JPS5843395B2 - プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ - Google Patents
プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウInfo
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- JPS5843395B2 JPS5843395B2 JP50024907A JP2490775A JPS5843395B2 JP S5843395 B2 JPS5843395 B2 JP S5843395B2 JP 50024907 A JP50024907 A JP 50024907A JP 2490775 A JP2490775 A JP 2490775A JP S5843395 B2 JPS5843395 B2 JP S5843395B2
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- acid
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- chloride
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D307/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D307/77—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D307/93—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with a ring other than six-membered
- C07D307/935—Not further condensed cyclopenta [b] furans or hydrogenated cyclopenta [b] furans
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプロスタグランジン中間体の製法に関する。
プロスタグランジンは一群のホルモン性物質であって、
強力な生理作用を有する。
強力な生理作用を有する。
この作用のうちで、分娩促進、抗高血圧および気管支拡
張作用がもつとも広範に研究されているが、その他の重
要な生物的活性も数名の研究者によって明らかにされて
いる。
張作用がもつとも広範に研究されているが、その他の重
要な生物的活性も数名の研究者によって明らかにされて
いる。
たとえば、M、P、L、Caton:’Progres
s in Medi−cinal Chem−is
try〃6巻、2部、317頁(G、Ellisand
G、B 、West 編、Butterworth
&Co 、 *London 1971 )の綜説に
詳述されている0 プロスタグランジンは、ブロスタン酸すなわち下記の構
造を有する置換シクロペンタン化合物の光学活性誘導体
である。
s in Medi−cinal Chem−is
try〃6巻、2部、317頁(G、Ellisand
G、B 、West 編、Butterworth
&Co 、 *London 1971 )の綜説に
詳述されている0 プロスタグランジンは、ブロスタン酸すなわち下記の構
造を有する置換シクロペンタン化合物の光学活性誘導体
である。
この化合物は数多くの組織中に存在するが、その粗生濃
度はきわめて低く、その化学的合成の試みが多く文献に
報告されて0するO プロスタグランジンの化学的全合成の最も便利なアプロ
ーチのひとつは、E、J、Coreyおよび共同研究者
(J 、Am、Chem 、Soc 、 、 91 *
5675(1969))によって報告されたものであ
る。
度はきわめて低く、その化学的合成の試みが多く文献に
報告されて0するO プロスタグランジンの化学的全合成の最も便利なアプロ
ーチのひとつは、E、J、Coreyおよび共同研究者
(J 、Am、Chem 、Soc 、 、 91 *
5675(1969))によって報告されたものであ
る。
この方法では、2−ヒドロキシ−1−シクロペンタン酢
酸のラクトンの誘導体である適当な出発原料の合成が必
要である。
酸のラクトンの誘導体である適当な出発原料の合成が必
要である。
E、J、Coreyおよび共同研究者によって報告され
ている天然のものと同じ光学活性を持つプロスタグラン
ジンの合成経路(J 、A 、C、S、±ヱ、397(
1970))では、中間体0−シクロペンテンヒドロキ
シ酸を(ト)−5千フエトリン塩によって分割しく→−
異性体を得ることが必要である。
ている天然のものと同じ光学活性を持つプロスタグラン
ジンの合成経路(J 、A 、C、S、±ヱ、397(
1970))では、中間体0−シクロペンテンヒドロキ
シ酸を(ト)−5千フエトリン塩によって分割しく→−
異性体を得ることが必要である。
ついでこれをラクトンに変換し、これが、FおよびE系
列すなわち9および11位にオキシ官能基を有するプロ
スタグランジンの立体的にコントロールされた合成経路
のキー化合物となる。
列すなわち9および11位にオキシ官能基を有するプロ
スタグランジンの立体的にコントロールされた合成経路
のキー化合物となる。
プロスタグランジンEは文献記載の方法により、さらに
プロスタグランジンAに変換することもできる。
プロスタグランジンAに変換することもできる。
本発明は式
およびその任意の活性型である式
(式中、Rは炭素原子2ないし8個を有するアルカノイ
ルから選ばれるアシル基たとえばアセチル、フロヒオニ
ル、フチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノ
イル、オクタノイルでありR1はCH20Hである)に
て表わされるヒドロキシシクロペンタン酢酸のラクトン
の新規な合成経路に関する。
ルから選ばれるアシル基たとえばアセチル、フロヒオニ
ル、フチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノ
イル、オクタノイルでありR1はCH20Hである)に
て表わされるヒドロキシシクロペンタン酢酸のラクトン
の新規な合成経路に関する。
上記式および本明細書中、α−立体配置を有する結合は
紙の面の後に出るもので波線で示されており、一方、β
−立体配置を有する結合は紙の前面に出るもので太線で
示されている。
紙の面の後に出るもので波線で示されており、一方、β
