JPS5846626B2 - 異形鉄筋の外周部に構造部材取付用鋼管を結合する方法 - Google Patents

異形鉄筋の外周部に構造部材取付用鋼管を結合する方法

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JPS5846626B2
JPS5846626B2 JP2499275A JP2499275A JPS5846626B2 JP S5846626 B2 JPS5846626 B2 JP S5846626B2 JP 2499275 A JP2499275 A JP 2499275A JP 2499275 A JP2499275 A JP 2499275A JP S5846626 B2 JPS5846626 B2 JP S5846626B2
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JP
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steel pipe
reinforcing bar
deformed reinforcing
reinforcing bars
attaching
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三郎 田村
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Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外周面に凹凸を有する異形鉄筋、特に大径の異
形鉄筋の外周部に他の構造部材、例えば定着板、フラッ
トバー、鋼棒、ボルト等の取付用鋼管を結合する方法に
係るものである。
従来では異形鉄筋と構造部材とをアーク溶接やねじによ
って結合する方法が採用されているが、このような方法
は種々問題があり、一般には望1しくない。
例えば鉄筋の側ではアーク溶接による急熱急冷で局所的
な材質の硬化部分が生起したり、或いはまたアーク溶接
やねじの形成によって断面が欠損したり、断面に鋭い切
欠きが生起する場合かある。
また鉄筋に取付けられる構造部材の側では一異径鉄筋、
特に大径の異形鉄筋の場合にはその節の高さが大きいた
めに、開先の形状や寸法が一定しなくて確実な溶接を行
なうことが困難である。
本発明はこのような欠陥を除去するもので、異形鉄筋に
その断面より大きい内径を有する構造部材取付用鋼管を
同鉄筋とはX同心状に嵌合し、次いで前記異形鉄筋の外
周面と前記鋼管の内周面との間に形成された空間に充填
物を介在させて同鋼管を前記異形鉄筋に一体的に結合す
ることを特徴とする異形鉄筋の外周部に構造部材取付用
鋼管を結合する方法に係り、その目的とする処は、異形
鉄筋を損なうことなく異形鉄筋に構造部材取付用鋼管を
結合し、同鋼管を介して構造部材を結合しうるようにし
た、信頼度の高い異形鉄筋と構造部材との結合部を構成
する改良された結合方法を供する点にある。
本発明においては前記したように、異形鉄筋に直接他の
構造部材をアーク溶接やねじ結合によって接合すること
なく、両者を中間部材を介して結合するようにし、この
結合部材として異径鉄筋の断面よりや\大きい内径寸法
を有する構造部材取付用鋼管を使用し、同鋼管を前記異
形鉄筋にはX同心状に嵌合し、両者の中間(で形成され
た空間に充填物を介在きせ、前記異形鉄筋に構造物取付
用鋼管を一体的に結合して、同鋼管を介して異形鉄筋と
他の構造部材を結合するようにしたので、アーク溶接や
ねじ加工による鉄筋材質の劣化、断面欠損、その他接合
作業上の細かい条件の制約を受けることなく、簡単な施
工で所期の目的を達成しうるものである。
即ち鋼管と鉄筋との軸方向の取付精度は鉄筋が鋼管のは
ソ軸方向中心に位置する程度でよく、またねじ切り等の
厄介な加工がなく、更に定着板、ピース等の鋼管に対す
る溶接を予め工場で行うことができるので、厳重な施工
管理の要求される現場での溶接を避けることができ、信
頼度の高い結合部を構成しうるものである。
以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図乃至第4図は大径異形鉄筋より構成された梁主筋
端部に定着板を取付ける場合に本発明の方法を適用した
実施例を示し、梁主筋を構成する大径異形鉄筋Aの定着
端部に、内周面に凹凸が附され、上面に注入口1を有し
、且つ前記鉄筋Aの外径よりや\大きい内径寸法を有す
る構造部材取付用鋼管Bを同心状に嵌合するとともに、
前記鉄筋Aの注入口1直下に位置する上面には溶融金属
注入時における鉄筋Aに対する溶融金属の激しい熱衝撃
を緩衝して鉄筋Aの溶融を防止するための、例えば黒鉛
繊維フェルト製の如き耐火性の鉄筋溶融防止体2を予め
固定しておく。
更に前記鋼管Bの両端部と鉄筋Aとの間に形成された間
隙には、例えば七う□ンク繊維の撚紐の如き、柔軟な耐
火性の溶融金属漏洩防止バッキング3を填装する。
前記鋼管Bの注入口1の上部には、例えば黒鉛製の2つ
割り可能な溶融金属受口4を設置し、同受口4にチル□
ット反応による溶融金属Cを充填すると、同溶融金属C
は、鉄筋Aの凹凸のある外周面と鋼管Bの内周面と、前
記バッキング3,3との間に形成された空間を充填した
のち、次第に固化して前記鉄筋Aと鋼管Bとを一体に結
合する。
前記溶融金属Cの固化したのち、2つ割の受口4を除去
して同受口4に残った押湯をハンマ、グラインダ等で除
去する。
なお前記鉄筋Aに結合されるべき定着板D1は予め鋼管
Bに溶接しておくか、或いは同鋼管Bに予め溶接された
