JPS5845955B2 - 加熱転写体の改良方法 - Google Patents

加熱転写体の改良方法

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JPS5845955B2
JPS5845955B2 JP53163011A JP16301178A JPS5845955B2 JP S5845955 B2 JPS5845955 B2 JP S5845955B2 JP 53163011 A JP53163011 A JP 53163011A JP 16301178 A JP16301178 A JP 16301178A JP S5845955 B2 JPS5845955 B2 JP S5845955B2
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JP
Japan
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colloidal
film
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alumina
weight
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JP53163011A
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晃造 児谷
信雄 福嶋
勇 鯰江
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質材料または金属材料の表面にアルミナ皮
膜またはシリカ皮膜を形成し、この皮膜に昇華性着色剤
からなる文字図柄を加熱転写印刷する方法(%願昭51
−150137.特願昭52−88124)の改良方法
に関する。
すなわち、上記発明は非常にきびしい条件下、特に有機
溶剤存在下での使用やスチーム中での長時間利用などの
際は耐薬品性、耐スチーム性に問題があった。
また、耐光性の劣る着色剤を使用した場合には堅ろう度
にも問題があった。
本発明はこれらの欠点を改良することを目的としたもの
であり、転写面に耐水化可能な水溶性樹脂を含むコロイ
ド性アルミナむよび、またはコロイド性シリカを塗布し
て乾燥、硬化することを特徴とする耐薬品性、耐候性に
すぐれた加熱転写体の改良方法である。
従来、ガラスなどを着色する場合、ガラスバッチに着色
剤を添加して着色製品を製造する方法がとられているが
、複数の色を有する着色ガラス製品を所望するとき、あ
るいはこの製品を部分的に着色する場合には製造上に問
題がある。
また、無機質材料に印刷する方法としては、シルクスク
リーン式、スライド転写方式などがあるが、これらは印
刷工程が複雑であり、印刷後の焼付時間も1〜3時間と
長時間を要し、生産能率が悪く、着色剤も不透明な顔料
がほとんどであった。
一方、上記の欠点を改度する方法として、ガラス、磁器
、磁器スレート、コンクリートなどに合成樹脂皮膜をコ
ーティングし、この皮膜を染料で染色するか、加熱転写
印刷する方法が存在するが、これらは耐摩耗性、耐熱性
、不燃性、表面平滑性に劣り、薄膜を形成することが困
難であるばかりでなく皮膜と基材との接着強度の点で合
成樹脂の種類も限定されている情況下にある。
そこで、本発明者らは、コロイド性アル□すまたはコロ
イド性シリカを無機質材料や金属材料にコーティングし
て、これを乾燥、焼威し、得られたアル□すまたはシリ
カ皮膜上に昇華性着色剤を含有するインクにより文字図
柄を形成した転写箔を重ね合わせ、加圧加熱してアルミ
ナまたはシリカ皮膜上に文字図柄を形成することを特徴
とする耐摩耗性、耐熱性、不燃性、表面平滑性、薄膜形
成性にすぐれた装飾材料を提供する加熱転写印刷を発明
したが、転写物を非常にきびしい環境、特に有機溶剤存
在下での使用やスチーム中での長時間利用などの際には
着色度合が低下し、また、耐光性の劣る着色剤を使用し
た場合、堅ろう度にも問題があった。
本発明を実施するに先だって、ガラス、ホーロー、陶磁
器、スレート、コンクリートなどの無機質材料、鉄、亜
鉛、銅、アルミニウムなどの金属材料にコロイド性アル
□すまたはコロイド性シリカをコーティングし、乾燥、
焼成してアル□すまたはシリカ皮膜を形成後、4華性着
色剤を含有する転写箔を用いて加熱転写後、転写面にト
ップコーティングを行なう。
トップコーティング材としてのコロイド性アルミナは、
塩基性塩化アルミニウムまたは酢酸アルミニウムを加水
分解して得られるベーマイトからなるゾルであっても、
ゲルを解膠してつくられるゾルであってもよい。
