JPS6139197B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6139197B2
JPS6139197B2 JP52088124A JP8812477A JPS6139197B2 JP S6139197 B2 JPS6139197 B2 JP S6139197B2 JP 52088124 A JP52088124 A JP 52088124A JP 8812477 A JP8812477 A JP 8812477A JP S6139197 B2 JPS6139197 B2 JP S6139197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
film
silica
transfer printing
silica film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52088124A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5424109A (en
Inventor
Masaya Aoyanagi
Isamu Namazue
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP8812477A priority Critical patent/JPS5424109A/ja
Publication of JPS5424109A publication Critical patent/JPS5424109A/ja
Publication of JPS6139197B2 publication Critical patent/JPS6139197B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質材料の表面にシリカ皮膜を形成
し、この皮膜に昇華性着色材からなる文字図柄を
加熱転写印刷する方法に関する。
従来、ガラスなどを着色する場合、ガラスバツ
チに着色剤を添加して着色製品を製造する方法が
とられているが、複数の色を有する着色ガラス製
品を所望するとき、あるいはこの製品を部分的に
着色する場合には製造上に問題がある。
また、無機質材料に印刷する方法としては、シ
ルクスクリーン式、スライド転写方式などがある
が、これらは印刷工程が複雑であり、印刷後の焼
付時間も1〜3時間と長時間を要し、生産能率が
悪く、着色材も不透明な顔料がほとんどであつ
た。
一方、上記の欠点を改良する方法として、ガラ
ス、陶器、磁器、スレート、コンクリートなどに
合成樹脂皮膜をコーテイングし、この皮膜を染料
で染色するか、加熱転写印刷する方法が存在する
が、これらは耐摩耗性、耐熱性、不燃性、表面平
滑性に劣り、薄膜を形成することが困難であるば
かりでなく皮膜と基材との接着強度の点で合成樹
脂の種類も限定されている情況下にある。
本発明者らは、コロイド性シリカ(シリカゾ
ル)を無機質材料にコーテイングして、乾燥、焼
成して得られる基材表面のシリカ皮膜に対して、
染料水溶液による染色よりも昇華性染料による乾
式の加熱転写の方が有効に作用し、グラビア印刷
などの細かい模様の印刷が可能であることを発見
し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は無機質材料基材へ加熱転写
印刷する方法において、基材にコロイド性シリカ
を塗布し、これを乾燥または焼成後得られた基材
表面のシリカ皮膜上に昇華性着色剤を含有するイ
ンキにより文字図柄を形成した転写紙を重ね合わ
せ、加圧加熱してシリカ皮膜上に文字図柄を形成
することを特徴とする耐摩耗性、耐熱性、不燃
性、表面平滑性、薄膜形成性にすぐれた装飾材料
を提供する加熱転写印刷方法である。
本発明の対象となる基材は、ガラス、陶磁器、
スレート、コンクリートなどの無機質材料、であ
るが、特に界面の接着強度の点で表面が多孔性の
素焼、レンガ、瓦、タイルなどに好適である。
コーテイング材としてのコロイド性シリカは水
ガラスの酸分解、電解透析法、加水分解法、ゲル
の解膠による方法、イオン交換法などいずれの方
法でつくつたゾルでもよい。コロイド性シリカは
通常単独で使用するが、コロイド性アルミナやコ
ロイド性マイカとの混合物としても使用できる。
但し、混合する際には粒子の荷電とPHに注意し、
急激にゲル化しないように調製する必要がある。
コーテイング方法は基材の大きさ、平面、曲
面、表面粗さなどにより適当な方法を選択すべき
であり、一般的には流延法、スプレー法、ロール
塗布法、デイツピング法、刷毛塗り法などが採用
可能である。
コーテイング後、表面平滑性、透明性を保持す
るために、100℃以下の温度である程度水分を乾
燥することが好ましい。
また、表面の硬度をあげたい場合には5001200
℃の温度で少くとも30分間は焼成する。皮膜厚さ
は、コロイド性シリカの濃度、塗布量、ゲル分量
などによつて変えられるが、0.5〜10μm程度で
十分である。
本発明において、転写紙の文字図柄を構成する
インキ着色剤は、昇華性であれば有機質着色剤で
あつても、無機質着色剤であつてもよい。
