JPS5840839Y2

JPS5840839Y2 - 脱穀機における揺動選別装置

Info

Publication number: JPS5840839Y2
Application number: JP1977035246U
Authority: JP
Inventors: 善正松田
Original assignee: 井関農機株式会社
Priority date: 1977-03-23
Filing date: 1977-03-23
Publication date: 1983-09-14
Also published as: JPS53130173U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、扱室において殻稈から扱き落した脱穀物を、
揺動選別しながら選別風路に送り出すよう、脱穀装置の
機体の内腔底部に揺動選別棚を揺動自在に装架して構成
する脱穀装置の揺動選別装置の中で、特に、風選した穀
粒を選別風路の底に設けである一番受樋に誘導するよう
機内に棚設する一番選別棚が、前記揺動選別棚の左右の
側板間に、それに渡架支持させた選別網の下層園己位し
て渡架支持せしめである脱穀装置における揺動選別装置
についての改良に関するものである。

風選した穀粒を一番スクリューが設けである一番受樋に
誘導落下さすよう脱穀装置の機内に設ける一番選別棚は
、その上に藁屑類が付着集積してくると、穀粒の流下状
態を悪くして、風選した穀粒を選別風で傾斜上昇側に押
し流すようにしたり、集積した藁屑類が崩落して一番受
樋内に流れ込むようになるから、作業中に該一番選別棚
上を流下する穀粒の状態を管理し、穀粒の流下状態が悪
くなったときには、その一番選別棚の棚面を掃除する必
要がある。

しかし、この一番選別棚が、脱穀装置の機内に揺動自在
に装架せる揺動選別棚の左右の側板間に、選別網の下層
に位置するよう渡架支持せしめである揺動選別装置にお
いては、機体の外壁である機種と一番選別棚との間に、
その一番選別棚を支持している揺動選別棚の左右の側板
が、遮板状に位置することになることから、従前行なわ
れている機体の外壁たる機種に、点検用の窓穴をあけて
機内をのぞくようにする手段では、揺動選別棚の側板に
遮ぎられて、この一番選別棚の棚面の管理・掃除が行な
えず、また、側板を取り除いて、機種にあける窓穴に露
出するようにすると、→選別棚が揺動選別棚と一緒に往
復動する度ごとに、一番選別棚の上面を流れる選別風の
状態が変って、選別作用に乱れが生ずるようになる。

そのため、上述のようにした脱穀装置の揺動選別装置に
おいては、作業中に、度々脱穀装置の運転を停めて、唐
箕ブロワ−を取り外すなどの機体を分解する作業を行な
って機内を点検清掃するようにしなければならない問題
を生ぜしめている。

本考案は、上述の脱穀装置の一番選別棚の管理・清掃が
、脱穀装置の機外から選別作用を損なうことなく、簡単
に行なえるようにして上記問題を解消せしめることを目
的とするものである。

そして、この問題を解消するための本考案による脱穀装
置における揺動選別装置ば、脱穀装置の機体内腔に、扱
室で殻稈から扱き落した脱穀物を揺動選別しながら選別
風路に送り出す揺動選別棚を揺動自在に装架し、その揺
動選別棚の左右の側板間に、風選した穀粒を一番受樋に
誘導する一番選別棚を、それら側板間に渡架支承せる選
別網の下方に配位して渡架支持せしめた脱穀装置の揺動
選別装置において、前記揺動選別棚の側板の、前記一番
受樋に寄る側で前記選別網と一番選別棚との中間に位置
する部位に、掃除口を設け、機体の機種の前記掃除口と
対応する部位に、その掃除口とランプする窓穴を形設し
、その窓穴を開閉自在の蓋にエリ閉塞して構成したこと
を特長とするものである。

次に実施例につき図面に従い一層具体的に説明すると、
図に訃いてａば、脱穀装置の機体Ａ（図面では大半を省
略している）の内腔底部に装設せる揺動選別装置で、機
体Ａ内腔の底部に装設しである選別風路１の上方に、揺
動選別棚２を、それの下半側が該風路１内に嵌入するよ
うに装架することで構成しである。

選別風路１ば、第１図にて矢印イに示している如く選別
風が吹流れるようにした従来公知のもので、それの床面
には一番スクリュー３を具備する一番受樋４が装設して
あり、前記選別風の吹出方向の前端側は、脱穀装置の機
体Ａ内に装設される排塵選別室（図示していなハ）に通
じている。

筐た、揺動選別棚２ば、図面にては省略しているが、第
１図において左右方向に揺動する吊杆により機体Ａに支
持され、揺動機構（図示省略）により前記左右方向に往
復揺動すること通常のものと変わリナく、會た、フレー
ムを兼ねている左右の側板２１（図面では一方のみを示
している）の間に、上からグレンパン２２（昔たはスト
ロ−ランク）、選別網２３、一番選別棚２４八その順に
三層に重なるよう渡架支持せしめてあって、扱室の受網
（図示省略）からの漏下物及び扱室の排塵口（図示省略
）からの排出物を、最上層のグレンパン２２（またはス
トロ−ランク）により受止めて、揺動作動により前端側
（第１図に訃いて右端側）に送り出しながら粗選別し、
そのグレンパン２２工り漏下した穀粒等を二層目の選別
網２３で選別しながらそれの前端側に送り出し、該選別
網２３工り漏下した穀粒及び塵埃を、選別風路１の底に
設けである一番受樋４内の一番スクリュー３に向けて下
降傾斜している最下層の一番選別棚２４で受止め、その
一番選別棚２４により穀粒を前記一番スクリユー３に向
は流下させ、塵埃類を選別風で該揺動選別棚２の前端側
に吹き飛ばし、それに工す風選した一番穀粒を一番スク
リュー３で機外に取出し、オた、塵埃類及び未処理物な
らびに藁切れ類を、前記選別風により前端側に送り出す
ようになっていること、従前のこの種の揺動選別装置に
おける揺動選別棚と変りない。

