JPS5846600B2 - 壁紙用シ−トの改質方法 - Google Patents
壁紙用シ−トの改質方法Info
- Publication number
- JPS5846600B2 JPS5846600B2 JP53113908A JP11390878A JPS5846600B2 JP S5846600 B2 JPS5846600 B2 JP S5846600B2 JP 53113908 A JP53113908 A JP 53113908A JP 11390878 A JP11390878 A JP 11390878A JP S5846600 B2 JPS5846600 B2 JP S5846600B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wallpaper
- sheet
- adhesive
- modifying
- binder
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- Expired
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- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
近年、人々の趣味の多様化と各個人の個性化が進むにつ
れて室内のインテリア特に壁の色彩化が進み、紙又は布
をバインダとする壁紙が多く使われる様になった。
れて室内のインテリア特に壁の色彩化が進み、紙又は布
をバインダとする壁紙が多く使われる様になった。
所で従来例にあっては壁紙を貼りつげた場合、バインダ
である紙又は布が吸湿や乾燥を繰り返すと伸縮して、容
易に剥れやすくなったり、又使用する接着剤の接着強度
が弱く、湿潤すると簡単に壁紙が剥れるという欠点をも
っていた。
である紙又は布が吸湿や乾燥を繰り返すと伸縮して、容
易に剥れやすくなったり、又使用する接着剤の接着強度
が弱く、湿潤すると簡単に壁紙が剥れるという欠点をも
っていた。
本発明はかかる従来例のこの欠点を解消するためになさ
れたもので、その目的とするところは耐熱、耐寒寸法安
定性がよく、湿潤時にも剥れにくい形に壁紙用シートを
改質し、合わせて接着剤による接着強度を向上させるこ
とができる壁紙用シートの改質方法を提供するにある。
れたもので、その目的とするところは耐熱、耐寒寸法安
定性がよく、湿潤時にも剥れにくい形に壁紙用シートを
改質し、合わせて接着剤による接着強度を向上させるこ
とができる壁紙用シートの改質方法を提供するにある。
以下本発明の詳細な説明する。
加熱により縮合反応が促進する水溶性樹脂としてはメラ
ミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂等の初期縮合体
（ｎ−１〜５）のものが適当であり、これらの樹脂をア
ルコールと水で１００ ｃｐｓ （２５℃）以下に希釈
してバインダ用のシートとして使用する紙又は布に含浸
させるもので、この場合２０〜３０ｆｔ ／ ｍ″付着
ことが望ましい。
ミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂等の初期縮合体
（ｎ−１〜５）のものが適当であり、これらの樹脂をア
ルコールと水で１００ ｃｐｓ （２５℃）以下に希釈
してバインダ用のシートとして使用する紙又は布に含浸
させるもので、この場合２０〜３０ｆｔ ／ ｍ″付着
ことが望ましい。
特にこの発明の特徴とする所は含浸樹脂が未縮合又は半
縮合状態即ち縮合反応が未完了状態で縮合反応を停止さ
せておくことが重要であり、完全縮合すると、接着剤で
貼付けた時に強度の向上、特に耐湿接着強度の向上が期
待できない。
縮合状態即ち縮合反応が未完了状態で縮合反応を停止さ
せておくことが重要であり、完全縮合すると、接着剤で
貼付けた時に強度の向上、特に耐湿接着強度の向上が期
待できない。
このように加熱により縮合反応が促進する水溶性樹脂に
て改質した壁紙のバインダ用シートを被着体である壁紙
表面材に接着する際は接着剤にポリビニルアルコールを
保護コロイド剤として用いられた例えば酢酸ビニル系エ
マルジョン接着剤、エチレン−酢酸ビニル系エマルジョ
ン接着剤、エチレン−アクリル酸系エマルジョン接着剤
等のエマルジョン接着剤を使用することが望ましい。
て改質した壁紙のバインダ用シートを被着体である壁紙