具体的には、分散染料、トリフエニルメタン系
塩基性染料、媒染染料、酸化染料、有機顔料、無
機顔料などが相当する。転写紙の基材は、紙、プ
ラスチツクフイルムなど従来使用されているもの
が使用可能である。
転写紙図柄形成面とシリカ皮膜面を重ね合わせ
て、加圧加熱するときの圧力はさほど大きくなく
とも良く0.05〜3.0Kg/cm2程度でも十分である。
また、加熱時間は昇華性、染着力、パツキング材
の種類などによつて変化し、1秒〜180秒のよう
に広範囲にわたる。加熱温度は染料の昇華温度以
上、分解温度以下が好ましく、染料種類によつて
60〜280℃の範囲でおこなわれる。得られた被転
写基材の表面はシリカ皮膜でおおわれているので
耐摩耗性、耐熱性、不燃性にすぐれており、イン
テリア材料、エクステリア材料など多方面の用途
に応用される。
また、皮膜は均一で薄膜化できるので屈折率が
一定であり、基材表面の良さをそのまま反映して
装飾用途に適している。
次に実施例による本発明を具体的に説明する。
実施例 1 コロイド性シリカ(PH9.5,固型分20重量%)
を多孔吸収板に塗布し、90℃で2時間乾燥後600
℃で30分間焼成した。
つぎに住友化学工業(株)製分散染料(TS−W
BLUE603)で印刷した転写紙の印刷面とシリカ
皮膜面を重ね合わせ、圧力0.5Kg/cm2、温度200℃
で1分間プレスしたところカラー印刷物が得られ
た。これらのウエザーテストでは50時間照射後も
色の変化は認められず、また常温の水中に100時
間浸漬しても色の変化はなかつた。
実施例 2 実施例1で使用したコロイド性シリカを素焼の
鉢に塗布し、90℃で1時間乾燥した。
つぎに住友化学工業製分散染料(TS−W
RED603)で印刷した転写紙の印刷面とシリカ皮
膜面を重ね合わせ、圧力0.1Kg/cm2、温度230℃で
1分間圧着したところ、鮮明なカラー印刷物が得
られた。これを屋外暴露した結果1ケ月で特に退
色は認められなかつた。50℃温水浸漬10時間後も
色の変化は認められなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無機質材料基材へ加熱転写印刷する方法にお
    いて、基材にコロイド性シリカを塗布し、得られ
    た基材表面のシリカ皮膜上に、昇華性着色剤を含
    有するインキによる文字図柄を形成した転写紙を
    重ね合わせ、加圧加熱してシリカ皮膜上に文字図
    柄を形成することを特徴とする加熱転写印刷法。
JP8812477A 1977-07-21 1977-07-21 Method of thermal copying Granted JPS5424109A (en)

Priority Applications (1)

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JP8812477A JPS5424109A (en) 1977-07-21 1977-07-21 Method of thermal copying

Applications Claiming Priority (1)

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JP8812477A JPS5424109A (en) 1977-07-21 1977-07-21 Method of thermal copying

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JPS5424109A JPS5424109A (en) 1979-02-23
JPS6139197B2 true JPS6139197B2 (ja) 1986-09-02

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JP8812477A Granted JPS5424109A (en) 1977-07-21 1977-07-21 Method of thermal copying

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996003284A1 (fr) * 1994-07-26 1996-02-08 Sony Corporation Procede de transfert d'image, substrat de transfert et ruban encreur utilise a cet effet

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JPS5767222A (en) * 1980-10-15 1982-04-23 Sumitomo Electric Industries Method of producing muticore nb3sn superconductor

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JPS5424109A (en) 1979-02-23

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