また、多少のゲルが混入されていてもさしつかえないが
、コーティングの作業性、薄膜形成性、膜の均一性を重
要視する場合には、ゲル分をほとんど含有していない低
粘性物が好ましい。
また、逆に粘度増加を目的とするためには、製膜性を損
なわないかぎり、アルカリ捷たは塩類溶液を加えること
ができる。
トップコーティング材としてのコロイド性シリカは水ガ
ラスの酸分解、電解透析法、加水分解法、ゲルの解膠に
よる方法、イオン交換法などいずれの方法でつくったゾ
ルでもよい。
コロイド性アルミナlたはコロイド性シリカは単独で使
用するかまたは混合物として使用する。
但し、混合する際には粒子の荷電とpHに注意し、急激
にゲル化しないように調整する必要がある。
混合比はコロイド性アルミナ1〜99宏コロイド性シリ
カ99〜1%でありいかなる割合で混合しても使用しう
るが、耐候性の向上を強調する場合にはコロイド性アル
□す90〜10φ、コロイド性シリカ10〜90φの混
合比が好ましい。
コロイド性アル□す、コロイド性シリカまたはコロイド
性アル□すとコロイド性シリカとの混合物に混合する水
溶性樹脂は、乾燥または硬化剤の添加により耐水化可能
なものでiければならない。
樹脂の添加によって、乾燥または硬化温度が比較的低温
で実施でき、着色剤への影響を防止するとともに、耐薬
品性、耐候性をも付与し、強靭な皮膜を作製することが
できる。
また、コロイド性アルミナやコロイド性シリカのみでは
達成不可能な厚膜を作製することができる。
本発明で使用し得る水溶性樹脂は、酢酸ビニル−エチレ
ン共重合体系エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル酸エ
ステル系エマルジョン、アクリル樹脂系エマルジョンな
どのようなビニル系不飽和モノマーを乳化重合して得ら
れる乳化重合体形のもの、アルキッド樹脂、エポキシ樹
脂エステルなどのような樹脂を乳化剤により水中に乳化
させるか、乳化しやすい樹脂を水中に乳化させて得られ
る乳化樹脂形のもの、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、
尿素樹脂、アミノアルキッド樹脂、ア□ノアクリル樹脂
など樹脂骨該中に親水基を導入し、水溶性とした水溶液
型のものがあげられる。
オた、反応型エマルジョンとして知られるポリオール/
ブロックインシアネートエマルジョンやアクリル酸やメ
タクリル酸エステルに重合性カルボン酸を加えて乳化重
合させたエマルジョンなども使用することができ、耐水
性、耐アルカリ性、耐沸水性などが高度に望1れる場合
に非常に有効なものとしてあげられる。
また、ポリビニルアルコール樹脂のように加熱乾燥によ
って結晶化する水溶性樹脂も使用することができる。
なかでも、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニールア
クリル酸エステル系エマルジョンはすぐれた耐候性、耐
薬品性を得る上で好lしいものである。
水溶性樹脂の添加量は樹脂の種類によって多少異なるが
、一般的には、コロイド性アルミナむよび、またはコロ
イド性シリカ100重量部(固形分換算)に対して、0
.05〜20重量部(固形分換算)、好1しくは0.1
〜10重量部(固形分換算)であり、少なすぎると、低
温での硬化が実施できない。
一方、20重量部以上添加すると皮膜の硬度が低下した
り、皮膜の白化が生じたりして好1しくない。
硬化剤の添加を必要とする水溶性樹脂に対しては、それ
ぞれ必要量の硬化剤を添加する。
また、トップコーティング材の中に、少量の安定剤、紫
外線吸収剤、染料、顔料、滑剤、粘度調節剤などを添加
することも可能である。
トップコーティング方法は基材の大きさ、平面、曲面、
表面粗さなどにより適当な方法を選択すべきであり、一
般的には流延法、スプレー法、ロール塗布法、ディッピ
ング法、刷毛塗り法などが採用可能である。
トップコーティング後、乾燥、硬化を行なうが温度は水
溶性樹脂の種類や添加量によって異なり、通常5000
〜220°0程度である。
トップコート皮膜の厚さは0.5〜100μm程度1で
作製可能であるが、0.5〜10μm程度でも耐薬品性
、耐候性、耐摩耗性にすぐれた転写面に改良することが
できる。
このようにして得られた転写体は、インテリア材料、エ
フステリア材料々ど多方面の用途に応用される。
また、皮膜は均一で薄膜化できるので屈折率が一定であ
り、基材表面の良さをその1″!反映して装飾用途に適
している。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1 アルミナゲルを解膠して作製したコロイド性アル□す(
