JPS5844353B2 - フイルタ−トリツケキカイ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 フィルター付紙巻煙草は、通常、煙草２本分に相当する
フィルタ一部分（以下「二重長さフィルタ一部分」とい
う）の軸方向両側にそれぞれ紙巻煙草部分を結合するこ
とによって製造され、この結合は、二重長さフィルタ一
部分の周囲および各紙巻煙草部分のフィルター側端部の
周囲に、コルクパッチと称する１枚の連結シートを巻き
付けることによって達成される。

この結合をするための機械を、以下「フィルター取付機
械」という。

フィルター取付機械は、ロッド組合せ体（二重長さフィ
ルタ一部分と２つの紙巻煙草部分から成る）に、コルク
パッチを巻き付けるものであり、ロッド組合せ体とコル
クパッチはローリングドラムに供給されて、コルクパッ
チの巻付は、ローリングドラムに近接した静止状態のロ
ーリング板によって実施される。

時には、完成したロッド組合せ体は、ローリング区域を
正しく通過せず、詰まったり他の不良状態を生じ、その
ためロッド組合せ体がコルクパッチによって相互にくっ
つくようなことがある。

そこで、機械の損傷や材料の浪費を防ぐために、詰まり
ゃ他の不良状態を除くことが必要となる。

従来は、作業者が機械を監視していて、不良状態が生じ
たときは機械のスイッチを切るかあるいはその他の修正
作業を行っていた。

本発明は、主として詰まりゃ他の不良状態の発生を自動
的に検出して修正動作を行わせるための装置に関する。

本発明によれば、フィルター取付機械は、ローリングド
ラムとローリング板の間のローリング区域を通過するロ
ッド組合せ体の規則的な通過を監視する装置を有し、こ
の装置は、ロッド組合せ体がローリング区域上の所定の
点を規則的な間隔で通過しなくなったときに、故障信号
を発生するようになっており、好ましくは、故障信号が
発生したら、詰まりゃ不良状態を防ぐための自動的な修
正動作が開始するようになっているのがよい。

修正動作としては、例えばコルクパッチやロンド組合せ
体をローリングドラムに供給するのを停止することがで
きる。

本発明は、ロッド組合せ体がローリング区域を通過する
のを監視するために、特に以下に示すような簡単で効果
的な装置に関する。

すなわち、ローリングドラムは一連の複数のポートを有
し、これらポートはそれぞれ、ロンド組合せ体がそこを
通る瞬間にほぼ閉鎖され、一方空気の圧力源はこれらポ
ートに順番に連通し、その結果空気流は、圧力源に連通
しているポートがロンド組合せ体によって閉鎖されてい
ない限りは、ポートを通って連続的に内方または外方に
向かって流れる。

内方または外方のいずれに向かって流れるかは、圧力源
の圧力が大気圧より高いか低いかによって決まる。

ロッド組合せ体の通過によって空気流が規則的に中断さ
れるときは、装置が正常に作動していることになり、装
置の不良状態を検出するために、この規則的な中断が途
切れたことを検出する装置を設けてもよい。

実際には、空気流は、導管に接続された圧力検知装置に
よって検知するのが好ましく、この導管は空気を圧力源
から運んでくるものであり、また、この導管は絞りを備
えていて、導管内を空気が流れたときに圧力低下を生じ
させるものである。

したがって、圧力源に連通しているポートがロッド組合
せ体によって閉鎖されるときはいつでも、圧力検知装置
により圧力上昇パルスが検知される。

また、上述の構成の代わりに、ローリング板に単一のポ
ートを設けて、このポートがロンド組合せ体によって次
々と閉鎖されるようにしてもよい。

本発明に係る好ましい装置は、ローリングドラムの周囲
に等間隔に設けられたポートを有し、これらのポートは
負圧をかけられていてコルクパッチがローリングドラム
上に吸引保持されるようになっており、さらにこれらの
ポートは、ローリング板を通過するときには一時的に大
気圧より高い圧力を供給される。

ポートを通って外側に吹き出す空気流によりポートから
塵埃が除去され、この空気流は、ロンド組合せ体がロー
リング区域を規則的に通過したことを検知するために監
視される。

