JPS584192Y2 - 光半導体装置 - Google Patents
光半導体装置Info
- Publication number
- JPS584192Y2 JPS584192Y2 JP9341979U JP9341979U JPS584192Y2 JP S584192 Y2 JPS584192 Y2 JP S584192Y2 JP 9341979 U JP9341979 U JP 9341979U JP 9341979 U JP9341979 U JP 9341979U JP S584192 Y2 JPS584192 Y2 JP S584192Y2
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- JP
- Japan
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- light
- face
- optical
- optical fiber
- laser
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は光通信システムに関し、特に、発光素子として
の光半導体レーザダイオードと光ファイバとの結合部に
おける光半導体装置に関する。
の光半導体レーザダイオードと光ファイバとの結合部に
おける光半導体装置に関する。
最近、光通信用光源たとえば半導体レーザダイオードお
よび光ファイバの目覚ましい研究の進展に支えられて、
光通信システムは極めて急ピッチで本格的な実用化に向
かっている。
よび光ファイバの目覚ましい研究の進展に支えられて、
光通信システムは極めて急ピッチで本格的な実用化に向
かっている。
このような光通信システムにおいては、レーザ光を光フ
ァイバに効率的に入射させることが重要な課題である。
ァイバに効率的に入射させることが重要な課題である。
従来、レーザ光を光ファイバの端面に垂直に入射させて
結合効率を高めていたが、この場合にファイバ端面での
反射光が半導体レーザダイオードに逆戻りしてこのダイ
オードによるレーザ光の変調特性に悪影響を与えること
が分った。
結合効率を高めていたが、この場合にファイバ端面での
反射光が半導体レーザダイオードに逆戻りしてこのダイ
オードによるレーザ光の変調特性に悪影響を与えること
が分った。
この結果、このような半導体レーザダイオードへの反射
光量を抑制するために、レーザ入射光に対してファイバ
端面を斜めに切断していた。
光量を抑制するために、レーザ入射光に対してファイバ
端面を斜めに切断していた。
しかしながら、このように単にファイバ端面を斜め切断
すると結合効率が低下するという問題点があった。
すると結合効率が低下するという問題点があった。
本考案の目的は、屈折率nの透明物質の表面にブルース
ター角θ=jan ”nで入射する光の反射光は完全な
直線偏光となり入射面に垂直に偏る、言い換えると、レ
ーザのようなコヒーレントな光がブルースター角で入射
するとその反射光がなくなるというブルースターの法則
に着目し、ファイバ端面に対するレーザ光の入射角がブ
ルースター角になるようにファイバ端面を設定すること
により反射光を少なくシ、かつ、光ファイバの中心軸を
レーザ透過光に沿うように設定することにより良好な結
合効率を保持し、前述の従来形における問題点を解決す
ることにある。
ター角θ=jan ”nで入射する光の反射光は完全な
直線偏光となり入射面に垂直に偏る、言い換えると、レ
ーザのようなコヒーレントな光がブルースター角で入射
するとその反射光がなくなるというブルースターの法則
に着目し、ファイバ端面に対するレーザ光の入射角がブ
ルースター角になるようにファイバ端面を設定すること
により反射光を少なくシ、かつ、光ファイバの中心軸を
レーザ透過光に沿うように設定することにより良好な結
合効率を保持し、前述の従来形における問題点を解決す
ることにある。
以下、図面により本考案を説明する。
第1図は従来の光半導体装置の一例を示す概略図である
。
。
第1図において、1はレーザ光を放出する半導体レーザ
ダイオード、2および3は半導体レーザダイオード1か
らのレーザ光を集束するレンズ、4は光ファイバを示す
。
ダイオード、2および3は半導体レーザダイオード1か
らのレーザ光を集束するレンズ、4は光ファイバを示す
。
光ファイバ4は2つの異なる種類のガラス(誘電体)か
ら作られており、その1つは中心部を構成するコア41
であり、また、他の1つは周辺部を構成するクラッド4
2である。
ら作られており、その1つは中心部を構成するコア41
であり、また、他の1つは周辺部を構成するクラッド4
2である。
第1図において、半導体レーザダイオード1からのレー
ザ光はレンズ2および3を介してファイバ端面43に対
