JPS584094B2 - ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ

Info

Publication number
JPS584094B2
JPS584094B2 JP12756774A JP12756774A JPS584094B2 JP S584094 B2 JPS584094 B2 JP S584094B2 JP 12756774 A JP12756774 A JP 12756774A JP 12756774 A JP12756774 A JP 12756774A JP S584094 B2 JPS584094 B2 JP S584094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
monofilament
monofilament yarn
crimped
false twisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12756774A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5155419A (ja
Inventor
熊代弼
池田均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP12756774A priority Critical patent/JPS584094B2/ja
Publication of JPS5155419A publication Critical patent/JPS5155419A/ja
Publication of JPS584094B2 publication Critical patent/JPS584094B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明性目面及びフィット性の良好なる編物を編
成しうるポリアミド捲縮モノフィラメント糸の製造方法
に関するものである。
一般にパンテイストッキングに代表されるストレツチホ
ージャリーについては、ストレッチ性のほかに編目の透
明性及び目而も優れているものが望まれている。
従来,ストレツチホージャリー用のモノフィラメント加
工糸としては(1)単一重合体よりなるマルチフィラメ
ントを仮撚加工後分繊したウーリー分織糸,(2)単一
重合体よりなるモノフィラメントに公知の仮撚加工、ケ
ンネル加工、実撚加工を施した加工糸或いは(3)異種
または極限粘度の異なる同種の重合体からなる2成分糸
フィラメントの潜在捲縮糸を既知の弛緩熱処理によって
捲縮を発現せしめた複合捲縮モノフィラメント糸が使用
されていた。
しかしながら、それらを用いて得られた編物は透明性、
目面、ストレッチ性のいずれかの点においていまだ満足
出来るものとは云い難かった。
すなわち、前記(1)のウーリー分織糸においては加工
糸の捲縮形態の均一性に欠けるため、それを用いて編成
した編物は著しく目面が悪い。
また前記(2)の単一重合体よりなるモノフィラメント
の仮熱加工糸、ケンネル加工糸、実撚加工糸等は捲縮率
が低くそれより編成された編物はヨコ方向のストレッチ
性が悪い。
さらに(3)の複合モノフィラメント捲縮糸はトルクが
存在しないためそれより編成された編物はタテ方向のス
トレッチ性が悪い。
本発明者らの知見によれば、ストレツチホージャリーに
要求される特性、すなわち透明性、目面及びストレッチ
性のうち、(a誘明性は繊維の構成フィラメント本数や
集束性によって大きく影響され構成フィラメント本数が
少なければ、また集束性が大きければ良好になる。
また(b)目面は捲縮形態の均一性と大きさ及び繊維の
有するトルクの数によって影響され捲縮形態が均一で且
つ小さければまたトルク数が低ければ良好になる。
さらに(C)ストレッチ性はパンテイストッキングの様
なヨコ編物の場合、トルク数が多ければタテ方向のスト
レッチ性は良好となり捲縮率が高ければヨコ方向のスト
レッチ性が良好になることが判明した。
本発明者らは、かかる知見を基に透明性、目面、Zイッ
ト性ともに満足するストレッチ編物を編成し得る捲縮モ
ノフィラメント糸すなわち捲縮形態が均一で高い捲縮率
と適当なトルクを有する捲縮モノフィラメント糸を工業
的に有利に製造する方法を提供するため、さらに研究を