−立体配置を有する結合は紙の前面に出るもので太線で
示されている。
本発明の合成経路によれば、光学活性な最終化合物が所
望の場合でもラセミ混合物の分割を必要としない。
望の場合でもラセミ混合物の分割を必要としない。
光学活性の出発原料を使用すれば、以後のすべての反応
工程においてその不斉中心の立体化学は驚くべきことに
そのまま保持され、前記IaまたはIb系列の予定した
化合物を得ることができる。
工程においてその不斉中心の立体化学は驚くべきことに
そのまま保持され、前記IaまたはIb系列の予定した
化合物を得ることができる。
本発明の方法は多数の典型的化学反応を包含する多段合
成工程であって、各反応はすべて本技術分野においてよ
く知られたものである。
成工程であって、各反応はすべて本技術分野においてよ
く知られたものである。
本発明の方法は、この公知の典型的化学反応を適切な出
発原料に適当な条件下に適用し、所望の生成物に到達す
るものである。
発原料に適当な条件下に適用し、所望の生成物に到達す
るものである。
本合成の出発原料は、ヒドロキシ基がアシル化によって
保護されているリンゴ酸誘導体の無水物である。
保護されているリンゴ酸誘導体の無水物である。
本合成の一連の反応は以下に示す反応式によって表わす
ことができる。
ことができる。
この反応式には光学活性な最終化合物の合成を例示した
ので、この場合には次式■で示される1−IJンゴ酸無
水物誘**導体のような光学活性出発原料を用いる必要
がある。
ので、この場合には次式■で示される1−IJンゴ酸無
水物誘**導体のような光学活性出発原料を用いる必要
がある。
同一の反応経路、同一条件下にラセミ体またはd−マレ
イン酸無水物誘導体を用いれば、それぞれ光学不活性な
最終化合物または対掌体鏡像化合物が得られる。
イン酸無水物誘導体を用いれば、それぞれ光学不活性な
最終化合物または対掌体鏡像化合物が得られる。
工程 A
出発化合物■において、記号Aは先に定義したようなア
シル基 された方法(Beilstein、 4版、18巻、8
1頁;B、Jones*J、Chem、Soc、 l
36゜1933.788頁)とほぼ同様にして実施でき
る。
シル基 された方法(Beilstein、 4版、18巻、8
1頁;B、Jones*J、Chem、Soc、 l
36゜1933.788頁)とほぼ同様にして実施でき
る。
この方法に使用できる好ましいアシル化剤は、無水酢酸
およびアセチルクロライドである゛。
およびアセチルクロライドである゛。
この無水物の酸クロライド■への変換は 1−IJンゴ
酸の保護無水物に過剰の1.1−ジクロロメチルメチル
エーテルおよび無水Z n Cl 2を加え、この混合
物を約2ないし6時間還流して実施できる。
酸の保護無水物に過剰の1.1−ジクロロメチルメチル
エーテルおよび無水Z n Cl 2を加え、この混合
物を約2ないし6時間還流して実施できる。
得られた化合物■は蒸留によって精製できる。
工程 B
保護l−リンゴ酸クりライドIIIIモル部を、上記式
においてX■がアルカリ金属カチオン、または基MgB
r■、MgC1eおよびMgA>ら選ばれる1価マグネ
シウムカチオンでありR2がアルキル、フェニルまたは
ベンジルである水素マロン酸エステル塩約5モル部と反
応させる。
においてX■がアルカリ金属カチオン、または基MgB
r■、MgC1eおよびMgA>ら選ばれる1価マグネ
シウムカチオンでありR2がアルキル、フェニルまたは
ベンジルである水素マロン酸エステル塩約5モル部と反
応させる。
反応温度は−30ないし+30℃、反応時間は5ないし
24時間の間で任意に変えることができる。
24時間の間で任意に変えることができる。
溶媒は低級アルキルエーテル、ジオキサンおよびテトラ
ヒドロフラン(THF)のような無水不活性有機溶媒の
1種を選ぶのが有利である。
ヒドロフラン(THF)のような無水不活性有機溶媒の
1種を選ぶのが有利である。
THFは好ましい溶媒である。
反応生成物■は、溶媒を高真空下に除去して回収できる
。
。
工程 C
ジケトン■からシクロベンテノン■を得るには、工程B
で得られた中間体を、pH約5ないし約11好ましくは
約6ないし9の緩衝溶液中で0.5ないし2.5時間攪
拌する。
で得られた中間体を、pH約5ないし約11好ましくは
約6ないし9の緩衝溶液中で0.5ないし2.5時間攪
拌する。
緩衝溶液はたとえば塩酸水溶液にトリエタノールアミン
を添加して調製できる。
を添加して調製できる。
また、この目的のために、アルカリ金属またはアルカリ
土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、クエン酸塩またはリン酸
塩を使うこともできる。
土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、クエン酸塩またはリン酸
塩を使うこともできる。
カルシウムまたマグネシウムの炭酸塩が有利であり、こ
の場合、たとえば市販試薬、たとえばMgO含量40係
の市販MgCO3のような酸化物−炭酸塩混合物を使用
することもできる。
の場合、たとえば市販試薬、たとえばMgO含量40係
の市販MgCO3のような酸化物−炭酸塩混合物を使用
することもできる。
過剰の車酔MgCO3を存在させておくことが好ましい
。
。
l−リンゴ酸から誘導されるジケトンの環化では置換基
AOがα−立体配置のシクロベンテノンが得られ、d−
IJンゴ酸誘導体からはβ−立体配置の生成物が得られ
る。
AOがα−立体配置のシクロベンテノンが得られ、d−
IJンゴ酸誘導体からはβ−立体配置の生成物が得られ
る。
工程 D
シクロベンテノン■の二重結合の水素化ニハ立体化学的
問題がある。
問題がある。
得られるシクロペンタノン■はプロスタグランジン側鎖
の前駆である2個の置換基を所望の立体配置で持たねば
ならない。
の前駆である2個の置換基を所望の立体配置で持たねば
ならない。
たとえば天然のプロスタグランジンの合成に有用な光学
活性中間体■は、置換基R1をβ−立体配置に、ラクト
ン環を作るメチルカルボニル基はα−立体配置になけれ
ばならない。
活性中間体■は、置換基R1をβ−立体配置に、ラクト
ン環を作るメチルカルボニル基はα−立体配置になけれ
ばならない。
本発明方法の主たる特徴のひとつは、AOのはじめの立
体配置が水素化生成物の立体配置を決定するという点で
ある。
体配置が水素化生成物の立体配置を決定するという点で
ある。
実際、AO基がα−立体配置である場合、得られる生成
物は隣接した2個の不斉中心に関し、後の工程で所望の
ラクトン1bを導くような立体配置をとる。
