JPS5843768Y2 - 電磁石 - Google Patents
電磁石Info
- Publication number
- JPS5843768Y2 JPS5843768Y2 JP1978149072U JP14907278U JPS5843768Y2 JP S5843768 Y2 JPS5843768 Y2 JP S5843768Y2 JP 1978149072 U JP1978149072 U JP 1978149072U JP 14907278 U JP14907278 U JP 14907278U JP S5843768 Y2 JPS5843768 Y2 JP S5843768Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- core
- electromagnet
- hole
- central magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電磁石に係り、特に鉄心と線輪との固定用の部
品を必要としないと共に、自動組立に適した固定手段を
具備した電磁石に関するものである。
品を必要としないと共に、自動組立に適した固定手段を
具備した電磁石に関するものである。
一般に、電圧回路に接続される電磁石は、励磁されると
振動が発生するため、電磁石の部品相互間にはガタのな
い設計・組立上の配慮が必要である。
振動が発生するため、電磁石の部品相互間にはガタのな
い設計・組立上の配慮が必要である。
第1図に示すような電圧線輪に積層鉄心が嵌装された構
造の電磁石では、電圧線輪用ボビンに積層鉄心を挿入す
るため、ボビンと積層鉄心の間に適当な寸法差Hを設け
ることが絶対条件となり、この寸法差によるガタを防止
する必要があった。
造の電磁石では、電圧線輪用ボビンに積層鉄心を挿入す
るため、ボビンと積層鉄心の間に適当な寸法差Hを設け
ることが絶対条件となり、この寸法差によるガタを防止
する必要があった。
従来、このガタを防止する手段としては、電圧線輪と積
層鉄心相互間の隙間にスペーサを圧入して固定する方法
や、接着剤で個定する方法などが実施されていた。
層鉄心相互間の隙間にスペーサを圧入して固定する方法
や、接着剤で個定する方法などが実施されていた。
しかしながら、これらの方法の場合には共通して、電磁
石を自動組立する上で1動化が難しく、手作業で組立す
るのが通例であり、その上、ガタ防止用の固定用部品も
使用するのでコストの増加が避けられなかった。
石を自動組立する上で1動化が難しく、手作業で組立す
るのが通例であり、その上、ガタ防止用の固定用部品も
使用するのでコストの増加が避けられなかった。
また品質面においては、スペーサを圧入する場合にボビ
ンに巻線されている銅線に圧入時の応力が残り、経年的
に電圧線輪の絶縁強度を低下させる恐れがあった。
ンに巻線されている銅線に圧入時の応力が残り、経年的
に電圧線輪の絶縁強度を低下させる恐れがあった。
本考案は、鉄心と線輪との固定に固定用の部品を必要と
しないと共に、自動組立に適した固定手段を具備した電
磁石を提供することを目的とするもので、このため本考
案では、電圧線輪を巻装している線輪用ボビンの巻胴内
に複数の鉄心シートの中央磁心を挿入して積層鉄心を形
成する電磁石において、前記ボビンの巻胴内に嵌装され
積層鉄心を形成した各鉄心シートがその中央磁心端近傍
に透孔部を有し、合成樹脂製の線輪用ボビンの前記中央
磁心端に近い方のフランジの外側に、その前記中央磁心
に対向する面を前記ボビンの巻胴内壁と一致させてフラ
ンジ面に直角に前記透孔部を覆うように突設され、前記
透孔部に対向した部分を軟化溶融して形成し且つ前記透
孔内へ貫入して触着した突起を有する舌状片を備えるこ
とを特徴とする電磁石を実現して所期の目的を達成した
。
しないと共に、自動組立に適した固定手段を具備した電
磁石を提供することを目的とするもので、このため本考
案では、電圧線輪を巻装している線輪用ボビンの巻胴内
に複数の鉄心シートの中央磁心を挿入して積層鉄心を形
成する電磁石において、前記ボビンの巻胴内に嵌装され