重ねた結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は極限粘度の異なる同種のポリアミド重合
体が繊維軸方向に沿ってパイメタル型あるいは偏心鞘芯
型に配置されている複合モノフイラメント糸に仮撚加工
を施し、引続き仮撚加工温度以上に加熱された鋭利な刃
片で擦過することを特徴とする捲縮モノフィラメント糸
の製造方法に関するものである。
本発明で言う「ポリアミド」は、繊維形成能を有する各
種のポリアミドを総称するが、工業的に実施するにはナ
イロン6又はナイロン66が好適である。
これらのポリアミドには安定剤、艶消剤、帯電防止剤、
着色剤等の添加剤を含有しても差しつかえない。
本発明で使用するバイメタル型あるいは偏心鞘芯型のポ
リアミド複合モノフィラメント糸は従来一般に使用され
ているものと異なり、極限粘度の異なる同種のボリアミ
ド(例えば極限粘度の高いナイロン6と極限粘度の低い
ナイロン6)を組合わせたものである。
この様な複合モノフィラメント糸は他の複合モノフィラ
メント糸に比べて両成分間の収縮差が小さく従って自発
捲縮性が乏しいため従来は実用に供し得ないと考えられ
ていたものであり、この様な複合モノフィラメント糸か
ら後述のごとき良好な捲縮性を有する捲縮モノフィラメ
ント糸が形成されることは全く驚くべきことである。
かかる複合モノフィラメント糸は、極限粘度の相異る同
種のポリアミド(例えば極限粘度の高いナイロン6と極
限粘度の低いナイロン6)をバイメタル型又は偏心鞘芯
型に複合紡糸して、複合両成分間の極限粘度差が0.2
〜0.6、好ましくは0。
3〜0,6であり、複屈折率差が3X10−”以上であ
る未延伸モノフィラメント糸としたものが好適である。
なお、本発明で言う「極限粘度」とは35℃メタクレゾ
ール溶液から求めた値であり、また「複屈折率差」とは
複合両成分をそれぞれ単独で複合紡糸時と同条件で紡糸
して得た繊維間の複屈折率差で表わされる値である。
本発明では複合両成分の極限粘度及び紡糸条件(特に冷
却条件)を選定して前記の極限粘度差及び複屈折率差を
満足する未延伸モノフィラメント糸を形成せしめること
が好ましく、この条件を満足する場合は本発明の効果が
特に顕著となる。
本発明では、このような未延伸モノフィラメント糸を、
常法により延伸後又は延伸と同時に仮撚加工する。
延伸と仮撚加工とを同一工程で実施する場合は、延伸に
引続いて仮撚加工を行う[アウトドロ一方式」および延
伸と同時に仮撚加工を行う「インドロ一方式」の何れも
採用可能である。
モノフィラメント糸に仮撚を付与する手段としては、ス
ピンドル方式、内接又は外接フクリション方式、ケンネ
ル方式等任意の手段が採用出来、また仮撚加工のヒータ
ーとしては、プレートヒータ、チューブヒーター、スチ
ームヒーター等任意のヒーターを用いることができる。
仮撚加工温度(ヒータ一温度)は一般的な仮撚加工温度
より若干低目(例えばナイロン6の場合130N,−1
65℃、好ましくは140℃〜160℃、ナイロン66
の場合160℃〜195℃、好ましくは170℃〜19
0℃)が良好である。
本発明では、前述の如く仮撚加工したのち、引続いて、
仮撚加工温度より高温に加熱された鋭利な刃片(ナイフ
エッジ)にて擦過する。
擦過温度は仮撚加工温度より10〜55℃、好ましくは
10〜30℃高く設定するのが好適である。
擦過時の張力は、刃片を出た直後のフィラメントの張力
が0.2〜0.8g/de,好ましくは0.3〜0.5
t/deとなるように調整するのが好ましい。
添付図面は、本発明の一実施例態様を例示する概略図で
ある。
図において通常の方法にて延伸された複合モノフィラメ
ント糸2はパッケージ1より解舒され、糸導固定ガイド
3を通ってフイードローラー4に導かれ、該ローラ4と
第1デリペリーローラー1との間で仮撚手段6によって
仮撚されヒーター5によって熱セットされる。
フイードローラー4と第1デリベリーローラー7との間
のストレッチ率は、仮撚方式によって異なるが、一般(
、2係乃至−3係が良好である。
第1デリベリーローラ7を出たモノフィラメント糸は第
2デリベリーローラー10との間で仮撚加工温度以上に
加熱された鋭利な刃片8で擦過される。
第1デリベリーローラーIと第2デリベリーローラー1
0との間のストレッチ率は−3係乃至4係が良好であり
、かくして刃片8を出た後のモノフィラメント糸9の張
力が前述のごとく0.2〜0.8?/deになるように