物は隣接した2個の不斉中心に関し、後の工程で所望の
ラクトン1bを導くような立体配置をとる。
AO基がβ−立体配置である場合には、得られる中間体
は逆の立体配置を有し、系列Iaのラクトンを導き、天
然のプロスタグランジンとは鏡像関係の化合物が合成で
きる。
は逆の立体配置を有し、系列Iaのラクトンを導き、天
然のプロスタグランジンとは鏡像関係の化合物が合成で
きる。
工程りにおいて有利に使用できる還元剤は、貴金属また
は貴金属酸化物の水素化触媒としての存在下における水
素である。
は貴金属酸化物の水素化触媒としての存在下における水
素である。
たとえば、硫酸バリウムまたは活性炭に吸着させたPd
、または痕跡のピリジンを触媒毒として用いたPtO
2によりすぐれた結果が得られる。
、または痕跡のピリジンを触媒毒として用いたPtO
2によりすぐれた結果が得られる。
水素化は、不活性有機溶媒、好ましくは芳香族溶媒たと
えばベンゼン中、常圧ないし5気圧の圧力で行なわれる
。
えばベンゼン中、常圧ないし5気圧の圧力で行なわれる
。
工程 E
本工程は、化合物■のシクロペンクンEl)C存在する
ケト基のヒドロキシ基への還元である。
ケト基のヒドロキシ基への還元である。
この基は天然プロスタグランジンの合成の前駆物質の場
合α−立体配置を持たねばならない。
合α−立体配置を持たねばならない。
本方法におけるさらに驚くべき結果は、化合物■の還元
が所望の立体配置を持つ化合物を導くという点である。
が所望の立体配置を持つ化合物を導くという点である。
もちろん、出発原料として、基AO−をβ−立体配置に
有する中間体■から誘導されるシクロペンタノン化合物
を用いる場合には立体化学は全く逆になる。
有する中間体■から誘導されるシクロペンタノン化合物
を用いる場合には立体化学は全く逆になる。
本発明によれば、pH値3ないし9、好ましくは4ない
し7.5の緩衝溶液中、水素化ホウ素ナトリウムを使用
すれば、ケト基の立体特異的還元に特に適していること
が明らかにされた。
し7.5の緩衝溶液中、水素化ホウ素ナトリウムを使用
すれば、ケト基の立体特異的還元に特に適していること
が明らかにされた。
緩衝溶液はアルカリ金属リン酸塩、クエン酸塩またはモ
ノフタル酸塩を用いて調製するのが適当である。
ノフタル酸塩を用いて調製するのが適当である。
工程りおよびEの操作は単一工程とすることもできるが
、化合物■を水素化ホウ素アルカリ土属または低級アル
カノール中接触水素化、好ましくはケト基の環元速度を
高めるため高圧(5−30気圧)において直接還元して
も実質的な収率の改善は認められない。
、化合物■を水素化ホウ素アルカリ土属または低級アル
カノール中接触水素化、好ましくはケト基の環元速度を
高めるため高圧(5−30気圧)において直接還元して
も実質的な収率の改善は認められない。
工程 F
化合物■をアルカリ加水分解し、ついでアシル化すると
ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■を与える。
ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■を与える。
アルカリ加水分解は通常の操作にしたがって実施できる
。
。
この操作を行なうには、低級アルカノール、または水と
水混和性有機溶媒との混合物中アルカリ金属炭酸塩およ
びアルカリ金属水酸化物を使用するのが適当であるが、
もちろんその他の類似条件および操作をエーテル開裂に
使用できるのは当然である。
水混和性有機溶媒との混合物中アルカリ金属炭酸塩およ
びアルカリ金属水酸化物を使用するのが適当であるが、
もちろんその他の類似条件および操作をエーテル開裂に
使用できるのは当然である。
加水分解反応の温度は約0℃ないし約30℃に変えるこ
とができる。
とができる。
ヒドロキシ基のアシル化、同時にラクトン化は、粗反応
生成物に対して直接実施できる。
生成物に対して直接実施できる。
適当なアシル化剤は、炭素原子2ないし8個を有する低
級脂肪族カルボン酸、安息香酸、および置換基としてク
ロロ、ブロモ、フルオロ、低級アルキル、フェニルおよ
びシクロヘキシルから選ばれる基を有する置換安息香酸
のハライドまたは無水物である。
級脂肪族カルボン酸、安息香酸、および置換基としてク
ロロ、ブロモ、フルオロ、低級アルキル、フェニルおよ
びシクロヘキシルから選ばれる基を有する置換安息香酸
のハライドまたは無水物である。
ラクトン化は乾燥塩化水素で飽和した低級アルカノール
中でも実施できる。
中でも実施できる。
この場合、式I y I aおよびIbの化合物は、R
が水素、R1が低級カルボアルコキシ基の形で得られる
。
が水素、R1が低級カルボアルコキシ基の形で得られる
。
この化合物は式■のエステルを無水低級アルカノール媒
体中アルカリ金属炭酸塩で分解しても得ることができる
。
体中アルカリ金属炭酸塩で分解しても得ることができる
。
工程 G
化合物■におけるカルボキシル基の還元には、分子内の
他のカルボニル基に影響しない還元剤を用いる必要があ
る。
他のカルボニル基に影響しない還元剤を用いる必要があ
る。
たとえば、ジボランはエステルまたはラクトン基よりも
カルボキシル基に対して遥かに反応性力塙いことが知ら
れている。
カルボキシル基に対して遥かに反応性力塙いことが知ら
れている。
好ましい方法には、酸基をカルボニルハライド、混合無
水物または反応性アミドたとえばイミダゾライドに変換
する方法がある。
水物または反応性アミドたとえばイミダゾライドに変換
する方法がある。
カルボニルハライドへの変換はハロゲン化剤たとえば5
OC12、またはZ n Cl 2の存在下1.1−ジ
クロロメチルメチルエーテルを用いて実施できる。
OC12、またはZ n Cl 2の存在下1.1−ジ
クロロメチルメチルエーテルを用いて実施できる。
混合無水物は、一般にはクロル炭酸低級アルキルエステ
ルとの反応で生成する。
ルとの反応で生成する。
イミダゾライド、酸クロライドまたは無水物を、ついで
過剰の水素化ホウ素ナトリウムで還元する。
過剰の水素化ホウ素ナトリウムで還元する。
工程 H
基ROがエーテル基である最終化合物■の製造には別の
経路をとる。
経路をとる。
この場合ヒドロキシ化合物■をエーテル形成能のある試
薬と反応させて式XにおいてRが低級アルキル、ベンジ
ル、トリチル、低級アルコキシ−低級アルキルまたはテ
トラヒドロヒラニルである化合物を得る。
薬と反応させて式XにおいてRが低級アルキル、ベンジ
ル、トリチル、低級アルコキシ−低級アルキルまたはテ
トラヒドロヒラニルである化合物を得る。
