JPS58432B2 - シンキナピリド −1,4− ジアゼピンユウドウタイノ セイゾウホウ - Google Patents
シンキナピリド −1,4− ジアゼピンユウドウタイノ セイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS58432B2 JPS58432B2 JP14460674A JP14460674A JPS58432B2 JP S58432 B2 JPS58432 B2 JP S58432B2 JP 14460674 A JP14460674 A JP 14460674A JP 14460674 A JP14460674 A JP 14460674A JP S58432 B2 JPS58432 B2 JP S58432B2
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- Prior art keywords
- general formula
- halogen atom
- acid
- compound
- reaction
- Prior art date
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(I)
〔式中 R1はフェニル基、ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基が置換したフェニル基を、R2は水素原子、
低級アルキル基、又はハロゲン原子、低級シクロアルキ
ル基が置換した低級アルキル基を意味する〕で表わされ
る新規なピリド−1,4−ジアゼピン誘導体の製造法に
関するものである。
ロメチル基が置換したフェニル基を、R2は水素原子、
低級アルキル基、又はハロゲン原子、低級シクロアルキ
ル基が置換した低級アルキル基を意味する〕で表わされ
る新規なピリド−1,4−ジアゼピン誘導体の製造法に
関するものである。
更に詳しくは■一般式(1)
〔式中 R1及びR2は前記と同じ意味を有する〕で表
わされる化合物にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体を反
応させるか、又は■一般式(III)〔式中、Xはハロ
ゲン原子を、R1及びR2は前と同じ意味を有する〕で
表わされる化合物を閉環させることによって、前記一般
式(1)で表わされる化合物を製造する方法に関するも
のである。
わされる化合物にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体を反
応させるか、又は■一般式(III)〔式中、Xはハロ
ゲン原子を、R1及びR2は前と同じ意味を有する〕で
表わされる化合物を閉環させることによって、前記一般
式(1)で表わされる化合物を製造する方法に関するも
のである。
前記一般式(I) 、 (n)及び(I[DにおけるR
1 、 R2及びXに就いて更に詳細に説明すると R
1はフェニル基、又は塩素、臭素、弗素、沃素等のハロ
ゲン原子又はトリフルオロメチル基を任意の位置に1〜
2個置換したフェニル基を R2の低級アルキル基はメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル等の低級アルキ
ル基を、置換した低級アルキル基は塩素、臭素、弗素等
のハロゲン原子又はシクロプロピル、シクロブチル等の
低級シクロアルキル基で置換された低級アルキル基を表
わす。
1 、 R2及びXに就いて更に詳細に説明すると R
1はフェニル基、又は塩素、臭素、弗素、沃素等のハロ
ゲン原子又はトリフルオロメチル基を任意の位置に1〜
2個置換したフェニル基を R2の低級アルキル基はメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル等の低級アルキ
ル基を、置換した低級アルキル基は塩素、臭素、弗素等
のハロゲン原子又はシクロプロピル、シクロブチル等の
低級シクロアルキル基で置換された低級アルキル基を表
わす。
又、Xのハロゲン原子は塩素、臭素、沃素等を表わす。
本発明の方法■の出発原料である一般式(II)で表わ
される2−アニリノ−3−アミノメチルピリジン誘導体
は、2−アニリノニコチン酸アミド誘導体(5)を常法
により環元することによって好収量で得られる。
される2−アニリノ−3−アミノメチルピリジン誘導体
は、2−アニリノニコチン酸アミド誘導体(5)を常法
により環元することによって好収量で得られる。
又、方法■の出発原料である一般式(2)で表わされる
化合物は、前記方法で得られた一般式(II)で表わさ
れる化合物にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体(例えば
、ハロゲン化物、無水物又はエステル等)を反応させる
ことによって収量よく得ることができる。
化合物は、前記方法で得られた一般式(II)で表わさ
れる化合物にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体(例えば
、ハロゲン化物、無水物又はエステル等)を反応させる
ことによって収量よく得ることができる。
本発明を反応式で示すと次の通りである。
次に本発明の実施方法を具体的に説明すると、方法■は
一般式(II)の化合物を不活性な有機溶媒中で塩基性
縮合剤の存在下にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体を反
応させるか又は一般式(If)の化合物にモノハロゲン
酢酸の反応性誘導体を反応させ次に塩基性縮合剤を加え
