JPS5848488Y2 - 調理用焼物器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理用焼物器に関する。

本考案出願人は先に焼物器本体内に上方に熱源と下方に
着脱自在に調理物の受皿を設け、その上部開口を排気孔
を有するカバーで閉塞する式のものにおいて、該カバー
を着脱自在とし、該カバーを施したときは上火型として
受皿上の調理物を焼成し、カバーを取外したときは、開
口に焼成部材を載せて下火焼成を行なうようにしたもの
を提案した。

か＼る式のものにあって、下火型として使用するとき熱
源から焼物器本体１内にも多くの熱が放射し、熱エネル
ギーを無駄にする欠点があった。

本考案はかＸる欠点を排除することをその目的とするも
ので、焼物器本体１内に、上方に熱源２下方向に着脱自
在に調理物の受皿４を設けると共に、該焼物器本体１の
上部を排気孔５を有する着脱自在のカバー６で閉塞する
式のものに於いて、該カバー６を排気孔５に向って斜上
方に傾斜する傾斜面を備えると共に、該カバー６の下面
を反射面７に形威し、且つ燃焼器本体１の両側壁１ａ。

１ａに、該カバー６をその反射面７を上方向に向わせた
状態に係止する案内片８，８を設けて戒り、回示する実
施例では、カバー６の両側部を下方に屈曲させたのち、
水平方向に突出する周縁部６ａ。

６ａを形成して該周縁部６ａ、６ａで該カバー６を焼物
器本体１上に載置するようにした。

尚熱源２は、左右のバーナ２ａ、２ａとその上方の赤熱
体２ｂとからなり、該赤熱体２ｂは金銅からなる焼成部
材９に連結支持させた。

そして前記案内片８，８はこのバーナ２ａ、２ａの下面
に接近して設け、これらの間に狭いカバー６の挿着間隙
を形成し、該案内片８，８上にカバー６を挿入載置する
とき、該カバー６は反射面７を上方に向わせたときのみ
該案内片８，８上に挿着出来るようにした。

本考案によるときは、焼物器本体１の上部に着脱自在の
カバー６を該カバー６に設けた排気孔５に向って斜上方
に傾斜する傾斜面を備えると共に、該カバー６の下面を
反射面７に形成したので、下火で調理するときは該カバ
ー６で焼物器本体１上面を覆って熱源２からの熱気が該
焼物器本体１の上面から逃亡するのを極力押え得られる
と共に、上火で調理するときは、焼物器本体１内の両側
壁Ｉａ、１ａに、該カバー６をその反射面７を上面に向
けた状態で係止する案内片８，８を設けたので、該反射
面７で熱源２からの副射熱を反射して調理物３をその下
面からも加熱調理することが出来て、熱エネルギーの有
効な利用を計ることが出来、且つ調理物から出る焼汁等
は、該カバー６の傾下方に傾斜する斜面に従って滑下し
、該カバー６の排気孔５から下面の受皿４に導かれ確実
に受皿４内に集めることが出来ると共に、該受皿４には
、該カバー６で熱源２からの熱が及ぶのを極力押え得る
ため該皿内に焼汁が焼き付く等の不都合を生じることが
ないの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施の１例の裁断正面図、第２図はそ
れを下火型として使用した状態の裁断正面図である。 １・・・焼物器本体、２・・・熱源、３・・・調理物、
４・・・受皿、５・・・排気孔、６・・・カバー、７・
・・反射板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 焼物器本体１内に、上方に熱源２と下方に着脱自在に調
   理物３の受皿４を設けると共に、該焼物器本体１の上部
   を排気孔５を有する着脱自在のカバー６で閉塞する式の
   ものに於いて、該カバー６を排気孔５に向って斜上方に
   傾斜する傾斜面を備えると共に該カバー６の下面を反射
   面７に形成し、且つ焼物器本体１内の両側壁１ ａｔｌ
   ａに、該カバー６をその反射面７を上面に向けた状態
   で係止する案内片８，８を設けて成る調理用焼物器。