表面材に接着する際は接着剤にポリビニルアルコールを
保護コロイド剤として用いられた例えば酢酸ビニル系エ
マルジョン接着剤、エチレン−酢酸ビニル系エマルジョ
ン接着剤、エチレン−アクリル酸系エマルジョン接着剤
等のエマルジョン接着剤を使用することが望ましい。
その理由は水溶液中のポリビニルアルコールが未縮合又
は半縮合の水溶性熱硬化樹脂により末端縮合反応が進行
して耐水強度、接着強度の向上が期待できるからである
。
は半縮合の水溶性熱硬化樹脂により末端縮合反応が進行
して耐水強度、接着強度の向上が期待できるからである
。
上記のように処理し、壁紙表面材に接着された壁紙のバ
インダ用シートは耐熱、耐寒寸法安定性がよく、湿潤時
にも剥れにくい耐湿強度のすぐれた改質壁紙用シートの
施工方法を得ることができる。
インダ用シートは耐熱、耐寒寸法安定性がよく、湿潤時
にも剥れにくい耐湿強度のすぐれた改質壁紙用シートの
施工方法を得ることができる。
加熱により縮合反応が促進する水溶性樹脂をシートに含
浸させた後、ポリビニルアルコールを保護コロイド剤と
して含有する接着剤をこのシートに塗布し、次いでこの
シートを壁紙表面材に貼着しタノで、シートと壁紙表面
材との間には水溶性樹脂の層とポリビニルアルコールを
保護コロイドとして含有する接着剤の層が分かれて介在
することになり、従って、シートと水溶性樹脂の層、水
溶性樹脂の層と接着剤の層、接着剤の層と壁紙表面材の
それぞれの層間の結合力を高めることにより、シートを
紙又は布材で形成しまた壁紙表面材を塩化ビニル樹脂系
の硬質シートで形成してもこれら異質の材料であるシー
トと壁紙表面材の接着強度を向上することができるもの
である。
浸させた後、ポリビニルアルコールを保護コロイド剤と
して含有する接着剤をこのシートに塗布し、次いでこの
シートを壁紙表面材に貼着しタノで、シートと壁紙表面
材との間には水溶性樹脂の層とポリビニルアルコールを
保護コロイドとして含有する接着剤の層が分かれて介在
することになり、従って、シートと水溶性樹脂の層、水
溶性樹脂の層と接着剤の層、接着剤の層と壁紙表面材の
それぞれの層間の結合力を高めることにより、シートを
紙又は布材で形成しまた壁紙表面材を塩化ビニル樹脂系
の硬質シートで形成してもこれら異質の材料であるシー
トと壁紙表面材の接着強度を向上することができるもの
である。
以下本発明の実施例を述べる。
実施例 ｌ
市販の壁紙用に造られた紙に次に示す配合仕様のメラミ
ン樹脂系の水溶液を含浸させたのち１３０〜１４０℃で
３分乾燥し、メラミン樹脂を半縮合状態にする。
ン樹脂系の水溶液を含浸させたのち１３０〜１４０℃で
３分乾燥し、メラミン樹脂を半縮合状態にする。
この時このメラミン樹脂は壁紙用の紙に２５ｆ／ｍの割
合で付着している、。
合で付着している、。
配合仕様
メラミン樹脂 スミマール１００ ５０部Ｃ（住友化
学製） イソプロピルアルコール １５１／水
３５〃ＨＣＨ
Ｏ吸収液スミテツクスバツ ４／／フア（住友
化学製） ＡＣＸ−Ｐ
１／／合計１０５ ／／ 次にこのバインダ用の紙にエチレン−酢酸ビニル系のエ
マルジョン接着剤を塗布し、壁紙表面材である塩化ビニ
ル樹脂系の硬質シートに貼付け、２４時間放置してサン
プルを作成した。
学製） イソプロピルアルコール １５１／水
３５〃ＨＣＨ
Ｏ吸収液スミテツクスバツ ４／／フア（住友
化学製） ＡＣＸ−Ｐ
１／／合計１０５ ／／ 次にこのバインダ用の紙にエチレン−酢酸ビニル系のエ
マルジョン接着剤を塗布し、壁紙表面材である塩化ビニ
ル樹脂系の硬質シートに貼付け、２４時間放置してサン
プルを作成した。
同様にして比較試料として市販壁紙のバインダ用の紙に
同一エマルジョン接着剤を塗布し、同上の硬質シートに
貼付け、同一条件でサンプルを作成した。
同一エマルジョン接着剤を塗布し、同上の硬質シートに
貼付け、同一条件でサンプルを作成した。
これらサンプルを７０’Ｃ〜−１５℃各々３時間セット
し、これを１ ｃｙｃｌｅとする寒熱繰返しテストを５
ｃｙｃｌｅ繰返し、壁紙表面のふくれ状態、接着強度を
チェックした。
し、これを１ ｃｙｃｌｅとする寒熱繰返しテストを５
ｃｙｃｌｅ繰返し、壁紙表面のふくれ状態、接着強度を
チェックした。
更に４０°Ｃ×９５％相対湿度の条件中に６時間放置し
、取出した直後の接着強度をチェックした。
、取出した直後の接着強度をチェックした。
実施例 ２
市販の壁紙のバインダ用の紙にＰＶＡ （ポリビニル