ることによって行なわれる。
一般式(II)の化合物を不活性な有機溶媒中で塩基性
縮合剤の存在下にモノハロゲン酢酸の反応性誘導体を反
応させるか又は一般式(If)の化合物にモノハロゲン
酢酸の反応性誘導体を反応させ次に塩基性縮合剤を加え
ることによって行なわれる。
塩基性縮合剤としては、例えば水素化ナトリウム、水素
化カリウム、ナトリウムアミド、カリウムアミド、ナト
リウムアルコラード等の金属化合物、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基及びl、
8−ジアザビシクロ〔5゜4、O〕クラウンン−7等の
有機塩基があげられるが、特に前記金属化合物を使用す
るのが好ましG)。
化カリウム、ナトリウムアミド、カリウムアミド、ナト
リウムアルコラード等の金属化合物、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基及びl、
8−ジアザビシクロ〔5゜4、O〕クラウンン−7等の
有機塩基があげられるが、特に前記金属化合物を使用す
るのが好ましG)。
反応溶媒としてはベンゼン、トルエン、ジメチルホルム
アミド、テトラヒドロフラン、ジグリム、ジオキサン等
より適宜選択される。
アミド、テトラヒドロフラン、ジグリム、ジオキサン等
より適宜選択される。
反応温度は使用する有機溶媒の種類により常温から溶媒
の沸点の間で特に限定されない。
の沸点の間で特に限定されない。
次に方法■は一般式@)で表わされる化合物を有機溶媒
中、前記の塩基性縮合剤の存在下に反応させることによ
って好収率で目的化合物を得ることができる。
中、前記の塩基性縮合剤の存在下に反応させることによ
って好収率で目的化合物を得ることができる。
反応温度は特に限定されないが、ナトリウムアミド、水
素化ナトリウム、ナトリウムアルコラード等の金属化合
物を使用すると室温でも反応は進行する。
素化ナトリウム、ナトリウムアルコラード等の金属化合
物を使用すると室温でも反応は進行する。
反応生成物は減圧下に溶媒を留去し、残渣をメタノール
、酢酸エチル、エーテル等の有機溶媒で再結晶するか、
又はカラムクロマト法によって分離精製することによっ
て純品を得ることができる。
、酢酸エチル、エーテル等の有機溶媒で再結晶するか、
又はカラムクロマト法によって分離精製することによっ
て純品を得ることができる。
本発明によって得られた化合物は文献未載の新規化合物
であり、抗炎症作用及び中枢神経抑制作用、例えば鎮痛
作用、筋弛緩作用、抗痙彎作用及び催眠作用等を有し、
医薬品として産業上有用な化合物である。
であり、抗炎症作用及び中枢神経抑制作用、例えば鎮痛
作用、筋弛緩作用、抗痙彎作用及び催眠作用等を有し、
医薬品として産業上有用な化合物である。
更に本発明はこの様にして得られた化合物を通常の薬学
上許容される技術によって、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
リン酸、酢酸、クエン酸、フマール酸、マレイン酸等の
無機酸塩及び有機酸塩に導くことも包含している。
上許容される技術によって、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
リン酸、酢酸、クエン酸、フマール酸、マレイン酸等の
無機酸塩及び有機酸塩に導くことも包含している。
以下に実施例を示し本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1
2−(m−トリフルオロメチルアニリノ)−3−(N−
クロロアセチルメチルアミノメチル)ピリジン3.6g
をテトラヒドロフラン25m1に溶解後、約50%の水
素化ナトリウム0.53gを加え室温で2時間攪拌した
。
クロロアセチルメチルアミノメチル)ピリジン3.6g
をテトラヒドロフラン25m1に溶解後、約50%の水
素化ナトリウム0.53gを加え室温で2時間攪拌した
。
反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をエーテル−
石油エーテルの混合溶媒より再結晶して、無色針状晶の
1−(m−トリフルオロメチルフェニル)−4−メチル
−1゜2.4.5−テトラヒドロ−3H−ピリド(2,
3−e)(1,4)ジアゼピン−3−オン2.6gを得
た。
石油エーテルの混合溶媒より再結晶して、無色針状晶の
1−(m−トリフルオロメチルフェニル)−4−メチル
−1゜2.4.5−テトラヒドロ−3H−ピリド(2,
3−e)(1,4)ジアゼピン−3−オン2.6gを得
た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融 点 116〜117°C
元素分析値 cta N14 F3 N30理論値C:
59.81 H:4.39 N:13.08実測値C:
59.72 H:4.28 N:13.15実施例 2 2−アニリノ−3−(N−クロロアセチル−N−エチル
アミノメチル)ピリジン3.0gをテトラヒドロフラン
30m1に溶解後、約50%の水素化ナトリウム0.5
3gを加え還流下1時間反応させた。
59.81 H:4.39 N:13.08実測値C:
59.72 H:4.28 N:13.15実施例 2 2−アニリノ−3−(N−クロロアセチル−N−エチル
アミノメチル)ピリジン3.0gをテトラヒドロフラン
30m1に溶解後、約50%の水素化ナトリウム0.5
3gを加え還流下1時間反応させた。
反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をメタノール
より再結晶して、無色プリズム晶の1−フェニル−4−
