JPS5846034A - テトラブロモビスフエノ−ルaのグリコ−ルエ−テルの製造方法 - Google Patents

テトラブロモビスフエノ−ルaのグリコ−ルエ−テルの製造方法

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JPS5846034A
JPS5846034A JP14454381A JP14454381A JPS5846034A JP S5846034 A JPS5846034 A JP S5846034A JP 14454381 A JP14454381 A JP 14454381A JP 14454381 A JP14454381 A JP 14454381A JP S5846034 A JPS5846034 A JP S5846034A
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tetrabromobisphenol
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oxide
alkylene oxide
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睦 木村
Sadao Shimizu
貞雄 清水
Kazuji Furuta
古田 和司
Riichiro Yamamoto
山本 理一郎
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Meisei Chemical Works Ltd
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Meisei Chemical Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、テトラブロモビスフェノールAのグリコール
エーテルの製造方法に関する。更に詳しくは着色度の低
くかつ分子量分布の狭いテトラブロモビスフェノールA
のグリコールエーテルを短時間で合成する方法に関す右
テトラブロモビスフェノールA及びそのグリコールエー
テル誘導体は、合成繊維及びプラスチック等の難燃剤と
して有用な物質であり、その需要は年々増加している。
この事は生活の多様化、安全性の追求、法規制の強化等
に起因しているものと思われるが、従来性なわれていた
ようにただ単に難燃剤を添加する添加型の難燃剤では安
定した難燃効果を得難いため、最近では分子中に反応基
を有する難燃性の化合物を製品構成用基材として使用す
るいわゆる反応型の難燃剤の要求が増加してきている。
しかもこの反応型の難燃剤・とじても−官能性のものよ
りも二官能性以上のものが要求されてきており、このよ
うな条件を満足させるような物質の一つとしてテトラブ
ロモビスフェノールAが挙ケラレる。しかし、この化合
物はフェノール性の水酸基2個を分子中に有しているた
め、人体に対する刺激性が大きく、臭気も強い。また、
難燃剤として添加または反応せしめて使用した場合、耐
光性が悪く、黄変する傾向が強く、その上可塑性が少い
ため、プラスチックスに添加して使用した場合パンチン
グ等により、穴の周辺に白化現象を生ずる等の欠点を有
している。これらの欠点を減少もしくはなくする一つの
方法としてグリコールエーテル化がある。この方法はグ
リコールエーテル化することによってフェノール性の水
酸基をなくし、それによって毒性、臭気、反応性等を変
化せしめるものであって、融点、可塑性にも変化を生ず
る。このような物性の変化はグリコールエーテル化度に
よって変化するので、目的及び用途に応じて、グリコー
ルエーテル化を行えばよい。グリコールエーテル化には
色々な方法があるが、アルキレンオキサイドを触媒の存
在下に付加させる方法が最も工業的でかつ経済的な方法
として使用されている。
しかし、この方法の一般的な問題点としては、グリコー
ルエーテル化によって着色が生じること、生成物が単一
化合物でなく付加モル数に応じて分子量分布を有する化
合物であること、及び触謀残査の除去の必要性などをあ
げることができる。これらは付加反応を行う際の触媒の
種類、溶媒の有無、反応温度、圧力、反応形態、等に起
因する要因が多く、生成品の使用目的、用途等を検討し
た上でその製造条件が設定される。
現在テトラブロモビスフェノ−7しAのグリコールエー
テル化物についてはそのジヒドロオキシエチル化物(対