以下、本発明に係るフィルター取付機械の実施例を添付
図面を参照して詳細に説明する。

第１図において、フィルター取付機械はローリングドラ
ム２を有し、このローリングドラム上に、連続したシー
ト上のコルク材料４が供給される。

回転切断装置６はその外周に間隔をおいて配置されたナ
イフ６Ａを有し、ローリングドラムと協働してコルク材
料を切断し、個々のコルクパッチ４Ａを作る。

ローリングドラムの周囲には等間隔に配置されたポート
２Ａがあり、このポー）２Ａには負圧が供給されて、コ
ルク材料および個々のコルクパッチはローリングドラム
上にぴったりと保持される。

負圧は細溝孔８からポート２Ａに供給され、細溝孔８は
静止状態の負圧供給マニホルド（図示せず）に設けられ
ている。

負圧供給マニホルドはローリングドラム２の片側の端面
に近接して配置されている。

細溝孔８は８Ａの位置で終了し、この位置より後方では
もはや負圧は必要ではない。

ポート２人はローリングドラムの周囲に等間隔に配置さ
れているとともに、ローリングドラムの軸線方向に沿っ
て等間隔に配置されている。

すなわち、ローリングドラムの軸線方向にもポート２人
の列が存在し、各ポート列は軸方向通路２Ｂと連通して
いて、この軸方向通路は、細溝孔８側のローリングドラ
ム端面に開口している。

溝付ドラム１０は順番にロッド組合せ体１２を供給する
ものであり、このロッド組合せ体は軸方向に離れた２個
の紙巻煙草部分とそれらの間の二重長さフィルタ一部分
とから成る。

ローリング板１４上のガイド１４Ａは、溝付ドラム１０
の溝からロンド組合せ体をすくい取り、これらを順番に
コルクパッチの前端に押し付ける。

すると転勤動作が開始され、各コルクパッチは、ロッド
組合せ体の二重長さフィルタ一部分の周囲および各紙巻
煙草部分のフィルター側端部の周囲に巻き付けられて、
２本分の紙巻煙草が作られる。

ロッド組合せ体は、上述の説明かられかるように、ロー
リングドラム２とローリング板１４の間のローリング区
域を規則的な間隔で通過する。

その後ロッド組合せ体は中央で切断されて２本のフィル
ター付紙巻煙草となる。

細溝孔８と同じ側のローリングドラムの端面には固定マ
ニホルド１８があり（第２図参照）、この固定マニホル
ドに短い細溝孔１８Ａが形成されている。

大気圧より高い圧力の空気は圧力源２０から固定マニホ
ルド１８に供給される。

その結果、ポート２Ａが細溝孔１８Ａに連通するときに
は、ボー）２Ａがロッド組合せ体のうちの１本によって
閉鎖されていない限りは、空気がポート２Ａから吹き出
される。

圧力源２０から固定マニホルド１８に至るまでのパイプ
２２には絞り２４が設けられる。

絞り２４の下流側では連結部２６を介してパイプ２８が
パイプ２２に連結されており、パイプ２８は一方で圧力
変換器３０に接続される。

圧力変換器３０は、連結部２６の位置における圧力に相
当する電気信号を発生する。

機械が正常に作動している限りは、連結部２６において
連続した圧力パルスを感することができて、圧力変換器
３０は連続した電気パルス信号を発生する。

圧力パルスの検出は、英国特許明細書画１，０６６，０
５６号に示されているような回路を用いることによって
可能である。

この回路は、規則的な圧力パルスが途切れたときに故障
信号を発生させるようにすることもできて、故障信号を
利用してコルク材料の供給を止めたりロッド組合せ体の
供給を止めたりすることができる。

こうすることにより、ロッド組合せ体の詰まりゃその他
の不良状態をしばしば自動的に解消することもできるで
あろう。

上述の回路にフィルター取付機械全体を停止するための
機能を付加することもできて、所定の時間、例えば１０
秒間以上故障が続いたときに機械を停止することもでき
る。

コルク材料はモータ３４により回転するローラ３２によ
ってローリングドラム２に供給される。

このときコルク材料は、ばね負荷ローラ３６によりロー
ラ３２に押し付けられる。

したがって、コルク材料の供給は、単にモータ３４を停
止することによって中止できる。

もし、ロッド組合せ体１２の供給を止める必要があると
きは、吸込ローラ３８を使用することによって達成され
る。

吸込ローラ３８は、溝付ドラム１０上の溝に一致する周
辺溝３８Ａを有し、さらに多数の溝３８Ｂを有し、これ
ら溝３８Ｂは、吸込ローラ３８を貫通して、間隔をおい
て配置された周辺溝３８Ａを連通させる。

