は
孔を穿つた板材料の厚みとなる場合であつても、
その厚みは約2mmの特定値以下であれば常に効果
的に使用されるものである。 多孔性障壁の縁辺の設計もまた性能に影響を及
ぼす。それで例えば、障壁は塗着層の耳を幾分か
越えて延在させることにより乱流の縁辺効果に基
因して生ずる塗着層の乱れが回避される。この塗
着層の耳部を越えて障壁を延在させることに替わ
る他の方法としては、その耳部に沿つて障壁を急
角度に折り曲げることである。該多孔性障壁に関
する影響因子のうちで最も重要なものは多分障壁
と塗着層との間の距離並びに障壁と隣接する圧力
室との間の距離である。この適切な距離は多くの
因子によつて決定されるものである。即ち乾燥流
体媒体が射出される圧力の大きさと、孔寸法の大
きさと、障壁の数と、孔の開口面積率、等々であ
る。標準的な条件下においては、多孔性障壁と隣
接圧力室との間の空間距離が例えば5cmから100
cmの範囲であり、かつ障壁と塗着層との間の対応
する空間距離は1cmから15cmまでの範囲において
好結果が得られる。 本発明の装置においては、多孔性障壁体は塗着
層表面に非常に近接して位置に置かれるものであ
るが、しかし流体圧力室からは比較的広く距てら
れることにより良い結果が得られる。例えば乾燥
工程中に気化した蒸気が爆発性を示すような場合
においては、蒸発気体の平均濃度を安全な低い値
に保持されるように障壁と隣接圧力室間の距離を
障壁と塗着層間距離に比較して大きくなるように
定めるのが望ましい。斯る条件下では、これらの
距離間の比率が例えば2:1から20:1までの範
囲にするのが好ましく、更に望ましい比率は4:
1から20:1である。本発明に係る多孔性障壁を
利用する特別な利益は多孔性障壁を利用しないで
空気或は他の気体乾燥媒体を導入させる場合より
も大なる圧力で圧力室から導入し供給しても塗着
面に悪影響を及ぼすことなしに操作しうることで
ある。このように圧力増大化の結果生ずる大容量
の乾燥空気流量の導入作用は消費された空気中に
おける蒸気の比率がより低くなることを意味す
る。これは爆発限度をかなり低く保つことにな
り、その安全限度をより大きくするから、有機溶
剤により発生された蒸気の如く危険性の高い蒸気
を処理する場合には極めて有効である。 本明細書では屡「乾燥区域」という用語を使用
しているが、この乾燥区域は相異なる乾燥条件を
具備する一連の補助乾燥区域からも構成可能であ
ることを理解されたい。例えば乾燥区域は漸次温
度が上昇する一連の補助乾燥区域から構成されて
もよい。実際上斯る実施形態はよく行なわれてい
るし、かつそれらの目的は塗着乾燥技術において
は自明のものとして理解される。 本発明の方法は種々の広範囲な作業工程に有効
である。例えば単一層また多重の塗着層に対する
各乾燥工程に有用であり、また末処理塗布面に対
する乾燥工程に有利であり、更には乾燥工程中に
冷却処理区域を協働せしめて適用する種々の工程
を含む塗着表面の乾燥にも有用であり、また単層
乃至多層の塗着作用がその以前に塗着され乾燥さ
れた単一層乃至は多重層塗着面に対して実施され
る如き後続の塗着工程と乾燥工程のいずれか乃至
は両者において有効に適用しうるものである。 以下図面を参照して詳述する。第1図には本発
明に係る多孔性障壁を備えた乾燥機が概略的に図
示されている。同図に示すごとく、塗着層が施さ
れるシート材は連続ウエブ材10であり、該ウエ
ブ材10は供給ロール12から巻き戻されて案内
ローラ14の周りを通過し次いで塗着ロール16
上を通る。この塗着ロール16の位置で塗着用ホ
ツパ18によつて複数個の塗着組成物の各層が被
着される。有機溶剤を含有する組成物の被着操作
において、塗着用ホツパ18は通常1つの室内に
格納されて該溶剤をこれを取巻く周囲の環境へ散
逸しないようにしかつ塗着工程中に有効な温度管
理が実施されるようにしている。しかしながら水
溶性組成物の塗着操作においてはかかる格納室は