設定される。
第2デリベリーローラー10を出た捲縮モノフィラメン
ト糸11は糸導固定ガイド12を通ってパッケージ13
に捲取られる。
前述の例においては通常の延伸方法にて作成した延伸c
/フィラメント糸を用い仮撚加工後、直結して擦過する
場合を示したが、フィードローラー4の前に延伸工程を
直結することも可能であり、また仮撚加工工程と擦過工
程を別個に設置することも可能である。
この様にして得られた捲縮モノフィラメント糸は極限粘
度の高い重合体すなわち高モジュラスにして高収縮性を
有する重合体がクリンプの内側に位置し、極限粘度の低
い重合体すなわち低モジュラスにして低収縮性を有する
重合体をクリンプの外側に位置した極めて均一な捲縮形
態を示し、高い捲縮率と適当なトルクを有しておりスト
レッチホージャリー用及び二股編物用の捲縮モノフィラ
メント糸として好適な特性を有している。
すなわち本発明の捲縮モノフィラメント糸はクリンプの
内側(内層)に高ヤング率高収縮成分が存在し、クリン
プの外側(外層)に低ヤング率低収縮成分が存在しクリ
ンプの内側の成分と外側の成分との間にヤング率差が少
くとも20kg/mm2で、乾熱緊張処理時の収縮率差
が少くとも1.5%であるという特性を有する。
ここに言う「ヤング率」とは複合両成分をそれぞれ個別
に単独繊維として複合モノフィラメント糸と同一条件に
て紡糸、延伸したものを測定したものであり、捲縮モノ
フィラメント糸の捲縮発現処理前の値に対応している。
また「乾熱緊張処理シ時の収縮率」とは「ヤング率」の
測定に用いたものと同一繊維を無緊張状態丁にて乾熱処
理温度で30分間熱処理し得られた試料を20℃、65
%雰囲気に20分間放置した後の収縮率をノーセントで
表わしたものである。
なお本発明による捲縮モノフィラメント糸をストレツチ
ホージャリー用として用いる場合は、デニールが10〜
30de,好ましくは15〜25deのモノフィラメン
ト糸が、製品の耐久性、風合い、透明性の点から最も好
ましい。
以上の如き本発明方法によれば、捲縮形態が均一でさら
に高捲縮率で適当なトルクを備えだポリアミト捲縮モノ
フィラメント糸を製造することができる。
そして得られたポリアミド捲縮モノフィラメント糸を用
いて一般編物を編製すると目面が4著しく向上し、且つ
ストレッチバック性も大幅に向上した編物が得られ、ま
た該捲縮モノフィラメント糸をストレツチホージャリー
に使用すると目面、透明性、フィット性が飛躍的に向上
した製品が得られるのである。
以下、本発明の実施例を詳述するが、本発明はこれによ
って何ら限定されるものではない。
実施例 極限粘度1.02のナイロン6(A重合体)および極限
粘度1.33のナイロン6(B重合体)からなる複合比
5:5の48deのバイメタル型複合モノフィラメント
未延伸糸を、通常の方法にて延伸倍率3.3倍で延伸し
、得られだ15deの複合モノフィラメント延伸糸を添
付図面の装置により加工速度80m/nin%仮撚加工
温度150℃(ヒーター長80cn)、仮撚数3500
T/mでフィードローラー4と第1デリベリーローラー
7間のストレッチ率を−3係とし、仮撚加工した後、引
き続いて180℃に加熱された鋭利な刃片8で刃片の出
側張力が61(第1デリベリーローラー7と第2デリベ
リ―ローラー10間のストレッチ率Oチ)になる様な条
件下で擦過した。
また比較のため、それぞれの単一成分からなるモノフィ
ラメント糸を同一条件で加工した。
その結果得られだ捲縮モノフィラメント糸は複合モノフ
ィラメントを用いたものは捲縮形態が均一で且つ捲縮率
の高いものが得られたのに対し、単一成分からなるモノ
フィラメント糸を用いたものは約10%〜30%前者に
比較しトルクが高くなるにもかかわらず、捲縮形態が不
均一で且つ捲縮率も低い結果が得られた。
これらの捲縮モノフィラメント糸を用いて編成したパン
ティーストッキングのレッグ部の編地は複合モノフィラ
メント糸を用いたものが目面、透明性、フィット性共に
良好であったのに対し単一成分からなるモノフィラメン
ト糸を用いたものは目面、透明性、フィット性(特にヨ
コ方向)共に良い結果は得られなかった。
ちなみにA重合体のヤング率は280kg/nt2、1
60℃における乾熱収縮率は1.1.6%、複屈折率は
13.2X10−3 でありB重合体のそれは3.10
kg/rm?,13.5%,17.5X10−3であっ