してほぼ垂直に入射する。
ザ光はレンズ2および3を介してファイバ端面43に対
してほぼ垂直に入射する。
この入射されたレーザ光はクラッド42の内面を反射し
ながらコア41内を伝播していく。
ながらコア41内を伝播していく。
このように、レーザ光をファイバ端面43にほぼ垂直に
入射させると、レーザ光と光ファイバとの結合効率は良
好であるが、ファイバ端面43における反射光の大部分
は半導体レーザダイオード1に再び入射する。
入射させると、レーザ光と光ファイバとの結合効率は良
好であるが、ファイバ端面43における反射光の大部分
は半導体レーザダイオード1に再び入射する。
この結果、半導体レーザダイオード1によるレーザ光の
変調特性が劣化する。
変調特性が劣化する。
第2図は従来の光半導体装置の他の例を示す概略図であ
って、半導体レーザダイオードへの反射光量を少なくし
たものである。
って、半導体レーザダイオードへの反射光量を少なくし
たものである。
第2図において、第1図の装置と同一な構成要素につい
ては同一の参照番号を付しである。
ては同一の参照番号を付しである。
すなわち、第1図の装置と異なり、光ファイバ4′の端
面43′は斜めに切断しである。
面43′は斜めに切断しである。
これにより、ファイバ端面43′における大部分の反射
光は、矢印Rに示すごとく、レンズ2および3から外れ
、従って、半導体レーザダイオード1に再入射する反射
光は少なくなる。
光は、矢印Rに示すごとく、レンズ2および3から外れ
、従って、半導体レーザダイオード1に再入射する反射
光は少なくなる。
しがしながら、レーザ光と光ファイバ4′との結合効率
は低くなるという問題点があった。
は低くなるという問題点があった。
第3図は本考案の一実施例としての光半導体装置の概略
図であって、上述の問題点を解決したものである。
図であって、上述の問題点を解決したものである。
第3図において、第2図の装置と同一な構成要素につい
ては同一の参照番号を付しである。
ては同一の参照番号を付しである。
すなわち、第2図の装置と異なり、光ファイバ4″はレ
ーザ光軸に対して斜めに配置され、かつ、ファイバ端面
43″も斜めに切断されている。
ーザ光軸に対して斜めに配置され、かつ、ファイバ端面
43″も斜めに切断されている。
この場合、ファイバ端面43″はレーザ入射角がブルー
スター角になるように設定し、光ファイバ4“の中心軸
はレーザ透過光に沿うように設定する。
スター角になるように設定し、光ファイバ4“の中心軸
はレーザ透過光に沿うように設定する。
これにより、レーザ光はコヒーレントであるために、フ
ァイバ端面43″での反射光がほとんどなくなり、従っ
て、半導体レーザダイオード1への再入射する光が少な
く、また、レーザ光と光ファイバ4″との良好な結合効
率は保持される。
ァイバ端面43″での反射光がほとんどなくなり、従っ
て、半導体レーザダイオード1への再入射する光が少な
く、また、レーザ光と光ファイバ4″との良好な結合効
率は保持される。
以下に、レーザ光入射角、ファイバ端面43″の光ファ
イバ4″の中心軸に対する切断角度、および光ファイバ
4″のレーザ光軸に対する角度について詳細に説明する
。
イバ4″の中心軸に対する切断角度、および光ファイバ
4″のレーザ光軸に対する角度について詳細に説明する
。
第4図は第3図のファイバ端面部分の拡大図である。
第4図において、屈折率n1.n2およびn3を次のご
とく定義する。
とく定義する。
nl:コア41の屈折率
n2:クラッド42の屈折率(nl>n2)n3:ファ
イバ端面43″近傍空間の屈折率レーザ入射光Aがファ
イバ端面43″に対してブルースター角で入射するので
、入射角i□は次式で表わされる。
イバ端面43″近傍空間の屈折率レーザ入射光Aがファ
イバ端面43″に対してブルースター角で入射するので
、入射角i□は次式で表わされる。
筐た。
屈折の法則から。F&35ini1=1&1 sin
12 f21である。
12 f21である。
さらにまた、レーザ光と光ファイバ4″の結合効率を高
めるために、レーザ透過光Tは光ファイバ4″の中心軸
に沿う必要がある。
めるために、レーザ透過光Tは光ファイバ4″の中心軸
に沿う必要がある。
従って、ファイバ端面43″の光ファイバ4“に対する
角度i3は次式で表わせる。
角度i3は次式で表わせる。
13=12 (3)
このように、屈折率n1.n2およびn3が与えられる
と、(1)、(2)および(3)式から、レーザ光入射
角(11)、ファイバ端面43″の切断角度(i3)、
および光ファイバ4″のレーザ光軸に対する角度(i1
i2)は一義的に定まる。
と、(1)、(2)および(3)式から、レーザ光入射
角(11)、ファイバ端面43″の切断角度(i3)、