積層鉄心を形成した各鉄心シートがその中央磁心端近傍
に透孔部を有し、合成樹脂製の線輪用ボビンの前記中央
磁心端に近い方のフランジの外側に、その前記中央磁心
に対向する面を前記ボビンの巻胴内壁と一致させてフラ
ンジ面に直角に前記透孔部を覆うように突設され、前記
透孔部に対向した部分を軟化溶融して形成し且つ前記透
孔内へ貫入して触着した突起を有する舌状片を備えるこ
とを特徴とする電磁石を実現して所期の目的を達成した
。
以下図面を参照しながら本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案に係る電磁石の組立状態を示す斜視図で
、1は電圧線輪、2は電圧線輪用ボビン、3は積層鉄心
である。
、1は電圧線輪、2は電圧線輪用ボビン、3は積層鉄心
である。
第2図に示すように、積層鉄心の中央磁心が挿通される
角筒状の巻胴2aの両端にそれぞれフランジ2bを有す
る形状をなす電圧線輪用ボビン2の一方のフランジ、す
なわち中央磁心端に近い方のフランジの外側に、前記中
央磁心に対向する面が巻胴2aの内壁面と同一平面上に
位置し、フランジの角孔とほは゛等しい幅を有し、適宜
の長さおよび均一な厚さを有する舌状片2Cを形成する
。
角筒状の巻胴2aの両端にそれぞれフランジ2bを有す
る形状をなす電圧線輪用ボビン2の一方のフランジ、す
なわち中央磁心端に近い方のフランジの外側に、前記中
央磁心に対向する面が巻胴2aの内壁面と同一平面上に
位置し、フランジの角孔とほは゛等しい幅を有し、適宜
の長さおよび均一な厚さを有する舌状片2Cを形成する
。
このボビン2は、合成樹脂の材料で一体成形される。
一方、第3図に示すように、積層鉄心3を構成する各鉄
心シート4の中央磁心4aに、鉄心シート4が電圧線輪
用ボビン2に嵌装されたときに、ボビンの舌状片2Cに
より覆われる位置のほぼ中央部に適宜の直径(例えば2
mm前後)の透孔5を穿設する。
心シート4の中央磁心4aに、鉄心シート4が電圧線輪
用ボビン2に嵌装されたときに、ボビンの舌状片2Cに
より覆われる位置のほぼ中央部に適宜の直径(例えば2
mm前後)の透孔5を穿設する。
つぎに、第3図に示す鉄心シート4の中央磁心4aを、
電圧線輪用ボビン2のフランジ2bの外周辺がシート4
の両脚磁心4bの先端のL状突出辺4Cに干渉せずに通
過できる角度だけ両脚磁心4bを含む面より例えば図示
上方に弾性的に曲げてやりながら線輪の巻装を完了した
電圧線輪用ボビン2に中央磁心の磁心端が舌状片2Cの
ある側にくると共に、透孔5が舌状片2Cと直交するよ
うに挿通してやる。
電圧線輪用ボビン2のフランジ2bの外周辺がシート4
の両脚磁心4bの先端のL状突出辺4Cに干渉せずに通
過できる角度だけ両脚磁心4bを含む面より例えば図示
上方に弾性的に曲げてやりながら線輪の巻装を完了した
電圧線輪用ボビン2に中央磁心の磁心端が舌状片2Cの
ある側にくると共に、透孔5が舌状片2Cと直交するよ
うに挿通してやる。
全部の鉄心シート4を挿通し終った時点で各シートの重
なりを揃えて、リベットまたは溶接などにより緊締して
積層鉄心3を組立てる。
なりを揃えて、リベットまたは溶接などにより緊締して
積層鉄心3を組立てる。
つぎに、第4図に示すように、積層鉄心3と電圧線輪1
との相対位置関係を正しく保持しながら、例えば超音波
を発生する押圧工具6を電圧線輪用ボビン2の舌状片2
Cの中央部上面に当接させる。
との相対位置関係を正しく保持しながら、例えば超音波
を発生する押圧工具6を電圧線輪用ボビン2の舌状片2
Cの中央部上面に当接させる。
すると、その当接部分の合成樹脂が超音波により軟化し
溶融し始めるので、押圧工具6で押圧してやると合成樹
脂が積層鉄心3に穿設された透孔5内に押し出されて図
示のように栓状の突起7が形成される。
溶融し始めるので、押圧工具6で押圧してやると合成樹
脂が積層鉄心3に穿設された透孔5内に押し出されて図
示のように栓状の突起7が形成される。
このようにして積層鉄心3と電圧線輪1とを固定するこ
とができる。
とができる。
この際、舌状片2Cがボビン2のフランジ2bから外方
