JPS5843395B2 - プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ - Google Patents

プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ

Info

Publication number
JPS5843395B2
JPS5843395B2 JP50024907A JP2490775A JPS5843395B2 JP S5843395 B2 JPS5843395 B2 JP S5843395B2 JP 50024907 A JP50024907 A JP 50024907A JP 2490775 A JP2490775 A JP 2490775A JP S5843395 B2 JPS5843395 B2 JP S5843395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
compound
chloride
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50024907A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50123656A (ja
Inventor
ジー ポール ケネス
フアバラ ダツシオ
ジヨンソン フランシス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gruppo Lepetit SpA
Original Assignee
Lepetit SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lepetit SpA filed Critical Lepetit SpA
Publication of JPS50123656A publication Critical patent/JPS50123656A/ja
Publication of JPS5843395B2 publication Critical patent/JPS5843395B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/93Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with a ring other than six-membered
    • C07D307/935Not further condensed cyclopenta [b] furans or hydrogenated cyclopenta [b] furans

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプロスタグランジン中間体の製法に関する。
プロスタグランジンは一群のホルモン性物質であって、
強力な生理作用を有する。
この作用のうちで、分娩促進、抗高血圧および気管支拡
張作用がもつとも広範に研究されているが、その他の重
要な生物的活性も数名の研究者によって明らかにされて
いる。
たとえば、M、P、L、Caton:’Progres
s in Medi−cinal Chem−is
try〃6巻、2部、317頁(G、Ellisand
G、B 、West 編、Butterworth
&Co 、 *London 1971 )の綜説に
詳述されている0 プロスタグランジンは、ブロスタン酸すなわち下記の構
造を有する置換シクロペンタン化合物の光学活性誘導体
である。
この化合物は数多くの組織中に存在するが、その粗生濃
度はきわめて低く、その化学的合成の試みが多く文献に
報告されて0するO プロスタグランジンの化学的全合成の最も便利なアプロ
ーチのひとつは、E、J、Coreyおよび共同研究者
(J 、Am、Chem 、Soc 、 、 91 *
5675(1969))によって報告されたものであ
る。
この方法では、2−ヒドロキシ−1−シクロペンタン酢
酸のラクトンの誘導体である適当な出発原料の合成が必
要である。
E、J、Coreyおよび共同研究者によって報告され
ている天然のものと同じ光学活性を持つプロスタグラン
ジンの合成経路(J 、A 、C、S、±ヱ、397(
1970))では、中間体0−シクロペンテンヒドロキ
シ酸を(ト)−5千フエトリン塩によって分割しく→−
異性体を得ることが必要である。
ついでこれをラクトンに変換し、これが、FおよびE系
列すなわち9および11位にオキシ官能基を有するプロ
スタグランジンの立体的にコントロールされた合成経路
のキー化合物となる。
プロスタグランジンEは文献記載の方法により、さらに