一般に不要である。塗着後、直ちにウエブ材10
は一連の乾燥室20,22,24,26を通過
し、これらの各乾燥室内においてウエブ材の乾燥
工程を行なうために均一な流れの温い乾燥空気が
塗布した層に向つて吹き付けられる。上記乾燥室
20,22,24,26はすべて第1番目の乾燥
区域を構成し、そしてこの区域はウエブ材10に
対し充分に長い搬送通路を持ち得るように付加的
な類似の乾燥室によつて構成することができる。
この一連の連続乾燥室は図では数個所を破断して
示されている。不銹鋼製の過用金網により成形
された多孔性障壁28がウエブ材10の搬送通路
真近に近接して丁度塗布された表面上方に配置さ
れ乾燥室20の全長に亘つて延び更にその一部分
が乾燥室22の方へも延びている。ウエブ材10
の塗着表面はこれに対面する固定配置の多孔性障
壁28の表面から距てられしかも非常に接近した
状態として乾燥室20内を通過するようにし、こ
れによつてこの間に一つの静止状の流体空間領域
を形成せしめており、即ちその静止状流体の空間
領域は塗着工程中液体媒体からの蒸発作用の結果
生ずる大なる蒸発蒸気濃度に基因する攪乱作用を
生じない領域となつている。乾燥室20,22,
24,26として定義した最初の乾燥区域を通過
した後、ウエブ材10は乾燥室30,32,34
によつて定義する第2乾燥区域を通過する。この
第2乾燥区域はウエブ材10の搬送通路を延長し
て形成した付加的な類似の乾燥室によつて構成さ
れており、この一連の乾燥室群はまたそれらの数
個所が破断して図示される。上記最初の乾燥区域
は塗着層に対する乾燥工程の大部分が達成される
ように働らき、一方第2乾燥区域は塗着層に残留
する少量の残留液媒体を除去し更にウエブ材内に
滲統した液体媒体を除去する役目をなしている。
図示のように最初の乾燥区域における各乾燥室は
平坦床型設計であるのに対して、第2乾燥区域に
おいてはウエブ材の滞留時間を延長させるために
懸花鋼(ヘスツーン)型に垂れ下つている。この
第2乾燥区域を通過した後、ウエブ材は案内ロー
ル36の周りを経て巻取りロール38上に巻取ら
れる。 第2図は乾燥室20の拡大面で、多孔性障壁2
8に関連させて乾燥空気の流路を一そう分り易く
図解している。同図の如く、温かい乾燥空気は流
入口ダクト21を通つて室20内に導入され分布
板23を通過する。分布板23の下方には多数の
V字形状断面の邪魔板25が設けられている。こ
の分布板23と邪魔板25とによる結合は空気の
均一分布作用を意図するものであり、空気の流動
作用を最小限に抑えるためのものである。上方ス
クリーン31と下方スクリーン33から成る多孔
性障壁28はウエブ材10と同一の拡がり幅をも
つて形成されかつ対面するウエブ材10の表面に
非常に近接して平行状態に配置されている。障壁
28の取付けはウエブ材10に対し適切な空間距
離を保つことができるように調節可能なものと
し、これによつてウエブ材の正確な上方或は下方
への搬送運動が可能にされる。ウエブ材10は複
数個の案内ローラ35により規制された水平状の
搬送通路に沿つて乾燥室20内を搬送され、濃い
溶剤蒸気が発生している静止状の流体空間域が下
部スクリーン33の下側表面ととウエブ材10の
塗着表面間に形成される。消費した気体乾燥媒体
が上部スクリーン31と分布板23間の空間領域
においてウエブ材10の走行通路を横切つて横方
向に流れそしてウエブ材10の両耳部上方を通過
し乾燥室20から流出口ダクト37を通つて排出
される。下部スクリーン33とウエブ材10の塗
着表面との間に形成される静止状の濃い溶剤蒸気
を含む空間領域においては消費された乾燥空気の
横方向の流れが抑制され従つて均一な熱伝達条件
の確保が約束される。第3図から最もよく理解で
きるように新しい乾燥空気は分布板23を通過し
邪魔板25の上縁上方を流れるようにされて、均
一な乾燥作用を増進するために緩やかで均一な低