この製造に用いられる試薬としては、炭素原子lないし
6個を有する低級アルキルハライド、ベンジルハライド
、トリチルハライド、低級アルカノール、ジヒドロピラ
ンおよび低級アルキル−低級アルケニルエーテルたとえ
ばエチルビニルエーテルを酸触媒の存在下に使用するこ
とができる。
6個を有する低級アルキルハライド、ベンジルハライド
、トリチルハライド、低級アルカノール、ジヒドロピラ
ンおよび低級アルキル−低級アルケニルエーテルたとえ
ばエチルビニルエーテルを酸触媒の存在下に使用するこ
とができる。
工程 ■
上記化合物Xを工程Fにおけると同じ加水分解条件で加
水分解し、ついで穏和な酸で酸性にすると、ROが工程
Hにおいて定義したようなエーテル基であるカルボキシ
ル化合物■が得られる。
水分解し、ついで穏和な酸で酸性にすると、ROが工程
Hにおいて定義したようなエーテル基であるカルボキシ
ル化合物■が得られる。
これを工程Gにおいて述べたと同一条件で相当するアル
コールに還元する。
コールに還元する。
ROがエーテル基であるカルボキシル化合物■の製造の
別法としては、化合物■を工程Eに関して略述した条件
iこよって加水分解し、ついで中和してアシル化剤の代
りにエーテル結合を生成できる試薬と反応させる方法が
ある。
別法としては、化合物■を工程Eに関して略述した条件
iこよって加水分解し、ついで中和してアシル化剤の代
りにエーテル結合を生成できる試薬と反応させる方法が
ある。
この工程で使用できる試薬は、工程Hにおいて挙げたも
のと同じである。
のと同じである。
この目的(こは、低級アルキル−低級アルケニルエーテ
ルおよびジヒドロピランが特に適している。
ルおよびジヒドロピランが特に適している。
以下の記述および実施例は、本発明およびその方法を、
本発明技術分野において本発明を実施し使用することが
可能なように、本発明のもっとも好ましい態様を例示し
て説明するものである。
本発明技術分野において本発明を実施し使用することが
可能なように、本発明のもっとも好ましい態様を例示し
て説明するものである。
例1
化合物■、l−アセトキシスクシノイルクロライドの製
造 文献記載の方法によりl −IJンゴ酸(25SF。
造 文献記載の方法によりl −IJンゴ酸(25SF。
0、19モル)をアセチルクロライド30Wll中で還
流して1−2−アセトキシコハク酸無水物に変換する。
流して1−2−アセトキシコハク酸無水物に変換する。
この反応によって得られた無水物の溶液を冷却し、過剰
の1.1−ジクロロメチルメチルエーテル(70f、0
.57モル)および無水ZnCl 2 (500’Il
i )を加える。
の1.1−ジクロロメチルメチルエーテル(70f、0
.57モル)および無水ZnCl 2 (500’Il
i )を加える。
4時間還流したのち、この溶液を冷却する。
ついでこれにベンゼン(500d)を加え、この溶液を
検温したのちろ過し、真空中で蒸発させる。
検温したのちろ過し、真空中で蒸発させる。
残渣は1−2−アセトキシスクシノイルクロライドであ
り、蒸留して精製すると沸点75−78℃/ 0.05
WIrLHg 。
り、蒸留して精製すると沸点75−78℃/ 0.05
WIrLHg 。
〔α〕J5ニー10°(C=を弧 メタノール中)を示
す。
す。
収率は80%である。相当するd−およびラセミ化合物
も同一操作にまり製造できる。
も同一操作にまり製造できる。
dl−混合物および光学活性なベンゾイルオキシスクシ
ノイルクロライドも同様にして得られる。
ノイルクロライドも同様にして得られる。
この場合の収率は80−851%である。
このクロライドは蒸留すると分解するので、そのまま次
の反応に使用する。
の反応に使用する。
沸点140−143℃10.5閣Hgの1−2−ベンゾ
イルオキシスクシノイルクロライドの分析用サンプルの
分析結果は次のとおりである。
イルオキシスクシノイルクロライドの分析用サンプルの
分析結果は次のとおりである。
C6H604C12として、計算値;C33,83゜H
2,83、CI 33.28、分析値:c34.0B。
2,83、CI 33.28、分析値:c34.0B。
H2,81、CI 33.12
例2
化合物IV、l−3,6−シオキソー4−アセトキシオ
クタンジオン酸ジメチルエステルの製造マグネシウム(
72f、3モル)をテトラヒドロフラン(THF 、水
素化リチウムアルミニウムから新たに蒸留)1000m
g中に懸濁した液をはげしく攪拌しながら、エチルブロ
マイド(350f、3.2モル)を温度が30−35℃
に保持されるような速度で加える。
クタンジオン酸ジメチルエステルの製造マグネシウム(
72f、3モル)をテトラヒドロフラン(THF 、水
素化リチウムアルミニウムから新たに蒸留)1000m
g中に懸濁した液をはげしく攪拌しながら、エチルブロ
マイド(350f、3.2モル)を温度が30−35℃
に保持されるような速度で加える。
滴加後、未反応のマグネシウムが残っていれば、エチル
ブロマイドl(1を加えて、反応混合物を1時間還流す
る。
ブロマイドl(1を加えて、反応混合物を1時間還流す
る。
次にコンデンサー中の水を除き、過剰のエチルブロマイ
ドを除くため反応混合物に窒素を通ずる。
ドを除くため反応混合物に窒素を通ずる。
ついで溶液を氷−アセトン浴により一20℃に冷却し、
THF2500−を加える。
THF2500−を加える。
次に温度を一1O℃以下に維持してマロン酸水素メチル
エステル(l17v、1.5モル)のTHF500rn
l溶液を加える。
エステル(l17v、1.5モル)のTHF500rn
l溶液を加える。
加え終ったのち、溶液を2時間還流し、ついで25℃に
冷却し、1−2−アセトキシスクシノイルクロライド(
63,6F、0.3モル)を加える。
冷却し、1−2−アセトキシスクシノイルクロライド(
63,6F、0.3モル)を加える。
一夜攪拌したのち、この溶液をIN−塩酸18001n
l中に注ぐ。
l中に注ぐ。
THF層をIM−リン酸緩衝液(pH6,5) 500
−容量で、緩衝液の田が変化しなくなるまで洗浄する。
−容量で、緩衝液の田が変化しなくなるまで洗浄する。
有機層を乾燥しくMg504)、蒸発させると粗生成物
が残る。
が残る。
これは公知物質と1司−の特性を示す。
この不安定な標記生成物はできるだけ早く使用する。
相当するd−誘導体および対掌体のラセミ混合物も同様
に製造できる。
に製造できる。
ラセミ体および光学活性な3.6−シオキソー4−ベン
ゾイルオキシオクタンジオン酸のジメチルエステルも、
アセトキシ誘導体について述べたとほぼ同一の条件で製
造できる。
