JPS5843367B2 - 冷感刺激性パツプ剤 - Google Patents

冷感刺激性パツプ剤

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JPS5843367B2
JPS5843367B2 JP55064692A JP6469280A JPS5843367B2 JP S5843367 B2 JPS5843367 B2 JP S5843367B2 JP 55064692 A JP55064692 A JP 55064692A JP 6469280 A JP6469280 A JP 6469280A JP S5843367 B2 JPS5843367 B2 JP S5843367B2
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JP
Japan
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poultice
aqueous
extract
purple root
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Expired
Application number
JP55064692A
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English (en)
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JPS56161320A (en
Inventor
利一郎 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Yakuhin Kogyo KK
Original Assignee
Toko Yakuhin Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷感刺激作用を有する水性パップ剤、さらに
詳しくは、紫根エキス又はこのものと当帰エキスを含有
するか、これにさらに清涼刺激成分を含有する新規な冷
感刺激性水性パップ剤に関する。
一般に水性パップ剤は、薬物を含む水性のカニ状又は泥
状の外用剤で、布や不織布に厚く展延して皮膚にはりつ
けて、打撲、捻挫、腰痛、肩こり、筋肉痛等に対し消炎
鎮痛を目的として主として整形外科の領域で使用される
ものである。
ちなみに、水性パップ剤と似て非なるものに軟膏があり
、このものは一般に薬物を脂肪油やラノリン等の軟膏基
剤に混合した半固形の主に非水性の外用剤で、皮膚病等
の治療に用いられ主として皮膚科の領域で使用される。
近時、水性パップ剤には種々の改良が加えられ、例えば
ゼラチンとその架橋化剤を配合して作られた、いわゆる
水性成型パップ剤は皮膏や衣料を汚すことがなく、また
、このような水性成型パップ剤の表面を保護フィルムで
被覆しておき、使用に際しこれをはがして皮膚にはりつ
けるといった便利がものも市販されている。
水性パップ剤は、内服薬と異なり、いわゆる完全治療薬
ではないが、生体に安全であり、また、使用上も便利で
あることから、最近その良さが見直され、医家向は家庭
向けに広く使用されている。
特に、病気といえない程度の肩こり、筋肉痛等の処理に
家庭薬として繁用されていることは周知のとおりである
従来、水性パップ剤には配合した刺激成分の違いにより
性質の異なる製品が種々出回っており、それぞれの特色
に応じて使用されている。
例えば、メントールを配合した水性パップ剤はメントー
ル特有の刺激効果のゆえに好んで用いられている。
しかし、そのようなものも長く使用していると、どうし
ても飽きがくる。
かくして、従来と異なる刺激成分を含む水性パップ剤の
開発が望まれてくるが、今のところその要望にこたえる
製品は創製されていない。
本発明者は、上記の事情にかんがみ製品の多様化をはか
るべく鋭意研究を重ねた結果、水性パップ剤において紫
根エキス又はこのものと当帰エキスを配合するか、これ
にさらにメントール等の清涼刺激成分を配合すると従来
と異なる紫根特有の冷感刺激効果が得られること、また
、同時にメントール等の清涼刺激成分のにおいが紫根固
有のにおいにより改善されることを見出し、本発明に到
達した。
すなわち、本発明は従来にない冷感刺激作用を有する水
性パップ剤、また、においの改善された同パップ剤を提
供することを目的とし、その要旨は、紫根エキス又は紫