称位付加物)及びジヒドロオキシプロピル化物(対称位
付、加物)がテトラフ。
ロモビスフェノールAの有する欠点をカッく−するもの
として注目を浴びている。しかし、これらの製法として
、公知のものは、作業的及び経済的に満足できるもので
はなかった。例えば特公昭86−80272号公報記載
の方法を使用して、水中に於てアルカリl金属塩、もし
くはアルカリ土類金属塩を触媒として、大過剰のアルキ
レンオキサイドを反応させれば高純度のテトラブロモビ
スフェノールAのグリコ−7L/ x −テIV 管製
造することは可能であるが、この方法は大過剰ノアルキ
レンオキサイドを使用することが必要であり、また反応
を水中で行うため過剰のアルキレンオキサイドl及び水
の分離除去、製品の乾燥等の工程が必要であるため経済
的な方法ではなかった。また特開昭50−105688
号公報には活性水素を有しない極性溶剤の存在下にトリ
エチルアミンを触媒としてビスフェノール系ジオキシア
ルキレンエニテルを製造する方法が開示されており、か
なりな高収率でテトラブロモビスフェノールAのジオキ
シエチレンエーテルを製造する例が記載されているが、
この方法は溶剤を使用しているため、その回収工程が必
要であること、触媒として使用するトリエチルアミンの
沸点が約89°Cと低く、臭気及び、皮膚に対する刺激
が大であること、及びトリエチルアミンの水に対する溶
解度が小さく、これを除去するためには多量の水による
水洗または塩酸中和後の水洗、脱水、乾燥等の工程が必
要であることなど、作業的にも経済的にも問題がおった
本発明は、このような欠点を解消し、安価に、作゛業性
よく、高純度のテトラブロモビスフェノールA・グリコ
ールエーテルを製造する方法を提供する。
本発明の方法は、テトラブロモビスフェノールAの溶融
物に、アルキレンオキサイドの少なくとも1種を付加反
応させるものであって、該付加反応に際して触媒として
N、N−ジヒドロキシエチル−N−n−アルキルアミン
を用いることを特徴とする。
アルキレンオキサイドとしては、一般的なものがいずれ
も使用されるが、エチレンオキサイド及ヒプロピレンオ
キサイドから選ばれるのが営業上好ましく、N、N−ジ
ヒドロキシエチル−N−n−アルキルアミンのアルキル
基はメチル、エチル、プロピル又はブチル基であるのが
扱い易い。
また、テトラブロモビスフェノールAとアルキレンオキ
サイドの付加反応は、加圧下で実施されるのが好ましく
、最適反応温度は140〜200°Cでおる。
このような本発明の方法は全く無溶剤で実施できるため
、工程を著しく短縮できる。更に、触媒として、使用す
るN、N−ジヒドロキシエチル−N−n−アルキルアミ
ンは従来の触媒に比較して沸点が高く、常温で液状であ
り、皮膚に対する刺激も少なく水に対する溶解度も大き
い。このため触媒の取り扱い、及びその除去も容易であ
る。ま友触媒残査として製品中に残った場合テ4.、N
、N−ジヒドロキシエチル−N−n−アルキルアミンは
製品のテトラブロモビスフェノールA・グリコールエー
テルに似た構造をとる2官能性のイし・合物であり、ポ
リエステルやポリ′ウレタン等の改質剤(染色性向上、
安定性向上)として使用される場合もあり、この場合合
成繊維、プラスチックスなどの一成分として働く。従っ
て上記の様な性質が要求される用途にテトラブロモビス
フェノールAのクリコ−IV ニー テk カ使用され
る場合には触媒残香を除去する必要は無い。なお、グリ
コールエーテル化されたテトラブロモビスフェノールA
中に触媒残香がそのまま残存している場合でも、その中
に均一に溶解しており、脱混合とか、不透明化等の現象
は全く認められない。
次に実施例によって本発明を説明する・実施例 1 11オ−Fクレープ反応器にテトラブロモビスフェノ−
A/A 811.8 ’l (1,5モル)を仕込み、
触媒としてN、N−ジヒドロキシエチル−N−n−ブチ
ルアミン1.0gを加えた後、反応器内を十分チッ素置
換し、次いでマントルヒーターにて昇温シた。185〜
190℃にてテトラブロモビスフェノールAを溶融し、
内圧8.0 kg/cd以下でエチレンオキサイド18
8.69 (8,15モル)を50分を要して添加した
。エチレンオキサイドの総量の20〜80%を添加した
後150〜160°Cに降温して残量のエチレンオキサ
イドを添加した。添加終了後、同温度にて1時間熟成し
た後、減圧及びチッ素加工操作を数回繰返し行い、18
0〜140℃にて反応物をバットに取出し、947g(
収率99.54%)の生成物を得た。これは冷却すると