た。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の一実施態様を例示する概略図であ
シ、図において、6は仮撚手段、8は刃片を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 極限粘度の異る同種のポリアミド重合体が繊維軸方
    向に沿ってバイメタル型あるいは偏心鞘芯型に配置され
    ている複合モノフィラメントを延伸しだ後又は延伸と同
    時に仮撚加工を施し、引続き仮撚加工温度より高温に加
    熱された鋭利な刃片で擦過することを特徴とする捲縮モ
    ノフィラメント糸の製造方法。
JP12756774A 1974-11-07 1974-11-07 ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ Expired JPS584094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12756774A JPS584094B2 (ja) 1974-11-07 1974-11-07 ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12756774A JPS584094B2 (ja) 1974-11-07 1974-11-07 ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5155419A JPS5155419A (ja) 1976-05-15
JPS584094B2 true JPS584094B2 (ja) 1983-01-25

Family

ID=14963224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12756774A Expired JPS584094B2 (ja) 1974-11-07 1974-11-07 ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS584094B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5155419A (ja) 1976-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3143638B2 (ja) 仮撚加工糸
US3892021A (en) Process for producing crimped polyester fibers of high modulus
JPS5939526B2 (ja) スパンライク捲縮加工糸の製造方法
JPS584094B2 (ja) ケンシユクモノフイラメントシノ セイゾウホウホウ
JPH0335412B2 (ja)
JPS6244050B2 (ja)
KR100426428B1 (ko) 부피감이 우수한 이수축혼섬사의 제조방법
JPS583064B2 (ja) シルキ−調ポリエステル織物の製造方法
JP2000290846A (ja) 異収縮複合混繊糸およびその織物、編物
JPS58203114A (ja) 加工糸編地の製造方法
JPH022976B2 (ja)
JP2823597B2 (ja) 長手方向に染着差を有するワーキングウェア用制電性仮撚加工糸およびその製造方法
JPH03167333A (ja) 仮撚複合糸、およびその製造方法
JP3572865B2 (ja) 潜在3次元捲縮発現性自己伸長糸とその製造方法および複合糸
JPS5947733B2 (ja) ポリエステル繊維の製造法
KR100453180B1 (ko) 폴리에스터 가공사의 제조방법
CN116732666A (zh) 弹性混纤丝及其制备方法和应用
JPS6127494B2 (ja)
JPS5836099B2 (ja) ポリアミドケンシユクシオヨビソノ セイゾウホウ
JPH0657564A (ja) シルクウール調複合仮撚加工糸およびその製造方法
JPS6131210B2 (ja)
JPS5842285B2 (ja) ボウセキシヨウマルチフイラメントシ オヨビ ソノセイゾウホウ
JPH02221416A (ja) 長手方向に染着差および収縮差を有する制電性ポリエステル繊維およびその製造方法
JPS6214650B2 (ja)
JP2003239145A (ja) 加工糸およびその製造方法