ゾイルオキシオクタンジオン酸のジメチルエステルも、
アセトキシ誘導体について述べたとほぼ同一の条件で製
造できる。
この生成物は精製しないで次工程に用いる。
例3
化合物V、5−r全5−rセトーカルボメトキシ−3−
オキソ−1−シクロペンテン酢酸メチルエステルの製造 1−3.6−シオキソー4−アセトキシオクタンジオン
酸のジメチルエステル(IV)70f?をエーテル50
0rrli!に溶解した液を、MgC03MgC03(
%を含む市販品)30vの水100−懸濁液を烈しく攪
拌した中に加える。
オキソ−1−シクロペンテン酢酸メチルエステルの製造 1−3.6−シオキソー4−アセトキシオクタンジオン
酸のジメチルエステル(IV)70f?をエーテル50
0rrli!に溶解した液を、MgC03MgC03(
%を含む市販品)30vの水100−懸濁液を烈しく攪
拌した中に加える。
はとんどすぐに溶のpHは6.0−6.5となり、反応
中を通じてこの範囲に維持される。
中を通じてこの範囲に維持される。
30分後、反応混合物をろ過し、エーテルおよび水層を
分離する。
分離する。
エーテル層をLM−リン酸緩衝液(pH7)100m/
で洗浄する。
で洗浄する。
水層を合し、濃塩酸で酸性にし、食塩で飽和し、酢酸エ
チル500−で3回抽出する。
チル500−で3回抽出する。
乾燥(MgSO4)L、、酢酸エチルを蒸発させると油
状物55rが得られ、直ちに固化する。
状物55rが得られ、直ちに固化する。
四塩化炭素から再結晶すると公知物質とあらゆる点で同
一の白色結晶として標記生成物(4Xr、1−2−アセ
トキシスクシノイルクロライドから50%)が得られる
。
一の白色結晶として標記生成物(4Xr、1−2−アセ
トキシスクシノイルクロライドから50%)が得られる
。
同一操作により、d−アセトキシオクタンジオン酸誘導
体から式■においてアセトキシ基がβ−配置のシクロペ
ンテン誘導体が得られる。
体から式■においてアセトキシ基がβ−配置のシクロペ
ンテン誘導体が得られる。
dl −アセトキシならびにベンゾイルオキシ類縁体
、dおよびl−ベンゾイルオキシd−およびl−ペンゾ
イルオキシオクタンジオン酸類縁体も同一操作によって
製造できる。
、dおよびl−ベンゾイルオキシd−およびl−ペンゾ
イルオキシオクタンジオン酸類縁体も同一操作によって
製造できる。
例4
化合物■、2−カルボメトキシ−3−オキソ−5−アセ
トキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 シクロペンテン酸V(9,5’?)をベンゼン180−
に溶解し、この溶液を硫酸バリウムlこ吸着させたパラ
ジウムの存在下、室温常圧で水素化する。
トキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 シクロペンテン酸V(9,5’?)をベンゼン180−
に溶解し、この溶液を硫酸バリウムlこ吸着させたパラ
ジウムの存在下、室温常圧で水素化する。
理論量の水素が吸収されたら触媒をろ去し、ろ液を真空
中で蒸発乾固する。
中で蒸発乾固する。
所望の立体配位を有する2−カルボメトキシ−3−オキ
ソ−5−アセトキシシクロペンタン酢酸のメチルエステ
ル9v(95%)が得られる。
ソ−5−アセトキシシクロペンタン酢酸のメチルエステ
ル9v(95%)が得られる。
この化合物はやや不安定な固体で、融点54℃、 C−
a〕15=−17,8(C= 1.017%、クロロホ
ルム中)を示す。
a〕15=−17,8(C= 1.017%、クロロホ
ルム中)を示す。
元素分析結果は、Cl2H1607として、計算値:C
52,94゜H5,72、分析値:C53,14、H5
,91である。
52,94゜H5,72、分析値:C53,14、H5
,91である。
IR,NMRおよびマススペクトルのデータは、その構
造によく一致する。
造によく一致する。
その他の触媒たとえばPd、PtO2およびRhを用い
ても、最終収率にはほとんど影響はない。
ても、最終収率にはほとんど影響はない。
ラセミ体、鏡像異性体および相当するすべての5−ベン
ゾイルオキシ誘導体についても、同じ反応条件が適当で
ある。
ゾイルオキシ誘導体についても、同じ反応条件が適当で
ある。
例5
化合物■、5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 前例によって得られたシクロペンタノン■(8,6t)
をメタノール50−に晦解し、pH5,3に調整したリ
ノ酸緩衝液500m1kこ加える。
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 前例によって得られたシクロペンタノン■(8,6t)
をメタノール50−に晦解し、pH5,3に調整したリ
ノ酸緩衝液500m1kこ加える。
過剰の水素化ホウ素ナトリウム(1,25SF)を含有
する水溶液207727!を5℃で加える。
する水溶液207727!を5℃で加える。
室温に2時間おいたのち、水2007を加え、反応混合
物を数回酢酸エチルで抽出する。
物を数回酢酸エチルで抽出する。
有機層を合し、Mg S O4で乾燥し、ついで蒸発乾
固すると粗5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルs、4r
(9s%)が得られる。
固すると粗5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルs、4r
(9s%)が得られる。
この生成物をガスクロマトグラフィーで試験すると純度
80俤である。
80俤である。
カラムクロマトグラフィーによってさらに精製した生成
物は、すべての置換基が所望の立体配置を有する。
物は、すべての置換基が所望の立体配置を有する。
この化合物は蒸留すると分解する。
NMRスペクトル(CDCl2中)の主吸収ピークは以
下の振動数に表われる(単位δ) : 2.05 (3
H,singlet)3.65 (3H、single
t)、3.72(3H,si−nglet)、4.30
−4.70(IH,multiplet)。
下の振動数に表われる(単位δ) : 2.05 (3
H,singlet)3.65 (3H、single
t)、3.72(3H,si−nglet)、4.30
−4.70(IH,multiplet)。
5.18−5.43(lH,multiplet)。
IRスペクトル(neat)は、以下の波数に特性吸収
を示す:3450.2920.17.30 。
を示す:3450.2920.17.30 。
1725.171υ、1435,1370゜1270.