淡褐色の脆いガラス状となり、家庭用ミキサーにて容易
に粉砕でき、淡黄色粉末となった。
実施例2 実施例1と同様の装置、方法にて、テトラブロモビスフ
ェノールA 811.8 g (1,5モル)、N。
N−ジヒドロキシエチル−N−メチルアミン1.Ogヲ
仕込み、エチレンオキサイド188.6 f/ (8,
15モル)、を1時間を要して添加する。添加終了後、
1時間熟、成を行って生成物948f(収率99.64
%)を得た。このものは淡黄色粉末となった。
実施例 8 実施例1と同様の装置、方法にて、テトラブロモビスフ
ェノールA 811.8 F! (1,6モル)、N。
N−ジヒドロキシエチル−N−n−ブチルアミン1゜O
gを仕込み、プロピレンオキサイド182.7F(8,
15モル)を1時間80分を要して添加した。添加終了
後、2時間熟成を行って生成物990g(収率99.4
5%)を得た。このものは淡黄色粉末となった。
比較例 1 触媒として苛性カリを用いる以外は実施例1とまったく
同様の条件で、テトラブロモビスフェノールA 811
.8 f (1,5モル)、苛性カリ2.8fを仕込み
、エチレンオキサイド188.6 f (8゜15モル
)を1時間10分を要して添加した。
添加終了後、1時間熟成を行って、生成物949g(収
率99.56%)を得るが、このものは固まり易い黄褐
色粉末であった。
比較例 2 触媒として苛性カリを用いる以外は実施例2とまったく
同様の条件で、テトラブロモビスフェノールA slt
、a f (1,5モル)、苛性カリ2.8gを仕込み
、プロピレンオキサイド182.79 (8,15モル
)を 1時間80分を要して添加した添加終了後、2時
間熟成を行って生成物991g(収率99.55%)を
得た。このものは固まり易い黄褐色粉末であった。
比較例 8 11A−−)クレープ反応器にテトラブロモビスフェノ
ールA20Of (0,87モル)、精製塩1.8f及
び水267fを仕込み、密閉後反応器内を十分チッ素置
換すると共に反応器を10”C以下に冷却した後、エチ
レンオキサイド108F(2,45モル)を圧入した。
攪拌しながら、ウォーターパスで70’Cに加熱し、7
0〜76℃で4時間反応させると結晶を生じた。次いで
、燥し、生成物224 f (収率96.40% 但し
、エチレンオキサイド2モル付加物が目的生成物で、そ
れを理論値(2B2.69 )とする〕を得た。このも
のは白色粉末であった。
以上、実施例1.2.8.及び比較例1.2.8.0反
応時間、収率及び各生成物の分析値を次表に示す。
手続補正書 昭和56年lO月12日 特許庁長官    殿 l・事件の゛表示   昭和56年特許願第14454
3号3補正をする者 事件との関係   特許出願人 氏名(名称)  明成化学工業株式会社4、代理人  
  〒604 6、補正により増加する発明の数 7・補正ノ対象   明細書、発明の詳細な説明の欄8
、補正の内容 (11明118暮、第10頁第4行、「加工操作」とあ
るを「加圧操作」と補正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 、テトラブロモビスフェノールAの溶融物に、
    アルキレンオキサイドの少なくとも1種を付加反応させ
    るものであって、該付加反応に際して触媒としてN、N
    −ジヒドロキシエチル−N−n−アルキルアミンを用い
    る事を特徴とするテトラゾ0モビスフエノールAのグリ
    コールエーテルの製造方法。
  2. (2)  アルキレンオキサイドがエチレンオキサイド
    及びプロピレンオキサイドから選ばれることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)  N、N−ジヒドロオキシ鵬エチルーN−n−
    アルキにアミンのアルキル基が、メチル、エチル、プロ
    ピル、又はブチル基である事を特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項又は第(2)項記載の方法。
  4. (4)加圧下、140℃ないし200℃の温度で上記付
    加反応を実施することを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項ないし第(3)項いずれかに記載の方法。
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