速の流れを生ずるようにしている。 作業開始後直ちに障壁28を横切る正味の圧力
勾配は略零勾配となつて平衡状態になる。液体媒
体の蒸発作用が障壁を通過して該蒸気を拡散す
る。消費された乾燥空気は障壁28の上方をウエ
ブ材通路を横方向に横切り障壁とウエブ材10の
両縁辺を流れて排出ダクト37から排出される。 第4図は第1図乃至第3図に示したものとは異
なる設計の乾燥機を図示している。第4図に示す
ように、ウエブ材40は供給ロール42から巻き
解かれ、案内ローラ44を通つて塗着−乾燥設備
46内に入り、そのとき塗布ロール48を通過し
このところで塗布媒体液押出しホツパ50により
有機溶剤を含む塗着組成物の層がウエブ材40上
に塗布される。この塗布処理後、ウエブ材は垂直
上方向に進行し、案内ローラ52を周つて塗着−
乾燥設備46の機壁を通り抜け案内ローラ54及
び56を経て巻取りロール58上に巻取られる。
ウエブ材40が塗布ロール48と案内ローラ52
間を走行するときに、ウエブ材の塗着表面は単一
層の不銹鋼製網目部材で構成された多孔性障壁6
0に非常に接近して通過して行く。乾燥空気は適
宜のブロワ(図示されない)に接続された各室6
2と64とを介して供給され、適宜の真空源に接
続された各室66と68を通して排出される。室
62と64に導入された乾燥空気は分布板63,
65をそれぞれ流下し、次いで複数個の各ノズル
67と69を通つて均一で静穏な空気流動状態を
生成する。温かい乾燥空気はまた図示されたブロ
ワから室70内に導入されてウエブ材40の塗着
されない裏面に向つて射出され、これによつてウ
エブ材40に熱量を与えて、塗着層内からの溶剤
蒸発作用を促進するようにしている。室66と6
8を通る排出作用と同様に消費された乾燥空気は
更に適宜の真空源に接続した空気排出ダクト74
を通して室74から排出される。ウエブ材40が
乾燥区域を通過するときウエブ材40と、多孔性
障壁60との間には略零に近い圧力勾配の静止状
の流体空間が形成され、従つて障壁60とウエブ
材40の塗着表面間には静止状の溶剤蒸気の滞留
空間が形成される。この空間領域の溶剤蒸気は障
壁を通つて拡散し気体乾燥用媒体と混合する。使
用された乾燥空気の流れはウエブ材40から離れ
た反対側の障壁表面上を流れる。 第1図乃至第3図に示した型式の乾燥機は長い
滞留時間を必要とする塗着されたウエブの乾燥に
特に有益である。これは例えば紙質から成るウエ
ブ材のようなものに対し塗着組成成分がウエブ材
内に滲透可能な場合に屡起るものである。第4図
に示された型の乾燥機は比較的粘性がありかつ非
常に薄い層として施こされるような塗着組成物の
乾燥に特に有効である。それ故この場合には乾燥
機内を通過する垂直方向の搬送中は組成物が流れ
出す傾向はなく、かつまた組成分がウエブ材内部
に滲透しないので乾燥作用が短い滞留時間で実施
可能である。例えば平版型印刷板の製作における
有機合成組成物でアルミ支持材上に塗着する場合
に適用される。勿論他の型式の多くの乾燥機に本
発明の原理を実施する場合にも同様な効果をもつ
て採用することができる。多孔性障壁はまた塗着
装置を略包囲する単一壁型構成造体として形成せ
しめることができ、その塗着領域を外部の空気流
による攪乱作用から保護するようにしかつこの単
一壁型構造体はウエブ入口部のスロツトを通して
乾燥機内部へ向つて延びるように形成される。こ
のようにして、多孔性障壁は塗着作用によつても
これを保護し、塗着区域から乾燥機入口に至る距
離区間を進行するときにその塗着されたウエブ材
表面を保護し、屡攪乱状態が惹起され易い入口部
のスロツト開口を取囲んでいる境界区域における
塗着ウエブを保護し、更に乾燥工程中の塗着ウエ
ブを保護する。勿論多孔性障壁はこれと同一構成
のものが全体を通じて利用される必要はない。例
えば塗着装置を取囲む領域に二重壁型構造体を設
けることができるし、更にまた乾燥機自体内部に
単一壁型構造体のものを設けることもできる。或