1240,1200,1160゜1040.1020,
950,890Cr11 ’ 。
1240,1200,1160゜1040.1020,
950,890Cr11 ’ 。
元素分析結果:C1□H1807として計算値:C52
,55、H6,60、分析値;C52,16,H6,5
9゜ ラセミ体、鏡像化合物および相当するすべてのベンゾイ
ルオキシ誘導体もほぼ口じ操作によって製造される。
,55、H6,60、分析値;C52,16,H6,5
9゜ ラセミ体、鏡像化合物および相当するすべてのベンゾイ
ルオキシ誘導体もほぼ口じ操作によって製造される。
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒドロキシ
−シクロペンタン酢酸メチルエステルは5−アセトキシ
−2−カルボメトキシ−3−オキソ−1−シクロペンテ
ン酢酸■を水素化ホウ素ナトリウムで直接還元しても6
0%の収率で得ることができる。
−シクロペンタン酢酸メチルエステルは5−アセトキシ
−2−カルボメトキシ−3−オキソ−1−シクロペンテ
ン酢酸■を水素化ホウ素ナトリウムで直接還元しても6
0%の収率で得ることができる。
反応条件は上述の条件とほぼ同じである。
直接法の別法として、5−アセトキシ−2−カルボメト
キシ−3−オキソ−1−シクロペンタン酢酸メチルエス
テル(200■)をメタノール15rrllに晦解し、
PPtO22011Iノ存在下、オートクレーブ中水素
15気圧で5時間攪拌する方法がある。
キシ−3−オキソ−1−シクロペンタン酢酸メチルエス
テル(200■)をメタノール15rrllに晦解し、
PPtO22011Iノ存在下、オートクレーブ中水素
15気圧で5時間攪拌する方法がある。
触媒、溶媒を除去すると粗油状物20011IIiが得
られ、所望の異性体含量(ガスクロマトグラフィーによ
る)は約60%である。
られ、所望の異性体含量(ガスクロマトグラフィーによ
る)は約60%である。
例6
化合物■、3−アセトキシー2−カルボキシ−5−ヒド
ロキシシクロペンタン酢酸のラクトンの製造 5−アセトキシ−2−カルボキシメトキシ−3−ヒドロ
キシ−シクロペンクン酢酸(95η)ヲメタノール1r
r11にとり、これを窒素気体中O℃において、水酸化
カリウム180■のメタノール3−溶液中に加える。
ロキシシクロペンタン酢酸のラクトンの製造 5−アセトキシ−2−カルボキシメトキシ−3−ヒドロ
キシ−シクロペンクン酢酸(95η)ヲメタノール1r
r11にとり、これを窒素気体中O℃において、水酸化
カリウム180■のメタノール3−溶液中に加える。
室温に4時間放置したのち、Amber l i t
e CG l 20(B’ 1.29を加え、混合物
を2分間攪拌する。
e CG l 20(B’ 1.29を加え、混合物
を2分間攪拌する。
固体をろ過したのち、メタノールを留去する。
残渣にアセチルクロライド1m/を加え、混合物を室温
に3時間放置する。
に3時間放置する。
過剰のアセチルクロライドを30℃で蒸発させ、残渣を
水にとると、3−アセトキシ−2−カルボキシ−5−ヒ
ドロキシシクロペンクン酢酸のラクトンが析出する。
水にとると、3−アセトキシ−2−カルボキシ−5−ヒ
ドロキシシクロペンクン酢酸のラクトンが析出する。
収量54η(67%)。水から結晶化した生成物は融点
205−206℃、(41%5= −90,1(C=
1.1多、ピリジン中)を示す。
205−206℃、(41%5= −90,1(C=
1.1多、ピリジン中)を示す。
元素分析結果は、C1oH1206として、計算値、C
52,63,H5,30、分析値:C52,80、H5
,40である。
52,63,H5,30、分析値:C52,80、H5
,40である。
NMR,IR′j6よびマススペクトルのデータはラク
トン構造■(R=CH3CO)すなわち式Ibにおいて
Rがアセチル、R1がcoon である化合物によく
一致する。
トン構造■(R=CH3CO)すなわち式Ibにおいて
Rがアセチル、R1がcoon である化合物によく
一致する。
出発原料として5−ベンゾイルオキシ−2−カルボメト
キシ−3−ヒドロキシシクロペンタン酢酸メチルエステ
ルを用いても同一のラクトン■が得られる。
キシ−3−ヒドロキシシクロペンタン酢酸メチルエステ
ルを用いても同一のラクトン■が得られる。
上述の条件は適当な出発原料を用い式IJよびIaに含
まれる相当するラセミ体および鏡像対掌体を製造するの
【とも適当である。
まれる相当するラセミ体および鏡像対掌体を製造するの
【とも適当である。
メチルエステル■の酸分解は、化合物(5i)をメタノ
ール20−に洛解し、この溶液に乾燥塩化水素飽和メタ
ノールを加える。
ール20−に洛解し、この溶液に乾燥塩化水素飽和メタ
ノールを加える。
反応混合物を0℃に8時間保持し、ついで溶媒を留去す
る。
る。
残渣をエチルエーテルから結晶化して製造する。
収率45饅で得られた生成物は2−カルボメトキシ−3
,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン、す
なわちRが水素 R1がカルボメトキシの化合物Ibで
ある。
,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン、す
なわちRが水素 R1がカルボメトキシの化合物Ibで
ある。
この生成物は融点103℃、〔α〕55−−15.9°
(C=1.95俤、クロロホルム中)を示す。
(C=1.95俤、クロロホルム中)を示す。
元素分析結果は、C、H1□05として、計算値:C5
3,99、H6,04、分析値:C54,26゜H6,
16である。
3,99、H6,04、分析値:C54,26゜H6,
16である。
IR,NMRおよびマススペクトルのデータは所定の構
造(こ一致する、上記ラクトンはエステル■を無水メタ
ノール中に2CO3により室温で分解しても、70条の
収率で得られる。
造(こ一致する、上記ラクトンはエステル■を無水メタ