プロスタグランジンAに変換することもできる。
本発明は式 およびその任意の活性型である式 (式中、Rは炭素原子2ないし8個を有するアルカノイ
ルから選ばれるアシル基たとえばアセチル、フロヒオニ
ル、フチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノ
イル、オクタノイルでありR1はCH20Hである)に
て表わされるヒドロキシシクロペンタン酢酸のラクトン
の新規な合成経路に関する。
上記式および本明細書中、α−立体配置を有する結合は
紙の面の後に出るもので波線で示されており、一方、β
−立体配置を有する結合は紙の前面に出るもので太線で
示されている。
本発明の合成経路によれば、光学活性な最終化合物が所
望の場合でもラセミ混合物の分割を必要としない。
光学活性の出発原料を使用すれば、以後のすべての反応
工程においてその不斉中心の立体化学は驚くべきことに
そのまま保持され、前記IaまたはIb系列の予定した
化合物を得ることができる。
本発明の方法は多数の典型的化学反応を包含する多段合
成工程であって、各反応はすべて本技術分野においてよ
く知られたものである。
本発明の方法は、この公知の典型的化学反応を適切な出
発原料に適当な条件下に適用し、所望の生成物に到達す
るものである。
本合成の出発原料は、ヒドロキシ基がアシル化によって
保護されているリンゴ酸誘導体の無水物である。
本合成の一連の反応は以下に示す反応式によって表わす
ことができる。
この反応式には光学活性な最終化合物の合成を例示した
ので、この場合には次式■で示される1−IJンゴ酸無
水物誘**導体のような光学活性出発原料を用いる必要
がある。
同一の反応経路、同一条件下にラセミ体またはd−マレ
イン酸無水物誘導体を用いれば、それぞれ光学不活性な
最終化合物または対掌体鏡像化合物が得られる。
工程 A 出発化合物■において、記号Aは先に定義したようなア
シル基 された方法(Beilstein、 4版、18巻、8
1頁;B、Jones*J、Chem、Soc、 l
36゜1933.788頁)とほぼ同様にして実施でき
る。
この方法に使用できる好ましいアシル化剤は、無水酢酸
およびアセチルクロライドである゛。
この無水物の酸クロライド■への変換は 1−IJンゴ
酸の保護無水物に過剰の1.1−ジクロロメチルメチル
エーテルおよび無水Z n Cl 2を加え、この混合
物を約2ないし6時間還流して実施できる。
得られた化合物■は蒸留によって精製できる。
工程 B 保護l−リンゴ酸クりライドIIIIモル部を、上記式
においてX■がアルカリ金属カチオン、または基MgB
r■、MgC1eおよびMgA>ら選ばれる1価マグネ
シウムカチオンでありR2がアルキル、フェニルまたは
ベンジルである水素マロン酸エステル塩約5モル部と反
応させる。
反応温度は−30ないし+30℃、反応時間は5ないし
24時間の間で任意に変えることができる。
溶媒は低級アルキルエーテル、ジオキサンおよびテトラ
ヒドロフラン(THF)のような無水不活性有機溶媒の
1種を選ぶのが有利である。
THFは好ましい溶媒である。
反応生成物■は、溶媒を高真空下に除去して回収できる
工程 C ジケトン■からシクロベンテノン■を得るには、工程B
で得られた中間体を、pH約5ないし約11好ましくは
約6ないし9の緩衝溶液中で0.5ないし2.5時間攪
拌する。
緩衝溶液はたとえば塩酸水溶液にトリエタノールアミン
を添加して調製できる。
また、この目的のために、アルカリ金属またはアルカリ
土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、クエン酸塩またはリン酸
塩を使うこともできる。
カルシウムまたマグネシウムの炭酸塩が有利であり、こ
の場合、たとえば市販試薬、たとえばMgO含量40係
の市販MgCO3のような酸化物−炭酸塩混合物を使用
することもできる。
過剰の車酔MgCO3を存在させておくことが好ましい
l−リンゴ酸から誘導されるジケトンの環化では置換基
AOがα−立体配置のシクロベンテノンが得られ、d−
IJンゴ酸誘導体からはβ−立体配置の生成物が得られ
る。
工程 D シクロベンテノン■の二重結合の水素化ニハ立体化学的
問題がある。
得られるシクロペンタノン■はプロスタグランジン側鎖
の前駆である2個の置換基を所望の立体配置で持たねば
ならない。
たとえば天然のプロスタグランジンの合成に有用な光学
活性中間体■は、置換基R1をβ−立体配置に、ラクト
ン環を作るメチルカルボニル基はα−立体配置になけれ
ばならない。
本発明方法の主たる特徴のひとつは、AOのはじめの立
体配置が水素化生成物の立体配置を決定するという点で
ある。
実際、AO基がα−立体配置である場合、得られる生成