５は前記揺動選別棚２の側板２１に設けた掃除口で、そ
の側板２１の、前記一番スクリユー３を収容している一
番受樋４に寄る後端側で、前述の選別網２３と一番選別
棚２４の間に位置する部位に、掃除を行なう作業者の手
が充分に入る大きさに形設しである。

６は機体Ａの外壁となっている機種１に設けた窓穴で、
機種Ｔの前記掃除口５と対応する部位に、その掃除口５
とランプするように装設してあり、任意に開閉できる開
閉蓋８により閉塞しである。

なか、該窓穴６は第１図で示している工うに、揺動選別
棚２の揺動方向に大きく形成してあって、揺動機構の作
動を停止せしめて揺動選別棚２の揺動を止めたときに、
その揺動選別棚２が揺動範囲のどの位置において停止し
ても、それの側板２１に設けた前記掃除口５がこの窓穴
６と重り合う状態となるようにしである。

なお、図示する実施例装置において、２５ば、揺動選別
棚２の送出方向後面側に形設しである開放口、２６は上
記棚２の側板２１上端部に取付けたシール部材である。

次に作用効果について説明すると、本考案による脱穀装
置の揺動選別装置は、上述した如く、脱穀装置の機体Ａ
内腔に、扱室で殻稈から扱き落した脱穀物を揺動選別し
ながら選別風路１に送り出す揺動選別棚２を揺動自在に
装架し、その揺動選別棚２の左右の側板２１間に、風選
した穀粒を一番受樋４に誘導する一番選別棚２４を、そ
れら側板２１間に渡架支承せる選別網２３の下方に配位
して渡架支持せしめた脱穀装置に３いて、前記揺動選別
棚２の側板２１の、前記一番受樋４に寄る側で前記選別
網２３と一番選別棚２４との中間に位置する部位に、掃
除口５を形設しておき、機体Ａ内腔にその側板２１の外
側に位置する機種７には、前記掃除口５と対応する部位
に、その掃除口５とラップするように窓穴６を設けて、
その窓穴６を開閉自在の蓋８で閉塞することで構成して
いるのだから、作業中に一番選別棚２４の棚面上におけ
る選別状態を監視したいときには、機体Ａの外壁となっ
ている機種Ｔに設けた窓穴６の蓋８をあけて、該窓穴６
を開放すれば、その窓穴６の内側に該窓穴６とランプす
るように揺動選別棚２の側板２１に設けた掃除口５が位
置し、さらに、その掃除口５の内側に選別網２３と一番
選別棚２４０間の空間が位置するようになることから、
一番選別棚２４の上面が該窓穴６から掃除口５及び前記
空間を介して、のぞけるようになるので、揺動選別棚２
の棚上面の状態が、との窓穴６から監視し得る工うにな
る。

そして、との窓穴６から掃除口５及び前記空間を介して
行なう監視にエリ、番選別棚２４の棚面に藁屑類が集積
してきたことが判れば、運転を止めて、窓穴６から掃除
口５を介して前記空間内に手を差込み、一番選別棚２４
上を清掃すれば工いので、清掃が簡単に行なえる。

筐た、そのとき、深く手を差込むことで、一番受樋４内
に軸架しである一番スクリユー３０回りも清掃し得るよ
うになる。

しかも、一番選別棚２４ば、揺動選別棚２と一緒に揺動
しながら、選別風路１０選別風を棚上面に受けることか
ら、機体Ａの外壁となる機種７に位置を固定して設ける
窓穴６に対して該選別棚２４の棚上面を連通ずるように
すると、該選別棚２４の往復動の度に、その窓穴６に抜
けていく選別風の位置が変って、棚上面の選別作用が乱
れるようになるが、前記窓穴６の内側に位置する掃除口
５ば、揺動選別棚２と一緒に往復動する該揺動選別糧２
の側板２１に設けているのだから、一番選ｙ！ｌ１機２
４と一緒に動くことになって、往復動の度に該一番選別
棚２４の上面を流れる選別風を乱すことがなく、該選別
棚２４の選ｒＡ＋ｉ用を損なうことなく管理が行なえる
工うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は方考案の実施例装置の側断面図、第２図は同上
装置の縦断正面図である。図面符号の説明、１・・・・・・選別風路、２・・・・
・・揺動選別棚、２１・・・・・・側板、２２・・・・
・・グレンパン、２３・・・・・・選別網、２４・・・
・・・一番選別棚、２５・・・・・・開放口、３・・・
・・・一番スクリュー４・・・・・・一番受樋、５・
・・・・・掃除口、６・・・・・・窓穴、７・・・・・
・機種、８・・・・・・開閉蓋。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

脱穀装置の機体内腔に、扱室で殻稈から扱き落した脱穀
物を揺動選別しながら選別風路に送り出す揺動選別棚を
揺動自在に装架し、その揺動選別棚の左右の側板間に、
風選した穀粒を一番受樋に誘導する一番選別棚を、それ
ら側板間に渡架支承せる選別網の下方に配位して渡架支
持せしめた脱穀装置の揺動選別装置において、前記揺動
選別棚の側板の、前記一番受樋に寄る側で前記選別網と
一番選別棚との中間に位置する部位に、掃除口を設け、
機体の機種の前記掃除口と対応する部位に、その掃除口
とランプする窓穴を形設し、その窓穴を開閉自在の蓋に
より閉塞したことを特徴とする脱穀装置における揺動選
別装置。