JPS584825A - 炭素繊維の製造法 - Google Patents

炭素繊維の製造法

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JPS584825A
JPS584825A JP9694281A JP9694281A JPS584825A JP S584825 A JPS584825 A JP S584825A JP 9694281 A JP9694281 A JP 9694281A JP 9694281 A JP9694281 A JP 9694281A JP S584825 A JPS584825 A JP S584825A
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fiber
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carbonization furnace
carbon fiber
furnace
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JP9694281A
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Yasuo Saji
佐治 安夫
Yoshifumi Kawakatsu
川勝 義史
Hideki Nakai
秀樹 中井
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Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
Toho Beslon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭素繊維の製造時炭素化炉に蓄積するタール
、繊維屑等を減少させて長時間の連続操業を可能にする
炭素繊維の製造法である。
従来より、アクリa二)リル系繊維束を耐炎化処理して
、アクリIff 二) +フル系耐炎化繊維束となし1
次いでこの7クリロニトリル系耐炎化繊維を炭素化して
炭素繊維として使用するか、あるいは炭素化することな
く、そのまま耐炎性を利用した分野で使用することは知
られている。
この耐炎化繊維を炭素化するに際して、炭素化炉内に蓄
積するタール、繊維屑、その他の堆積物は、炭素化炉の
長期にわたる連続運転を不能にし、定期的な内部の掃除
を余儀なくさせる。
また炭素化炉内に堆積物が多くたまると、炉を閉塞しな
いまでも、炉内の糸道が堆積物によって狭窄され、これ
が処理される繊維束の毛羽立ちの原因となる。
本発明は、このような問題を解決し炉内における堆積物
を減少させ繊維束の毛羽立ちをおさえ、高品質の炭素繊
維を得ることを目的とし、この目的達成のために特殊な
処理を施したアクリロニトリル系耐炎化繊維を用いて炭
素繊維を製造するものである。
繊維束に対し[1,1〜2.0%(重量)の繊維集束剤
を付着させ、その後400℃以上の炭素化炉に導入する
ことを特徴とする炭素繊維の製造法である。
本発明によると、炭素化炉内における堆積物を減少させ
るとともに得られた炭素繊維束の毛羽をも減少させ、ま
た炭素繊維束内に繊維相互の膠着のない高品質の炭素繊
維を得ることができる。
本発明において、アクリ−ニトリル系耐炎化繊維束とは
、7クリ一二トリル系繊維束を既知の方法で耐炎化処理
して得られた繊維である。このアクリロニトリル系繊維
とは、その重合体成分中にアクリ−ニトリル成分を少く
とも9016以上含み、共重合成分として通、常アク’
)taミニトリルの共重合用としているビニル系化合物
な0〜10チ含む(共)重合体よりなる繊維であるO 繊維束としては単繊維繊度α5〜12デニールのフィラ
メント500〜5000本構成の繊維束が通常用いられ
る。この7クリ一二トリル系繊維束の耐炎化には1例え
ば特公昭52−59100号公報記載の既知の方法が採
用され得る。
このようにして得られた7クリpニトリル系耐炎化繊維
は製造工程中のp−ラーガイド等との接触によって非常
に毛羽立ち易い状態にある。
このアクU d 二) IJル系耐炎化繊維束に付与さ
れる繊維集束剤とは、一般に水溶性の高分子物質である
。天然系のものとしては、かんしょデンプン、ばれいし
ょデンプン、小麦デンプン等のデンプン質である。
海藻類として、ふのり寒天等、植物粘着物としてトロロ
アオイ、トラがントガム、7ラビヤゴム等、微生物によ