物は隣接した2個の不斉中心に関し、後の工程で所望の
ラクトン1bを導くような立体配置をとる。
AO基がβ−立体配置である場合には、得られる中間体
は逆の立体配置を有し、系列Iaのラクトンを導き、天
然のプロスタグランジンとは鏡像関係の化合物が合成で
きる。
工程りにおいて有利に使用できる還元剤は、貴金属また
は貴金属酸化物の水素化触媒としての存在下における水
素である。
たとえば、硫酸バリウムまたは活性炭に吸着させたPd
、または痕跡のピリジンを触媒毒として用いたPtO
2によりすぐれた結果が得られる。
水素化は、不活性有機溶媒、好ましくは芳香族溶媒たと
えばベンゼン中、常圧ないし5気圧の圧力で行なわれる
工程 E 本工程は、化合物■のシクロペンクンEl)C存在する
ケト基のヒドロキシ基への還元である。
この基は天然プロスタグランジンの合成の前駆物質の場
合α−立体配置を持たねばならない。
本方法におけるさらに驚くべき結果は、化合物■の還元
が所望の立体配置を持つ化合物を導くという点である。
もちろん、出発原料として、基AO−をβ−立体配置に
有する中間体■から誘導されるシクロペンタノン化合物
を用いる場合には立体化学は全く逆になる。
本発明によれば、pH値3ないし9、好ましくは4ない
し7.5の緩衝溶液中、水素化ホウ素ナトリウムを使用
すれば、ケト基の立体特異的還元に特に適していること
が明らかにされた。
緩衝溶液はアルカリ金属リン酸塩、クエン酸塩またはモ
ノフタル酸塩を用いて調製するのが適当である。
工程りおよびEの操作は単一工程とすることもできるが
、化合物■を水素化ホウ素アルカリ土属または低級アル
カノール中接触水素化、好ましくはケト基の環元速度を
高めるため高圧(5−30気圧)において直接還元して
も実質的な収率の改善は認められない。
工程 F 化合物■をアルカリ加水分解し、ついでアシル化すると
ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■を与える。
アルカリ加水分解は通常の操作にしたがって実施できる
この操作を行なうには、低級アルカノール、または水と
水混和性有機溶媒との混合物中アルカリ金属炭酸塩およ
びアルカリ金属水酸化物を使用するのが適当であるが、
もちろんその他の類似条件および操作をエーテル開裂に
使用できるのは当然である。
加水分解反応の温度は約0℃ないし約30℃に変えるこ
とができる。
ヒドロキシ基のアシル化、同時にラクトン化は、粗反応
生成物に対して直接実施できる。
適当なアシル化剤は、炭素原子2ないし8個を有する低
級脂肪族カルボン酸、安息香酸、および置換基としてク
ロロ、ブロモ、フルオロ、低級アルキル、フェニルおよ
びシクロヘキシルから選ばれる基を有する置換安息香酸
のハライドまたは無水物である。
ラクトン化は乾燥塩化水素で飽和した低級アルカノール
中でも実施できる。
この場合、式I y I aおよびIbの化合物は、R
が水素、R1が低級カルボアルコキシ基の形で得られる
この化合物は式■のエステルを無水低級アルカノール媒
体中アルカリ金属炭酸塩で分解しても得ることができる
工程 G 化合物■におけるカルボキシル基の還元には、分子内の
他のカルボニル基に影響しない還元剤を用いる必要があ
る。
たとえば、ジボランはエステルまたはラクトン基よりも
カルボキシル基に対して遥かに反応性力塙いことが知ら
れている。
好ましい方法には、酸基をカルボニルハライド、混合無
水物または反応性アミドたとえばイミダゾライドに変換
する方法がある。
カルボニルハライドへの変換はハロゲン化剤たとえば5
OC12、またはZ n Cl 2の存在下1.1−ジ
クロロメチルメチルエーテルを用いて実施できる。
混合無水物は、一般にはクロル炭酸低級アルキルエステ
ルとの反応で生成する。
イミダゾライド、酸クロライドまたは無水物を、ついで
過剰の水素化ホウ素ナトリウムで還元する。
工程 H 基ROがエーテル基である最終化合物■の製造には別の
経路をとる。
この場合ヒドロキシ化合物■をエーテル形成能のある試
薬と反応させて式XにおいてRが低級アルキル、ベンジ
ル、トリチル、低級アルコキシ−低級アルキルまたはテ
トラヒドロヒラニルである化合物を得る。
この製造に用いられる試薬としては、炭素原子lないし
6個を有する低級アルキルハライド、ベンジルハライド
、トリチルハライド、低級アルカノール、ジヒドロピラ
ンおよび低級アルキル−低級アルケニルエーテルたとえ
ばエチルビニルエーテルを酸触媒の存在下に使用するこ
とができる。
工程 ■ 上記化合物Xを工程Fにおけると同じ加水分解条件で加
水分解し、ついで穏和な酸で酸性にすると、ROが工程
Hにおいて定義したようなエーテル基であるカルボキシ
ル化合物■が得られる。
これを工程Gにおいて述べたと同一条件で相当するアル