根エキスと当帰エキスを含有するか、また、これにさら
に清涼刺激成分を含有する冷感刺激性水性パップ剤であ
る。
紫根は古くから火傷、凍傷、腫瘍等の薬剤のほか紫色の
染料として用いられ、また、当帰も古くから鎮痛、鎮静
、強壮等の薬剤として用いられてきた。
しかし水性パップ剤に紫根エキスや当帰エキスを配合し
て冷感刺激効果を発揮させた例はこれまでに知られてい
ない。
漢方薬の紫雲膏は紫根と当帰を含むが、このものはゴマ
油や豚脂を基剤とした油性軟膏であって、水性パップ剤
ではなく、紫雲膏には本発明の水性パップ剤と同じ冷感
刺激作用は認められない。
本発明の水性パップ剤によれば、従来にない冷感刺激効
果と同時に、使用時に発赤をかゆみを生じることのない
優れた消炎鎮痛効果が得られ、また、メントール等の清
涼刺激成分のにおいを改善する効果も得られる。
かかる効果は紫根エキスの単独使用により充分得られる
が、このものを当帰エキスと併用すると効果が一層助長
される。
また、メントール等の清涼刺激成分を紫根エキス又はこ
のもの及び当帰エキスと共存させると、紫根特有の冷感
刺激作用にメントール等に特有の清涼刺激作用が協調し
た独特の冷感刺激効果がもたらされる。
本発明において紫根はエキスを用いることが必須であり
、その粉末を用いたのでは極めて弱い冷感刺激効果しか
得られず所期の目的を達成することができない。
紫根エキスは、公知の方法で製造され、例えば紫根末を
含水エタノール又はプロピレングリコール含有エタノー
ルで抽出して得られる。
同じく当帰もエキスで用いられ、当帰エキスも同様な公
知の方法で作ることができる。
紫根エキスと当帰エキスの各配合割合は、本発明の目的
に適合する範囲で適宜決められ、通常は例えばそれぞれ
水性パップ剤に対し約0.1〜1.0重量多、好ましく
は、約0.3〜0.7重量優である。
そして、紫根エキスと当帰エキスを併用する場合の両者
の配合割合は等量程度が一般である。
本発明で用いる清涼刺激成分は、公知の清涼刺激性水性
パップ剤において通常使用されるものであり、例えばt
−メントール、dt−メントール、ハツカ油等のメント
ール類やカンファ類などが挙げられる。
清涼刺激成分の配合割合は本発明の目的に反さない範囲
で適宜決められ、通常は例えは水性パップ剤に対し約0
.5〜5重量多である。
本発明の冷感刺激性水性パップ剤には、以上のほかに、
水性パップ剤を構成する通常の成分が含まれてよいこと
はもちろんである。
ただし、温熱感刺激成分、例えば唐辛子剤は本発明の目
的である冷感刺激性と両立しないから、このものは含有
されない。
カオリン、ベントナイト等の基剤、グリセリン、ソルビ
トール等の湿潤剤、ゼラチン等の成型剤、ゲルタールア
ルデヒド、ジアルデヒド殿粉等の架橋化剤、ポリブテン
、エステルガム等の粘着剤、さらに薬効成分としてイン
ドメタシン等の消炎剤、サリチル酸メチル等の鎮痛剤、
ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤などを適宜選択
配合することができる。
パップ剤の冷感刺激効果ないし冷感清涼刺激効果の経時
変化を下記表で示す。
表によれば、紫根エキスを含有する水性パップ剤が有効
な冷感刺激効果を有し、しかも、4時間もの持続性を有
すること、紫根エキスの上記の効果が当帰エキスにより
助長されること、及び、t−メントールを追加すると高
度な冷感清涼効果が得られることがわかる。
これに比較して、紫根末と当帰末を含有する水性パップ
剤は刺激性に乏しいことが示されている。
紫雲膏は紫根末と当帰末を含むにかかわらず、油性であ
るため冷感刺激効果を全く示さない。
2:弱い 3:有効 4:やや強い 5:かなり強い 6:極めて強い (注3)S、S+Tの配合によって発赤、かゆみがなく
なる。
紫雲膏ではかゆみが強い。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらにより限定されるものではない。
部とあるは重量部を表わす。
実施例 1 ゼラチン10部を水25部に加温溶解した後、これにカ
オリンio、o部、グリセリン15.0部及びフエノキ
セトール(防腐剤)0.2部を加え加温ミキサーにて充
分攪拌混和してA液を得た。
別に、ポリビニルアルコール2.0部を水24部にとか
した溶液と、紫根エキス(「シコニックス・リキッド」
−丸貿易株式会社)0.5部及び当帰エキス0.5部を