はまた多孔性障壁における孔群は塗着操作個所を
包囲する区域において1個の同一寸法および孔間
隔配置のものでよく、即ち塗着組成物の流れを保
護する目的に対して最も適切な孔および間隔距離
を定めることができる。或はまた乾燥操作に対し
最適の条件を与えるように異なる寸法の大きさと
孔間隔配置が乾燥機内の配置区域内に設けること
ができる。 多孔性障壁という用語はこれまで記述した装置
を適切に表現しているものと考えているけれど
も、それはまた「拡散手段」乃至は「流動制御手
段」として記載することもできる。 本発明は更に次の各例に従つて詳述される。 例 1 前掲の第4図に示した装置に類似の塗着乾燥装
置が平版型印刷板の製作に使用された。 印刷板の準備において、厚み0.00331mmの陽極
酸化されたアルミウエブ材が塩化メチレンで溶解
した重量比10%の感光性合成樹脂溶液を用いて
4.5cm/secのウエブ速度で塗布された。この塗着
組成物は26.91cc/m2の塗布率で実施された。塗
着ホツパ装置を通過した後、ウエブ材はその塗着
装置室内部を約1mの距離だけ移送され、次いで
入口部のスロツト開口部分を通過し全長約0.3m
の長さをもつ4個の各乾燥室からなる乾燥機内に
通された。塗着層の乾燥作用はウエブ材が第4番
目の乾燥室を離れる時まで、後続の仕上処理部に
おいて除去される少量の残留溶剤の外はすべて完
全に乾燥された。 上記応用例において究明された影響因子は塗布
作業点におけるアルミ支持基板の温度、乾燥機の
圧力および温度更に多孔性障壁の利用に関するも
のであつた。単一壁および二重壁を有する両多孔
性障壁が使用された。そのいずれの場合において
もその障壁は塗着ホツパから第4番目の乾燥室の
終端に至るまでのウエブ材の塗着表面上方に延在
するものであつて、塗着表面からは2.6cmの距離
であり、圧力室の近接壁からは7.6cmの距離だけ
離して配置された。 単一壁型多孔性障壁は網目数1平方cm当り20×
20個で太さが0.023cm直径の針金から作られた不
銹鋼スクリーンとして成形されたものである。二
重壁型多孔性障壁は同様の不銹鋼製スクリーンに
より作製され、二重壁相互の間隔は0.5cmである。
この実施例は乾燥後肉眼によつて観察されそして
数字による等級基準に従つて斑が格付け評価され
た。即ち略観察しえないほどの斑を零として表示
し、許容しえないほど甚しい斑の発生に対しては
10として表示された。使用された条件および得ら
れた結果は下記の表に集約されている。
【表】 表によつて報告された結果に表記されている
ように、単一壁型多孔性障壁を有する乾燥機にお
ける組合せ条件(試験番号1と試験番号6を比較
せよ)のものは斑発生に関して得られた結果が甚
だ改善されている。更に良い結果が二重壁型多孔
性障壁の使用によつて(これは試験番号6と試験
番号7とを比較せよ)達成されている。従つてこ
のような障壁構造体は噴射空気圧の高い条件(試
験番号10を見よ)下にあつてさえ効果がある。 例 2 包囲された塗着区域を有し、かつ前掲した第1
図のものに類似する水平配置で平坦床型乾燥機を
有する塗着乾燥装置が塩化メチレン中に感光性重
合体樹脂が10%重量溶解された固溶体として形成
した被覆組成物で以つて高分子(エチレンテレフ
タレート)ウエブ材を被覆するように使用され
た。ウエブ材は15.2cm/secの速度で塗着されそ
してそのときの塗着組成物は75.6cc/m2の塗布率
で実施された。塗着区域における経過時間は1.9
秒であり、一方塗布作業点から乾燥点にいたる全
時間は、27秒であつた。乾燥機内の温度は93℃で
あつた。 この実施例において試験された変数因子は塗着
されたウエブ材上に空気が吹き付けられるときの
空気圧力であり、それは障壁を全く設けない場合
と多孔性障壁を採用した場合との比較である。単
一壁型と二重壁型多孔性障壁の両者が採用され、
そしてこれらの障壁は例1において使用されたも