および光ファイバ4″のレーザ光軸に対する角度(i1
i2)は一義的に定まる。
実験によれば、第1図の従来形に示したようなレーザ光
をファイバ端面に垂直に入射した場合の結合効率は25
〜50%であったのに対し、本考案による結合効率も2
5〜50%であった。
をファイバ端面に垂直に入射した場合の結合効率は25
〜50%であったのに対し、本考案による結合効率も2
5〜50%であった。
従って、ファイバ端面の反射光が半導体レーザダイオー
ドにほとんど逆戻りしないことを考慮するとその効果は
大である。
ドにほとんど逆戻りしないことを考慮するとその効果は
大である。
以上説明したように本考案によれば、良好な結合効率を
保持しつつ、半導体レーザダイオードへの反射光量を少
なくすることができ、従って、半導体レーザダイオード
によるレーザ光の変調特性の劣化を防止することができ
、前述の従来形における問題点の解決に役立つものであ
る。
保持しつつ、半導体レーザダイオードへの反射光量を少
なくすることができ、従って、半導体レーザダイオード
によるレーザ光の変調特性の劣化を防止することができ
、前述の従来形における問題点の解決に役立つものであ
る。
第1図は従来の光半導体装置の一例を示す概略図、第2
図は従来の光半導体装置の他の例を示す概略図、第3図
は本考案の一実施例としての光半導体装置の概略図、第
4図は第3図のファイバ端面部分の拡大図である。 1:半導体レーザダイオード、2,3 :レンズ、4゜
4′、4″:光ファイバ、41:コア、42:クラッド
、43゜43’、43” :ファイバ端面。
図は従来の光半導体装置の他の例を示す概略図、第3図
は本考案の一実施例としての光半導体装置の概略図、第
4図は第3図のファイバ端面部分の拡大図である。 1:半導体レーザダイオード、2,3 :レンズ、4゜
4′、4″:光ファイバ、41:コア、42:クラッド
、43゜43’、43” :ファイバ端面。
Claims (1)
- 半導体レーザダイオードと、該半導体レーザダイオード
から放射されるレーザ光を伝送する光ファイバとを具備
する光半導体装置において、前記光ファイバの端面に対
する前記レーザ光の入射角をブルースター角に設定し、
かつ、前記光ファイバの中心軸を前記レーザ光の透過光
に沿うように設定したことを特徴とする光半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341979U JPS584192Y2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 光半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341979U JPS584192Y2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 光半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612374U JPS5612374U (ja) | 1981-02-02 |
JPS584192Y2 true JPS584192Y2 (ja) | 1983-01-24 |
Family
ID=29326333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9341979U Expired JPS584192Y2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 光半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584192Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830184A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体レ−ザ結合器 |
JPS61138217A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レ−ザモジユ−ル |
JPH0612367B2 (ja) * | 1986-10-09 | 1994-02-16 | 松下電器産業株式会社 | 半導体レ−ザと光フアイバとの結合方法 |
-
1979
- 1979-07-09 JP JP9341979U patent/JPS584192Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612374U (ja) | 1981-02-02 |
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