JPS5849334Y2 - エレベ−タかごのドア装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエレベータかどのドア装置の改良に関するも
のである。

１ず、第１図および第２図によって従来のエレベータか
どのドア装置の構造を説明する。

図中、１ばかご枠柱、２はかごのドア装置、３は一端部
がボルト、ナツト等の締結具４によってドア装置２に固
着され、かつ他端部がボルト、ナツト等の締結具５によ
ってかご枠柱１に固着された取付腕で、その他端部にむ
ける締結具５のボルトが挿通する部分には長穴６が設け
られている。

７は上記取付腕８の他端部に設けられ、その先端部を上
記かご枠柱１に当接させたジヤツキボルトで、このジヤ
ツキボルトのねじ込み量を調整することにより、上記取
付腕３を水平方向に移動可能にしている。

８は上端部が上記かご枠柱１の上部に回動可能に枢着さ
れ、かつ下端部が上記取付腕３に対しそのねじ込み量が
調整可能となるように固着された筋かい、９はドア装置
２の重量を支えている支持柱である。

したがって、ドア装置２を取付けた後、これの芯出しを
行なう時は、ボルト、ナツト等の締結具５をゆるめてか
ら、ジヤツキポルＨのねじ込み量を調整することにより
ドア装置２の水平方向の移動量を調整し、かつ筋かい８
の下端部のねじ込み量を調整することによりドア装置２
の上下方向の移動量を調整するものである。

しかしながら、このような調整を行なっても、ドア装置
２が必らず（〜も垂直に取り付くとは限らない。

すなわち、ボルト、ナツト等の締結具７の取り付は方に
よってはドア装置２が斜めに取り付けられ、戸の開閉時
に支障をきたす恐れがあり、また調整個所が多数あるた
め、芯出し作業に時間がかかるという欠点がある。

この考案は上記の欠点を解消するもので、ドア装置の芯
出しを容易にできるようにしたエレベータかどのドア装
置を提供しようとするものである。

以下、第３図によってこの考案の一実施例を説明する。

図中、第１図、第２図と同符号は同一または相当部分を
示し、１０はドア装置２の桁、１１は桁１０の水平部に
ねじ込１れその先端部を取付腕３の上面に当接させた上
下方向のジヤツキボルトで、このジヤツキボルトのねじ
込み量を調整することにより、ドア装置２を上下方向に
移動可能にしている。

１２はｆｆ１１０の垂直部にねじ込１れ、その先端部を
取付腕３の側面に当接させた水平方向のジヤツキボルト
で、このジヤツキボルトのねじ込み量を調整することに
より、ドア装置２を水平方向に移動可能にしている。

１３釦よび１４は締結具４のボルトが挿通する桁１０部
分釦よび取付腕３部分に互いに直交するように設けた長
穴である。

な釦、取付腕３の他端部は、ボルト、ナツト等の締結具
５により強固に固着されている。

この考案は以上のように構成されているので、取付腕３
′をかご枠柱１に強固に固着した１１の状態で、ボルト
、ナツト等の締結具４をゆるめ、ジヤツキポルＮｌ、１
２のねじ込み量をそれぞれ調整することにより、ドア装
置２を上下方向、水平方向に移動させて、ドア装置２の
芯出しを行なう。

これにより、ドア装置２の取り付けが簡単となる。

また、第３図に示すように取付腕３をかご枠柱１に強固
に固定することにより、第１図にあ・ける筋かいと、第
２図に訃ける支持柱９をなくすことができる。

以上説明したとおり、この考案はかごのドア装置と、こ
のドア装置をかご枠柱に携り付ける取付腕の間に少なく
とも２個のジヤツキボルトを設け、このジヤツキボルト
のねじ込み量をそれぞれ調整することにより、ドア装置
を上下方向及び水平方向に移動できるようにしたもので
ある。

これによって、ドア装置の芯出しが容易になり据伺工数
の低減を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来のエレベータかどのドア装置の
取り付は状態を示す側面図、第３図はこの考案によるエ
レベータかどのドア装置の取り付は状態を后す（ｌＦｏ
’ｆｉ図である。 １・・・かご枠柱、２・・・ドア装置、３・・・取付腕
、４゜５・・・ボルト、ナツト等の締結具、１０・・・
ドア装置２の桁、１０，１１・・・ジヤツキボルト、１
３．１４・・・長穴、２＆−ｋ、図中同一部分又は相当
部分は同一符号により示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドア装置を備えたエレベータかごにおいて、上記ドア装
   置と、このドア装置を取り付けるための取付腕との間に
   、上記ドア装置を上下方向及び水平方向に移動させる少
   なくとも２個のジヤツキボルトを設けたことを特徴とす
   るエレベータかどのドア装置。