JP2524472Y2 - トランス用コア - Google Patents

トランス用コア

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JP2524472Y2
JP2524472Y2 JP1990024348U JP2434890U JP2524472Y2 JP 2524472 Y2 JP2524472 Y2 JP 2524472Y2 JP 1990024348 U JP1990024348 U JP 1990024348U JP 2434890 U JP2434890 U JP 2434890U JP 2524472 Y2 JP2524472 Y2 JP 2524472Y2
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芳秋 金子
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は一対のフェライトコアを用いるトランス用コ
アの改良に関する。
(従来の技術) 従来のトランス用コアを断面U字型コアを例に図面を
参照して説明する。
第7図は従来例を説明するための図であり、同図
(a)はトランス用コアを示す正面図、同図(b)は締
付け部材を示す正面図、第8図は溝部の形状を説明する
ための図、第9図は従来のトランス用コアの接合面の形
状を説明するための図、第10図は第7図(a)における
A−A線断面図である。
図中に示す従来のトランス用コア21は、一対のフェラ
イトコア22,23により閉磁路(図中には離した状態を示
している)を形成し、かつ、前記フェライトコア22,23
の外周面に形成された締付け部材26を取付ける取付け用
溝部(以下単に溝部とも言う)24(24a,24b,24c),25
(25a,25b,25c)に、前記締付け部材26を取付けるよう
になっている。
前記フェライトコア22,23は、適宜フェライト原料粉
末を金型にて前記溝部24,25を一体的に成型し断面U字
型に圧縮成型し、その後焼成して得られる。
前記フェライトコア22(23)の一方の脚部22a(23a)
は円柱状に形成されておりコイルが巻装されるボビン
(図示しない)を嵌装可能になっている。また他方の脚
部22b(23b)は腹部22c(23c)と同様に断面略台形状の
柱状に形成されており、そのほぼ中央部にそれぞれ前記
溝部24,25が形成されている。
前記溝部24(25)は台形状の凹状に形成され、前記腹
部22c(23c)に形成された溝部24a(25a)と前記他方の
脚部22b(23b)に形成された溝部24b(25b)とは、傾斜
を有して形成された溝部24c(25c)により接続されてい
る。
前記締付け部材26は、例えばばね部材等によ略コ字状
に形成され、その先端部26a、26aを内側(矢印X方向)
に屈曲し、この先端部26a,26aを外側に開いた状態で取
付られ、先端部26a,26aの反発力により前記フェライト
コア22と23を締付けるようになっている。
そして、前記フェライトコア22と23との接合は、手作
業により溝部24,25に締付け部材26を取付けるようにし
て行っていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、近年前記フェライトコア22と23との接
合作業も自動化の要請が付く、その場合上述した従来の
トランス用コア21では、前記フェライトコア22,23の寸
法誤差、接合時の中心位置のずれ等により、前記締付け
部材26の導入の際に、この締付け部材26の先端部26a,26
aが前記溝部24,25の前記溝部24a,24b,25a,25b(導入口
近傍)に干渉してしまい導入できないという問題を生じ
る。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、一対
のフェライトコアを締付け部材の反発力で強固に接合す
ることができ、しかも締付け部材の先端部が溝部に干渉
することなく導入でき、フェライトコアの接合作業が自
動化できるトランス用コアの提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の構成は、外周面に溝部が形成された一対のフ
ェライトコアを有し、前記溝部に締付け部材を取付けて
前記一対のフェライトコアを接合し閉磁路を形成してな
るトランス用コアにおいて、前記締付け部材は、ばね部
材により略コ字状に形成され、その先端部を内側に屈曲
したものであり、前記外周面に形成した溝部に、前記締
付け部材の先端部を外側に開かせるために傾斜を有する
開用切欠部を形成し、この開用切欠部の両側面に前記溝
部に向かって溝幅が狭くなるようにテーパー部を形成し
たことを特徴とし、また前記テーパー部は、前記開用切
欠部の両側面から溝終端部の方向に延在し、溝終端部に
向かって溝幅が狭くなるように形成されたことを特徴と
するものである。
(作用) 締付け部材を溝部に挿入する際、締付け部材の先端部
が開用切欠部により外側に開かれ、反発力が発生して一
対のフェライトコアが強固に接合される。また、開用切
欠部により締付け部材の先端部が容易に外側に開き、テ
ーパー部により締付け部材の先端部が溝部に干渉するこ
となく溝部に容易に挿入される。
(実施例) 本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を説明するための図であ
り、同図(a)はトランス用コアを示す正面図、同図
(b)は締付け部材を示す正面図、第2図は溝部の形状
を説明するための図、第3図は本考案の一実施例のトラ
ンス用コアの接合面の形状を説明するための図、第4図
は第1図(a)におけるB−B線断面図である。
図中に示すトランス用コア1は、一対のフェライトコ
ア2、3により閉磁路(図中には離した状態を示してい
る)を形成し、かつ、前記フェライトコア2,3の外周面
に形成された締付け部材6を取付ける取付け用溝部(以
下単に溝部とも言う)4(4a,4b,4c),5(5a,5b,5c)を