る粘着物としてテキストラン、レバン等であり、タンパ
ク質としてニカワ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等
である◎半合成高分子物質としては、セルロース系とし
てメチルエーテル化、エチルエーテル化、又はヒト−キ
シエチルエーテル化されたセルー−ス等、デンプン系と
して可溶性デンプン、アルファデンプン、カルボキシメ
チルデンプン、ジフルデLドデンプン、リン酸デンプン
等である。
合成高分子物質としては、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンオキシド、ポリアクリル7ミド、ポリアクリル
酸エステル等である。
アクU ts 二) IJル系耐炎化繊維束への繊維集
束剤液の付与は、上記のような繊維集束剤を1 g/l
〜20g/jの水溶液又は分散液となし、この液中に繊
維束を通過させるか、あるいは液を繊維束にスプレーし
、又は−−ラー接Mさせるなど任意の方法によって行う
ことができる。
しかる後に250℃以下の温度で乾燥する。乾燥しない
ままで炭素化炉へ導入すると、得られた炭素繊維は膠着
を起こし強度も低下する。
また250℃以上の温度で乾燥すると同様な1着現象が
起こり炭素化を円滑に実施することができない。
耐炎化繊維束に対するこれらの繊維集束剤の付着量は0
.1〜2.0 ’$ (重量)とすることが必要で、こ
れより少ないと効果はなく、またこれより量が多いと得
られた炭素繊維の強度が低下する。この繊維集束剤は2
種以、Eを併用してもよい。とくに好ましい付着量は0
.5〜0.6 %である。
本発明により7りIJ p 二) リル系耐炎化繊維束
を炭素化炉にて炭素化すると、炭素化炉内におけるター
ル等による堆積物が減少し、長期の安定操業が可能にな
るとともに、得られた炭素繊維の品質も向上する。
例えばアクリ−ニトリル系耐炎化繊維束(0,9デニー
ル6.000フイラメント)′を450本連続的に炭素
化炉に導入し窒素気流下に1400℃で炭素化したとき
の炭素化炉内の堆積物量と製品炭素繊維の評価について
示すと第1表の通りである。
s1表 〔注〕 高分子物質の付着量は各々0,4チ以上、本発
明のような方法で繊維集束剤を付着した耐炎化繊維を用
いる場合は、その炭素化工程において炭素化炉内の堆積
物量は少なく炭素繊維の強度も高い。この堆積物は主と
してタール状物質と短繊維等の炭素繊維であり、比較例
に示した繊維集束剤を付着後、乾燥しなかった耐炎化繊
維を処理した場合、炭素化工程中にて、繊維束が膠着を
起こし単繊維の切断、片割れによる短繊維の脱落が多く
、従って堆積物が多くなり、更にこの堆積物が糸道を閉
塞し、繊維の切断を助長するものと考えられる。また当
然のことながら得られた炭素繊維の強度も低くなる。
次に本発明における耐炎化繊維に対する繊維集束剤(可
溶性デンプン)の付着量による影響を第2表に示す。
第    2    表 秦比較例 第2表のように繊維集束剤の付着量は0.1〜2.0−
に限定される。0.1−未一満の付着量では堆積物量を
減少させる効果がな(,2,o%を越える付着量では得
られた炭素繊維の強度が低下する。以上のように本発明
の方法で繊維集束剤を付着させた耐炎化繊維を炭素化し
た場合は炭素化炉内の閉塞は遅くなり操業性は向上する
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 19デニールのへ000フイラメントよりなるアクリル
二)リル繊維束450本を酸化性雰囲気中250℃の温
度、1aom/時間の速度で耐炎化処理し、該耐炎化繊
維を2 Q/lの可溶性デンプン水溶液に浸漬後、10
0’C前後の温度で乾燥し、炭素化炉へ導入した。炭素
化炉では窒票気流中1400℃で炭素化した。
500時間の運転後調べたところ1毛羽な含む堆積物量
は僅かt 8 Kpであり、操業継続に何らの支障がな
かった。得られた炭素繊維は強度410Kp/w” 、
弾性率24.5τ/wm”、伸度t7チであった。
比較例1 実施例1と同様の操作条件で繊維集束剤を付着しないで
300時間運転したところ、運転後の堆積物量は5.1
 Kpにも達した。得られた炭素繊維は毛羽が多く、こ
の炭素繊維は強度405にt/m”、弾性率24−57
/sws雪、伸度17%であった。
実施例2 耐炎化繊維を2 g / lのゼラチン膨濶水浩液に浸
漬したほかは実施例1と同様の操作条件で300時間運
転したところ、運転後の炭素化炉内の堆積物量は2. 