鋼片に、同鋼管Bを鉄筋Aに固化したのちに取付けられ
るものである。
第5図乃至第7図は、壁垂直主筋を構成する大径異形鉄
筋AにフラットパーD2を主筋軸方向に対して45°の
交角で取付ける場合に本発明の方法を適用した実施例を
示し、前記鉄筋Aに内周面に凹凸の附された同鉄筋Aの
外径よりやや大径の内径寸法を有する構造部材取付用鋼
管Bを同心状に嵌合し、同鋼管Bの下端と鉄筋Aとの間
隙に例えばセラミック繊維の撚紐の如き柔軟な無機質の
モルタル漏出防止バッキング5を填装し、鋼管Bの下端
にむいて、モルタル注入後に前記バッキング5の抜出さ
ないように同バッキング5を受止めるとともに鋼管Bの
重量を支承するための保持具6を鉄筋Aに仮止めする。
前記鋼管Bの上端部に釦ける鉄筋Aとの間に形成された
間隙をモルタル注入ロアとして利用し、同モルタル注入
ロアには2つ割り型の鋼板製モルタル受口8を取付け、
同受口8の急結性の高強度非収縮性モルタルびを注入す
る。
同モルタルびは重力とバイブレータの振動とによって、
鉄筋Aの外周面と鋼管Bの内周面と前記バッキング5と
の間に形成された空間に密実に充填され、次第に固化し
て鋼管Bが鉄筋Aに一体に固定される。
しかるのちモルタル受口8を外し、モルタル硬化後は前
記保持具6を撤去する。
次いで前記鋼管Bに予め溶接されていたがガゼツトプレ
ート9に、剪断補強フラットパーD2を取付けるもので
ある。
このように前記方法によれば、現場で簡単な方法で異形
鉄筋にフラットバーを結合することができるので、この
方法を応用すれば各種の補強鋼材を鉄筋に容易に結合す
ることができ、従って大径異形鉄筋を2次元的、或いは
3次元的なトラス状に組むことが可能となる。
第8図乃至第10図は大径異形鉄筋Aによって大梁鉄筋
をプレハブ化する場合に本発明の方法を適用して、大梁
主筋を構成する大型異形鉄筋Aの要所要所を所要寸法に
保持し、且つプレハブ鉄筋を吊揚げ、移動し、組立てる
場合に所期の形状をも保持するためのフラットバーバン
ドを各主筋に固定する場合を示すものである。
フラットバーバンドD3には予め少なくとも4隅の主筋
を挿通すべき構造部材取付用鋼管Bが溶接されていて、
同各鋼管Bを大梁主筋を構成する前記各大径異形鉄筋A
に嵌合して、第1図乃至第4図の実施例に示した要領で
前記鋼管Bと鉄筋Aとの間隙に高強度非収縮性モルタル
C′を充填して、前記鉄筋Aを鋼管Bに一体に固結する
ものである。
図中前記各実施例と均等部分には同一符号が附されてい
る。
この場合鋼管Bは壁に構造部材の一部を構成していて、
同鋼管Bを異形鉄筋Aに結合することによって、この結
合作業と同時に構造部材が異形鉄筋に結合されるもので
ある。
このように本方法によれば主筋材質を劣化することなく
、現場で簡便な方法により大径異形鉄筋をプレハブ化し
うるものである。
第11図乃至第14図は本発明の方法を橋脚等のピラー
〇主筋とフープ鉄筋とを結合する場合に適用した実施例
を示し、主筋の大径異形鉄筋Aに大径異形鉄筋の外径よ
りもや\大きい内径を持つ構造部材取付用鋼管Bを通し
、所定の位置で鋼管Bの両端近傍をPで示す如く塑性変
形させて鋼管Bを大径異形鉄筋Aの外表面の節部に食込
寸せて両者A、Bを固定する。
鋼管Bを塑性変形せしめる方法としては例えば2つ割り
形の鋼製ダイスを鋼管外周面に押し当て、油圧などによ
りダイスに加力して鋼管Bが大径異形鉄筋A外表面の節
部に食込むように塑性変形を生ぜしめる。
鋼管Aの長さ方向中央の一側面には直交するようにフー
プ鉄筋保持用の鋼管D4があらかじめ溶接されている。
フープ鉄筋aをこの鋼管D4に通してから鋼管Bで行な
ったような方法で鋼管D4の両端近傍をqで示すように
塑性変形させ、フープ鉄筋aを固定する。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
うるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の一実施例を示す平面図、第2図
はその側面図、第3図及び第4図は夫々第1図の■−■
線並にIV−IV線に沿って裁断した断面図、第5図は
本発明の方法の他の実施例を示す平面図−第6図はその
正面図、第7図は第5図の■−■7線に沿って裁断した
断面図、第8図は本発明の方法の他の実施例を示す平面
図、第9図はその下半部縦断正面図、第10図はその下
半部縦断側面図、第11図は本発明の更に他の実施例を
示す平面図、第12図はその部分拡大図、第13図はそ
の部分側面図、第14図は第12図の部分詳細図である
。 A・・・大径異形鉄筋、B・・・構造部材取付用鋼管、
C・・・溶融金属、C′・・・モルタル、Dl・・・定
着板、D2・・・フラットバー、D3・・・フラットバ
ンド、D4・・・鋼管、a・・・フープ鉄筋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 異形鉄筋にその断面より大きい内径を有する構造部
    材取付用鋼管を同鉄筋とは\゛同心状に嵌合し、次いで
    前記異形鉄筋の外周面と前記鋼管の内周面との間に形成
    された空間に充填物を介在させて同鋼管を前記異形鉄筋
    に一体的+’im結合することを特徴とする異形鉄筋の
    外周部に構造部材取付用鋼管を結合する方法。
JP2499275A 1975-03-03 1975-03-03 異形鉄筋の外周部に構造部材取付用鋼管を結合する方法 Expired JPS5846626B2 (ja)

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