有し、前記締付け部材6を前記溝部4,5に取付けるよう
になっている。
前記フェライトコア2(3)は、適宜フェライト原料
粉末を金型にて前記溝部4,5を一体的に成型し断面U字
型に圧縮成型し、その後焼成して得られる。
前記フェライトコア2(3)の一方の脚部2a(3a)は
円柱状に形成されておりコイルが巻装されるボビン(図
示しない)を嵌装可能になっている。また他方の脚部2b
(3b)は腹部2c(3c)と同様に断面略台形状の柱状に形
成されており、そのほぼ中央部に前記溝部4,5が形成さ
れている。
前記溝部4はその大部分である溝部4a,4cが台形状の
凹状に形成され、第2図に示すように締付け部材6を導
入する導入口の近傍に設けられ、かつ、締付け部材26の
先端部26a,26bを外側に開かせるために傾斜を有して溝
部(開用切欠部)4bが形成されており、この溝部4bの両
側面にはテーパー部(案内手段)7,7が溝部4bに向かっ
て溝幅が狭くなるように形成されている(図示しない
が、溝部5についても同様である)。
上記構成のトランス用コア1によれば、前記フェライ
トコア2と3との接合作業の際に、前記テーパー部7,7
が、前記フェライトコア2,3の寸法誤差、接合時の中心
位置のずれ等により、前記締付け部材6の導入の際に、
この締付け部材6の先端部6a,6aが前記溝部4,5のうち前
記溝部4a,4b,5a,5b(導入口近傍)に干渉させることな
く前記溝部4,5に容易に導入することができるので、接
合作業が容易に自動化できる。
次に図面を参照して本考案の他の実施例を説明する。
第5図は本考案の他の実施例を説明するための図であ
り、同図(a)はトランス用コアを示す正面図、同図
(b)は締付け部材を示す正面図、第6図は溝部の形状
を説明するための図である。尚、前述した第1図乃至第
4図に示したトランス用コアと同一部材には同符号を付
し詳細な説明は省略し、また接合面の形状は第3図と同
様であり、断面形状は第4図と同様であるので図面及び
詳細な説明は省略する。
図中に示すトランス用コア11と前記トランス用コア1
との相違点は、第6図に示すように案内手段として、前
記溝部の導入口から終端部8の方向に延在して設けられ
たテーパー部7a,7aを設けたことにある(図示しないが
溝部5についても同様である)。
上記構成のトランス用コア11によれば、前記テーパー
部(案内手段)7a,7aが延在して設けられているため、
前記フェライトコア2,3の寸法誤差、接合時の中心位置
のずれ等が、比較的大きな場合であっても前記実施例と
同様の効果が得られる。
本考案は、上記実施例に限定されず種々の変形実施が
可能である。
例えば、前記溝部及びテーパー部の幅、長さ等は適宜
変更可能であり、また前記フェライトコアの形状も断面
U字型に限定されず、例えば断面E字型等の種々の形状
に変更可能である。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、一対のフェライ
トコアを締付け部材の反発力で強固に接合することがで
き、しかも締付け部材の先端部が溝部に干渉することな
く導入でき、フェライトコアの接合作業が自動化できる
トランス用コアが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するための図であり、
同図(a)はトランス用コアを示す正面図、同図(b)
は締付け部材を示す正面図、第2図は溝部の形状を説明
するための図、第3図は本考案の一実施例のトランス用
コアの接合面の形状を説明するための図、第4図は第1
図(a)におけるB−B線断面図、第5図は本考案の他
の実施例を説明するための図であり、同図(a)はトラ
ンス用コアを示す正面図、同図(b)は締付け部材を示
す正面図、第6図は溝部の形状を説明するための図、第
7図は従来例を説明するための図であり、同図(a)は
トランス用コアを示す正面図、同図(b)は締付け部材
を示す正面図、第8図は溝部の形状を説明するための
図、第9図は従来のトランス用コアの接合面の形状を説
明するための図、第10図は第7図(a)におけるA−A
線断面図である。 1……トランス用コア、2,3……フェライトコア、4,5…
…取付け用溝部、6……締付け部材、7……テーパー部
(案内手段)。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に溝部が形成された一対のフェライ
    トコアを有し、前記溝部に締付け部材を取付けて前記一
    対のフェライトコアを接合し閉磁路を形成してなるトラ
    ンス用コアにおいて、 前記締付け部材は、ばね部材により略コ字状に形成さ
    れ、その先端部を内側に屈曲したものであり、前記外周
    面に形成した溝部に、前記締付け部材の先端部を外側に
    開かせるために傾斜を有する開用切欠部を形成し、この
    開用切欠部の両側面に前記溝部に向かって溝幅が狭くな
    るようにテーパー部を形成したことを特徴とするトラン
    ス用コア。
  2. 【請求項2】前記テーパー部は、前記開用切欠部の両側
    面から溝終端部の方向に延在し、溝終端部に向かって溝
    幅が狭くなるように形成されたものである請求項1記載
    のトランス用コア。
JP1990024348U 1990-03-09 1990-03-09 トランス用コア Expired - Lifetime JP2524472Y2 (ja)

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JPS61138212U (ja) * 1985-02-19 1986-08-27
JPS6373911U (ja) * 1986-10-31 1988-05-17
JPS6473707A (en) * 1987-09-16 1989-03-20 Tdk Corp Manufacture of high-tension transformer core

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