のと同一の態様で構成されたものでありかつ材料
についても同一のものであつた。各場合において
障壁は塗着表面から2.5cmの距離に配置されかつ
圧力室の近接した壁面からは7.5cmだけ距てられ
配置された。試験された変化事項には塗着区域内
に障壁を使用すること及び乾燥機の第1乾燥室或
は第2乾燥室内に障壁を使用すべきことが含まれ
ている。乾燥機の第1と第2の各乾燥区域内にお
けるウエブ材の滞留時間は5.2秒であつた。 使用条件並びに得られた結果は下記の表に集
録されている。
【表】 る。
表において報告された結果に示すように、障
壁なしの空気噴射圧(障壁が存在しない場合に被
覆されたウエブ材上に吹き付けるときの空気圧)
の減少は斑発生を改善する結果となる(試験番号
1を試験番号3と比較せよ)。多孔性障壁の使用
は本質的に斑を減少するものであり、これは障壁
が塗着面に接近させて利用される場合に最良の結
果が達成された(試験番号6を試験番号7に比較
せよ)。二重壁型障壁は単一型障壁に比較して性
能が著しく改善されている。(試験番号6を同番
号8と比較せよ)。 例 3 この例においては、前述した例2に記述したも
のと同一の塗着組成物、ウエブ材および装置を用
いて多孔性障壁の孔の大きさ寸法の影響変化が評
価された。2種型式の障壁が使用され、第1番目
の障壁は例1と2において使用されたものと同一
の20×20メツシユの不銹鋼製スクリーンによつて
構成された単一壁型障壁であり、第2番目の障壁
は針金の直径0.036cmで形成された9.5×9.5メツシ
ユの不銹鋼製スクリーンの単一壁型障壁である。
各場合において上記スクリーンは塗着表面から
2.6cmの距離を隔てて位置決めされかつ圧力室の
近接した壁から6.4cmだけ隔てられている。乾燥
機は82℃の温度で操作され噴射圧力は125パスカ
ルである。実験に供した条件および得られた結果
は下記の表に集録されている。
【表】 表において報告された数値により表示された
ように、2種類の型式のスクリーンによれば、発
生する斑は著しく改善されている。しかし細目メ
ツシユである20×20メツシユのスクリーンは9.5
×9.5メツシユの粗目スクリーンより一そう効果
的である。これはスクリーンを横切る圧力勾配が
れを通して空気が流動作用を起し得るほどに大き
いからである。 例 4 包囲された塗着区域を有しかつ前述した第1図
に示すものと類似な水平配置でかつ平坦床型乾燥
機を有する塗着乾燥装置は塩化メチレンで溶媒さ
れた3%重量の感光性樹脂重合体の固溶液として
形成された塗着組成物によつて、0.102mm厚みの
高分子(エチレンテレフタレート)ウエブ材上に
塗布するように使用された。このウエブ材は200
m/secの速度で被着され、そしてこの塗着組成
物は15.85cc/m2の塗布率でウエブ材上に塗布さ
れた。塗着操作を終つた後で、ウエブ材は塗着操
作室内部を0.5mの距離だけ進行し、次いで2個
の乾燥室から成る乾燥機内を通過した。その第1
乾燥室は長さが2mでV字状断面の長溝を形成す
るチヤンネル部材で邪魔された流入スロツトを通
して空気が導入され、ウエブ上表面に空気吹き付
け作用が行なわれる。消費した乾燥空気はこの室
内における支持ウエブ材の下方から排出される。
次いでウエブ材はウエブ材上面の空気噴射用スロ
ツトを配列した第2乾燥室内に搬送される。消費
した乾燥空気はここでも支ウエブ材の下方へ排出
される。乾燥作用は第2乾燥室内に向つて33mだ
け完遂された。 上下のスクリーン間に0.5cmの間隔をもつた二
重壁型障壁が同一の態様で利用されそして構成さ
れ、更に第1図において使用されたと同一の材料
について行なわれた。これらの各場合において障
壁は塗着されたウエブ材表面から3.75cmの距離を
距てて位置決めされている。第1の乾燥区域にお
ける空気流の邪魔板として設けたV字状長溝チヤ
ンネル部材は障壁の上方60cmの所に配置された。
【表】 表の結果によつて表示されたように、多孔性