コールに還元する。
ROがエーテル基であるカルボキシル化合物■の製造の
別法としては、化合物■を工程Eに関して略述した条件
iこよって加水分解し、ついで中和してアシル化剤の代
りにエーテル結合を生成できる試薬と反応させる方法が
ある。
この工程で使用できる試薬は、工程Hにおいて挙げたも
のと同じである。
この目的(こは、低級アルキル−低級アルケニルエーテ
ルおよびジヒドロピランが特に適している。
以下の記述および実施例は、本発明およびその方法を、
本発明技術分野において本発明を実施し使用することが
可能なように、本発明のもっとも好ましい態様を例示し
て説明するものである。
例1 化合物■、l−アセトキシスクシノイルクロライドの製
造 文献記載の方法によりl −IJンゴ酸(25SF。
0、19モル)をアセチルクロライド30Wll中で還
流して1−2−アセトキシコハク酸無水物に変換する。
この反応によって得られた無水物の溶液を冷却し、過剰
の1.1−ジクロロメチルメチルエーテル(70f、0
.57モル)および無水ZnCl 2 (500’Il
i )を加える。
4時間還流したのち、この溶液を冷却する。
ついでこれにベンゼン(500d)を加え、この溶液を
検温したのちろ過し、真空中で蒸発させる。
残渣は1−2−アセトキシスクシノイルクロライドであ
り、蒸留して精製すると沸点75−78℃/ 0.05
WIrLHg 。
〔α〕J5ニー10°(C=を弧 メタノール中)を示
す。
収率は80%である。相当するd−およびラセミ化合物
も同一操作にまり製造できる。
dl−混合物および光学活性なベンゾイルオキシスクシ
ノイルクロライドも同様にして得られる。
この場合の収率は80−851%である。
このクロライドは蒸留すると分解するので、そのまま次
の反応に使用する。
沸点140−143℃10.5閣Hgの1−2−ベンゾ
イルオキシスクシノイルクロライドの分析用サンプルの
分析結果は次のとおりである。
C6H604C12として、計算値;C33,83゜H
2,83、CI 33.28、分析値:c34.0B。
H2,81、CI 33.12 例2 化合物IV、l−3,6−シオキソー4−アセトキシオ
クタンジオン酸ジメチルエステルの製造マグネシウム(
72f、3モル)をテトラヒドロフラン(THF 、水
素化リチウムアルミニウムから新たに蒸留)1000m
g中に懸濁した液をはげしく攪拌しながら、エチルブロ
マイド(350f、3.2モル)を温度が30−35℃
に保持されるような速度で加える。
滴加後、未反応のマグネシウムが残っていれば、エチル
ブロマイドl(1を加えて、反応混合物を1時間還流す
る。
次にコンデンサー中の水を除き、過剰のエチルブロマイ
ドを除くため反応混合物に窒素を通ずる。
ついで溶液を氷−アセトン浴により一20℃に冷却し、
THF2500−を加える。
次に温度を一1O℃以下に維持してマロン酸水素メチル
エステル(l17v、1.5モル)のTHF500rn
l溶液を加える。
加え終ったのち、溶液を2時間還流し、ついで25℃に
冷却し、1−2−アセトキシスクシノイルクロライド(
63,6F、0.3モル)を加える。
一夜攪拌したのち、この溶液をIN−塩酸18001n
l中に注ぐ。
THF層をIM−リン酸緩衝液(pH6,5) 500
−容量で、緩衝液の田が変化しなくなるまで洗浄する。
有機層を乾燥しくMg504)、蒸発させると粗生成物
が残る。
これは公知物質と1司−の特性を示す。
この不安定な標記生成物はできるだけ早く使用する。
相当するd−誘導体および対掌体のラセミ混合物も同様
に製造できる。
ラセミ体および光学活性な3.6−シオキソー4−ベン
ゾイルオキシオクタンジオン酸のジメチルエステルも、
アセトキシ誘導体について述べたとほぼ同一の条件で製
造できる。
この生成物は精製しないで次工程に用いる。
例3 化合物V、5−r全5−rセトーカルボメトキシ−3−
オキソ−1−シクロペンテン酢酸メチルエステルの製造 1−3.6−シオキソー4−アセトキシオクタンジオン
酸のジメチルエステル(IV)70f?をエーテル50
0rrli!に溶解した液を、MgC03MgC03(
%を含む市販品)30vの水100−懸濁液を烈しく攪
拌した中に加える。
はとんどすぐに溶のpHは6.0−6.5となり、反応
中を通じてこの範囲に維持される。
30分後、反応混合物をろ過し、エーテルおよび水層を
分離する。
エーテル層をLM−リン酸緩衝液(pH7)100m/
で洗浄する。
水層を合し、濃塩酸で酸性にし、食塩で飽和し、酢酸エ
チル500−で3回抽出する。
乾燥(MgSO4)L、、酢酸エチルを蒸発させると油
状物55rが得られ、直ちに固化する。
四塩化炭素から再結晶すると公知物質とあらゆる点で同
一の白色結晶として標記生成物(4Xr、1−2−アセ
