JPS5844588Y2 - 電解コンデンサ素子 - Google Patents
電解コンデンサ素子Info
- Publication number
- JPS5844588Y2 JPS5844588Y2 JP5609977U JP5609977U JPS5844588Y2 JP S5844588 Y2 JPS5844588 Y2 JP S5844588Y2 JP 5609977 U JP5609977 U JP 5609977U JP 5609977 U JP5609977 U JP 5609977U JP S5844588 Y2 JPS5844588 Y2 JP S5844588Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- foil
- electrolytic capacitor
- capacitor element
- electrolytic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は陽極箔を二枚重ねて巻くことにより、単位体積
当りの静電容量(比静電容量と呼ぶ)を増すいわゆるダ
ブルアノード型の電解コンデ゛ンサ素子に関するもので
ある。
当りの静電容量(比静電容量と呼ぶ)を増すいわゆるダ
ブルアノード型の電解コンデ゛ンサ素子に関するもので
ある。
写真撮影の際などに使用されているストロボ用の電解コ
ンテ゛ンサは、小型でしかも光量を増すために使用電圧
を下げずに比静電容量を増加することが要求されている
。
ンテ゛ンサは、小型でしかも光量を増すために使用電圧
を下げずに比静電容量を増加することが要求されている
。
静電容量を増加するには、電解箔を粗面化するエツチン
グ倍率を上げることによって達せられる。
グ倍率を上げることによって達せられる。
しかしエツチング倍率を上げることはすでに限界近くに
まで来ており、さらに比静電容量を上げるために、ダブ
ルアノード方式と呼ばれる一枚の陰極箔に対し、陽極箔
を二枚重ね合せて巻込む方式が採用されるようになって
きた。
まで来ており、さらに比静電容量を上げるために、ダブ
ルアノード方式と呼ばれる一枚の陰極箔に対し、陽極箔
を二枚重ね合せて巻込む方式が採用されるようになって
きた。
この方式によれば比静電容量を30〜35%上げること
ができる。
ができる。
このような形式の素子を巻き込む場合、第1図のように
陽極箔1,2を同じ個所で引き出しタブ3aと接続する
と、巻回する際内側になる箔と外側になる箔がづれてき
て巻回が不可能になるため、巻始めになる側の端に引出
しタブ3aを接続するか、あるいは二枚の陽極箔を重ね
第2図のように、陰極箔1.2へそれぞれ引出しタブ3
a 、3 bを接続し、巻回後各々の引出しタブを外
部端子に接続する方法がとられている。
陽極箔1,2を同じ個所で引き出しタブ3aと接続する
と、巻回する際内側になる箔と外側になる箔がづれてき
て巻回が不可能になるため、巻始めになる側の端に引出
しタブ3aを接続するか、あるいは二枚の陽極箔を重ね
第2図のように、陰極箔1.2へそれぞれ引出しタブ3
a 、3 bを接続し、巻回後各々の引出しタブを外
部端子に接続する方法がとられている。
最近室内や逆光線下でも容易に撮影できるように、写真
フィルムに感度の非常に高いものが市販されることによ
り、カメラへ小型のストロボを組み込んだものが発売さ
れている。
フィルムに感度の非常に高いものが市販されることによ
り、カメラへ小型のストロボを組み込んだものが発売さ
れている。
これらのストロボに使用される電解コンテ゛ンサには、
大きさあるいは組立の作業性の点から第3図のような、
板状の外部端子4を持ったいわゆるラグ形ではなく、第
4図のようなリード線8の出た端子同一方向形のストロ
ボコンデンサが要求されてきている。
大きさあるいは組立の作業性の点から第3図のような、
板状の外部端子4を持ったいわゆるラグ形ではなく、第
4図のようなリード線8の出た端子同一方向形のストロ
ボコンデンサが要求されてきている。
この形式の引出しリード線は第5図のように、丸棒部分
7aと平板部分7bからなる引出しリードに外部リード
線8が溶接されている。
7aと平板部分7bからなる引出しリードに外部リード
線8が溶接されている。
従って第4図の形式でダブルアノード形のストロボコン
デンサを製作する場合、第2図の場合のように同極箔1
゜2から各々引出しタブ3 a 、3 bを出すことば
で゛きない。
デンサを製作する場合、第2図の場合のように同極箔1
゜2から各々引出しタブ3 a 、3 bを出すことば
で゛きない。
そこで考えられる方法としては、陽極箔1,2のはじ′
めところで二枚を合せて第5図で示す端子を接続し、こ
・を巻始めとして素子を構成すれば、内側になる箔と外
側になる箔のづれを防ぐことができる。
めところで二枚を合せて第5図で示す端子を接続し、こ
・を巻始めとして素子を構成すれば、内側になる箔と外
側になる箔のづれを防ぐことができる。
しかしこの巻き方であると、陽極側のリード端子が第4
図のような形式ではコンテ゛ンサの中心に出てきてしま
うため、第4図のdで示す間隔がとれなくなり、特にス
トロボ用コンデンサのように使用電圧が高い場合には短
絡が起り易くなり危険が大きく、また封口ゴムの他製品
との瓦間性がなくなり且従来の製造機器が使用できなり
÷などと不都合が生じる。
図のような形式ではコンテ゛ンサの中心に出てきてしま
うため、第4図のdで示す間隔がとれなくなり、特にス
トロボ用コンデンサのように使用電圧が高い場合には短
絡が起り易くなり危険が大きく、また封口ゴムの他製品
との瓦間性がなくなり且従来の製造機器が使用できなり
÷などと不都合が生じる。
そこで本考案はこの問題を解決するため、第6図で示す
ように初めに通常の電解コンデンサと同様に第一陽極箔
1と電解紙、陰極箔を重ねたものを巻き、途中リード線
引出しタブを取付ける際、リード端子が第4図の間隔d