ベーマイト、固型分100重量部pH4)をガラス板に
塗布し、75°Cで乾燥後550°Cで1時間焼成した
結果、厚さ5μmの透明なγ−アルミナ皮膜が得られた
つぎに住友化学工業株製分散染料(TS−WBl、ue
603 )で印刷した転写紙の印刷面とアルミナ皮膜面
を重ね合わせ、圧力0.5Kg/i 、温度200℃で
1分間プレスしたところ透明なカラー印刷物が得られた
次いで、上記コロイド性アルミナの固型分換算で100
重量部に、住友化学工業[株]製水溶性メチル化メラ□
ン樹脂固型分換算で5重量部および東亜合成■製水溶性
アクリル樹脂(アロンoS−4020)固型分換算で5
重量部を混合し、これを転写面にコーティングして15
0℃で30分乾燥した結果、厚さ8μmの硬化膜が得ら
れた。
これを温度50℃のトルエン中に24時間浸漬しても色
の変化はなく、150℃のスチーム中に1時間さらして
も色の変化は認められなかった。
実施例 2 コロイド性シリカ(pH9,5、固型分200重量部を
多孔吸収板に塗布し、90℃で2時間乾燥後600℃で
30分焼成した。
つぎに、住友化学工業■製分散染料(TS−WBLue
603)で印刷した転写紙の印刷面とシリカ皮膜面を重
ね合わせ、圧力0.5 Kg/c4、温度200℃で1
分間プレスしたところカラー印刷物が得られた。
次いで、上記コロイド性シリカ100重量部(固型分換
算)に、日本アクリル化学□□□製アクリル樹脂エマル
ジョン(フライマールAC−73、pH9〜10、固型
分46重量%)を固型分換算で3重量部を混合し、これ
を転写面にコーティングして、150℃で30分乾燥し
た結果、厚さ7μmの硬化膜が得られた。
これを、実施例1と同様の耐トルエン性および温度30
℃のメタノール中に24時間浸漬する耐メタノール性試
験のいずれにも色の変化はなく、ウェザ−テストでは1
00時間照射後も色の変化は認められなかった。
実施例 3 実施例1の方法で得られたコロイド性アルミナをトリク
レンで脱脂したタイル上に塗布し、風乾後600℃で3
0分焼成して、厚さ6μmの透明なγ−アル□す皮膜を
得た。
つぎに、住友化学工業■製分散染料(TS −WRed
603 )で印刷した転写紙の印刷面とアル□す皮膜面
を重ね合せ、温度220℃、圧力011Ky/cstで
2分間プレスしたところ、鮮明なカラー印刷物が得られ
た。
次いで、実施例1で使用したコロイド性アルミナを固型
分換算で70重量部とコロイドシリカ(pn 4 )を
固型分換算で30重量部および大同化成工業[相]鯛ア
クリル樹脂エマルジョン(ビニゾール640B、pH5
)を固型分換算で3重量部とを混合し、上記転写体の転
写面にコーティングし、140℃で30分乾燥した結果
、厚さ6μmの硬化膜が得られた。
これを実施例1と同様の耐トルエン性およびウェザ−テ
スト100時間照射による耐候性テスト後も色の変化は
認められなかった。
実施例 4 実施例1の方法で得られたコロイド性アル□すを洗剤で
洗浄、脱脂したガラス板上に塗布し、90℃で1時間乾
燥後500℃で1時間焼成して、厚さ6μmの透明なγ
−アルミナ皮膜を得た。
つぎに、住友化学工業■製分散染料(TS−WBlue
603 )で印刷した転写紙の印刷面とアル□す皮膜面
を重ね合せ、温度200℃、圧力0.1”!/actで
2分間プレスしたところ、鮮明なカラー印刷物が得られ
た。
次いで、実施例1で使用したコロイド性アル□すを固型
分換算でioo重量部とクラレ儲鯛ポリビニルアルコー
ル ケン化度98〜99φ)を5重量部とを混合し、上記転
写体の転写面にコーティングした後、200℃で30分
乾燥した結果、厚さ8μmの硬化膜が得られた。
これを実施例2と同様の耐溶剤性テストおよび耐候性テ
ストに供した結果、いずれも転写印刷の色の変化は認め
られなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コロイド性アルミナまたはコロイド性シリカより得
    られたアルミナ皮膜またはシリカ皮膜上に文字図柄を加
    熱転写する方法において、昇華性着色剤を含有する転写
    箔を用いて加熱転写後、転写面に耐水化可能な水溶性樹
    脂を含むコロイド性アル□すおよび、捷たはコロイド性
    シリカを塗布して乾燥、硬化することを特徴とする加熱
    転写体の改良方法。
JP53163011A 1978-12-28 1978-12-28 加熱転写体の改良方法 Expired JPS5845955B2 (ja)

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