トキシスクシノイルクロライドから50%)が得られる
同一操作により、d−アセトキシオクタンジオン酸誘導
体から式■においてアセトキシ基がβ−配置のシクロペ
ンテン誘導体が得られる。
dl −アセトキシならびにベンゾイルオキシ類縁体
、dおよびl−ベンゾイルオキシd−およびl−ペンゾ
イルオキシオクタンジオン酸類縁体も同一操作によって
製造できる。
例4 化合物■、2−カルボメトキシ−3−オキソ−5−アセ
トキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 シクロペンテン酸V(9,5’?)をベンゼン180−
に溶解し、この溶液を硫酸バリウムlこ吸着させたパラ
ジウムの存在下、室温常圧で水素化する。
理論量の水素が吸収されたら触媒をろ去し、ろ液を真空
中で蒸発乾固する。
所望の立体配位を有する2−カルボメトキシ−3−オキ
ソ−5−アセトキシシクロペンタン酢酸のメチルエステ
ル9v(95%)が得られる。
この化合物はやや不安定な固体で、融点54℃、 C−
a〕15=−17,8(C= 1.017%、クロロホ
ルム中)を示す。
元素分析結果は、Cl2H1607として、計算値:C
52,94゜H5,72、分析値:C53,14、H5
,91である。
IR,NMRおよびマススペクトルのデータは、その構
造によく一致する。
その他の触媒たとえばPd、PtO2およびRhを用い
ても、最終収率にはほとんど影響はない。
ラセミ体、鏡像異性体および相当するすべての5−ベン
ゾイルオキシ誘導体についても、同じ反応条件が適当で
ある。
例5 化合物■、5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルの製造 前例によって得られたシクロペンタノン■(8,6t)
をメタノール50−に晦解し、pH5,3に調整したリ
ノ酸緩衝液500m1kこ加える。
過剰の水素化ホウ素ナトリウム(1,25SF)を含有
する水溶液207727!を5℃で加える。
室温に2時間おいたのち、水2007を加え、反応混合
物を数回酢酸エチルで抽出する。
有機層を合し、Mg S O4で乾燥し、ついで蒸発乾
固すると粗5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
ヒドロキシシクロペンクン酢酸メチルエステルs、4r
(9s%)が得られる。
この生成物をガスクロマトグラフィーで試験すると純度
80俤である。
カラムクロマトグラフィーによってさらに精製した生成
物は、すべての置換基が所望の立体配置を有する。
この化合物は蒸留すると分解する。
NMRスペクトル(CDCl2中)の主吸収ピークは以
下の振動数に表われる(単位δ) : 2.05 (3
H,singlet)3.65 (3H、single
t)、3.72(3H,si−nglet)、4.30
−4.70(IH,multiplet)。
5.18−5.43(lH,multiplet)。
IRスペクトル(neat)は、以下の波数に特性吸収
を示す:3450.2920.17.30 。
1725.171υ、1435,1370゜1270.
1240,1200,1160゜1040.1020,
950,890Cr11 ’ 。
元素分析結果:C1□H1807として計算値:C52
,55、H6,60、分析値;C52,16,H6,5
9゜ ラセミ体、鏡像化合物および相当するすべてのベンゾイ
ルオキシ誘導体もほぼ口じ操作によって製造される。
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒドロキシ
−シクロペンタン酢酸メチルエステルは5−アセトキシ
−2−カルボメトキシ−3−オキソ−1−シクロペンテ
ン酢酸■を水素化ホウ素ナトリウムで直接還元しても6
0%の収率で得ることができる。
反応条件は上述の条件とほぼ同じである。
直接法の別法として、5−アセトキシ−2−カルボメト
キシ−3−オキソ−1−シクロペンタン酢酸メチルエス
テル(200■)をメタノール15rrllに晦解し、
PPtO22011Iノ存在下、オートクレーブ中水素
15気圧で5時間攪拌する方法がある。
触媒、溶媒を除去すると粗油状物20011IIiが得
られ、所望の異性体含量(ガスクロマトグラフィーによ
る)は約60%である。
例6 化合物■、3−アセトキシー2−カルボキシ−5−ヒド
ロキシシクロペンタン酢酸のラクトンの製造 5−アセトキシ−2−カルボキシメトキシ−3−ヒドロ
キシ−シクロペンクン酢酸(95η)ヲメタノール1r
r11にとり、これを窒素気体中O℃において、水酸化
カリウム180■のメタノール3−溶液中に加える。
室温に4時間放置したのち、Amber l i t
e CG l 20(B’ 1.29を加え、混合物
を2分間攪拌する。