水4部にとかした溶液とを攪拌混和してB液を得た。
次いで、A液とB液とを一緒にして攪拌し混和が充分で
あることを確めた後、ジアルデヒド殿粉(ゼラチンの架
橋化剤)0.8部を水0.8部にとかした溶液をAB混
液中に加温攪拌下に滴下した。
適当な粘度となった後、塗布機を用いて粘稠液を布に圧
延し、その表面をポリエチレンフィルムで被覆して水性
パップ剤を得た。
上記紫根エキス0.5部及び当帰エキス0.5部の代り
に、紫根エキス1.0部を、カオリンの代りに酸化チタ
ン10.0部を、また、布の代りに不織布を用いて、同
様に製品を得た。
実施例 2 ゼラチン8.0部を水27.0部に加温溶解した後、こ
れにカオリン10.0部、グリセリン10.0及びフェ
ノキ上トール0.2部を加え加温ミキサーにて充分攪拌
混和してA液を得た。
別に、ポリビニルアルコール2.0部を水27部にとか
した溶液と、紫根エキス(「シコニツクス・リキッドJ
)0.5部、当帰エキス0.5部及びL−メントール0
.3 部を水5部に懸濁させた液(少量の界面活性剤を
加える。
)とを攪拌混和してB液を得た。次いで、A液とB液と
を一緒にして攪拌し混合が充分であることを確めた後、
ジアルデヒド殿粉0.6部を水8.9部にとかした溶液
をAB混液中に加温攪拌下に滴下した。
適当な粘度となったら、塗布機により粘稠液を不織布に
圧延し、その表面にポリエチレンフィルムの被覆を行っ
て水性パップ剤を得た。
上記のカオリンの代りに酸化チタン10.0部を、t−
メントールの代りにカフフッ0.3部を用いて、同様に
製品を得た。
実施例 3 ゼラチン8.5部を水25部に加温溶解した後、カオリ
ン6.0部、グリセリン20部及びフェノキ上トール0
12部を加え加温ミキサーにて充分攪拌混和してA液を
得た。
別にポリビニルアルコール2.0部を水26部にとかし
た溶液と、紫根エキス(「シコニツクス・リキッドJ)
o、s部及びt−メントール0.35部を水6部に懸濁
させた液(少量の界面活性剤を加える。
)とを攪拌混和してB液とする。
次いで、A液とB液とを一緒にして攪拌し混和が充分で
あることを確めた後、ジアルデヒド殿粉0.5部を水5
.15部にとかした溶液をAB混液中に加温攪拌しなが
ら滴下した。
適当な粘度となった後、塗布機により粘稠液を布に圧延
し、その表面をポリエチレンフィルムで被覆して水性パ
ップ剤を得た。
上記l−メントールの代りにハツカ油0.35部を、ま
た、布の代りに不織布を用いて、同様に製品を得た。
以上、実施例1で得られた水性パップ剤は紫根による特
有の冷感刺激効果を有していた。
また、実施例2及び実施例3で得られたものは紫根特有
の冷感刺激効果にメントール又はカンファに特有の清涼
刺激効果が加味された独特な刺激効果を有するとともに
、メントール又はカンファのにおいが改善された。
本発明の製品はいずれも優れた消炎鎮痛効果と湿布効果
を有し、その効果の持続性も良好であり、使用に当り発
赤、引赤、かぶれ、かゆみは認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紫根エキス又は紫根エキスと当帰エキスを含有する
    冷感刺激性水性パップ剤。 2 紫根エキス又は紫根エキスと当帰エキスにさらに清
    涼刺激成分を含有する冷感刺激性水性パップ剤。
JP55064692A 1980-05-17 1980-05-17 冷感刺激性パツプ剤 Expired JPS5843367B2 (ja)

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JPS56161320A JPS56161320A (en) 1981-12-11
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GR1003550B (el) * 1999-09-22 2001-03-13 Σταθερο παρασκευασμα ισοεξυλοναφθαζαρινων με πεντα- και τετρα-κυκλικα τριτερπενια, συστατικα φυτικων ελαιορητινων και κομμεων
CN104667144A (zh) * 2013-11-26 2015-06-03 天津中敖生物科技有限公司 治疗牛感冒的中药口服液及其制备方法

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