へ突設されているため、線輪には何等影響を及ぼすこと
がないので、線輪の絶縁強度の経年的低下などを起すこ
とはない。
へ突設されているため、線輪には何等影響を及ぼすこと
がないので、線輪の絶縁強度の経年的低下などを起すこ
とはない。
本願考案による電磁石においては、鉄心シートの中央磁
心をボビンの巻胴内に複数枚嵌装し、各シートの重なり
を揃えてリベットまたは溶接などにより緊締して積層鉄
心を組立てた上、積層鉄心とボビンとの相対位置関係を
正しく保持するようにしながら、舌状片の透孔部に対向
した部分の素材を軟化溶融して前記積層鉄心の透孔内へ
貫入触着させて栓状の突起を形成するようにしたことに
より、突起が透孔に触着し且つ突起の形や大きさが透孔
の形状に応じて変化するため、積層鉄・ら・の透孔に、
多少の凹凸が形成されていても、あるいは平坦な面であ
っても、充分に触着固定の機能を有し、突起が透孔部か
ら抜けはずれることはない。
心をボビンの巻胴内に複数枚嵌装し、各シートの重なり
を揃えてリベットまたは溶接などにより緊締して積層鉄
心を組立てた上、積層鉄心とボビンとの相対位置関係を
正しく保持するようにしながら、舌状片の透孔部に対向
した部分の素材を軟化溶融して前記積層鉄心の透孔内へ
貫入触着させて栓状の突起を形成するようにしたことに
より、突起が透孔に触着し且つ突起の形や大きさが透孔
の形状に応じて変化するため、積層鉄・ら・の透孔に、
多少の凹凸が形成されていても、あるいは平坦な面であ
っても、充分に触着固定の機能を有し、突起が透孔部か
ら抜けはずれることはない。
この結果、線輪用ボビンと積層鉄心とのずれの生じない
位置決めおよび経年的にも変化しないガタ防止の両機能
を果すことができる固定手段が得られる。
位置決めおよび経年的にも変化しないガタ防止の両機能
を果すことができる固定手段が得られる。
以上詳述したように本考案によれば、鉄心と線輪との固
定に何等固定用部品を必要としないと共に、自動組立に
適した固定手段を具備した電磁石を提供することができ
、例えば電力量計の電圧電磁石などに適用すれば、その
振動の防止、電圧線輪の経年的絶縁強度低下の防止、組
立工程の自動化によるコストダウンなど寄与するところ
が大きい。
定に何等固定用部品を必要としないと共に、自動組立に
適した固定手段を具備した電磁石を提供することができ
、例えば電力量計の電圧電磁石などに適用すれば、その
振動の防止、電圧線輪の経年的絶縁強度低下の防止、組
立工程の自動化によるコストダウンなど寄与するところ
が大きい。
第1図は本考案−実施例の電磁石を示す斜視図、第2図
は同じく電圧線輪用ボビンを示す斜視図、第3図は同じ
く積層鉄心を構成するシートを示す斜視図、第4図は同
じく積層鉄心と電圧線輪との固定状況を示す断面図であ
る。 1・・・・・電圧線輪、2・・・・・・電圧線輪用ボビ
ン、2a・・・・・・巻胴、2b・・・・・・フランジ
、2C・・・・・・舌状片、3・・・・・・積層鉄心、
4・・・・・・鉄心シート、4a・・・・・・中央磁心
、4b・・・・・・両脚磁心、5・・・・・・透孔、6
・・・・・・押圧工具、7・・・・・・突起。
は同じく電圧線輪用ボビンを示す斜視図、第3図は同じ
く積層鉄心を構成するシートを示す斜視図、第4図は同
じく積層鉄心と電圧線輪との固定状況を示す断面図であ
る。 1・・・・・電圧線輪、2・・・・・・電圧線輪用ボビ
ン、2a・・・・・・巻胴、2b・・・・・・フランジ
、2C・・・・・・舌状片、3・・・・・・積層鉄心、
4・・・・・・鉄心シート、4a・・・・・・中央磁心
、4b・・・・・・両脚磁心、5・・・・・・透孔、6
・・・・・・押圧工具、7・・・・・・突起。
Claims (1)
- 電圧線輪を巻装している線輪用ボビンの巻胴内に複数の
鉄心シートの中央磁心を挿入して積層鉄心を形成する電
磁石において、前記ボビンの巻胴内に嵌装され積層鉄心
を形成した各鉄心シートがその中央磁心端近傍に透孔部
を有し、合成樹脂製の線輪用ボビンの前記中央磁心端に
近い方のフランジの外側に、その前記中央磁心に対向す
る面を前記ボビンの巻胴内壁と一致させてフランジ面に