固体をろ過したのち、メタノールを留去する。
残渣にアセチルクロライド1m/を加え、混合物を室温
に3時間放置する。
過剰のアセチルクロライドを30℃で蒸発させ、残渣を
水にとると、3−アセトキシ−2−カルボキシ−5−ヒ
ドロキシシクロペンクン酢酸のラクトンが析出する。
収量54η(67%)。水から結晶化した生成物は融点
205−206℃、(41%5= −90,1(C=
1.1多、ピリジン中)を示す。
元素分析結果は、C1oH1206として、計算値、C
52,63,H5,30、分析値:C52,80、H5
,40である。
NMR,IR′j6よびマススペクトルのデータはラク
トン構造■(R=CH3CO)すなわち式Ibにおいて
Rがアセチル、R1がcoon である化合物によく
一致する。
出発原料として5−ベンゾイルオキシ−2−カルボメト
キシ−3−ヒドロキシシクロペンタン酢酸メチルエステ
ルを用いても同一のラクトン■が得られる。
上述の条件は適当な出発原料を用い式IJよびIaに含
まれる相当するラセミ体および鏡像対掌体を製造するの
【とも適当である。
メチルエステル■の酸分解は、化合物(5i)をメタノ
ール20−に洛解し、この溶液に乾燥塩化水素飽和メタ
ノールを加える。
反応混合物を0℃に8時間保持し、ついで溶媒を留去す
る。
残渣をエチルエーテルから結晶化して製造する。
収率45饅で得られた生成物は2−カルボメトキシ−3
,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン、す
なわちRが水素 R1がカルボメトキシの化合物Ibで
ある。
この生成物は融点103℃、〔α〕55−−15.9°
(C=1.95俤、クロロホルム中)を示す。
元素分析結果は、C、H1□05として、計算値:C5
3,99、H6,04、分析値:C54,26゜H6,
16である。
IR,NMRおよびマススペクトルのデータは所定の構
造(こ一致する、上記ラクトンはエステル■を無水メタ
ノール中に2CO3により室温で分解しても、70条の
収率で得られる。
例7 化合物[X、3−アセトキシ−2−ヒドロキシメチル−
5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸の製造 例6によって得られた3−アセトキシ−2−カルボキシ
−5−ヒドロキシシクロペンクン酢酸のラクトン■(4
υ77v)を窒素気体中ジクロロメタン1o−)こ酵解
し、かくして得られた溶液を一10℃に冷却して、トリ
エチルアミン200wj。
ついでクロル炭酸エチル216TIIgのジクロロメタ
ン5−溶液を加える。
1時間′″15℃ないし−io℃の温度で攪拌したのち
、この溶液を水素化ホウ素ナトリウムl 507721
/の乾燥エタノール3〇−溶液に一30℃で加える。
混合物を一30℃ないし一1O℃の温度で1時間攪拌し
、ついで0、005モルのクエン酸モノナトリウムを含
有する水307!中に注ぐ。
この水溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を重炭酸すt
−IJウム水水液液よび水で洗浄したのち、MgSO4
で乾燥し、蒸発させると、油状生成物376η(98φ
)が得られる。
これは式■においてRがアセチルのラクトンである。
比旋光度、IRおよびNMRデータはCoreyら(J
、A、C,S、 92,397(1970))の記載
した中間体のそれと一致する。
同じ生成物は式■の酸のクロライドを水素化ホウ素ナト
リウムで還元しても製造できる。
この酸は痕跡のジメチルホルムアミドの存在下に5OC
12と60℃に5分間加熱するか、または1.1−ジク
ロロメチルメチルエーテルおよびZnCl2と反応させ
て相当する酸クロライドに変換することができる。
揮発性物質を蒸発させると粗生成物が得られ、これをそ
のまま乾燥エタノール中NaBl(4と反応させる。
収率は約95%である。
相当するラセミ体および鏡像化合物もほぼ同様に操作し
て製造される。
例8 化合物X、5−アセトキシー2−カルボメトキシ−3−
テトラヒドロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチル
エステルの製造 式■の5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒド
ロキシシクロペンクン酢酸メチルエステル5.8fIを
無水ベンゼン50−に溶解し、得られた溶液にp−トル
エンスルホン酸70■の無水ベンゼン30−溶液、つい
で2.3−ジヒドロピラン1.87rを加える。
1時間室温に放置し、この溶液を重炭酸ナトリウム水溶
液中に注ぐ。
ジクロロメタンで抽出したのち、有機溶液をN a 2
S 04で乾燥し、蒸発させると、油状の生成物6.