アルコール）とトリメチロールメラミンの混合溶液を含
浸させたのち１５０℃で１分乾燥し、３０１／−になる
様に樹脂を付着含浸させ壁紙のバインダ用の紙を作成し
た。
アルコール）とトリメチロールメラミンの混合溶液を含
浸させたのち１５０℃で１分乾燥し、３０１／−になる
様に樹脂を付着含浸させ壁紙のバインダ用の紙を作成し
た。
含浸液の組成
コノバインダ用の紙にアクリル系エマルジョン接着剤（
三菱レーヨン製１Ｘ−２００番）を塗布し、実施例１と
同様の方法でサンプルを作成し試験を実施した。
三菱レーヨン製１Ｘ−２００番）を塗布し、実施例１と
同様の方法でサンプルを作成し試験を実施した。
試験項目 実施例２
Ａ寒熱繰返し試験（表 異常ｔｘ。
面状態）
Ｂ寒熱繰返し試験（剥 。
、３に９／□。。。、巾離強度）
Claims (1)
- １ 加熱により縮合反応が促進する水溶性樹脂を壁紙の
バインダ用のシートに含浸させたのちポリビニルアルコ
ールを保護コロイド剤として含有する接着剤を縮合反応
が未完了状態にあるシートに塗布し、次いでこのシート
を壁紙表面材に貼着することを特徴とする壁紙用シート
の改質方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53113908A JPS5846600B2 (ja) | 1978-09-15 | 1978-09-15 | 壁紙用シ−トの改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53113908A JPS5846600B2 (ja) | 1978-09-15 | 1978-09-15 | 壁紙用シ−トの改質方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5540853A JPS5540853A (en) | 1980-03-22 |
| JPS5846600B2 true JPS5846600B2 (ja) | 1983-10-17 |
Family
ID=14624183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53113908A Expired JPS5846600B2 (ja) | 1978-09-15 | 1978-09-15 | 壁紙用シ−トの改質方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5846600B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0512960B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1993-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4959896A (ja) * | 1972-08-22 | 1974-06-11 | ||
| JPS5167335A (ja) * | 1974-12-09 | 1976-06-10 | Hohnen Oil | Danbooruyosetsuchakuzaino taisuikahoho |
-
1978
- 1978-09-15 JP JP53113908A patent/JPS5846600B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4959896A (ja) * | 1972-08-22 | 1974-06-11 | ||
| JPS5167335A (ja) * | 1974-12-09 | 1976-06-10 | Hohnen Oil | Danbooruyosetsuchakuzaino taisuikahoho |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0512960B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1993-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5540853A (en) | 1980-03-22 |
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