ノール中に2CO3により室温で分解しても、70条の
収率で得られる。
例7
化合物[X、3−アセトキシ−2−ヒドロキシメチル−
5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸の製造 例6によって得られた3−アセトキシ−2−カルボキシ
−5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■(4
υ77v)を窒素気体中ジクロロメタン1o−)こ酵解
し、かくして得られた溶液を一10℃に冷却して、トリ
エチルアミン200wj。
5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸の製造 例6によって得られた3−アセトキシ−2−カルボキシ
−5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■(4
υ77v)を窒素気体中ジクロロメタン1o−)こ酵解
し、かくして得られた溶液を一10℃に冷却して、トリ
エチルアミン200wj。
ついでクロル炭酸エチル216TIIgのジクロロメタ
ン5−溶液を加える。
ン5−溶液を加える。
1時間′″15℃ないし−io℃の温度で攪拌したのち
、この溶液を水素化ホウ素ナトリウムl 507721
/の乾燥エタノール3〇−溶液に一30℃で加える。
、この溶液を水素化ホウ素ナトリウムl 507721
/の乾燥エタノール3〇−溶液に一30℃で加える。
混合物を一30℃ないし一1O℃の温度で1時間攪拌し
、ついで0、005モルのクエン酸モノナトリウムを含
有する水307!中に注ぐ。
、ついで0、005モルのクエン酸モノナトリウムを含
有する水307!中に注ぐ。
この水溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を重炭酸すt
−IJウム水水液液よび水で洗浄したのち、MgSO4
で乾燥し、蒸発させると、油状生成物376η(98φ
)が得られる。
−IJウム水水液液よび水で洗浄したのち、MgSO4
で乾燥し、蒸発させると、油状生成物376η(98φ
)が得られる。
これは式■においてRがアセチルのラクトンである。
比旋光度、IRおよびNMRデータはCoreyら(J
、A、C,S、 92,397(1970))の記載
した中間体のそれと一致する。
、A、C,S、 92,397(1970))の記載
した中間体のそれと一致する。
同じ生成物は式■の酸のクロライドを水素化ホウ素ナト
リウムで還元しても製造できる。
リウムで還元しても製造できる。
この酸は痕跡のジメチルホルムアミドの存在下に5OC
12と60℃に5分間加熱するか、または1.1−ジク
ロロメチルメチルエーテルおよびZnCl2と反応させ
て相当する酸クロライドに変換することができる。
12と60℃に5分間加熱するか、または1.1−ジク
ロロメチルメチルエーテルおよびZnCl2と反応させ
て相当する酸クロライドに変換することができる。
揮発性物質を蒸発させると粗生成物が得られ、これをそ
のまま乾燥エタノール中NaBl(4と反応させる。
のまま乾燥エタノール中NaBl(4と反応させる。
収率は約95%である。
相当するラセミ体および鏡像化合物もほぼ同様に操作し
て製造される。
て製造される。
例8
化合物X、5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
テトラヒドロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチル
エステルの製造 式■の5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒド
ロキシシクロペンクン酢酸メチルエステル5.8fIを
無水ベンゼン50−に溶解し、得られた溶液にp−トル
エンスルホン酸70■の無水ベンゼン30−溶液、つい
で2.3−ジヒドロピラン1.87rを加える。
テトラヒドロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチル
エステルの製造 式■の5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒド
ロキシシクロペンクン酢酸メチルエステル5.8fIを
無水ベンゼン50−に溶解し、得られた溶液にp−トル
エンスルホン酸70■の無水ベンゼン30−溶液、つい
で2.3−ジヒドロピラン1.87rを加える。
1時間室温に放置し、この溶液を重炭酸ナトリウム水溶
液中に注ぐ。
液中に注ぐ。
ジクロロメタンで抽出したのち、有機溶液をN a 2
S 04で乾燥し、蒸発させると、油状の生成物6.
91(90%)が得られる。
S 04で乾燥し、蒸発させると、油状の生成物6.
91(90%)が得られる。
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−テトラヒド
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステルで
ある。
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステルで
ある。
NMRスペクトル(CDC13中)の主吸収ピークは以
下の振動数(単位δ)に表われる:1.6(6H、mu
ltiplet)、2.02(3H。
下の振動数(単位δ)に表われる:1.6(6H、mu
ltiplet)、2.02(3H。
singlet)、3.65 (3H、singlet
)。
)。
3.7 (3H、singlet)、4.3−4.8(
2H。
2H。
multiplet)、5−5.35 (IH*mul
ti−plet)。
ti−plet)。
IRススペクト1z(neat、)は以下の波数に特性
吸収を示す:293U 、1740 。
吸収を示す:293U 、1740 。
1440.138υ、1240,1200゜1170.