91(90%)が得られる。
5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−テトラヒド
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステルで
ある。
NMRスペクトル(CDC13中)の主吸収ピークは以
下の振動数(単位δ)に表われる:1.6(6H、mu
ltiplet)、2.02(3H。
singlet)、3.65 (3H、singlet
)。
3.7 (3H、singlet)、4.3−4.8(
2H。
multiplet)、5−5.35 (IH*mul
ti−plet)。
IRススペクト1z(neat、)は以下の波数に特性
吸収を示す:293U 、1740 。
1440.138υ、1240,1200゜1170.
1135,1080.1030,970゜870 、8
20cm ’。
元素分析結果はC17H2608として、言慎f直:C
56,97、R7,31分析値:C56,65、R7,
43である。
所定の構造はUVおよびマススペクトルデータによって
も支持される。
ラセミ体、鏡像対掌体およびベンゾイルオキシ誘導体も
同じ方法で製造される。
例9 化合物Xの化合物■への変換 5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−テトラヒド
ロピラニルオキシシクロペンクン酢酸メチルエステル0
.95Pをジオキサン15rnlにとり、窒素気体下、
KOHo、75S’の水15m1l液に加える。
室温に一夜放置したのち、混合物をエチルエーテルで洗
浄し、水層を、クエン酸51の氷水507d溶液で酸性
にする。
酢酸エチルで4回抽出したのち、有機抽出液を合し、乾
燥し、蒸発乾固すると、式■(こおいてRが2−テトラ
ヒドロピラニルであるラクトン、すなわち式Ibにおい
てRが2−テトラヒドロピラニル、R1がCo OHで
ある化合物、融点156℃を与える。
化合物■はついで、例7に記載したとほぼ同一の操作で
、式■においてRが2−テトラヒドロピラニルである相
当する化合物に変換される。
収率95%、得られた生成物のNMRおよびIRスペク
トルデータは所定の構造と一致する。
元素分析結果:C13H2005として、計算値;C6
0,92、R7,87、分析値;C60,75゜R7,
77 エステルXを無水メタノール中ナトリウムメトキサイド
または炭素ナトリウムで分解すると、式IbにおいてR
がテトラヒドロピラニルおよヒR1がCOOCH3であ
るラクトンを与える。
収率70%例1O 化合物■の■への変換 5−アセトキシ−2−カルボメトキシ−3−ヒドロキシ
シクロペンクン酢酸メチルエステル(■)500111
gを例6のはじめの音叶に記載したのとロー条件で、2
−カルボキシ−3,5−ジヒドロキシシクロペンクン酢
酸のラクトンに加水分解する。
Amberlite CG 120@7S’を加え
たのち、残渣を酢酸エチルから結晶化させると純粋な生
成物(■、 R=H)243■が得られる。
融点152℃。〔α9%5−53 (C= 0.85%
、ピリジン中)を示す。
得られた化合物をついで、p−トルエンスルホン酸(1
5η)の存在下、例8に記載したと同様にして2.3−
ジヒドロピラン100ηと反応させると、ラクトン■に
おいてRが2−テトラヒドロピラニルであるラクトン2
88■(83%)が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 またはその光学活性式である式 (式中、Rは炭素原子2ないし8個を有するアルカノイ
    ル基から選ばれるアシル基であり、R1はCH20Hで
    ある)にて表わされる化合物を製造するにあたり、(1
    )アシルオキジスクシノイルクロライドのほぼ1モル部
    を式 (式中、YはCOOR2なる基であって、R2は低級ア
    ルキル、フェニルまたはベンジルであり、Xはアルカリ
    金属カチオン、またはMgB r +。 MgC1+およびMgl+から選ばれる1価のマグネシ
    ウムカチオンである)にて表わされる塩はぼ5モル部と
    反応させて3.6−シオキソー4−アシルオキシオクタ
    ンジオン酸エステルを生成せしめ、(2)これをpH約
    5ないし11の木酢液中で加熱により環化して5−アシ
    ルオキシ−2−カルボ(低級アルコキシ)−3−オキソ
    −1−シクロペンテン酢酸エステルを得、(3)シクロ
    ペンテン環をシクロペンタンに、モしてオキソ基をヒド
    ロキシに水素化し、(4)b)< L、て得られたアシ
    ルオキシシクロペンクン酢酸誘導体をアルカリ加水分解
    およびアシル化によって前述の式1.IaまたはIbに
    おいてR1がカルボキシ基、Rがアシルである相当する
    ラクトンに環化し、(5)カルボキシル基をクロル炭酸
    低級アルキルエステルとの反応により混合酸無水物基ま
    たはチオニルクロライドとの反応により酸クロライド基
    に変換し、ついで(6凰合酸無水物基または酸クロライ
    ド基を過剰の水素化ホウ素ナトリウムで環元して3−ア
    シルオキシ−2−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシシ
    クロペンクン酢酸のr−ラクトンを得ることを特徴とす
    る上記プロスタグランジン中間体の製法。
JP50024907A 1974-03-01 1975-02-28 プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ Expired JPS5843395B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US44710374A 1974-03-01 1974-03-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50123656A JPS50123656A (ja) 1975-09-29