エチル−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−ピリド
(2,3−e)(1,4)ジアゼピン−3−オン2.3
gを得た。
より再結晶して、無色プリズム晶の1−フェニル−4−
エチル−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−ピリド
(2,3−e)(1,4)ジアゼピン−3−オン2.3
gを得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融 点 137〜140°C
元素分析値 C16H17N30
理論値Cニア1.88 H:6.41 N:15.72
実測値Cニア1.60 H:6.40 N:15.67
実施例 3 2− (m −トリフルオロメチルアニリノ)−3−(
N−エチルアミノメチル)ピリジン2.95gをジメチ
ルホルムアミド10m1に溶解し、水冷上攪拌しながら
1.13gのクロロアセチルクロライドを滴下した。
実測値Cニア1.60 H:6.40 N:15.67
実施例 3 2− (m −トリフルオロメチルアニリノ)−3−(
N−エチルアミノメチル)ピリジン2.95gをジメチ
ルホルムアミド10m1に溶解し、水冷上攪拌しながら
1.13gのクロロアセチルクロライドを滴下した。
2時間攪拌後、室温に戻し約55%水素化ナトリウム0
.5gを加え1時間攪拌後、油浴上で2時間還流した。
.5gを加え1時間攪拌後、油浴上で2時間還流した。
反応後、ジメチルホルムアミドを減圧上留去し、残渣に
氷水を加え析出した結晶をエーテル−石油エーテルより
再結晶して、2.2gの無色針状晶の1−(m −トリ
フルオロメチルフェニル)−4−エチル−1,2,4゜
5−テトラヒドロ−3H−ピリド(2,3−e)(4、
4)ジアゼピン−3−オンを得た。
氷水を加え析出した結晶をエーテル−石油エーテルより
再結晶して、2.2gの無色針状晶の1−(m −トリ
フルオロメチルフェニル)−4−エチル−1,2,4゜
5−テトラヒドロ−3H−ピリド(2,3−e)(4、
4)ジアゼピン−3−オンを得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融 点 99〜101℃
元素分析値 C1□H16F3N30
理論値C:60.89 H:4.81 N:12.53
実測値C:60.95 H:4.73 N: 12.4
8実施例 4〜11 実施例1〜3の方法に準じて次表の化合物を合成した。
実測値C:60.95 H:4.73 N: 12.4
8実施例 4〜11 実施例1〜3の方法に準じて次表の化合物を合成した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) 〔式中、R1はフェニル基、ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基が置換したフェニル基を R2は水素原子、
低級アルキル基、又はハロケン原子、低級シクロアルキ
ル基が置換した低級アルキル基を意味する〕で表わされ
る新規なピリド−1,4−ジアゼピン誘導体の製造法に
おいて、一般式(If)〔式中 R1及びR2は前記と
同じ意味を有する〕で表わされる化合物にモノハロゲン
酢酸の反応性誘導体を反応させることを特徴とする新規
な製造方法。 2 一般式(1) 〔式中、R1及びR2、特許請求の範囲第1項の一般式
(I)におけると同じ意味を有する〕で表わされる新規
なピリド−1,4−ジアゼピン誘導体の製造法において
、一般式(冊 〔式中、Xはハロゲン原子を R1及びR2は前記と同
じ意味を有する〕で表わされる化合物を閉環させること
を特徴とする新規な製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14460674A JPS58432B2 (ja) | 1974-12-11 | 1974-12-11 | シンキナピリド −1,4− ジアゼピンユウドウタイノ セイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14460674A JPS58432B2 (ja) | 1974-12-11 | 1974-12-11 | シンキナピリド −1,4− ジアゼピンユウドウタイノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5180883A JPS5180883A (en) | 1976-07-15 |
JPS58432B2 true JPS58432B2 (ja) | 1983-01-06 |
Family
ID=15365926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14460674A Expired JPS58432B2 (ja) | 1974-12-11 | 1974-12-11 | シンキナピリド −1,4− ジアゼピンユウドウタイノ セイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58432B2 (ja) |
-
1974
- 1974-12-11 JP JP14460674A patent/JPS58432B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5180883A (en) | 1976-07-15 |
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