がとれるまできた位置で、第二陽極箔2を第一陽極箔1
へ重ねて溶接あるいはステッチして接続し、その後所定
の長さまで二枚の陽極箔1,2、電解紙、陰極箔を重ね
て巻回した電解コンデンサ素子である。
ように初めに通常の電解コンデンサと同様に第一陽極箔
1と電解紙、陰極箔を重ねたものを巻き、途中リード線
引出しタブを取付ける際、リード端子が第4図の間隔d
がとれるまできた位置で、第二陽極箔2を第一陽極箔1
へ重ねて溶接あるいはステッチして接続し、その後所定
の長さまで二枚の陽極箔1,2、電解紙、陰極箔を重ね
て巻回した電解コンデンサ素子である。
このような構成による素子は、第二陽極箔2の長さが多
少第一陽極箔1より短くなるので、その分静電容量増加
への寄与が少くなるのは確かであるが、内側の陽極箔と
外側の陽極箔の巻込時のずれがな←捲けると共に、二本
のリード端子の位置が第4図で示す場合と同じ間隔dを
保つことができるので、短絡の憂いがないという実用効
果が得られる。
少第一陽極箔1より短くなるので、その分静電容量増加
への寄与が少くなるのは確かであるが、内側の陽極箔と
外側の陽極箔の巻込時のずれがな←捲けると共に、二本
のリード端子の位置が第4図で示す場合と同じ間隔dを
保つことができるので、短絡の憂いがないという実用効
果が得られる。
第1図は二枚の陽極箔の一個所に引出しタブを接続した
場合の斜視図、第2図はタグ端子形ダブルアノード電解
コンデンサの陽極箔への引出しタブの接続状態を示す斜
視図、第3図は従来のラグ端子形ダブルアノード電解コ
ンデンサの縦断正面図、第4図はリード端子間一方向形
電解コンデンサの縦断正面図、第5図はリード端子の平
面図、第6図は本考案のダブルアノード電解コンデンサ
素子を作る際の、二枚の陽極箔とリード端子の接続状態
を示す斜視図である。 1・・・・・・第一陽極箔、2・・・・・・第二陽極箔
、3 a 、3 b・・・・・・引出しタブ、4・・・
・・・外部接続用ラグ端子、5・・・・・・コンデンサ
素子、6・・・・・・陰極引出し用タブ、7a・・・・
・・リード端子の丸棒部分、7b・・・・・・リード端
子の平板部分、8・・・・・・外部接続用リード線。
場合の斜視図、第2図はタグ端子形ダブルアノード電解
コンデンサの陽極箔への引出しタブの接続状態を示す斜
視図、第3図は従来のラグ端子形ダブルアノード電解コ
ンデンサの縦断正面図、第4図はリード端子間一方向形
電解コンデンサの縦断正面図、第5図はリード端子の平
面図、第6図は本考案のダブルアノード電解コンデンサ
素子を作る際の、二枚の陽極箔とリード端子の接続状態
を示す斜視図である。 1・・・・・・第一陽極箔、2・・・・・・第二陽極箔
、3 a 、3 b・・・・・・引出しタブ、4・・・
・・・外部接続用ラグ端子、5・・・・・・コンデンサ
素子、6・・・・・・陰極引出し用タブ、7a・・・・
・・リード端子の丸棒部分、7b・・・・・・リード端
子の平板部分、8・・・・・・外部接続用リード線。
Claims (1)
- 始めに第一陽極箔1と電解紙、陰極箔を重ねたものを巻
き、途中リード線引出しタブを取付ける際に、第二陽極
箔2を第一陽極箔1へ重ねて溶接あるいはステッチして
接続し、その後所定の長さまで二枚の陽極箔1,2、電
解紙、陰極箔を重ねて巻回してなる電解コンテ゛ンサ素
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5609977U JPS5844588Y2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 電解コンデンサ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5609977U JPS5844588Y2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 電解コンデンサ素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53150431U JPS53150431U (ja) | 1978-11-27 |
JPS5844588Y2 true JPS5844588Y2 (ja) | 1983-10-08 |
Family
ID=28952632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5609977U Expired JPS5844588Y2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 電解コンデンサ素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844588Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59145025U (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-28 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
JPS59145024U (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-28 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
JPH0532997Y2 (ja) * | 1984-12-26 | 1993-08-23 |
-
1977
- 1977-04-30 JP JP5609977U patent/JPS5844588Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53150431U (ja) | 1978-11-27 |
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