JPS5843395B2 true JPS5843395B2 (ja) 1983-09-27

Family

ID=23775005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50024907A Expired JPS5843395B2 (ja) 1974-03-01 1975-02-28 プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ

Country Status (11)

Country Link
JP (1) JPS5843395B2 (ja)
BE (1) BE826149A (ja)
CA (1) CA1060031A (ja)
CH (2) CH605885A5 (ja)
DE (1) DE2508281C3 (ja)
DK (1) DK153946C (ja)
FR (1) FR2264026B1 (ja)
GB (1) GB1494758A (ja)
IT (1) IT1033236B (ja)
NL (1) NL7502395A (ja)
SE (1) SE417513B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
DK75575A (ja) 1975-11-03
IT1033236B (it) 1979-07-10
DE2508281C3 (de) 1980-04-30
NL7502395A (nl) 1975-09-03
BE826149A (fr) 1975-06-16
CH605885A5 (ja) 1978-10-13
SE417513B (sv) 1981-03-23
CA1060031A (en) 1979-08-07
DE2508281A1 (de) 1975-09-04
JPS50123656A (ja) 1975-09-29
DK153946B (da) 1988-09-26
FR2264026B1 (ja) 1978-04-21
DK153946C (da) 1989-02-06
GB1494758A (en) 1977-12-14
DE2508281B2 (de) 1979-08-23
CH605886A5 (ja) 1978-10-13
FR2264026A1 (ja) 1975-10-10
SE7502311L (ja) 1975-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10507156A (ja) キラル第二級アルコールの不斉合成
JPH06172256A (ja) 3−ヒドロキシ酪酸誘導体の製造法
JPH0641107A (ja) (3r,4r)−3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−4−ブタノリドの製造方法
JPS5843395B2 (ja) プロスタグランジンチユウカンタイノセイホウ
US4454352A (en) Pure enantiomers of bicyclo[2.2.2]oct-5-en-2-ones, processes for their production and their use
US4018797A (en) Intermediates for prostaglandins
US4159386A (en) Synthesis of cyclopentanol
JPH06508136A (ja) L−アスパラギン酸からの光学活性ラクトンの合成法及び光学活性ラクトンの中間体
US4925956A (en) Novel process for manufacturing optically active carbacyclin intermediates
US4170596A (en) Novel monoesters of cis-cyclopentenediol, process for preparation thereof, and process for preparation of lactones from the monoesters
JP2587705B2 (ja) 4―デソキシ―4―エピポドフィロトキシン誘導体
JP3132025B2 (ja) (−)−ゴニオミチンの製造方法
US4074045A (en) 2H-cyclopenta b!furan-2-ones and process for preparation
JPH0520417B2 (ja)
JPH0586020A (ja) α,β−ジヒドロキシ−γ,δ−不飽和カルボン酸チオールエステル誘導体およびその製造方法
JP2000281670A (ja) 新規コロールミシン合成中間体及び製造法
JPS6379882A (ja) プロスタサイクリン類の製造法
JPS5833858B2 (ja) セスキテルペン誘導体の製法
JPS588375B2 (ja) プロピオン酸誘導体化合物
JPS61243036A (ja) 新規な光学活性セスキテルペン化合物及びその製造法
JPH0651694B2 (ja) 光学活性化合物
JPH05186452A (ja) L−アンブロックスの製造方法
JPH038352B2 (ja)
CH409947A (fr) Procédé pour la préparation de nouveaux prégnènes
JPS58188837A (ja) 3r−ヒドロキシ−6−ヘプテン酸メチル