直角に前記透孔部を覆うように突設され、前記透孔部に
対向した部分を軟化溶融して形成し且つ前記透孔内へ貫
入して触着した突起を有する舌状片を備えることを特徴
とする電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978149072U JPS5843768Y2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | 電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978149072U JPS5843768Y2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | 電磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5565807U JPS5565807U (ja) | 1980-05-07 |
JPS5843768Y2 true JPS5843768Y2 (ja) | 1983-10-04 |
Family
ID=29132064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978149072U Expired JPS5843768Y2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | 電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843768Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51117144U (ja) * | 1975-03-18 | 1976-09-22 |
-
1978
- 1978-10-31 JP JP1978149072U patent/JPS5843768Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5565807U (ja) | 1980-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0971479B1 (en) | Line filter | |
US4630013A (en) | Current controlled variable inductor | |
JP2006202922A (ja) | リアクトル | |
JPS5843768Y2 (ja) | 電磁石 | |
JPH08275414A (ja) | 誘導電動機の固定子 | |
JP3444040B2 (ja) | インダクタンス部品 | |
JPH10144537A (ja) | 小型トランス | |
JPS5940740Y2 (ja) | トランス | |
JPH0453170Y2 (ja) | ||
JPS6238661Y2 (ja) | ||
JPS603564Y2 (ja) | フエライト磁芯 | |
JP2607663Y2 (ja) | 近接スイッチ用検知コイル | |
JPH0723926Y2 (ja) | コイルボビン | |
JPH066501Y2 (ja) | コイルボビン | |
JP2603579Y2 (ja) | 発音体ブロック | |
KR930006788Y1 (ko) | 모터용 회전자 | |
JP2001068352A (ja) | リアクター | |
JPH0129967Y2 (ja) | ||
JPS5854850Y2 (ja) | 電動機のコイルボビン取付構造 | |
JP2524472Y2 (ja) | トランス用コア | |
JPH0579913U (ja) | トロイダルコイル用端子台 | |
JPH0682838U (ja) | 漏洩型電磁装置 | |
JPH0650315U (ja) | コア締め付けバンド | |
JPH05274977A (ja) | 電磁石装置の製造方法 | |
JP3600483B2 (ja) | リアクター |