フィルタ一部分すなわち二重長さフィルタ一部分を溝付
ドラムから除去するために、必要があるときは、固定マ
ニホルド４０に負圧が供給され、負圧は溝３８Ｂを通っ
て溝付ドラム１０に近接している周辺溝３８Ａに伝達さ
れ、フィルタ一部分は溝付ドラム１０から吸込ローラ３
８の溝内に吸い取られる。

その後フィルタ一部分は別の吸込ローラ４２に吸い取ら
れる。

吸込ローラ３８上に保持されたフィルタ一部分は、マニ
ホルド４０を通過するときは、わん曲ガイド４４によっ
て吸込ローラの溝内に保持される。

吸込ローラ４２に移ったフィルタ一部分は、適当な手段
で外部に放出される。

溝付ドラム１０から吸込ローラ３８へのフィルタ一部分
の移動には補助手段として、圧縮空気のパルスを溝付ド
ラムに供給して、フィルタ一部分を溝付ドラムの半径方
向に吹き飛ばすこともできる。

ローリングドラム２の外周速度は、溝付ドラム１０およ
びドラム１６の外周速度の２倍となっている。

ロッド組合せ体の速度はほぼ一定である。ロッド組合せ
体は、ボー）２Ａの動く方向とは逆方向にポート２人を
通過し、このときポート２人は一時的に閉鎖され、細溝
孔１８Ａを通過する空気流は一時的に停止する。

上述の構成において、次の変形例が可能である。

すなわち、第２図に示すパイプ２２において、連結部２
６と固定マニホルド１８の間に第２の絞りを設け、絞り
２４と第２の絞りの間に大気との連通口を設けることも
できる。

この連通口と少なくとも一方の絞りは調節可能にするこ
ともできる。

上述の実施例において、各ロッド組合せ体を１個の紙巻
煙草部分と１本分のフィルタ一部分から構成してもよく
、このときは各ロッド組合せ体を巻くための連結シート
は、紙巻煙草部分とフィルタ一部分との接続部分を巻く
だけの狭いシートで十分であり、フィルタ一部分全体に
巻き付ける必要はない。

上述の実施例では、ロッド組合せ体の規則的な通過を検
知するために圧力検知装置を用いていたが、圧力検知装
置の代わりに光電池を用いることもできる。

このときは、ローリングドラムの軸に平行に、ローリン
グドラムとローリング板の間の隙間を通して、光電池に
向けて光線を発することになる。

この光電池を使ったときは、ロッド組合せ体が次々と光
線を横切ることによって、規則的な電気パルスが発生す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るフィルター取付機械の実施例の
部分断面側面図、第２図は、ローリング区域を通過する
ロッド組合せ体を監視するために、空気をどのように供
給するかを示す略図である。 ２・・・・・・ローリングドラム、２人・・・・・・ポ
ート、４Ａ・・・・・・コルクパッチ、１２・・・・・
・ロッド組合せ体、１４・・・・・・ローリング板、１
８・・・・・・固定マニホルド、１８Ａ・・・・・・細
溝孔、２０・・・・・・圧力源、２４・・・・・・絞り
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ローリングドラムとローリング板を有するフィルタ
   ー取付機械であって、前記ローリングドラムと前記ロー
   リング板とが協働してそれらの間で、紙巻煙草部分とフ
   ィルタ一部分とから成るロッド組合せ体を転動させ、も
   って連結シートを紙巻煙草部分とフィルタ一部分に巻き
   付けて紙巻煙草部分をフィルタ一部分に結合させるフィ
   ルター取付機械において、前記ローリングドラム２と前
   記ローリング板１４との間のローリング区域を、前記ロ
   ッド組合せ体が規則的に通過するのを監視するための監
   視装置２Ａ、１８，１８Ａ、２０，２４を有し、さらに
   前記ロッド組合せ体が前記ローリング区域上の所定の点
   を所定の規則的な間隔て通過しなくなったときに、前記
   監視装置が故障信号を発生することを特徴とする、フィ
   ルター取付機部