1135,1080.1030,970゜870 、8
20cm ’。
1135,1080.1030,970゜870 、8
20cm ’。
元素分析結果はC17H2608として、言慎f直:C
56,97、R7,31分析値:C56,65、R7,
43である。
56,97、R7,31分析値:C56,65、R7,
43である。
所定の構造はUVおよびマススペクトルデータによって
も支持される。
も支持される。
ラセミ体、鏡像対掌体およびベンゾイルオキシ誘導体も
同じ方法で製造される。
同じ方法で製造される。
例9
化合物Xの化合物■への変換
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−テトラヒド
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステル0
.95Pをジオキサン15rnlにとり、窒素気体下、
KOHo、75S’の水15m1l液に加える。
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステル0
.95Pをジオキサン15rnlにとり、窒素気体下、
KOHo、75S’の水15m1l液に加える。
室温に一夜放置したのち、混合物をエチルエーテルで洗
浄し、水層を、クエン酸51の氷水507d溶液で酸性
にする。
浄し、水層を、クエン酸51の氷水507d溶液で酸性
にする。
酢酸エチルで4回抽出したのち、有機抽出液を合し、乾
燥し、蒸発乾固すると、式■(こおいてRが2−テトラ
ヒドロピラニルであるラクトン、すなわち式Ibにおい
てRが2−テトラヒドロピラニル、R1がCo OHで
ある化合物、融点156℃を与える。
燥し、蒸発乾固すると、式■(こおいてRが2−テトラ
ヒドロピラニルであるラクトン、すなわち式Ibにおい
てRが2−テトラヒドロピラニル、R1がCo OHで
ある化合物、融点156℃を与える。
化合物■はついで、例7に記載したとほぼ同一の操作で
、式■においてRが2−テトラヒドロピラニルである相
当する化合物に変換される。
、式■においてRが2−テトラヒドロピラニルである相
当する化合物に変換される。
収率95%、得られた生成物のNMRおよびIRスペク
トルデータは所定の構造と一致する。
トルデータは所定の構造と一致する。
元素分析結果:C13H2005として、計算値;C6
0,92、R7,87、分析値;C60,75゜R7,
77 エステルXを無水メタノール中ナトリウムメトキサイド
または炭素ナトリウムで分解すると、式IbにおいてR
がテトラヒドロピラニルおよヒR1がCOOCH3であ
るラクトンを与える。
0,92、R7,87、分析値;C60,75゜R7,
77 エステルXを無水メタノール中ナトリウムメトキサイド
または炭素ナトリウムで分解すると、式IbにおいてR
がテトラヒドロピラニルおよヒR1がCOOCH3であ
るラクトンを与える。
収率70%例1O
化合物■の■への変換
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒドロキシ
シクロペンクン酢酸メチルエステル(■)500111
gを例6のはじめの音叶に記載したのとロー条件で、2
−カルボキシ−3,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢
酸のラクトンに加水分解する。
シクロペンクン酢酸メチルエステル(■)500111
gを例6のはじめの音叶に記載したのとロー条件で、2
−カルボキシ−3,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢
酸のラクトンに加水分解する。
Amberlite CG 120@7S’を加え
たのち、残渣を酢酸エチルから結晶化させると純粋な生
成物(■、 R=H)243■が得られる。
たのち、残渣を酢酸エチルから結晶化させると純粋な生
成物(■、 R=H)243■が得られる。
融点152℃。〔α9%5−53 (C= 0.85%
、ピリジン中)を示す。
、ピリジン中)を示す。
得られた化合物をついで、p−トルエンスルホン酸(1
5η)の存在下、例8に記載したと同様にして2.3−
ジヒドロピラン100ηと反応させると、ラクトン■に
おいてRが2−テトラヒドロピラニルであるラクトン2
88■(83%)が得られる。
5η)の存在下、例8に記載したと同様にして2.3−
ジヒドロピラン100ηと反応させると、ラクトン■に
おいてRが2−テトラヒドロピラニルであるラクトン2
88■(83%)が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一般式 またはその光学活性式である式 (式中、Rは炭素原子2ないし8個を有するアルカノイ
ル基から選ばれるアシル基であり、R1はCH20Hで
ある)にて表わされる化合物を製造するにあたり、(1
)アシルオキジスクシノイルクロライドのほぼ1モル部
を式 (式中、YはCOOR2なる基であって、R2は低級ア
ルキル、フェニルまたはベンジルであり、Xはアルカリ
金属カチオン、またはMgB r +。 MgC1+およびMgl+から選ばれる1価のマグネシ
ウムカチオンである)にて表わされる塩はぼ5モル部と
反応させて3.6−シオキソー4−アシルオキシオクタ
ンジオン酸エステルを生成せしめ、(2)これをpH約
5ないし11の木酢液中で加熱により環化して5−アシ
ルオキシ−2−カルボ(低級アルコキシ)−3−オキソ
−1−シクロペンテン酢酸エステルを得、(3)シクロ
ペンテン環をシクロペンタンに、モしてオキソ基をヒド
ロキシに水素化し、(4)b)< L、て得られたアシ
ルオキシシクロペンクン酢酸誘導体をアルカリ加水分解
およびアシル化によって前述の式1.IaまたはIbに
おいてR1がカルボキシ基、Rがアシルである相当する
ラクトンに環化し、(5)カルボキシル基をクロル炭酸
低級アルキルエステルとの反応により混合酸無水物基ま
たはチオニルクロライドとの反応により酸クロライド基
に変換し、ついで(6凰合酸無水物基または酸クロライ
ド基を過剰の水素化ホウ素ナトリウムで環元して3−ア
シルオキシ−2−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシシ
クロペンクン酢酸のr−ラクトンを得ることを特徴とす
る上記プロスタグランジン中間体の製法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US44710374A | 1974-03-01 | 1974-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS50123656A JPS50123656A (ja) | 1975-09-29 |
JPS5843395B2 true JPS5843395B2 (ja) | 1983-09-27 |
Family
ID=23775005
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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