OV4であった。°得られた炭素繊維は強度400 K
p/m雪、弾性率24. a’r/111”伸度t6嗟
であった。
実施例5 耐炎化繊維を2 g/lのメチルセルロース水溶液に浸
漬したはかは実施例1と同様の操作条件で300時間運
転したところ、運転後の炭素化炉内の堆積物量は15K
Fであった。得られた炭素繊維は強度42 QKp/w
m” 、弾性率24.4T/+w雪、伸度t7チであっ
た。
IJ!施例4 耐炎化Ill維t 2 g / lのメチルセルロース
のメチレンクーライド−メタノール(4:1)の温合溶
液に浸漬したほかは実施例1と同様の操作条件で500
時間運転したところ、運転後の炭素化炉内の堆積物量は
2,1にtであった。得られた炭素繊維は強度a o 
8KP/w” 、弾性率24.5 T/m” 、伸度1
7%であった。
実施例5 耐炎化繊維を2 g、/lのポリビニルアルコールの水
溶液にυ潰したほかは実施例1と同様の操作条件で30
0時間運転したところ、運転後の炭素化炉内の堆積物量
は2.4 Kgであった。得られた炭素繊維の強度は4
20に97m” 、弾性率24.6 T /フ!、伸度
は1.7%であった。
実施例6 耐炎化繊維を2 g/lのポリビニルエーテル、アセト
ン溶液に浸漬したほかは実施例1と同様の操作条件で3
00時間運転したところ、運転後の炭素化炉内の堆積物
量は2. OKpであった。
得られた炭素繊維の強度は405Kp/圏■、弾性率2
4..5 T 7m” 、伸度は1.7%であった。
比較例2 耐炎化繊維を2g/l’のポリビニルアルコール水f8
液に浸漬後乾燥を行なわなかった以外は実施例1と同様
の操作条件で実施した結果、300時間に到達する前に
炉内は堆積物により閉塞し、運転不能となった。得られ
た炭素繊維の強度は250Kp/m” 、弾性率24.
OT/+m”、伸度はt1チであった。
比較例5 耐炎化繊維を2 g / lのポリビニルアルコールの
水溶液に浸漬後、300℃の乾燥を行った以外は実施例
1と同様の操作条件で実施した結果、300時間に到達
する前に炉内は堆積物により閉塞し運転不能となった。
得られた炭素繊維の強度は240Kp/m+” 、弾性
率24.0 T /wa” 、伸度は10%であった。
特許出願人 東邦ベスUシ株式会社 代理人弁理士 土 居 三 部 手続補正− 昭和57年9月22日 特許庁長官 殿 1、車外の表示 昭和56年特許願第96942M 2、発明の名称 炭素繊維の製造法 3、補正をする者 〒103 代表者   凋 浅 誠 也 4・代理人 〒105 5、補正命令の日付  自発補正 6、補正の対象    明細書の特許請求の範囲の−及
び発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容    別紙の通り (1)明細書第1頁4〜9行を次の通り6J正する。
「2、特許請求の範囲 アクリロニトリル系耐炎繊維束に繊維束を付与1.25
0℃以下の温度で乾燥して繊維束に対し0.1〜2.0
%(重量)の繊維集束剤を付着させ、その後400℃以
上の炭素化炉に導入することを特徴と覆る炭素繊維の製
造法。」 (2)同第4頁7〜8行[である。海藻類として、ふの
り寒天等、jとあるを「であり、海藻類として寒天、ふ
のり等、」と訂正する。
(3)同第5頁12行「250℃以上の」とあるを「2
50℃を越える」と訂正する。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクリロニトリル系耐炎繊維束に繊維集束剤液を付与、
    250℃以下の温度で乾燥して繊維束に対し0.1〜2
    .oqb<重量)の繊維集束剤を付着させ、その後40
    0℃以上の炭素化炉に導入することを特徴とする炭素繊
    維の製造法。
JP9694281A 1981-06-23 1981-06-23 炭素繊維の製造法 Granted JPS584825A (ja)

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