障壁の配置は本質的に斑の発生作用に影響を有す
るものであり、最良の結果は障壁が塗着区域に近
ずけて使用されるときに実現される。(試験番号
2を試験番号3に比較せよ)。この二重壁型障壁
はそれが塗着区域及び乾燥機の第2区域内に配置
されたとき最も秀れた進歩改善がもたらされる。 これらの発明が何故にそのような機能を発揮す
るのかその正確なメカニズムは詳かでないけれど
も、スクリーンや多孔板の如き多孔性障壁体を流
動する気体乾燥媒体によつて乾燥作用を受ける塗
着ウエブ材表面近くに接近させて使用することは
結果的に斑の生成を少なくする乾燥要件を提供す
るものであり、特に蒸発性有機溶剤を含んだ塗着
組成物に対して有効であることは明らかである。
これはこれまで全く予知されなかつた結果であ
り、そしてこれは長い間塗着産業界特に写真材料
の皮膜塗布工程を包含する産業分野の悩みの種で
あつた斑発生の問題に対し簡単かつ容易な満足の
ゆく解決策を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置に対する好
ましい実施例を示す骨組図で、多孔性障壁は乾燥
機全長のうちのごく小部分のみに亘つて設けられ
る。第2図は第1図に示す乾燥機の最初の乾燥段
階を拡大して示す図面で、多孔性障壁の配置と機
能をより詳細に示す。第3図は第2図の線3−3
に沿つて切断した横断面図である。第4図は本発
明の他の異なる実施例を示し、ウエブ材は、第1
図に示す水平方向の搬送通路に替つて、直立方向
の搬送通路に沿つて乾燥器内部を搬送される実施
例を示す。 10……ウエブ材、12……供給ロール、16
……塗着ロール、18……ホツパ、20,22,
24,26……乾燥室、28……多孔性障壁、3
0,32,34……乾燥室、36……案内ロー
ル、58……巻取ロール、40……ウエブ材、4
2……供給ロール、48……塗布ロール、50…
…ホツパ、54,56……案内ローラ、60……
多孔性障壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾燥気体媒体供給源から入口ダクトを通して
    乾燥気体媒体を乾燥室内に供給する過程と、該乾
    燥室内に供給された乾燥気体媒体流を多数の開口
    またはノズルを有する分布板を通して圧力室に導
    入する過程とを有し、前記圧力室は乾燥室内に形
    成されて、その内部に実質的に一様な乾燥媒体の
    流れが惹起され、更に前記乾燥室内の圧力室に対
    面して設定したシート材搬送通路に沿つて液状塗
    着組成物を塗布した塗布シート材を移送せしめる
    過程を有したシート材の乾燥方法において、前記
    乾燥室内に固定の多孔性障壁を張り渡す過程を有
    し、該多孔性障壁は搬送通路に沿つて少くとも一
    層を有し、前記多孔性障壁の幅はシート材の幅よ
    り幾分広く、該多孔性障壁の上面は多数の開口を
    有する分布板に対して離間して位置し、一方前記
    多孔性障壁の下面は前記搬送通路に沿つて移動す
    るシート材の塗着面に対して接近して位置して、
    多孔性障壁の上面と分布板との間隔が多孔性障壁
    下面とシート材の塗着面との間隔より相当に大き
    くなつており、更に、前記障壁の通気性は、分布
    板から指向されるガス状乾燥媒体のうち前記障壁
    を迂回する媒体の量が前記障壁を通過する媒体の
    量より相当多くなり、塗布シート材と多孔性障壁
    との間に乾燥媒体及び蒸気よりなる実質的な静止
    状の雰囲気気体領域が形成されるように決定さ
    れ、塗布シート材の乾燥期間中における該シート
    材上への塗着斑の発生を防止しうるようにしたこ
    とを特徴とする塗着シート材の乾燥方法。
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